愁堂れなさんのレビュー一覧

シークレットガーデン 記憶の箱庭 小説

愁堂れな  蓮川愛 

サスペンス×恋愛ものの融合。

愁堂さんらしい、といっていいでしょう。愁堂さんの新刊は刑事もの。連続殺人事件を捜査する刑事が主人公のお話なので、「死」にまつわるエピソードがちょいちょい出てきます。凄惨な描写は書かれていませんが、苦手な方は注意された方が良いかもです。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は、念願かない警視庁捜査一課に配属となった雅人。
配属初日に遅刻…

5

猫耳探偵と恋人 猫耳探偵と助手(2) 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

にゃー

1作目で全く萌えずにするっと終わったのですが続編をようやく読めて、猫語が可愛かったので萌にしました。お話はやっぱり二時間サスペンス(かつ謎解きは完璧に終わってないやろ)という印象。「事件ありのお話本編210pほど+あとがき」です。

1作目で恋人継続中、同居中の二人ですが最近の会話はもっぱら猫語vs日本語(爆笑)。180越え30歳越えの超絶イケメンが「にゃにゃ」といって夕食の相談なんて笑うしか…

0

恋するハムレット 小説

愁堂れな  駒城ミチヲ 

やさしい3角関係?




シェイクスピアシリーズ?第2弾。
前作の「ロミオとジュリエット」に続き今作は「ハムレット」です。
とはいえ、関連は一切ありません。
前作は夢の中の自分がジュリエットになってロミジュリの世界に入り込む話でしたが、今作はもっと不思議、当のハムレットがこちらの世界に召喚?されてしまうのです。
表紙に3人描かれているので3Pかと思いましたが違いました(良かった)。
3角関係ではありま…

0

悪魔のようなあなた 小説

愁堂れな  時沢槙 

イラストに一番見惚れました

まず最初に。
絵がとても良い。顔が良すぎる。特に泣き顔。体の描き込みが瑞々しくエロティックでまじまじと見てしまう。ゴツくはないのに男性らしさが滲み出ている美しい裸体にとても満足しました。


お互い惹かれ合った部分に感動はなかったですが、お話としては綺麗にまとまっていたと思います。
好きなんですよね、条件付けられて渋々従い体だけの関係を結び続けるって。

心情の描写も良かったと思いま…

2

恋するハムレット 小説

愁堂れな  駒城ミチヲ 

攻め様の焦りににまにま。

 受け様を取り合う攻め様2人、という状況は大好きなので、ウキウキで読ませて頂きました。
その状況は大好きなんだけど、うーん、なんだかちょっとアッサリなような。
とっても引き際を弁えてた攻め様№2でした。


 受け様である理央は演出家の助手。
「ハムレット」の舞台の脚本作りで煮詰まっている時に、まるでハムレットの世界から抜け出てきたような格好で言動をする自称ハムレットが訪れて。
彼が…

0

狂おしきたくらみ 小説

愁堂れな  角田緑 

色々起こり過ぎィ!!

この1冊であっちでもこっちでも色々起こり過ぎでは??解釈が間に合わない。
無理に詰め込んでいるという印象は受けませんが、ちょっと追いつかない。面白いので問題はないですが、たくらみシリーズが本当に好きなので神評価としてますが、第三部の最後を飾る話としては少し物足りないかなという印象です。

まず冒頭で峰が出てきたのは嬉しい。高沢との絡みもっと増えろ!!
前作のラストで失踪した金子と渡辺は結構…

0

恋するハムレット 小説

愁堂れな  駒城ミチヲ 

ハムレットに幸せを

演出家志望の青年が、ハムレットの脚本を新解釈で書くことになり悩んでいると、そこにハムレットと名乗る青年が現れて…。という、
これ、マジかよファンタジー。

いきなり未来社会に放り込まれたハムレットと、ハムレットに母性的な保護者心を目覚めさせちゃう主人公と、主人公のお願いなら何でも受け入れてしまうハイスペック幼馴染の同居生活は、果たしてどんな結末に。

意外とあっさりハムレットを受け入れち…

1

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

月日に流されるままに

2012年刊。
一部は2003年頃に作者の個人サイトに掲載されていたらしいが、肝心の二人の転機となる部分が大幅に加筆されている事で、ようやく一本の話として完成された形になっている。

世捨て人のような攻め・流田と、流されるままに他の女性と結婚した受け・佐久間。
二人は大学受験の試験日当日に互いに惹かれて以来、身体の関係まで発展したものの、恋人同士とは言い難く腐れ縁のような関係が続いている。…

2

帝王の奴隷と天使 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

『追い詰められ感』の描写がすごい

このお話、ガッツリネタバレすると怒られちゃうやつだ……愁堂さんらしい、捻りの効いたお話で、どんでん返しが何度か(回数を書くとラストが想像しやすくなっちゃうんで、それは書かずにおきますね)あるので、中盤まではかなり手に汗握って読んじゃいました。
だって、追い詰められた人間の描写がとってもサスペンスフルなんですよ。
で、胸くそ悪いままで終わっちゃうのか、スカッとさせてくれるのかが解らないの。

2

帝王の奴隷と天使 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

不器用すぎる男の恋心に萌え。

電子書籍ってあまり買わないのですが、愁堂さん×笠井さん、という神タッグにつられ購入。

だってこの表紙!
素敵すぎじゃないですか。
もしかして3Pもの?
とかいろいろ妄想しつつ読み始めました。






主人公は竜生。
社長令息の彼は親の勧めで小学校卒業と同時に単身イギリスへと赴く。言葉も満足に話せず不安に押しつぶされそうになっていた彼は、そこで龍一という日本人の同級生…

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