山田ユギさんのレビュー一覧

誰にも愛されない 完全版(下) 長谷川×上野編 コミック

山田ユギ 

完全版の名に恥じぬパーフェクトな読み応え!

「誰にも愛されない」の下巻は、上巻で登場した日下の友人・長谷川のターン。
この長谷川というのは、日下のチェコ留学時のルームメイト。
で、今は飯島の同業他社。
飯島同様、日下に原稿をもらいに古本屋に出入りし、飯島同様店番などしています。
するとある日雰囲気のある美形男性が店に入ってきて…
これが長谷川と上野の出会い。
長谷川はお坊ちゃんで、人当たりも良くて、ノンケ(ただし潜在的に男もOK…

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誰にも愛されない 完全版 (上) 飯島×日下編 コミック

山田ユギ 

名言だらけの傑作

ユギ先生作品は傑作揃いなんだけど、本作も素晴らしい。
カップリングは、元々大学の友人でひょんなことから再会した出版社営業の飯島と古本屋店主でありチェコ語の翻訳家である日下。
日下はいわゆる「ツンデレ」。
というかコミュ障と自分では思ってる。確かに誰とでも楽しくワイワイというタイプじゃない。でも自分が思ってるほど周囲から煙たがられてないの。
言葉が足りないし対人の経験不足で自分がグルグル。

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我らの水はどこにある コミック

山田ユギ 

スケベなおっさんみたいな17才だけど。

ユギ先生ってスゴイよな…
この物語ってかなり複雑なストーリー展開だと思うんです。
それをグ〜ッと読者を物語に引き込んでいって、巻き込んでいって、登場人物たちと一緒にドタバタさせる力技。
しかも実はかなりシリアスで、相当ディープな話で。

まず、地元の名士・仙頭家の御曹司が全寮制の学校を辞めて行方不明になってしまった。竜彦坊ちゃんを探してくれ、と頼まれた使用人の阿部至。
…というところか…

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この恋は運命じゃない コミック

山田ユギ 

眼鏡の年上の彼が

久しぶりに山田ユギ先生。
昔、BL読み始めた当初から好きな作家さんだったけど、今でも現役で活躍してくださってるのってとても嬉しい。
何といっても、やっぱり絵が好き。
山田先生の作品の登場キャラ達の、体形とか体格差とかがとにかく好き。
ストーリー展開も納得の意外さだし、受け攻めの設定もこう来たか!ってニマニマしてしまう。
このコミックスでのメインの瀬戸と塚本のお話は、この1冊でうまくまとま…

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犬より愛して 小説

藤森ちひろ  山田ユギ 

動物が懐くのはいい人…のはずだけどね?

以前のレビュー評価は芳しくないようですが、私的にはそんなに悪くなかったです。
なにしろ挿絵は山田ユギ先生ですから!
つまり…
イラストを見ると、2人の関係性が透けて見える!
受けは攻めを過去嫌ってたなとか、今は押し切られてるなとか、攻めの方が本当はメロメロだなとか、クールな受けは実は感じやすいなとか、あんなとか、こんなとか、
こういう関係性がわかると自ずとどう物語が動くのかはわかってしま…

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ふしだらな需要と供給 小説

高崎ともや  山田ユギ 

表紙買い

久しぶりに引っ張り出しました。

タイトルにそこはかとなく漂うエロス。
1ページ目の再会から情事の濃密さを漂わせ、それが日常になるまで晒さずに進められます。
否が応にも期待を高めていきますが、そんな期待を更にかわして、麻野の世話焼き体質や館山の甘えっぷり。
十分に知らしめるふたりの会話でタイトルに間違いなし、と納得してしまいます。
そうして訪れる濃密な夜。となるわけですが、エロさも十二…

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夢を見るヒマもない コミック

山田ユギ 

無口だけど表情が雄弁な攻め

 ああもっと甘い2人を読みたい、と私の中で盛り上がってきたところで終わってしまったので萌評価にしましたが、全体的なストーリーには満足していますし、メインキャラにも愛着が湧きました。おバカとかお人好し過ぎるというほどでもない、でも裏表がなくて素直なところがとっても可愛い川村。彼に比べると無口だけどスカしてるわけでもなく、話しかければ普通に答えてくれるクールな吉武。どちらも鼻につくところがなく、絶妙な…

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この恋は運命じゃない コミック

山田ユギ 

仕事に誇りを持つ男前たち

活版印刷という渋い題材でユギさんBlを読めるとは…。
こういう、初対面の印象が悪い二人って滾りますね!
そしてどちらも主張を譲れないんだけど、出来上がったものは最高だとかもう…。
年齢が近いこともあって距離が縮まるのも早くて楽しいです。

じじいと剛の絆もじんわりしましたが
リチャードとの30年越しの恋、というかもう愛ですよね、素敵!!
剛が戸惑うのも仕方ないかもしれませんが、家族っ…

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人はなぜ働かなければならないのか コミック

山田ユギ 

門倉さんが健気可愛い腹黒すぎる

表題作が大好きすぎてレビューします。

人はなぜ働かなければならないのか
このお話の魅力はなんといっても門倉さんの健気可愛い腹黒さです。
口うるさいドエスな部下を演じてきたのに、
二人きりの残業中にむかーし貰ったカップラーメンを大事にとっておいたことがばれて。
そこからの流れがスムーズすぎて感動します。さすができる男。
一切照れも赤面も動揺もせず、クールに「捨て忘れただけですよ」

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別れごっこ 小説

剛しいら  山田ユギ 

大人編も今ならOK

多作を書かれたのに個々のクオリティも高かった剛しいら先生の良作文庫。2005年作。今はプラチナ文庫もなくなってしまったのが悲しすぎる。山田ユギ先生もこの頃小説挿し絵も結構されていて豪華。

お坊ちゃん育ちでイケメンの攻めと苦労人でしっかり者の受けが高校で出会い結ばれてから別れ、社会人になり再会してまた恋人になるというストーリー。一人称文章はあまり好まないんですが、剛先生は三人称も両方書ける方だ…

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