志々藤からりさんのレビュー一覧

だって遊びでしょ? コミック

志々藤からり 

強気だけど愛嬌と隙のあるキャラクター達

◆だって遊びでしょ?(表題作)
 自己評価の低い受け・春原が最初はちょっと鼻につくかも?と思いましたが、読み進めていくと、ああ本当に天然な子なんだ、と自然に受け入れてしまうようなキャラでした。遊び人である攻め・吉木も、そもそも純情そうな子は端から弄ばないというポリシーを持っていて、結構誠実。相手の気持ちなんてお構いなしに食い散らかすのが悪い遊び人ですから。少女漫画チックなベタ展開なようで、微妙に…

0

性格クズでなにが悪い コミック

志々藤からり 

よく考えている子

湊は自己評価が低いのか‥
多少口は悪いけど言うほどクズじゃないし、むしろ人間観察を趣味としているだけあって
周りを見ているし空気も読める。
ピュアでまっすぐな子だなという印象です。
それ故に都築との関係性に悩んでしまう姿は可愛らしくも感じました。

頭のなかでぐるぐる考えている部分がなかなかに多くて、コミュ症らしさがよく表されていて面白かったです。

描きおろしの小学生らしからぬ物…

1

鼓動よりつよく、呼吸よりふかく コミック

志々藤からり 

相手を生かしたい、と思う気持ちは罪か

◆鼓動よりつよく、呼吸よりふかく(表題作)
 実際に死ぬ時の描写よりも、郁弥と葉月が2人で過ごす日常の描写の方が多いので、そこまで悲痛な印象は受けませんでしたが、ストーリーはどこまでも切なくて、結末も救いのないものでした。大切な人が死ぬよりも、自分が死んだ方がずっといい。生きながら、死んだ相手を思い出すことは辛い。誰しも考えることですね。美しい自己犠牲とも言えるし、究極のエゴだとも言えるでしょう…

1

先生、その恋 死んでます。 コミック

志々藤からり 

死のそばで生を感じる

小説家の律太は大きな賞を獲ったそのあとで
次の作品を生み出せずにいた。そんな時、アパートを取り壊したいが、住人との立ち退き交渉に難航しているため、直接交渉に行くよう祖父に頼まれる。
渋々ながらも引き受けたその先で
過去から動き出せないでいるラノベ作家の海と出会い、体の関係を持ってしまい…
と、いうようなお話。

重たい過去がありながら海があまりにもあっけらかんとしていて
それが逆に切…

1

性格クズでなにが悪い コミック

志々藤からり 

普段は優しいけど時に厳しいことも言う攻めに惚れる

 本気で告白する攻めと、それを罰ゲームだと思い込んでしまう受け。そう珍しいわけでもない導入だと思うのですが、そこから2人の関係性がゆっくり深まっていく様子が非常に丁寧に描き出されていて、ページを捲るごとに引き込まれていきました。花浦がツッコミ係でもあるので、思わず笑ってしまうシーンも多々ありつつ、要所要所でその時の2人の関係性を振り返り、自分の行状を反省したり、都築とのこれからを真面目に考えたりす…

1

クズでもできる恋愛論 コミック

志々藤からり 

何度でも繰り返し読みたい良作のシリーズ

『クズは急には直らない』の続編です。

大学1年生のイケメン 都築 一朔くんと同じ大学の陰キャ 花浦 湊くんのお話。

前々作『性格クズでなにが悪い』では、お付き合いすることになった一朔くんと湊くん。
前作『クズは急には直らない』の最後では、同じ大学に進学し、同棲をスタートさせた2人。
今作は、その続きになります。
同棲した湊くんには不安がありました。
一緒に暮らしたら「荒」も見え…

3

恋はしたいがお前じゃない コミック

志々藤からり 

救われたことと救えたこと

最近、ハマっている志々藤からり先生の作品です。
志々藤先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。

IQ170の無職 四津海 汰久と地方公務員の中前 朝陽のお話。

恋愛経験ゼロで童貞の朝陽くんは、出会いを求めて出会い系で相手を探します。
1人目は会うなりドタキャン、2人目は飲み友探しのノンケ、そして3人目は…きれいな顔して身なりも良くて、でも変態素数プレイ男。
結局、ホ…

4

恋をするのもままならない コミック

志々藤からり 

評価低いの謎…

攻めの鴎介がイケメンすぎました。惚れる。男前がすぎる。
受けの久瑠宮くんは健気ですね。努力家でたぶんやれば出来るタイプ。
だけどなんでもスマートにこなしすぎちゃう出来る兄2人が過干渉で(やってあげるよ、無理にやらなくていいよって)、自分でやり遂げたことがなかったのかな。
それが自己肯定感が低い理由だと思う。

だからちょっと俺様入ってるけど、自分でやってみろってぶん投げる鴎介は久瑠宮くん…

0

クズは急には直らない コミック

志々藤からり 

すれ違っても拗れても、2人なら大丈夫!

『性格クズでなにが悪い』の続編です。
志々藤先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。
表題作の他に同時収録されている『やがてたどりつく恋の話』は、表題作の番外編です。

高校3年生のイケメン 都築 一朔くんと同級生の陰キャ 花浦 湊くんのお話。

前作『性格クズでなにが悪い』でお付き合いすることになった一朔くんと湊くん。
高校3年生でクラスが離れてしまいました。
湊く…

2

性格クズでなにが悪い コミック

志々藤からり 

素敵なシーンが多い良質な作品

最近、ハマっている志々藤からり先生の作品です。
志々藤先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。
表題作の他に同時収録されている『僕らが行けない宇宙の話』は、表題作の番外編です。

高校2年生のイケメン 都築 一朔くんと同級生の陰キャ 花浦 湊くんのお話。

湊くんは自他共に認める「ぼっち」です。
さらに、「性格があまりよくない」し、「友達が欲しい」とか「善良になろう」と…

2
PAGE TOP