愁堂れなさんのレビュー一覧

帝王の奴隷と天使 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

『追い詰められ感』の描写がすごい

このお話、ガッツリネタバレすると怒られちゃうやつだ……愁堂さんらしい、捻りの効いたお話で、どんでん返しが何度か(回数を書くとラストが想像しやすくなっちゃうんで、それは書かずにおきますね)あるので、中盤まではかなり手に汗握って読んじゃいました。
だって、追い詰められた人間の描写がとってもサスペンスフルなんですよ。
で、胸くそ悪いままで終わっちゃうのか、スカッとさせてくれるのかが解らないの。

2

帝王の奴隷と天使 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

不器用すぎる男の恋心に萌え。

電子書籍ってあまり買わないのですが、愁堂さん×笠井さん、という神タッグにつられ購入。

だってこの表紙!
素敵すぎじゃないですか。
もしかして3Pもの?
とかいろいろ妄想しつつ読み始めました。






主人公は竜生。
社長令息の彼は親の勧めで小学校卒業と同時に単身イギリスへと赴く。言葉も満足に話せず不安に押しつぶされそうになっていた彼は、そこで龍一という日本人の同級生…

6

「青い鳥は逃がさない」コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろし小冊子 グッズ

作者の自己満足

ちょっとびっくりしました。やはり主人公2人じゃなくて本当に書きたかったのは兄と2人の親友のクズ3人組だったんだなと。
本編の後半からこの3人を活躍させて、主人公カプ2人をくっつける手助けをさせてましたからね。

この小冊子の内容は攻めの兄の誠実が無事に希望先に内定を貰って、親友の西條と三ツ矢に家を出る話からルームシェア、シェアハウスをしようかと話が盛り上がっています。

弟に対しての思い…

2

青い鳥は逃がさない 小説

愁堂れな  街子マドカ 

今回も合わなかった

うーん愁堂れな先生の作品かあ。
最近余りにも厳しくなってしまうので避けていたんですが、買ってしまいました。
シリーズ物がかなりあって、その間の読み切りらしいです。
正直に言えば沢山抱えてるシリーズをひとつでも完結させてからにして欲しいですね。
途中まではポヤポヤしてはっきりと言えずに先輩に流されてる受けにイライラし、後半はあざとい同級生に翻弄されてる攻めにイライラしました。

しかもク…

1

恋するハムレット 小説

愁堂れな  駒城ミチヲ 

三角関係好きとしては滾りました!

ハムレットの脚本を手掛ける主人公の前に、なんと本物の「ハムレット」が現れて・・・。
と言う、ちょいファンタジーであり主人公成長ものであり、三角関係ものになります。
めちゃくちゃツボのあらすじだったので購入しました。
三角関係で幼馴染みって、最高ですよ。

結局、このハムレットの存在の謎部分はサラっとしてるんですけど、演出家助手である主人公の成長部分だったり、ハムレットと幼馴染みのプロデュ…

10

ロマンスの帝王 小説

愁堂れな  石田惠美 

表紙&口絵が美しすぎた

白石瑞帆(受)の視点でストーリーは進みます。

白石は有名な先生の担当をして2年目の新人編集員。担当作家からやる気のなさを指摘され、担当替えを求められます。編集長の黒川(攻)に叱責され、腹を立てる白石の前に、不思議な夢を見せる「酸素バー」が現れて…という話です。

白石が「やる気のない新人」から黒川の指導により成長していくに連れ、酸素バーで見ていた夢では物足りなくなっていくというのが、読ん…

1

青い鳥は逃がさない 小説

愁堂れな  街子マドカ 

主人公カプはピュアです

愁堂先生といえば2時間サスペンスといった認識で、昔はさんざん読んだものですが、昨今めっきりTVのゴールデンタイムでの2時間サスペンスが放送されなくなったように、ちょっと路線が変わられてきたのでしょうか、主人公のふわふわ大学生に、年下高校生が一目惚れでピュアラブという、なんだかとってもオーソドックスな設定が意外というかなんというか。
それでも主人公が最初に憧れてた先輩に犯罪臭が漂っているあたりに、…

1

青い鳥は逃がさない 小説

愁堂れな  街子マドカ 

裏テーマ

街子先生の挿絵目当てで購入したものの・・・・メインカプはさておき、裏テーマが無理で、本当に申し訳ないです、中立が精一杯です。大学生さん高校生さんなんかのお話、本編230Pほど+あとがき。

高校時代の2学年上の先輩に憧れて、おっかけ入学した蓮(れん)。先輩が所属している映画サークルを訪れ、めでたく再会し、先輩も覚えていてくださって、うきうき!再会初日に映画見に行って、おっかけ入学がバレ、家に行…

6

純愛 小説

愁堂れな  奈良千春 

焦点が定まらない

b-boyスラッシュノベルズとしては2013年刊だが、巻末の初出一覧によると、『純愛』『忘却』は2002~2003年頃に愁堂さんの個人サイトにて掲載されていた話との事だ。

読み進めながら謎を追っていく展開の話が好きなので読んでみたのだけど…

う~ん…

読んだ直後は、受け・清水のエロ堕ちに期待したかったのか、攻めの正体を知りたかったのか、監禁されていた10日間の謎を追いたかったのか…

1

花嫁は真実の愛を夢見る 小説

愁堂れな  蓮川愛 

ローランド好きにオススメ

アーサー(受)の視点でストーリーは進みます。

アーサーは既刊「花嫁は二度さらわれる」「花嫁は三度愛を知る」で涼也を花嫁にしようとするローランド(攻)に恋をしており、ローランドが他の人と幸せになるのを見るのが辛いと離れます。

アーサーがローランドに褒められた髪を切る場面や、ローランドにとっての楽園は自分にとっての楽園ではないという台詞が切なかったです。

ただ、前作の主人公の涼也とキ…

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