かわい有美子さんのレビュー一覧

恋は遠い日の花火ではなく-総集編- 小説

かわい有美子 

やっぱ、オヤジっていいワ(笑)

あのステキなオヤジ・牧田視点で「透過性恋愛装置」を見ると、こうなってたんだという辺りを描いたのが表題作。
北嶋の第一印象から駅のホームでの告白、エンピールでのお泊り…etc.なるほど、牧田さんってば、あの時こんなこと考えてたのね!な、内容である。
彼から見た“ワガママ王子”北嶋の、なんと可愛いことか(笑)
北嶋が牧田の家を訪れて ―― の件(ま、ぶっちゃけ初Hの場面)では、そのオヤジっぷりが…

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恋は遠い日の花火ではなく-総集編- 小説

かわい有美子 

「上海金魚』手に入れただけで、まだ未読です。

「透過性恋愛装置」の番外編が読めると買いました。
『恋は遠い日…』は『透過性…』を、牧田視点で語り直した物。
何だ、牧田さんだって、最初から北嶋に惹かれてたんじゃんってお話。

『恋する金魚』は、オールキャスト、3組が温泉旅館で揃ってしまって、って言うお話。

何にせよ、本気のオヤジのエロは凄いってことで

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上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

地味な作品ですが心に染みます

表紙とタイトルに惹かれて購入。

不実な男に振り回され、疲れた真面目な男が。
異国の地で優しい男に癒される。
誰かが死ぬ訳でもなく、ガッと燃え上がる恋でもなく。
淡々とした地味な話だと思いますが、これがとても胸キュンで。
心に染みました。

傷ついて臆病で小動物のような佑季が、
徐々に滝乃に心を開いて行く様子が可愛くて切なくて。
佑季を大らかな優しさでスッポリ包んでくれる滝乃の…

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恋は遠い日の花火ではなく-総集編- 小説

かわい有美子 

『透過性恋愛装置』…実は未読です

『上海金魚』の番外編が読みたくて、
『透過性恋愛装置』を未読なのに買ってしまった同人誌です。
金魚の二人に関しては幸せそうで良かったね~!とニヤニヤ。

そして透過性カップル……本編を読んでないので、
判らないだろうなぁと思っていたのですが。
濡れ場はがっつり、そして魅力的なキャラクター達に萌えに萌えました。
面白かったです!!

本編を知らなくても支障なく、こんなに楽しめるとは…

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透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

ドラマCD とってもオススメです

皆様、お書きのとおり、傲慢で生意気な俺様男・北嶋が、本気の恋に落ちて、超乙女に変身してしまう
「BLでも、これはアリかよっ!」
みたいなお話ですが、
文章のテンポもあって、いつの間にかうっかり泣かされちゃったりして
「えぇーいっ、くやしぃーっ」
みたいなお話ですが、
これのドラマCD、とってもいいです。
北嶋:鈴木達央(たっつん)
牧田:安元洋貴
たっつんの北嶋は、最初の傲慢男の…

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透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

可愛いったらありゃしない

この北嶋君は常識では考えられないくらい俺様です。
その俺様に、今まで牧田さんのようにゆっくり諭してくれた大人がいなかったんでしょうね。
牧田さんに人間性まで治してもらって、めでたしめでたしです。

この作品はドラマCDになっています。
北嶋君の変わっていく様が、よーく分かりますので、是非聴いてみてください。

4

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

前作『上海金魚』とは真逆を行く「キャラ小説」

本の装丁は『上海金魚』と対を成す、金と緑を基調とした落ち着いた雰囲気であるが、内容はまるで真逆を行くような、かっとんだ「キャラ小説」といってもよいだろう。
それと同時に前作の主要人物の違った一面も表現され、地続きとなった2作に奥行きが生まれているようにも感じられる。

本作の主人公の北嶋は優秀で美形の建築士だが、真剣に取り組まずとも仕事も恋人も手に入ってきたなんとも嫌味で自信過剰な男。
だ…

9

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

Wのギャップ萌え

前半・・・というか、結構半分くらい、どうにも苦しかったです。北嶋のオレサマっぷりが余す所なく発揮されてて、こういう人種が本気で苦手な人には拷問に近いです。
が、会いたさが募って軽くストークしてしまい、勢い告白までしてしまった健気でかわいい北嶋を見てしまうと、その後の事はあまり気にならなくなります。
「上海金魚」の登場人物だった(らしい。未読なんで)人格者の滝乃が、振り回されて、尻拭いをされまく…

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上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

特異な「キャラ」に頼らない良作

長らく入手困難だったものが最近ようやく重版されたので、私家版を読んではいたのだが、早速入手し読み直してみた。

商社マンの滝乃史宥と地方公務員の水端祐季、全く接点のないはずの二人が出会うのは、タイトルどおりの異国の地・上海である。
滝乃にとっては出張先、佑季にとっては滝乃の取引相手でもある恋人・伊藤(二人の間では恋人ということになっているが、妻子ある伊藤の佑季に対する扱いは愛人そのもの。対等…

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夢にも逢いみん 小説

かわい有美子  あじみね朔生 

結構ドロドロな展開です

もう10年も前に雑誌掲載されたお話が、やっとノベルスになったようです。
あとがきには「リミッター解除」と書いておられましたが、たしかに、いろいろとチャレンジャーな部分があったように思います。

帝の異母弟でありながら、両親を失ってしまっているため強力な後ろ盾もなく、対立する右大臣の力が大きすぎて、忘れ去られた存在となってしまっていた桂の宮。
ひょんなことから頭中将・尉惟に都へと連れ戻しても…

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