H3PO4
吉利谷と財前については子供の頃からいろいろ背負ったり我慢したりしてきた2人が、この巻でようやくそういった柵から解放されて、お互いを思う存分愛し合える結末を手に入れた感じがしました。吉利谷への好意もオープンで性行為に積極的な財前なんてまさか見れると思っていませんでしたから、人は愛でこんなにも変わるんだなぁと嬉しくなりました。
後半は一見と糸川がメイン。多分吉利谷達よりもページ数は多かったと…
志水先生のお気に入りなんだろうな、と諦めている。吉利谷と財前、どこまで続くのかと。表紙を見ていて、やっと一見と糸くんの初夜に戻るのか、と期待したのに。
めでたく成就した吉利谷と財前は、描き下ろしおまけ的な激甘後日談をこれでもかと見せつけて来る。というか、わざわざ一見に見せ付けに来る。丸っと一見 × 糸くんで読みたかったのに。そんなワケで、一見 × 糸くんの話は物語後半で。ワケあり風の一見の背景は…