愁堂れなさんのレビュー一覧

スパイの学校 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

シリーズは沢山いらないです。

「執事の学校」の学校は未読ですが、申し訳ないですが「○○の学校」はシリーズはいらないと思う。いや、いいんだけど「unison」シリーズを待ってる身としては、罪シリーズもあることだし、シリーズ物を定期的に出してから他の作品で良いかと思う。やっと出たと思うと薄い本で、中途半端に終わって、続きがなかなか出なくて数年経つってあまりに酷ですよ。で、その間に出た作品も微妙です。これは担当が悪い。と思っておく。…

4

スパイの学校 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

色んなものがいっぱい詰め込まれたお話

電子書籍で読了。挿絵なし。あとがき有り。

お話は主人公、義堂真の失恋から始まります。高校・大学、そして警察官採用試験も一緒だった全てに於いて優れている親友に、酔った弾みで告白してしまったのです。SPとして勤務中に要人を庇い殉職した父への尊敬と憧れから真もSPを目指しています。多分、真も親友も受かっているだろうと思われる試験の結果発表を直前にして最悪の状態でした。そんな時、真に「諜報員の教育を…

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淫夢 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

オカルティックなサスペンス、プラスエロと隠された愛

あとがきにて作者様ご自身のコメント『サスペンス調のラブストーリーにエロティックさとオカルティックな雰囲気を加えたような作品』、これがもうズバリ本作の説明になっています。
主人公は刑事の龍で、最近同じ夢をよく見るようになったのだが、内容が自分が少年になって抱かれている、というもので、その少年に心当たりはないし、男性に性欲を抱いた事もないし、なぜそんな夢を何度も見るのか意味がわからず、誰にも相談もで…

1

純愛 小説

愁堂れな  奈良千春 

愛の陰の疑惑

あとがきにて、作者様ご自身のコメントとして『『世にも奇妙な物語』のような話を書きたい』とありました。それは大成功だったと思います。
とても奇妙で、覚めない悪夢のよう。
デビュー前の個人サイト掲載作品「純愛」「忘却」に、書き下ろしの「回帰」を併せての3部構成なのですが、「回帰」まで読み終わっても物語の「解決」というものは無く、何が現実で何が幻想なのか、何が妄想なのか、何が虚構なのかが一向に判明せ…

1

純愛 小説

愁堂れな  奈良千春 

なるほど純愛

初めての商業BL小説でした。いきなり監禁ものでしたが、想像してたより、酷い描写はありませんでした。(例えば身体的虐待とか、食事制限など)なので、怖いとは思いませんでした。

攻めの優しく囁く様な声にどきどきする作品でした。攻めさんも受けさんも、どちらとも大人しい性格。なので、監禁中の時もすごく乱暴にされたという感じはなかった。受け本人からしたら恐怖そのものだっと思いますが・・・。受けは段々と攻…

1

淫夢 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

挿絵に騙された!

初読み作家さんです。
笠井さんの挿絵にひかれて購入しました。あとは刑事ものが好きなので、あらすじからわくわくしていたのですが、読んでみると思っていたのと違いました。
初読み作家さんなので、どんな作風かもわからず読みましたが、刑事もので作中でも事件が起こりますが、そちらがメインではなく主人公が何故あのような夢を見るようになったかを探る方がメインらしく。事件はあまりにもさらっと終わってしまい、もう少し…

2

法医学者と刑事の本音 小説

愁堂れな  高階佑 

すれ違いすぎ!

2作目は事件と二人のすれ違いがメインかな?
話の7割くらいすれ違っていてあまり二人のやり取りがありません。

攻めの誤解で受けを避け続けるのですが、これは誤解しちゃってもしょうがないようという場面を目撃してしまいます。

受けも攻めが合コンに参加する話を聞いて、もう自分には好意がなくなったのか!やっぱり女性がいいのかと荒れます。

二人とも辛いです。

攻めは早く受けに事実を確認…

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法医学者と刑事の相性 小説

愁堂れな  高階佑 

事件がメイン?

これが襲い受けか!初めて読んだ!

他のレビューにもあるように私も中◯先生の作品を思い浮かべました。
攻めは男盛りで無精髭で体格がよくて素材はいいのにヨレヨレの無頓着。
仕事熱心で思いやりのある男前。

事件を追う中に濡れ場が2回。特に1回目は襲い受けで、初めて遭遇し興奮しました。こういう感じなのか!と。

BLらしさは濡れ場くらいかな?お互いにひかれあってく描写も少しあったのです…

1

淫夢 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

オカルトエロスサスペンス

電子書籍版を購入。
あとがきあり、挿し絵なし。

神と迷って、萌え×2評価。

忘れていましたが、これぞ愁堂れな作品。
最近、二時間ドラマ風味な作品ばかりを読んでいたので、忘れていました。
(まぁ、二時間ドラマ風味な作品もそれはそれで好きなのですが)

愁堂れな作品で一番好きなのが『純愛』。
あの、オカルトとエロス、そしてサスペンスが絶妙なバランスで融合した作品を読んだときは、…

3

淫夢 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

最後まで引っ張ってくれます

電子書籍で読了。残念なことに挿絵なし。

あとがきに「二時間サスペンス調のラブストーリーにエロティックさとオカルティックな雰囲気を加えたような作品」とありますが、ミステリ風味も大きいお話だと思います。まずは核心部分に触れないようにあらすじを。

刑事の折本龍を悩ませているのは度々見る淫夢。夢の中で龍は美しい少年の姿で誰かに抱かれ喘いでいます。自分にはそういう欲望はないのに何故?と思い悩んで…

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