周防佑未さんのレビュー一覧

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

健気で潔い男前受け

愛し合っていたけれど、とある事情があって身を引かざるえなくなった。
そこで他の男と浮気しているかのように見せつけ、攻めから見切りをつけてもらう形で別れた。
攻めに幸せになって欲しいからこそ、自分に未練を一切残さないような形で別れるんですね。

「愛した男に憎まれる…」とあるように、攻めのことを愛するがゆえに、あえて憎まれ役になり身を引く‥‥。
ツラぁ……って感じの切なさ満載で楽しめました…

5

100億ドルの花嫁 小説

真宮藍璃  周防佑未 

アラブに花嫁に人身御供

親友だと思っていた相手に身体を好き勝手に犯されるっていいよね。
ついでに言えば、金をちらつかされて屈辱的に犯される。
さらに萌え展開。ありがとうございます((ノェ`*)っ))タシタシ
昔からちょっとはそのケがあったとか、
何気にいい雰囲気とかだったじゃなくて、突然の展開が尚更良き。
あれよあれよという間に攫われて犯されて、金をちらつかされる
身体は見るまに順応していくという
あまつさ…

0

キャンディ 小説

真式マキ  周防佑未 

甘いタイトルを裏切るやるせなさ

作家買いです。
ちっと独特のクセがある文体で、慣れないうちは読むのに一苦労するかもしれませんが、
その中毒性にやられた一人です、はい。

さて。

真式さんの作品で一番好きなのがこちらです。
可愛らしいタイトルを裏切る事件物。ヤクザに刑事、薬などなどシリアス展開のストッパーになるのが、本作の受けである朝木(あさぎ)組長。屋敷ではほぼ和服です。
美人でビッチっぽく、ことある毎に攻めで…

0

鬼に嫁入り ~黄金鬼と輿入れの契り~(表題作「約束の花嫁は黄金の鬼に溺愛される」) 小説

牧山とも  周防佑未 

えー!入るのか?

盛大にネタバレてるかもなので、以下ご注意。



すごいのー!
もはや受けの穴はブラックホール!?
それとも私が想像しているモノがデカすぎたのか?
あまり体格差があり過ぎるとドキドキしちゃうの。

鬼と言っても、全然悪くないんですよ。
すごく優しくて頼もしいです。角がある必要はよくわからない?

転生前の自分に嫉妬する気持ちはわかる。だって記憶無いんだったらそりゃそーだろう…

1

世界はきみでできている 小説

牧山とも  周防佑未 

トチ狂ってる攻め

全力でお前を落とす!!と宣言した攻めと、長年の親友だと思っていた男の変貌ぶりに唖然としつつもかわそうとする受けとの攻防戦です。

一言でいえば攻めは「トチ狂ってる」
まぁ、タイトルからイっちゃってる感はありますよね。

仕事時(弁護士)は即死級の毒舌を吐きまくってる男が、受けを前にすると人格が変わります。
全力で口説きまくるうえに、最強のポジティブ脳になってしまう。
受けに冷ややかな…

0

ワンナイト・ラブアフェア 小説

英田サキ  周防佑未 

私の中の『英田さん』ってこういうテイストです

巻末には電子書籍の発行日しか書いていませんでした。ちるちるのページで関連作品になっている同人誌『LOVE ALIVE』が初出なのかしらと思いますが、そうすると2006年1月の発行なんですね。
今から14年前、こんな大人大人しいBLが書かれていたなんて、ちょっと驚愕です。
だけど剣持の職業が『准教授』ではなく『助教授』だったり、煙草関連の描写が今のものよりも緩いと言うか……確かに10年以上前っぽ…

3

鬼に嫁入り ~黄金鬼と輿入れの契り~(表題作「約束の花嫁は黄金の鬼に溺愛される」) 小説

牧山とも  周防佑未 

楽しく読めました

異世界物というと連れ去られた本人に悲壮感だったり、行方不明の身内を捜して家族が悲観に暮れたりするものだと思っていました。

ところがこちらの作品にはそんな事は無くて受けの維月は前向きで明るいし、家族に至ってはあっけらかんとして楽天的でした。

というのも維月の家系に秘密があるのですが、維月以外の家族は皆んな知っていたんですね。
だから維月が嫁に行ったと知っても終始明るいし、しまいには「世…

0

鬼に嫁入り ~黄金鬼と輿入れの契り~(表題作「約束の花嫁は黄金の鬼に溺愛される」) 小説

牧山とも  周防佑未 

兎にも角にもお尻が心配

体格差のお話が読みたくて購入。
ベテラン作家さんのようですが、私は初読み作家さんでした。購入時に確認したところ、ギャグテイストの作品やキャラクターの軽快な会話に定評のある作家さんらしく、発売を楽しみにしておりました。

お話について(藍堂×維月)
藍堂は2メートル半ばの長身を持つ鬼。対する維月は160センチちょっとと、少し小柄な男の子。
思ってた以上の体格差!( ´ ▽ ` )わーい。

4

B.B. con game 小説

水壬楓子  周防佑未 

読みやすい

さらっと読めて面白かったです。
千郷と真砂の会話のテンポは相変わらず面白くて、対等な感じがすごく楽しい。
千郷の気持ちが真砂に向いていく過程もわかりやすく無理のない感じが良かった。
前回は先代の存在感というか、イイ男すぎて真砂の良さが目立ってませんでしたが、今回はちゃんと見せ場があり、とても彼らしくて楽しめました。
まだ先代と真砂を比べてしまう千郷ですが、それもまた今作の魅力なのかなと思い…

3

黒の真相 小説

綺月陣  周防佑未 

強い那月も、素直に涙を流す那月も、全部愛おしい!

シリーズの三作目で最終巻。

相変わらずトラブル体質の那月は、
今回もなかなか重苦しい事件に巻き込まれます。

本当にね……どうして?って人が巻き込まれ、
さらに肉体的にも心情的にもとても痛い展開に。
……辛い。辛いよ!

今回はちょっと辛過ぎて、途中で挫けそうでしたよ……
誤解に誤解が重なって、という展開がもどかしく、
みんな、ちょっと冷静になろうよ!と仕切りたくなりました…

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