児島かつらさんのレビュー一覧

とめどなく、シュガー 下 コミック

児島かつら 

まさに二人の人生の縮図、名作です!

→上巻からのレビューの続きになります。

下巻で敬太と理一がいよいよ壁にぶつかる事になりました。

理一に地元でゲイの友達・伊織と縁が出来た事で二人の関係に少なからず影響が出始めました…。

ここがまた絶妙な描写で遠距離恋愛中で閉鎖的な地元に戻っているクローゼットゲイな理一にとってこの友人の存在は少なからず心強いものになるのは必然。

そしてカミングアウトに対して前を向く敬太と後ろ…

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とめどなく、シュガー 上 コミック

児島かつら 

スピンオフの域を超えた名作!

『ファイブコーナーズコーヒー』に登場した仁科敬太のスピンオフになります。

正直このシュガー上下巻だけでもとんでもなく濃密で読み応え充分です!

最初のスピンオフ『四角い月』で敬太とその相手になる理一のお話が始まり、その続きが『とめどなく、シュガー』になります。

コミックスの上巻の最初に『四角い月』が収録されています。

でもやっぱり『ファイブコーナーズコーヒー』を読んでからこの…

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とめどなく、シュガー 下 コミック

児島かつら 

遠距離恋愛の未来図

下巻感想です。
後半に向かうにつれて涙止まらず泣きました(;///;)


男同士とか関係なく、ごくごく自然に生きたい敬太。
特異な目に曝されるぐらいなら隠しておきたい理一。

どっちが正しくて悪いという話じゃないのは分かってるし、
相手の意見を尊重したいっていう気持ちはあるのです。
けれど遠距離恋愛という物理的な問題も加わってーーー。


理一は田舎じゃカミングアウトは無…

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とめどなく、シュガー 上 コミック

児島かつら 

「月は丸いままでいいんだよ」

「ファイブコーナーズコーヒー」のスピンオフ。

私は未読ですが特に問題無く読めました。
(追記:取り寄せで時間掛かりましたが無事紙でGET)
(既読だと新たな気付きがあって更にハマりました!)

めちゃくちゃ良かったです!!!(;///;)
下巻に向かうにつれて涙が止まらなかった……。

・あるがままの自分で生きていくこと
・大切な人と一緒に生きていく未来図
がじっくりと丁寧…

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ファイブコーナーズコーヒー コミック

児島かつら 

ゲイのリアルが詰まってる気がする

表面上お互いにゲイだけど、恋愛関係になることはなく長年親友のまま。だけど密かにお互い両片思い。会話のテンポであったり、まわりの環境であったり年齢35歳というところがゲイとして生きているリアルさが描かれている気がします。最後はもちろんハッピーエンドなのですが、そこに行き着くまでの2人の気持ちの葛藤が胸に刺さります。
結婚という確かな結びつきが難しいゲイカップルが幸せになるには、そして一生一緒に側に…

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サースティ・ハイ コミック

児島かつら 

熱い男たちの物語

バンド、音楽を絡めたBLってやっぱり最高。代表格でいえば『ギヴン』、『きまぐれなジャガー』然り男同士が恋愛する流れがものすごーく自然で、必然とさえ思えるような要素なんですよね。この作品も同じビジョンや夢を抱えた2人が歌を通して魂でぶつかって衝突したり、ケンカしたり、恋をしたり、、、とめまぐるしいです。素敵!
漫画では音や声が伝わりにくいから表現するのがすごく苦労されそうですが、ハイになってるとき…

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ファイブコーナーズコーヒー コミック

児島かつら 

どこかリアリティを感じる不思議

どこかの海辺にありそうなお店。
そして居そうな店の経営者!

途中まで、
主人公の二人は恋人としてはくっつかないのでは⁉︎
……と思ってしまうほど、
敬太くんと小森くんが印象的。
特に敬太くんは可哀想だった……大人だなぁ……
読み終えた後、
こっちの二人のそれぞれのスピンオフとかないのかなと、
ついちるちるで確認してしまいました!

私的にはとっても好きなお話しではあったの…

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従順な彼のしつけ方 コミック

児島かつら 

すべてはひとりのために

これは…。
ちょっとツッコミが止まらない作品でした。
美術館の学芸員という素敵な設定ながら、萌えなかった…。

本庄に憧れて、同じ職場に就職した入江が主人公です。
冒頭からすでに恋人同士で、マニアックな性癖方面に振り切れているので、ここの時点で早々に脱落するひとも出そう。
かく言うわたしも、本庄の話の通じない一方的なところにイラっとしてしまいました。

前半はとにかく意思疎通不可の…

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一方通行レンアイ体質 コミック

児島かつら 

戸塚の気持ちが分からない…

レビューがなかったので、低評価なのに失礼します。

好きな女性とはうまく行ったためしがない。
なぜかゲイに好かれがち。
しあわせな恋愛をしたことがない大学職員の戸塚(32)と、そんな彼を「好き」と言って付きまとってくる大学生の川久保の話です。

登場時、攻めだと思っていた川久保は受けでした。
受けなのにセフレにハメ撮りを要求…。何か新しい。
ノンケを「ノマ」と言うのも新しい。
3…

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ジーン・クラッシャー コミック

児島かつら 

加害者意識からの解放

被害者意識、被害妄想、トラウマ。
被害者側の心理をクローズアップする作品は数あれど、加害者側の心理にフォーカスした作品って少ない気がします。
おそらく「害を加えた方が被害者面ですか…」みたいに、読者と壁が出来やすいからでしょうか。

この作品では自分を「加害者」と思い込んでいる靖大(26)と、「被害者」である佑真(18)の幼い頃から現在に至るまでの関係が描かれていました。
軸になるのは、…

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