かわい有美子さんのレビュー一覧

進行性恋愛依存症 小説

かわい有美子  今市子 

ツンデレ×ツンデレ

作者様のあとがきによりますと、題名つけに苦労をされたとのこと。そのためか、題名がついた作品はありません。収録されているのは3作品。両思い→辛い過去→後日談、という構成になっています。

丸ごと1冊が1カップルの話になっています。九鬼と巫御、二人からの視点で語られているので、分かりやすいです。

「ドラスティック・メタモルフォーゼ」
再会してから2年半後、離れようとする巫御を、九鬼は引きと…

1

恋するクラゲ 小説

かわい有美子  草間さかえ 

大人の年下攻め

読んで思ったことは、とっても面白かった。良い年下攻めでした。
若い年下がガンガン年上を攻めるお話も大好きなんですが、こういった大人のもだもだ感もいいですよね。

お話の内容などは他の姐さんが詳しく書いていらっしゃいますので感想を。
攻めの雨宮くんが思いのほかヘタレで、焦れた朧谷さん(受け)がガツガツするのにも萌えました。

少しネタバレするとクラゲって朧谷さんの事だと思っていたんですが…

2

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

腹の立つ性格に似合わず心は…

オススメされて読んだ時はあまり私にとって萌要素は感じられない作品だったのですが、徐々に嗜好も変わってきて大人な攻めが最近気になりだしてきた今日この頃。 北嶋の性格も最初は受け入れられるものではなかったのですが、今読み返すと自分の気持ちに素直な可愛いやつに思えてきました。 やはりこの本での魅力は牧田さんでしょう。 ホテルマンだからなのかあの北嶋相手に対しての喋り方とか凄く丁寧で、包み込むような感じが…

4

閃光と共に跳べ 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

日本ってもっと平和

ほんとに、この人たち、何でこんな事件にばかり巻き込まれるんだろう。
今の日本ってもっと平和、こんな事件が起こるなんて、
ないわー、
あり得ないわー
でも、そこはフィクションだから。
逆に言えば、ここまであり得なそうだと、かえってフィクションとして楽しめるかと。
で、今回は、橋埜と犬伏が、サイコ野郎が引き起こした「観覧車付きの大型商業施設内で爆破立てこもり」劇場型テロ事件に巻き込まれる。…

3

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

とてもいい!(・Д・)ノ


空色スピカを読んでいて、気になった二人のカプのお花を読めて嬉しかったです!

峰とっても可愛い(ハート
衛守が好きで好きで仕方なくって、執着しちゃうところとか。
衛守も本当に男らしさがあってかっこいい。あまり喋らないのに、いるだけて安心感があって、読んでいた私も惚れちゃいそうになりました。。(o^^o)

王子様と言われて、人前ではニコニコしている峰だけれど、裏では衛守に可愛い顔を…

3

猫の遊ぶ庭 小説

かわい有美子  山田章博 

浮世離れしてる受け

98年出版のノベルスの文庫化。
挿絵の無い作品ですが、想像の余地があって思いのほか楽しめました。

大学院進学を機に仕送りを打ち切られた
K大経済学専攻の攻めは、吉田寮(モデルは京大吉田寮ですw) に引っ越し
そこで『蒸留水を飲んで育ったかのような』
涼やかな美貌の二つ年上の受けに出会います。

受けは宇宙物理学専攻の頭脳明晰な院生なのですが、
情操面では非常に幼く、身の回りに関…

2

東方美人(2) 千年王国 小説

かわい有美子  雨澄ノカ 

感動のクライマックス

上巻に相当する「東方美人」では、
設定やキャラの把握に、なけなしの注意力を使い果たし
BLではちょっと見ないような固い内容にも若干疲れましたが
下巻に相当するこちらでは、新たな登場人物も少なくて
純粋にお話を楽しめました。

今作では、父親に連れられて無理矢理ソ連に亡命させられたという
サエキの過去が明らかになったり、
『本国から下されたある指令』に関する顛末で
サエキのアレクセ…

5

人でなしの恋 小説

かわい有美子  金ひかる 

男三人ならでは

時代は昭和初期
一高~帝大~社会人と共に過ごした主人公達の三角関係ものです。
三人の関係性がすごーくエロチックで萌えました。

男女物の置き換えのように、
単純に一人の受けを狙って攻め二人が対立するのではなく、
友情と恋情が複雑に入り乱れ、
誰が誰をどのような形(攻or受、友情or恋情)で愛してるのか・・・
という男同士ならではの濃密な三角関係に唸らされました。

体の関係とい…

7

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

夜に読み終わったのでお腹がすきました(笑)

京都BL読みあさり中なので、「いとし」に続いて読みました。
しかし正直なところ、私にはいまいちでした。内容はともかく読みやすさは「いとし」のが読みやすかったと思います。
無口なノンケ×男女どっちでも誰でもいい美人で舞台は花街だったら、個人的には萌えツボ満載なのですが、そもそも受けが攻めに興味を持っていく展開が分かり辛かったような。
明確に「落としてやるぜ!」という訳でもなく、何か曖昧にアプロ…

2

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

天然毒婦、なるほど。

これ、1、2じゃなくて、明らかに前編、後編ですよね。
前回が本当、途中で終わっていたので、やっとこ完結した感じです。

前回は攻めのよさがいまいち分からなくて、受けに最後まで拒絶したれやとまで思いましたが、こっちを読むともしかしてユキの方が酷いんじゃないかしら?と思い始めました。天然毒婦、なるほど。
此処まで読んでやっと、「千秋が可哀想」と思えてきました。
過去編で上京する時の「もう逃が…

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