先生買い。文章は好きで、ミドリノエバ先生の挿絵も好きなんだけど、どうしてもダメだったところがあったので中立にしました。久しぶりに自分の地雷を認識した一冊。本編260頁ほど+あとがき。
あれこれトライしてみても割合上手く続かない父親から暴力を振るわれる事が多かったアキ。父親が失踪したあとは、幼馴染の流星と良い関係を続けてきたのですが…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受の父、兄、攻の両親ぐらいかな…?
家族って大切な存在にもなり、ツライ存在にもなるんですね。
++より内容に触れる感想
攻、受は、お互いがお互いを大切に思っていて、思いやり合っていて、よい関係に思うのです。穏やかな人生をおくれた可能性があったと思うんです。だからこそ、すごく残念で。
攻が受を思うあまり?若さゆえ?やらかしてしまうんです。なんでそうなってしまったの…と無念でならない。頭良くて、検事目指すような攻なのに、なんで???と、どうしても受け入れられなかったでした。読んでいて辛かった。
設定が現代日本そのままと思うので、余計に「あー…これはしんどい、無いと思いたい」と感じたのだと思います。ファンタジーなどで「異能持つ攻にやられた」等だとこんな風にしんどくはならないんですけどねえ。
もう少し違う対応を取り、2人穏やかに過ごせると良かったのに…と悔しくなってしまった一冊でした。
篁先生の表紙に惹かれて購入。でかわんこも頑張り屋受けも嫌いじゃないけど、今ひとつ盛り上がらなかったので中立にしました。本編280Pほど+あとがき。
有害魔力の塊である魔瘴から町を守る辺境魔術師団に勤めるアキ。6年前に魔瘴が暴走した時の英雄ヴェルトルと共に暮らしていますが、ある年、高等魔術学院の卒業実習として6年前に助けきれずケガをさせてしまった少年(当時)が辺境魔術師団にやってきて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ヴェルトル(受けの同居人)、ソフィア(受けの師)、グラント公爵(攻めの父)、エレーナ(魔瘴の研究者)ぐらい?
++ 攻め受けについて
攻めは受けに助けてもらったのがきっかけとなって、受け好き好き大好き!となった人懐っこいでっかいわんこという印象の方。魔術師として非常に優秀。あれこれ考える頭脳もあります。にっこり笑って腹の中のことを隠すこともします。
受けは超優秀魔術師という訳ではないですが地味に頑張るタイプの方。6年前一般人だった攻め(少年)を守り切れなかったことを申し訳なく思っている方です。真面目な感じ。
結構お話がしっかりどっしりしていまして。攻め受けともにそんなにシンクロしきれなかったところに、腹の探り合いという展開で文章をしっかり読まないとついていけないなと感じるところがあって、ちょっと読むのがしんどかった一冊でした。シリアスお話が大好物な方には、すごくいいんじゃないかと思うんですけどねえ・・・はまれなかったー残念。
陸裕先生挿絵だったのでマストバイ。だったんですけど、キャラに今一つハマれず、お話もさらっと読んでしまったので、中立にしました。本編240Pほど+あとがき。
魔王討伐のために召喚されてしまった悠真。無事討伐したものの、元の世界には戻れない&代理で討伐に行かせた側の王子との婚姻を強制され・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
トラヴィス(受けを代理で魔王討伐に行かせた王子)、その他魔王討伐の仲間(各国の王族、攻めの家族(先王夫妻、国王夫妻等、叔父)ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めは王太子、強くたくましいと思いますが戦闘シーンは多くないです。受けを大事にあれこれ気遣っている様子の記載が多いかな。人型にはならないです。どっちかというと人型キランキラン美形が大好物なんで、ちょっと残念でした。穏やかで、真っ当な良い王子なんですけどねえ。
受けは、普通の高校生だったころに召喚され、治癒力&結界などはバッチコーイになったものの腕力などは無し。請われるがまま、好きでもない相手と結婚させられそうになっていたところを、魔王討伐パーティで一緒だった攻めからプロポーズされた方。めっちゃ健気とかエロいとかの特徴は思いつかないなあ・・・
攻め受けのキャラがハマらなかったからか、今一つ盛りあがれずちょっと残念だったい一冊でした。