今年読んだBLコメディ枠の中でも、群を抜いて面白かったです!!!!もともとそんなに多くないコメディ枠の中でも、モブ×モブという特質的なテーマがとても面白かったです。
ですが、三つ目のカップリングは個人的に下剋上を期待していたところの固定だったので、ちょっと好みには合ってなかったです。あとどちらかというと、A治くんが受けが良かった……一番気に入ってるカップリングは、アキラとレンです(笑) 個人的に女の子っぽい方が攻めがいいなーと思ったり、女装が似合わない方が受けがいいなーっと感じるタイプでしたので汗
でも、内容としてもスッキリしっかりしていて、読みやすく、一冊でギャグとほのぼのとシリアス、全て読めるのは素晴らしかったと思います!!
ただ、カップリングの好みは人それぞれなので何とも言えないです(笑)
転生BL
最近、泣けるモノ読みたいな〜と思っていましたので、購入。
前作の「半壊の花」にて稲穂の道を読んだ際、早寝電灯さんは暖かみと涙を誘うような物語が上手で、素晴らしいなと思っていました。
今回は、それが前面に出ており、表題作で一冊でしたので、話も丁寧且つ素晴らしいものでした。
生徒との話も綺麗に描かれており、加古さんが可愛かったなぁと思いました。
転生モノは難しい話のも多いのですが、早寝電灯さんの描くこのストーリーは、さっぱりというわけでもないのにわかりやすくて読みやすかったです。
途中、反転(読むとわかります)するシーンでも、主人公の心情を交えながらも、春沖くんと八尋先生の心情、変化を写していて、見ていてドキドキしました。
後日談では、互いの呼び方や話し方が変わっていて、互いに理解しあい、共生しあうというのが読み取れて、ほんわかと暖かくなりました。
シリアスも交えながら、人のあたたかさ、運命を描いていて、読み終えた後も「あ〜よかった…」と余韻が残りました。
(読み終わったら、ぜひ表紙と表紙裏の絵を見比べてほしいです^_^)
この本で、本格的に早寝電灯さんの本を買い続けよう!!!!と思いました。
淫猥で妖美的、且つ華やかさと明るさを兼ねそろえた一作。
紗久楽さわさんの描く人々は、太腿がお美しい。そして何より研究し尽くされた江戸の雰囲気。
そこらの下手な時代物などとは比べ物にならないほどの美しい時代背景。
「おいど」やのばしたり同じもじが使われる際の文字、お百の独特な喋り方。
卍兄のお百を可愛がる気持ちや、切ないまわしと蔭間の絡み。
切なさから泣いてしまいました。
少年という細く美しい蔭間の背徳感や、成長し年季を終えた後の明るさ。全てを兼ね揃えていてよかった。
月代など、さわさんの独特なこだわりやしっかりと様子を捉えた素晴らしい一作でした。
今後も続くようなので、次巻での卍兄とお百の可愛らしい絡みや、妖美で淫らな濡れ場、卍の過去編。
とても楽しみに待っていたいなぁと感じました。
読み終わった後の私の顔面はボロボロでした。
攻めの受けに対する見方が変わったとき(?)の対比というか、それが特にやばかったです(????)これは本当に読まないと伝わらないことなんですが、攻めと受けの初えっち、とても感動的というか、そんなにえっちなわけでもないのに、サヤの感情とか色々考えてると、ものすごくドキドキして、ものすごくえっちに見えます(???)
大してえっちじゃないのに、手を繋いだり、キスするだけでえっちに見える。そんな作品見たことありますよね??そう、あの感覚です。2人の思いが交差し混ざり合う瞬間、とてもえっちに見えるのです。
えっちを連呼していますが、私が特に好きなのはそのシーンではありません。やはり、勇介くんのあの言葉のシーンです。
「サヤが誰かを好きになるのは、キモいことじゃないよ。」
もうBLの域、超えてません???実は私、この作品が始めて買ったおげれつたなかさん作品なんです。(ヤリ部はネットで見てました)なぜ、今まで読んでこなかったというと、正直私、えっちぇぃ〜っ!っていうの苦手なんですよね。過程あってこそのえっちだと思ってます。だから、すごいピンクピンクした表紙に目がいきすぎて、購入に戸惑ってました。でも、読んでみてびっくり。過程あってこそのえっちさ、そのものが出ているんですね。私の大好きなものではないか!?!?となりました。今思います。「昔の自分、はよ読め〜!!!!!!」
中身はものすごい純愛です。私も純愛大好きです。ぜひ、読んでください。