かわい有美子さんのレビュー一覧

夜に迷ってしまった君に 小説

かわい有美子 

タイトルの意味、未だわからずー

『天使のささやき(峯神×名田)』から『密事』、『銀の雫の降る都(ユーリス×カレル)』から『寓話』です。

なぜにこの組み合わせ?とも思わずにはいられない、まったく接点のない作品同士です。
ちなみにわたしは『銀の雫の〜』方は基本ファンタジー苦手なので、今はまだ未読です。
そんなわけで、『密事』の方の感想を。

まだ、峯神(警視庁SPで名田の先輩)が平河寮在住だった頃のお話。
まあ、名田…

1

水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

チャラ男の本気

嘘つき、なんてタイトルからして切なそうです。
嘘をつかなければならないのは自己保身の為なのか
それとも相手を想うあまりなのかでだいぶ違ってきますが…。

大学の“ポイ捨て三大男”という、
男にとってはなかなかの羨ましさで
女にとっては最低なヤツの中の一人が、椎名吉見。
シーナとしてモデルのバイトをしている程見目が良く
関係した女の子の名前も忘れてしまうヒドイ奴。
サークルの先輩達…

9

オオカミの言い分 小説

かわい有美子  高峰顕 

途中まではよかったのに・・・

ちょうどこういうお仕事ものが読みたくて、他作家さんの新刊と迷ったけど、こっちを選んでみました。
かわいさんは、お話のタイプによって好き嫌い別れるんだけど、これは面白かったなあ・・・途中まで。
後半盛り上がりそうになったのに、なんで佐々木さん混ぜちゃったのか。
まあそれでもいいとして、そのあとの巻き返しを期待してたもんで、かなり消化不良です。
せっかく弁護士ものなんだから、もうちょっと事件…

2

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

ほんとの京都弁ってこんな?

「いとしいとし~」とはまた全然違う京都カップル。
多くを語らず表情にも出さない吉澤の気持ちがよくわからないまま終わったな~と思ってたけど、最後にSSでこの物語の吉澤視点が用意されていました。
こういう手法も楽しいかもしれないけど、本編で吉澤の心の動きがわかるようにしてほしかったかな~。
刺された後の話があまりにもみんなあっさりしたもんだし、吉澤は事件を知らされなかったとはいえ見舞いに来るのも…

3

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

光の中をお進みなさい

後編も引き続き事件捜査の合間に恋愛が遅々と進展しました。
時代の古さを感じさせない作品でBLとは違った意味では面白かったです。

検察官 伊能は学生時代に想っていた先輩が旅先で事故で亡くなったとき、それが自分の罪のように思えてそれに囚われて生きてきたんですね。
一緒に行くつもりだったのに先輩の想いを受け止め切れなったり自分の恋愛感情がよくわからなかったり中途半端なまま1度の体の関係があった…

2

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

事件捜査が中心でちょっと重めの話です

かわい有美子さんは『透過性恋愛装置』を読んで以来好きになったので、たまに古い作品も読んでみるのですが、文庫化などで新装で出版されたものは読んだことはありませんでした。
今作は3巻のうち2巻出版されたた後10年完結さてないままだったと旧版のレビューで知りました。
面白いと思った作品が途中のいいところでお預けになってしまったとは何とも残酷な焦らしプレイでしたね。

先日は『空色スピカ』を読んだ…

4

疵 スキャンダル 1 小説

かわい有美子  杜山まこ 

そもそもの始まりは

ずいぶん前にドラマCDで聞いて、旧版でもこの1巻目だけは読んだはず。
その後、シリーズの続きは絶版で見つからず未読だっので、文庫化新装版が出たのを機に喜び勇んでシリーズ揃えて、幾年月、、、
買うと気が済み積み本の箱。

今回、改めて読み返してみて、やっぱりこの第1巻「冷たい指」って、実に酷い話で、
このまま、桐原が壊れてしまうのか、司馬との関係はどうなるのか、全く予測がつかず、後を引く、…

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疵 スキャンダル4 小説

かわい有美子  杜山まこ 

まさか、まさかの

ハッピーエンド。

このシリーズ、4巻通して読んで、
まさか、こんな風にハッピーエンドに着地するとは思わなかった。

桐原は、ただただ不幸に翻弄されているだけのように見えても、実は野心とプライドをたっぷり持ったエリート官僚で、ちゃんと自分の非にも思い至ることができるような明晰な頭脳を持っているからこその、ここまでたどり着けたハッピーエンド。

「かんじんなものは目には見えない」
そ…

2

水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

面白くないわけじゃないのですが…

今年発売したかわいさんの他作品となんとなーく似てました。
攻めがちょっとチャラくて、受けがあっさり告白を受け入れるあたり。
二年くらい前の作品ということですから、仕方ないのかなあとも思いますが。
別の年に出版されていたらあまり気にならなかったであろうことも、こういうタイミングだとね。

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攻めの椎名は、ポイ捨て三大男と称される大学三年生。
バイ…

3

水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

かわい有美子先生ということで

イラストも街子マドカ先生ということで購入しました。

大学生椎名(大学で3本の指に入るタラシ)×大学院生真尋(元有名子役)のお話です。
大好物の年下攻めです。

とても可愛らしいお話でした。【空色スピカシリーズ】寄りかな。

真尋の健気さにキュンキュンしました。ほんとに可愛いです。
椎名も最初は賭けで近づいたのですが徐々に好きになって・・・。

肌色シーンは少なめですが色っぽか…

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