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秀香穂里 yoshi
ふばば
ネタバレ
うわ〜、甘いわ〜! 監禁とか3Pとか執着なども非常に巧みな秀先生ですが、本作のようなサクッと読めて後味も良いラブコメもいいものですね。 後味が良い、と書きましたが、それはハピエンだから。 タイトルにもありますが攻め・館石彰文の「王子様」具合は驚きですよ。なんじゃこりゃ〜!というくらい経済観念がずれてます。 学校に通うのもリムジン、家には執事やメイドやシェフ、ホテルではスイートルーム以外泊ま…
秀香穂里 水名瀬雅良
秀香穂里さんのルビー文庫「〜につき」のラブバトルシリーズ?の中で最も面白かった! 舞台は、格式の高い老舗フレンチレストラン。 格式の高さ故に当然敷居も高く、顧客の固定化と先細りを案じ若い感性でまた盛り立てたい、という思惑で同じ28才の副支配人とシェフを起用する…という冒頭。 そのフランス帰りの新進気鋭のシェフと若き副支配人のカップリングですが、正にラブバトルの設定通りバチバチと散る火花。 …
秀香穂里 カワイチハル
秀香穂里さんによる「お仕事」もの。 本作は、受けが「警備員」です。 といっても本職の、ではなくて。 モラトリアム大学生で実家は裕福、そこそこ頭も要領もよく、何に対しても熱中できない。要するにまだ若いのに人生に飽いている、そんな男の子・大河内尋(ひろ)が、暇つぶし&人間観察で色んなバイトに手を出していて、今回はたまたま友人に紹介された高級料亭の自社ビルの夜間警備員になって、という設定で…
秀香穂里 陸裕千景子
秀香穂里先生の「お仕事BL」です。 本作の主人公は、一流ホテル・イリネスのコンシェルジュ・篝(かがり)。 支配人から、超VIPが長期滞在するので全ての要望に応えるように、と命じられ… …という冒頭。 その超VIPの正体は、大人気作家・守谷。そして同時にその守谷は兄の友人で、10才の自分をしつこくいじめてきた相手、本名・古谷だった…! 古谷は超絶俺様で、傲慢で、幼馴染でありコンシェルジュの…
秀香穂里 氷栗優
両親を亡くし小学3年生の妹と2人暮しの大学生・千晴は、50万円の借金を負い、友人の兄さんの同級生が経営しているというホストクラブを紹介してもらい、おっかなびっくりと水商売の世界に入っていく… …という冒頭です。 しかし、本作はこの千晴が世間に揉まれて一流ホストに成り上がり夜の帝王に〜…というお話ではありませんよー。 というよりも、27才にしてオーナーである深墨(みすみ)に見初められちゃって、…
秀香穂里 佐々木久美子
fandesu
電子書籍で読了。挿絵なし(あとがきはあって、秀さんがイラストを褒めちぎっているので悔しい)。 このお話、かなり読者を選ぶんじゃないかと。 あらすじは以前にレビューされた皆さまが詳しく書かれていますので割愛しますが、「こういうのダメ~」っていう方は気分が悪くなるだけかもしれないなぁ、と思うのです。 受けの三浦の不倫です。おまけにこの方、妻との穏やかな暮らしも、部下の大石に激しく求められる恋…
秀香穂里 新藤まゆり
私は非常〜〜に好きでした! 過去に付き合っていた2人が、今また編集者と小説家として再会して、悩みもがき、そして恋を再燃させていく、という展開。 つくづくこのような「お仕事+切な系恋愛、のち成就」みたいな話が私の根本的な好みなんだなぁと再確認しました。 大学時代、初めて想いを受け入れてくれた恋しいひと、でも愛が重いと離れていった忘れがたいひと・神尾が、今自分の担当編集者として目の前に現れて…
秀香穂里 葛西リカコ
秀香穂里先生お得意の?執着系!楽しみ!と手に取りましたが、あらすじにある「狂気を孕む束縛愛」というよりも、私にはもっともっと優しい愛情が感じられましたよ。 というのも、主人公2人は小さな頃から同じ施設育ちの孤独な境遇で、ずっとずっとお互いで支えあって生きてきたのです。 短絡的にただ「かわいそう…」という感想を抱くのには罪悪感もあるけど、小さなハルのさびしい心を思うと胸が張り裂けそう。そんなハル…
秀香穂里先生ご自身のあとがきにある通り、「昼ドラ」な小説でした! なんか、うわぁ〜〜っときた…読後のこのなんとも言えない疲労感… 既婚者の端くれとして、この物語の昼ドラ的側面のリアルさ、肯けるんだよなぁ。 既得権はそのままに、何かをまだ欲しがる。 持っているものの価値に麻痺して、欠落を感じる。 時間の流れにふと恐怖感を抱く。 そんな時、心に、躰に、忍び込むドロドロ。それが昼ドラだと思う…
秀香穂里 山田ユギ
秀香穂里先生による麻薬取締官もの。 主人公は、母親が覚醒剤中毒、弟は父親違い、兄弟で施設育ち、という過去持ちで、クスリを撲滅したいという思いで麻薬取締官になった藍原徹。 藍原は周囲から浮いた一匹狼で、今弟の聡を強烈な作用の麻薬・ダブルエス絡みで亡くそうとしていた… 藍原のモチベーションは「正義感」というよりも「哀しみ」のようにみえる。 さて、もう1人の男。彼も藍原と同じに肉親を亡くし、だが…