秀香穂里さんのレビュー一覧

刻淫の青 小説

秀香穂里  砂河深紅 

芸術家の再生物語

有名画家の修也(攻め)は、ある夜
椿(受け)という美青年に出会い
愛人に捨てられ行くところがないという彼を
自宅に泊めることに。
健気で甲斐甲斐しい椿に惹かれていくが
修也には誰にも言えない秘密があり……


あらすじは椿(受け)が主人公のような記述ですが
実際は修也(攻め)視点で物語が進行します。
椿視点ならもっとサスペンス風の話になったかもしれませんが、
秘密を抱える側(…

6

恋人同士 ~大人同士 2~ 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

一段と強い結びつきでよき伴侶として成長する二人

前作でまとまった二人が速攻同棲を初めて10年たったころ。
公私ともに伴侶となる二人の何気ない幸せな日常の描写がよかったです。
夜先に寝入った小林の顔を見て自分の側で熟睡できる相手のことを思い幸せを噛みしめる時田の幸せが感じられ穏やかな気持ちになれました。

とは言ってもそのまままったりと幸せに暮らしましたとさ…にはならないのが出来る男二人の恋愛事情です。
週刊誌の編集部という多忙な毎日、…

3

大人同士 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

恋も仕事もガッツリな大人の恋愛

以前『他人同士』を読んだときに主人公カプより気になった小林×時田の大人組が主役の作品です。
想像のとおり大人な二人の恋と仕事の話しに萌えました。

さすがお仕事系のお話で定評のある秀さんの作品で、そのバランスはちょうどいい配分で恋に苦しんだり行き詰まってもしっかり仕事はするし結果も出すかっこいい二人でした。

新藤まゆりさんの描く二人が秀さんの描写した文章からのイメージにピッタリだと思い…

3

仮面の秘密 小説

秀香穂里  小山田あみ 

表紙買い

買おうかどうしようか悩んだのですが、表紙を見て即購入。小山田さんの描かれた表紙が!まあ何とも淫靡で素敵です。内容は書いてくださっているの感想を。

他の方々も書かれていらっしゃいますが、なぜコウの正体に気づかないのか不思議。普段一緒に仕事している同僚で近しい関係なのに、というところで話に入り込めずつまずいてしまった。声とか体格とか、あとフェチっぽいけど匂いとか手の感じとか。普通気づくよなあと。…

8

真夏の夜の御伽噺 小説

秀香穂里  佐々木久美子 

御伽話

摩訶不思議な御伽噺でした。
といっても異世界(嫁の世界)に飛んじゃうような話ではないです。
舞台は現代日本の夏。
汗水たらして営業している受けが主人公です。
表紙左の男性も日本人ですよ~。
はい、何かの精霊とかではなく普通に日本人です。
…表紙見たとき何かの精霊と思ったのは私だけじゃないはずだ!←

憧れの玩具メーカーに就職できたけれど、第一希望だった開発部ではなくて営業部に配属さ…

0

ショートカット・ラブ!! コミック

水名瀬雅良  秀香穂里 

仕事のできる男はカッコイイ

BLにはまった初期に読んでいた水名瀬さん。懐かしく読み返してのレビューです。とにかく、絵が綺麗なので好きな作家さんです。今回は、秀香穂里さんの原作付きのコミックになります。

仕事も女も飽き飽きな広告デザイナーの秋野が一緒に仕事をすることになったのは、最年少のクリエイターの倉田でした。倉田はなぜか秋野に反抗的で、会議でも衝突することもしばしばです。
そんなある日、友達と飲みに行った先で、羽目…

0

仮面の秘密 小説

秀香穂里  小山田あみ 

手にとらずにいられませんでしたw

秀香穂里さんの官能的なH描写と
小山田さんのセクシーな香りがしてきそうなイラストの
相乗効果はいかほど!?と、期待値が自然と上がってしまうのは
もうしょうがないとしか言いようがありませんw

ハシバ自動車の腕利きの営業マン・森高は
お客様に対しても気軽に楽しいトークを展開出来る人物ではありませんが
誠実さと高い信頼度でこれまでトップの成績を守ってきましたが
今やその座を受け渡してし…

8

仮面の秘密 小説

秀香穂里  小山田あみ 

ミステリアスなのは導入部だけ

小山田あみさん画の
燕尾服の男たちが美しすぎた!!!
表紙も中の絵も色気ムンムンで眼幅でした。

ストーリーは意外と普通のオフィスもの。
主人公の受けは、自分はゲイかもしれないと
以前から疑う営業マン。
同期ライバルに営業成績で勝てずイラついていた時
出会い系サイトでコウという男と意気投合。
秘密クラブのパーティーに誘われ彼と対面する。
仮面で顔を隠したコウは、同期ライバルに

10

陵辱と純情にゆれる獣 小説

秀香穂里  稲荷家房之介 

これはよかった

BLノベルであんまり星5つはつけないんですが、これはよかった。
体から始まる関係で、そのうち、というテンプレ展開ではあるのですが、まず何より二人の仕事上の関わりの描写が素晴らしい。

受けのディレクター直井が、攻めのクリエイター逢沢の作品を目にし、嫉妬するほど惚れ込んで、隠遁気味の逢沢を表舞台へひっぱりだそうとくどく。一方、色恋で口説くのは攻めの逢沢の方なんですね。
仕事上の熱意と、恋愛の…

2

Chara BIRTHDAY FAIR2009 創刊12周年記念 グッズ

キャラバースディフェア2009 小冊子

3作品の番外編になります。既読なのは『その指だけが知っている』のみでした。

神奈木智『その指だけが知っている』
渉が大学生になり、裕壱と同居をしています。金曜日の飲み会を毎回パスする渉に彼女がいるんじゃないかと、大学の友人達が二人のマンションを訪れたことで、お話が始まります。
食事をしながらイチャイチャしていたところをジャマされた裕壱は、すこぶる機嫌が悪くなります。でも、渉が飲み会に参加…

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