貫井先生なので購入。いいんですけど、さらっと読み終えてしまったので萌にしました。いいんだけど何かとても残るものがあるかと聞かれると?でした。本編230P超+あとがき。「孤独なひねくれもの傾向あり頑張り屋攻め」や、「男前だけど健気受け」がお好きな方だったら嬉しいんだろうと思います。
涙精族に生まれ家族や一族と仲良く暮らしていた怜優。ある日襲われ一族を守るために囮となり捉えられます。半年後、捉えられていた部屋からなんとか脱出したものの、体力がすっかり落ちていたため、ついにある男の目の前で気を失ってしまい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻めの義母、異母弟、瞭明、慈雨(攻めの側仕え)、受けの側仕え、後宮の姫君ぐらいかな。側仕えたちは皆さんok!他は皆さん気がおかしい。
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攻めさんはイケメン皇帝なんだけど、実母からのお願いがあるため嫁なんか要らねーって方。皇帝なのにあかんやん…政治的に有能って分かるようなところや、剣術バッチリ!ってな特性は見いだせす、やる気あんのか?と少し感じる方でした。理由あるからなんですけどね。無事受けをGETしたこの後は、国を良くするために頑張ったはずです(エピローグによると)
受けさんは健気さんかと思いきや、男前という印象のほうが強いです。我が身を呈して家族を守るとか、皇帝が一人ぼっちなので置いていくのは忍びないと思うと、一緒に行こう?と言ってみたりとか。おいおい皇帝がおらんようになったらあかんやろ(笑)と思ってたら、ちゃんと攻めのそばに戻りましたね。偉い偉い。
攻めの側近の二人も攻めを思って、受けに側にいてほしいと頼むんてす、ここ好きてした。主人を思う側近って好きなんですよね。
あちこち好きになりそうな要素はありましたが、如何せん悪党が気持ち悪すぎて、ちょっと♡部分が減っちゃったかもな…と思った一冊でした。
yoco先生おっかけで購入。前半面白かったんですけど、中盤に「え」と思う箇所があり、そこは要らないという印象でしたので中立にしました。面白かったんだけどなあ。web由来のお話350P弱。運命の番なんてくそくらえ!と思う方、ダーク、スプラッタ大丈夫な方限定でおススメします。こういうの他にあんまりないと思いますしね。
初めて出来た彼氏ともう一歩深い関係になるかなと期待していったテーマパークでのデート。突然その彼は運命の番を見つけたらしく、千尋をほったらかしにしてその番と本来泊まるはずだったホテルに。何度かそういうことが続き、どうやら自分にはアルファを運命の番に引き合わせる才能があるとわかり・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ブライアン(米国大統領、攻めを派遣する)、成瀬(受けと共依存関係)、受けのパトロン複数、クライアント複数、青山(受けの最初の恋人)+番、受けの家族、アーヴィング(攻めの知り合い、護衛)ぐらいかな。
++ダメだったところ
攻めと受け、なる君と受けが共依存でがっぷり四つなのは無問題なんですけど。
運命に抗うってよりか、運命を殺してるんじゃんかよ、と感じられて、ちょっとダメでした。受けの家族(めちゃ足ひっぱるクソ家族)も、今までめっちゃ酷いことをしてきたからということで、最後は影も形もない事態になってしまって、そこも×。どうにもこうにもそこまでせんでもええやんか・・・と感じちゃうのです。さくっと殺すだけならまだしもその過程を楽しんじゃう方々も、受けのパトロンさんたちにはいらっしゃってですね。うーん・・・。
受けの「運命の番を見つける」って才能は面白かったし、確かに「運命の番を見つけた側はいいけど、じゃあそれで捨てられた側はどう思うのさ」って話はあるんで、前半はワクワクしながら読んだんです。ところが中盤のダーーーークなところがあまり好きではなく「ここ要る?」とまで思ってしまって。攻め受けがどっぷりお互いにハマるところは良いんですけどねええええ・・・
もうちょっと違っていたらもっと楽しめたんだろうなあと少し残念だったお話でした。好みの問題なんだと思います。
本編で新婚家庭に突撃していた小姑、芽衣子の語り口になるお話でした。7P2段組細かな字でびっしり、読み応えありのため、本シリーズお好きな方でしたら、是非って感じです。
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「突発的に日本に」と冒頭にあって、「自覚あったんかいな」と少々呆れた気分になりましたが、まあこういうのは一生治らんやろうなと思う芽衣子さん。我慢するってことがないんだろうな。我慢がいいとは限らないけど、行先はもうちょっと考えた方がいいんじゃないかなあ。(新婚さんはやめた方がいいと思う)
当の新婚さんたちは、芽衣子が買い込んだ荷物を全て実家に送ったということなので(主に攻めの行動の結果と思うが)、もう二度とこんなことはないかもしれないけど、芽衣子さんがめげずにまた来そうやなあと思う、パワフル義妹さん視点の小冊子でした。
本編は今一つ乗り切れなかったですが、こっちは分かりやすく甘かったので中立にしました。本編好きそうだなと思う方はこちらのペーパーで糖分補給されることをおススメします。
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仙界から帰った翌朝。目が覚めると横には羅が腹ばいになってニコニコ見ていて・・というもの。
何がよかったって、攻めが受けの事を好きっていうのを全然隠してなくって、めっちゃわかりやすかったところです。「寝起きいいですね」と言われると「寝てないから」wwww
そんなに受けのことが好きやったんかい。
そのあともあれこれ掛け合いを二人でやっているのですが、基本甘いのがベースにある会話なので、本編後日談として良かったわーと思ったペーパーでした。
ぼすこ先生おっかけで購入。お話は楽しめる部分もあったのですが、なんといっても漢字名前がどうにも苦手で苦しんだので、中立より萌にしました。本編220P弱+あとがき。なんちゃってチャイナはどうにも苦手になってきた気がする。
質屋の大店に生まれた優瑶(ようやお)。店が義賊に襲われ人買いのところにいたところ、金魚を買いに来たという身なりをかまっていなさそうな男に二両で買われてしまいます。何をすれば・・?と尋ねると「俺の魂を慰めろ」と言われ・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
虎斑(白虎、喋る)、縄縄(白蛇、しゃべらない)、受けの義母、景仁章(弐秋官、えらい役人)、悪党、小者少々。景がイケメンっぽかったんだけどな。
++しんどかったところ
優瑶=瑶瑶(ヤオヤオ)=死瑶(悪口と推測)というようにいくつかの呼び方があるのとか、羅(ルオ)などというルビがあるのだけど、全部に振ってあるわけではないので、なんて読むんだったっけ???と気になって気になって勢いで読み進められなかったのがしんどかったでした。
受けがちょっと食いしん坊なところもあって、色々な料理、スイーツが出てくるんですけど、それも本格的な漢字&ルビ。口に出して確認しようとしてしまい、やっぱり読み進めるのを阻害。
攻めさんは訳アリ能力者?長らく戦ってきて孤独を感じていたのを、受けに救いを感じたのかなあ・・?そのあたり、今一つシンクロできませんでした。
受けさんは義母に殺されかけていたのを攻めに助けてもらい、恩義を感じているしっかり者さんというところでしょうか。
攻め受けにそんなに入れ込まなかったのと、漢字トラップにはまって読むのに四苦八苦してしまった一冊でした。ちょっと残念。
蓮川先生おっかけで購入。高校生なんだけど美少年新婚人妻、しかも一回り年上超ハイスペックイケメンって完璧じゃんよという設定で、盛り上がりは少ないですが、サブキャラとの絡みが色々あって少し楽しかったので萌にしました。同人誌由来?本編180P+書き下ろし小編40P弱+書き下ろし次兄視点の小編20P弱+あとがき+二人の日記スタイルの小編4P。(カラー口絵がちょーーーーーー可愛い。蓮川先生ファンにはめっちゃおススメしたい)
今回は主に攻めさん家族関係との絡み話でした。
新しい登場人物は
攻めさん祖父母、攻め妹+その子ぐらい?受け次兄は前から出てた気がする。
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攻めは超ハイスペックお金持ちイケメンにジェントル溺愛要素持ち。受けが高校生なので、平日はぐっと我慢、お休み前日で翌日出かける予定ない場合は一晩中やってそうな勢い。新婚だしね。受けが美少年で、イタした翌日は色気がだだもれになるので誰にも見せたくないってぐらいには執着独占欲あり。
受けは美形三兄弟末っ子、贅沢は敵という雰囲気な庶民派、自分が美少年なんて認識のない素直ないい子です。素直でいい子すぎて、今回は留守中に突撃してきた攻め妹+お子様に振り回されるというのがメインのお話でした。
攻めの妹が押し強キャラでしたので、ちょっとアクセントになって楽しめたかな。攻めさんは変わらず夫にするには最優良物件な方なので、そういう穏やかな夫がお好きな方、いい子美少年がお好きな方でしたら1巻から是非。
佐倉ハイジ先生の挿絵おっかけで購入。弟の駄犬っぷりが可愛くて、その駄犬を愛でる兄もふふって笑える楽しいお話でした。ただ、めっちゃ好きというアピール強いものは少し無かったかなと思いましたので萌にしました。いやしかし駄犬可愛かったわ。
大好きな兄とルームシェアしている健(けん)。ある日すっころんだ際に手首を捻挫し、仕事(解体業)を1週間お休みする羽目になります。心配したのか兄の慧史(けいし)は早めに仕事を終え帰宅して協力してくれるようになったのですが、兄との時間が増えると変な動悸がするようで・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
俊春(高校時代からの親友)、攻め受けの両親、兄勤務先(大学)関係者、受け勤務先関係者ぐらいかな。両親がサブキャラの中では面白かったかな。
++面白かったところ
弟が解体業に従事しているんですが、「空気読まず突入、ぎこちない空気を破壊、自らの和み空間に周囲を取り込む」って感じの方と言えばよいのでしょうか?空気読まなかったら「イラ」ってすると思うのですが、そうさせず和ませるって天才か?!と思います。羨ましいなあ、この性格。みんなにもさもさ頭を撫でられる愛されキャラなんですよ。ゴールデンレトリバー?いやそんなに賢くない感じだけどな・・
兄は頭よい大学助教、頭良すぎてちょっと斜め上の発想ありな方。弟には自分の恋心を見せないようにSっぽい言動をしてますが、周囲にはあたりのよいイケメン大学助教に見えているようです。弟の無邪気な愛情直撃弾をくらって、眉間に皺寄せぐっと堪えること多数。7歳年下の弟を手離すつもりはないものの、頭撫でて撫でてとすり寄る駄犬の可愛さをよく堪えたなあ・・とちょっと尊敬です。
駄犬も可愛いけど、その無邪気な愛情にぶつくさいいながら堪える毒舌気味兄も楽しかった一冊でした。
笠井先生おっかけで購入。キラキラロン毛大好きなんですよねえ・・おまけに攻めがうっすら微笑んでいてくれるのがこれまた嬉しい。とうっとりしていたら攻めの両手は「あらまあ」な箇所にポジションされていて、それもまた「おお」と思う素敵な表紙。お話も好きなしっとり系でしたので嬉しかったので萌2よりの萌にしました。本編260P超+高月先生のあとがき+笠井先生のあとがき1P!
荷馬車にのり町から町へ移動し踊りによって稼ぎを得ているジニア。港町の有名な祭りの初日、誰よりも情熱的なダンスを!と踊っていたらある男に視線を奪われ・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ペスカ(受けの弟分)、マウロ(団長)、攻め両親、受け母ぐらいかな。
++良かったところ
アルファの王様なんですけど、お人柄が本当によろしいんです。なんと穏やかな温かい愛情。アルファ=傲慢とか俺様とかいう印象が強いんですけど、能ある鷹は爪を隠すというタイプの方でした。能力ばっちりな方、溺愛執着しまくっている方でもそれを隠して、ここぞという時にそれをちらっと見せていただけると「おお♡」と思うじゃないですか。それです。王様、一目ぼれ→旅の一座をずっと見守り追いかけ→団長から説得(金?)→口説き落とし。受けが納得いくまでじっくり攻めるのが良かったなあ。
受けの体に刻み込まれたリズム?音楽?というのを表すような描写も良かったですねえ。こういう麗しいキラキラしたものを周りにまき散らしていそうな踊りを見てみたいなあと思う、素敵な記述でした!
受けは生き別れた母の結婚が不幸だったと思っていたために、王様との将来を思い描けず、羊飼いの娘と結婚して所帯持つんだ!と思っている踊り子。いやちょっとまって君のようなキラキラしい男の横に並ぶ勇気ある羊飼いの娘はいないよ・・・とツッコミながら読み進めていたら、母からの超素敵な言葉があって一歩前に踏み出すというお話でした!母の言葉がすごく素敵でしたねえ・・「なにひとつ迷わず、後悔さえも求めて走って行って」。お母さんも攻めの両親も、攻めの側にいる人、マウロもぺスカもみんないい人達でした。悪党いないです!
「淫心 -身代わりオメガは愛に濡れる-」もしっとり恋心という感じで好きでしたが、これも良かったなあと感じた一冊でした。笠井先生のあとがきは弟分ぺスカ!です。スピンオフくるかな?
本編では、攻め受けの視点が交互に書かれていましたが、この番外編は、攻め視点のみ。甘えたわんこの想いがよく伝わって良かったので萌にしました。
本編好きそうだなあと思う方は、これ付きで買うことを検討いただいた芳が嬉しいと思います。
お話はライアが2年ぶり!に塔から出てきた1週間後のこと。
王城に挨拶に行かないといけないんですけど、まだ日程決まってないから、ちょっとご近所まで簡単なクエストをしに出掛けます。
町では聖騎士ライアは大人気、ゆっくり買い物もできないので、他の人の視線や声かけなく二人でのんびり森の中を歩くなんて久しぶり!そのためカーマインは気分ハレバレ、ご機嫌さんで、そのうち昔話も始まって・・・というもの・
すっかり強くたくましくなった聖騎士ライアと一生一緒にいられるように、これからも頑張る!強くなる!と考える健気ワンコ攻めが可愛いなあと思う小冊子でした!
伊達先生おっかけで購入。1巻はさらっと読んじゃった記憶だったし、2巻も大概エロかったんですけど、お話で盛り上がって萌2にしました!リンダ頑張る~♡♡♡強い受けがお好きな方、勿論エロエロが好きな方には良いのではと思います!本編300Pほど+番外編20Pほど。
半魔の魔力を取り戻したので憧れだった聖騎士の試験にトライ、めでたく合格したリンダ!喜んだのもつかの間、配属されたのは、雑用部隊とみなされている訳アリ部隊で・・・と続きます。
攻め受け以外で出てきた方は
ケネス(同じ部隊の先輩騎士)、9人の兄弟、ラルィーザ(1巻でも出てきた魔族)、その他聖騎士団の方々。
++好きだったところ
攻め二人の兄弟それぞれのリンダへの関わり方、愛し方は、兄弟感がより好みの感じになってきて良かったかな。特に弟のカインの「弟」感ちょっとありーの、でも俺がリンダ守るから感が好き♡お兄ちゃんファングはあと一押し、一家の大黒柱感からリンダ抱え込み猛烈執着なんかを見せてくれると嬉しいのですが、難しいかな・・・うーん。
今回良かったのはリンダ!
淫魔として目覚めちゃって、やるときゃやるぜ、エロいエロイ。そこに、魔力制御のために「我慢」するってのが加わってですね。ただヤッてトロトロになるんじゃなくって、精力吸い取る力をコントロールする魔族への第一歩?みたいなところが出てきたんです。そこが良かったなあ。エロいんですよ、でも我慢させられてるときはめっちゃ可愛いし、まだ無意識っぽいですが本気だしたらひょっとして周り中の人間がひれ伏すぐらいな勢いなのでは・・という予感がするエピもありました。
というエロ方面を先に書いてしまいましたが、9人家族のおかん役割は継続、たくましいおかんです。そこも良いなあ。4男?だったかな、弟は無自覚にブラコンになっているってエピ(一番好きな飯はリンダの作った飯らしい)など、兄弟の中で最強はリンダという雰囲気が楽しめて、良かったです。
あと、お話としてリンダ大ピンチなところがあってですね。そこは「あかんヤバイ」とハラハラドキドキ、リンダの強さ潔さにきゅーんとしましたです。
「お、おぅ」とレスする男前、かつベッドの上ではエロ暴発する時もある受けが気になりましたら是非是非。これまだ続くのかな?楽しみだ!