秀香穂里さんのレビュー一覧

刻淫の青 小説

秀香穂里  砂河深紅 

あざといねこを拾ったら

タイトルと表紙の雰囲気から、ちょっと怖い話系・執着系かとドキドキしつつ読みましたら。
あら。
思ってたのと違う…
出だしはサスペンス的な要素もありますので、あまりネタバレはよろしくない気もいたしますが、まず一言だけ。
意外や、一途系ハッピーストーリー…と言っていいのかな、という感じのお話でした。

以下ネタバレありでの記述になりますので、ご注意ください。



↓↓↓↓ネタバレ…

0

じゃじゃ馬花嫁 発売記念ペーパー グッズ

多分バカップル

「じゃじゃ馬花嫁」の発売記念ペーパーです。

本編内「婚前旅行は南の島へ」においては、11時過ぎまで1人で残業していた和紗と接待帰りの結城の、他に誰もいない夜間の社内でのオフィスHが描かれていましたが、このペーパーでは新商品の開発会議後、和紗だけを呼び止めての会議室Hが描かれています。
「婚前〜」では新商品のラブローションを使用しながらのH。そしてこちらのペーパーでは、和紗が秘密裏に作った「…

2

じゃじゃ馬花嫁 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

花嫁は妄想族

タイトルと表紙の雰囲気からライトなラブコメ系?と思いつつ読みましたら、何というか…設定が思いっきりムリめで、言ってみれば策略系、一歩間違えたらトンデモなストーリーでした。
双子の妹が結婚式当日に失踪。式は今更キャンセルできないから似ている兄のお前が変装しろと新郎の結城に命令され、無理やり花嫁姿に…
それだけでなく、その日にホテルの部屋で体も奪われ、引き続き新婚生活も同居するように命令され。なぜ…

1

艶めく指先 小説

秀香穂里  サクラサクヤ 

強引かつ誠実系の攻め

秀香穂里さんの「お仕事BL」系作品。だからさすがに上手い。面白い。
そして、攻め目線です。
本作の主人公は、アートディレクター藤居と、ゲーム会社の開発担当・美咲です。
美咲の勤めるアルファ・ビット社の新製品のパッケージデザインを依頼された藤居。
藤居は学生時代彫刻をやっていて、美しい造形を見ると触れて確かめたくなるという性癖?あり。
美咲を見てその顔や体を触ってみたくなる。そんな下心もあ…

1

子育てしたいと言われても 小説

秀香穂里  みずかねりょう 

プラス天使

「結婚したいと言われても」の続編で、タイトル通り結婚の次は子供、子育てがテーマとなっています。
BLでの子育てものって、あるパターンがありますよね…親族の女性(多くは姉)が突然事故にあい(シングルマザーまたは夫ともども)、幼稚園児くらいの子供(多くは男の子)がたった1人遺される、そして主人公が未婚だけど引き取る、という展開。
本作もそのパターンにのっとっています。
前作の後、人気作家(で金持…

2

結婚したいと言われても 小説

秀香穂里  みずかねりょう 

甘く囁かれて…

ここのところずっと「秀香穂里先生祭り」開催中で、発表年とかは全く問わずランダムにあれもこれもと読んでいる今日この頃ですが、本当に色んなテイストの作品があって凄いです。
本作はあとがきによると「結婚」がテーマのめちゃラブコメ。
……え、そうですか?
私はちょっとブラック入ってるなーと思いましたよ。
舞台は結婚相談所。マジ婚活の男女が各々理想の相手との出会いを求めて集っております。
女性たち…

2

ブラックボックス 小説

秀香穂里  金ひかる 

つくられた記憶

秀香穂里先生による、何と!SF物語。
私は作家買いであらすじもレビューも帯も見ずに読み始め、途中の展開で「へえ〜!ほお〜!」と楽しめましたが、確かに帯がまるっとネタバレだ……
ただし、森里の秘密はそれと知って読んでも知らずに読んでも、その秘密が納得できる人物像として描写されています。
あらすじ・正体バレがあってなお、森里の前に現れる敷島の方の謎は依然としてあるわけで、敷島の謎、敷島の正体、敷…

0

ふれてはいけない~他人×俺×弟~ 小説

秀香穂里  國沢智 

3人の気持ちが今ひとつ…。

ラブコレ12thを読んで興味を持ち購入。
サブタイトルの『~他人×俺×弟~』が良いな、と。

歪な兄弟関係に他人が加わる。
3人の始まりにワクワクしながら読みました。


実兄に対し異常な執着を見せる弟。
弟に怯えながらも、過去の過ちが枷となり抵抗出来ない兄。
2人の歪な匂いを嗅ぎつける新任保健医。

兄弟間にあった過去の過ちが影を落とし、
父親から性的虐待を受ける…

1

闇の王と紅の花嫁 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

ミステリー+ロマンス、耽美ファンタジー

秀香穂里先生による耽美系ダークファンタジー。
意外でしたが、秀先生初めてのファンタジーものだそうです。
冒頭、薔薇の咲き乱れる庭に立つ血まみれの美しい男…
彼・永礼静(ながれ しずか)は特殊な血を受け継ぎ、幼少時は体が弱く、ようやく14才になった頃高熱を出して生死の境を彷徨った。
その時静に人工呼吸をして助けたのが、世話係の蒼井焔(あおい ほむら)。
だが静が助かったのは人工呼吸のためだ…

1

禁忌に溺れて 小説

秀香穂里  亜樹良のりかず 

タブー愛

基本的に「地雷」が非常に少ない私ですが、そんな私でも苦手設定というものはあります。
それが「ガチ近親」。
本作はガチ兄弟、しかも双子で!という物語。どうかな〜と思いつつ読み出しましたが、全くの杞憂。全く苦手意識がよぎらず一気に読み終わりました。
私にはとても面白かったですよ。
特にお兄さんの始(はじめ)!
ウジウジ、ビクビク、グルグル。
弟と性的接触することに物凄い葛藤を感じて「ダメ!…

1
PAGE TOP