志々藤からりさんのレビュー一覧

先生、その恋 死んでます。 コミック

志々藤からり 

一人じゃ答えは出ない

久しぶりに志々藤先生読みました。

カップリングと受けが好きなのです。ストーリーもお上手です。恋愛のキュンが必ずあって、クスッと笑えて、明るくて重くならない読後感に癒されます。

本作はもう、タイトルとカバーイラストでやられてしまっていたんですけど、今回も安心して読めちゃいました。

受け攻めともに小説家。方や処女作で有名文学賞を受賞して以来、一作も書けていないセレブ作家。もう片方は、…

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先生、その恋 死んでます。 コミック

志々藤からり 

小説家の恋

志々藤先生の絵は可愛いですね。
童顔設定だからかもしれないけど、黒髪ストレートが艶々していて、瞳も大きくてちょっと猫っぽい。でも女々しい感じでもなくて、めちゃくちゃ好みです。
攻めくんもちょっとクズ男よりだけど、爽やかでイケメンな絵柄で好みです。

小説家同士の恋愛。受けの海くんが可愛い高校生みたいな見た目に反して辛辣な言葉をシレッと言うところは「さすが言葉のプロ」と思いました。りったくん…

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クズでもできる恋愛論 コミック

志々藤からり 

カップルとしては安定?シリーズ三冊目

大学生編!表紙で堂々と彼氏のお尻を触る都築に笑いました。今回はちょっと変わった当て馬君の登場です。あほのこだけど、めちゃくちゃ美人設定らしい…。とても面倒なタイプでした。
うーん…でも肝心なシーンが省略されちゃってるんですよね。都築がまつりと決着をつけたとこ。会話で済ませてて、実際はどんな感じだったのかな?とモヤりました。
確かに湊と都築が絡まないシーンが長くなってしまいますし、退屈になるとは…

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クズは急には直らない コミック

志々藤からり 

雨降って地固まる!シリーズ二冊目

続刊といえば新キャラ登場~。確かに青葉っていうキャラが追加されますが、直接当て馬になることはなく、間接的にヤキモチ焼かせ要員になるくらいで、本人は湊の友人で都築の敵っていうコメディ部分を盛り上げるポジションでした。
今回は都築の過去にちょっと触れてしまうお話。湊と都築は付き合って一年も経ってるらしいです。ここにまず驚き笑。ズバズバ言っちゃう青葉のおかげで波風が立ち、都築と湊は大ゲンカ。でも二人と…

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性格クズでなにが悪い コミック

志々藤からり 

自称クズのひねくれ君

激しいタイトルですが、絵もストーリーもほのぼのタッチでわりと穏やかでした。主人公の湊はクズっていうよりひねくれ君って感じ。周りから見ると斜めからものを考える面倒な人、だけど湊本人にとってはそれが自然で、まっすぐな考え方なのかと思いました。
勘違いからリア充イケメンの都築と付き合うことになった湊。この自称クズ、実際にも頭の中でもとてもよくしゃべります笑。こんなセリフがつらつら出てくるってすごいな!…

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だって遊びでしょ? コミック

志々藤からり 

強気だけど愛嬌と隙のあるキャラクター達

◆だって遊びでしょ?(表題作)
 自己評価の低い受け・春原が最初はちょっと鼻につくかも?と思いましたが、読み進めていくと、ああ本当に天然な子なんだ、と自然に受け入れてしまうようなキャラでした。遊び人である攻め・吉木も、そもそも純情そうな子は端から弄ばないというポリシーを持っていて、結構誠実。相手の気持ちなんてお構いなしに食い散らかすのが悪い遊び人ですから。少女漫画チックなベタ展開なようで、微妙に…

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性格クズでなにが悪い コミック

志々藤からり 

よく考えている子

湊は自己評価が低いのか‥
多少口は悪いけど言うほどクズじゃないし、むしろ人間観察を趣味としているだけあって
周りを見ているし空気も読める。
ピュアでまっすぐな子だなという印象です。
それ故に都築との関係性に悩んでしまう姿は可愛らしくも感じました。

頭のなかでぐるぐる考えている部分がなかなかに多くて、コミュ症らしさがよく表されていて面白かったです。

描きおろしの小学生らしからぬ物…

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鼓動よりつよく、呼吸よりふかく コミック

志々藤からり 

相手を生かしたい、と思う気持ちは罪か

◆鼓動よりつよく、呼吸よりふかく(表題作)
 実際に死ぬ時の描写よりも、郁弥と葉月が2人で過ごす日常の描写の方が多いので、そこまで悲痛な印象は受けませんでしたが、ストーリーはどこまでも切なくて、結末も救いのないものでした。大切な人が死ぬよりも、自分が死んだ方がずっといい。生きながら、死んだ相手を思い出すことは辛い。誰しも考えることですね。美しい自己犠牲とも言えるし、究極のエゴだとも言えるでしょう…

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先生、その恋 死んでます。 コミック

志々藤からり 

死のそばで生を感じる

小説家の律太は大きな賞を獲ったそのあとで
次の作品を生み出せずにいた。そんな時、アパートを取り壊したいが、住人との立ち退き交渉に難航しているため、直接交渉に行くよう祖父に頼まれる。
渋々ながらも引き受けたその先で
過去から動き出せないでいるラノベ作家の海と出会い、体の関係を持ってしまい…
と、いうようなお話。

重たい過去がありながら海があまりにもあっけらかんとしていて
それが逆に切…

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性格クズでなにが悪い コミック

志々藤からり 

普段は優しいけど時に厳しいことも言う攻めに惚れる

 本気で告白する攻めと、それを罰ゲームだと思い込んでしまう受け。そう珍しいわけでもない導入だと思うのですが、そこから2人の関係性がゆっくり深まっていく様子が非常に丁寧に描き出されていて、ページを捲るごとに引き込まれていきました。花浦がツッコミ係でもあるので、思わず笑ってしまうシーンも多々ありつつ、要所要所でその時の2人の関係性を振り返り、自分の行状を反省したり、都築とのこれからを真面目に考えたりす…

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