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王子 meets 王子

「猫かぶり王子と腹黒王子」電子版限定番外編となります。
4p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



『うちの会社には王子様が二人いる……』
と始まる4ページ。
一人は俺。
もう一人は、元モデルとバレた芹沢。
王子は王子でも。
「腹黒王子よね」
「陰険王子かも」
「毒舌王子じゃない?」
…カッコイイけど優しくなーーい!の大合唱。
でも。

芹沢「俺が優しくするのは理人だけでいいだろ」



カッコ良すぎて、仲谷は「俺の王子様」なんてポ〜……としてる。
なんか…。ごちそうさまってカンジ。

2人のキャラクター説明

「噛み痕とフローライト」電子版限定おまけとなります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



「秋人と陽のキャラクター設定」です。

左に秋人。
上下とも黒づくめ。本編内と同じ服装。
説明として、「1927年(戦時中)生まれ 頻繁に自分を襲いに来る吸血鬼たちから巻き上げたお金でたまにコンビニに行く。」

右に、秋人に寄り添うように立つ陽。ニコッと笑っている。
白いタートル、黒いボトム、グレーのシャツを羽織っている。髪は結えている。
「2073年2月20日生まれ(23歳) 自分がタンクであるうちは秋人をおなかいっぱいにしてあげたいと考えている」



秋人の方が陽よりも背が高い。
戦時中生まれの日本人男性としてはかなりな長身のようですね。
縄張りの中の「ボス」だけれど普段は引きこもりな訳で、陽と出会った後では自分がプーなのでは…と気にしてるんだって。
一方陽は。
吸血にドキドキしてたけど、普段は「採血」されているようです。

イケメンは169才

吸血鬼BL!
と聞くと、やっぱりソワソワと読みたくなります。
舞台は、近未来(2096年)の日本。
アパレル店員の陽(はる)が、一人の男性の後を尾ける不審者に声をかけたら自分が襲われてしまい、重傷を負った場面から始まります。
ところが、目覚めると体のどこにも傷が無く。
助けてくれた男性・秋人が「吸血鬼」で、致命傷で死にかけた陽に生命力を分けるために噛んで助けたのだ、と言う。
陽はこれから吸血鬼になる前の段階、「タンク」になった…

陽はとてもあっけらかんとその事実を受け入れます。
施設育ちで家族がいないからか、秋人とその仲間に明るく懐く陽。
秋人も陽を離しがたく独占欲を抱き。
途中陽が勝手に誤解したり、敵にホイホイ騙されて危機一髪になったり、の事件も程よく挟みつつ。
ところで、危機に助けに来る秋人の格闘シーンは結構暴力的ですよ。
LOVE方面に関しては。
噛む時の秋人の唾液に強烈な催淫作用がある、という設定ではあるけれど、しっかりLあるHシーンになっています。プラス吸血特有のエロさも加わってなかなかgood!
陽はきっと日の光を浴びられない秋人の元にやってきた太陽なんですね。
表紙の色合いと流血のイメージよりももっと甘くて暖かいお話でした。

SEX PISTOLS(11) コミック

寿たらこ 

ノリ夫〜‼︎

(10)から4年?ですか…
おさらいせず勢いで一気読みしちゃったんですけど、思った通り(?)ハテナの連続…
でもこれ少なくとも(10)とは繋がってないし、ここに来るまでストーリー飛び飛びというか新CP出たり新概念出たりで難解になってたから、おさらいあってもなくても同じかもしれない。

本作のメインは「国政xノリ夫」!
でも喜んではいられない。
なんと国政は最初からノリ夫を洗脳していたと言う。
そして洗脳を解いたと言い、その上でノリ夫を初めて抱くわけです。
え〜〜⁉︎
ここにきてまた先が見えなくなったよ…
でも思うのは。ていうか望むのは。
国政が本当にノリ夫を愛してて。先祖返りだからじゃなくて愛してて。そういうの。
ホラ。「蝶番」っていう概念出てきたじゃない?
でも怒ってるノリ夫は騒がしい…

後半は、巻尾とカレンのお話。
巻尾が短髪でやんちゃな男の子みたいなのが可愛い。
でもやはりなんで巻尾がカレンを選んだ?っていうのが腑に落ちない。カレンに結婚までするナニがあるんだろう?

私は7巻が好きで、ヴァルネラと志信編の謎的なものが読みたいな〜と思っています。

自分を隠す男たち

水名瀬雅良先生ファンですので新作嬉しい!
本作も美麗祭りです。
いつものクール美形と可愛い系美形のミナセボーイズがLOVEします。

主人公は入社4年目の会社員・仲谷。
仕事キッチリ、物腰柔らか、人格優しい、etc…非の打ちどころ無く皆から好かれる。あだ名は「王子様」。
しかしその実態は…!って感じで、本当はキツめの性格で口も悪い。子供の頃にゲイを自覚してからは普通を装わなければと意識するようになっていったのです。
そんな仲谷が、いつものように従兄弟が経営しているバーで本性丸出しで愚痴っていたところ。
現れたのがカッコいい美形・光生(コウキ)。
楽しくて飲みすぎて、お持ち帰りされてサクッと抱かれて。
ところが翌朝。光生が一体誰だったのかが判明し…

仲谷はショックを受けるけれど、逆に光生の前では自然体でいられる。
光生は仲谷とは逆に人に嫌われるように振る舞っている人物で、2人は合わせ鏡のような恋人なんです。
視点は仲谷だから、隠そうとしたり意地を張ったり。
当初はセフレ的な付き合い方ですが、仲谷のキャラのお陰で清潔感が損なわれません。結局は甘く可愛らしい恋物語だと思いました。

THE WISH WE SHARE コミック

しちみ 

ニコラス残酷物語

「前作」的な「“D”〜愛を知らないビデオチャットの青年の話〜」がなかなか興味深く、こちらにもチャレンジ。
読んでみると…
「D〜」に輪をかけてキツい内容でしたわ…

本作の方が明確に「マルチエンディング」なんだけど、マルチとはいえどう転んでもニコラスにとって試練の展開というか…
あ、「ニコラス」は「D〜」の主人公・ニコラスと顔も名前も一緒だけど、別に同一人物ではなく、本作は「D〜」の続編ではありません。
紛らわしいけど、そういうのも面白いなと思う。こうなったらこれから何の話を描いても全て主人公がニコラスにしてほしいくらい。

さて、大筋は「ニコラスが誰かにストーキングされている」。
怪しい男が何人か。
で、誰のルートを選んでもニコラスが酷くレイプされるという。
何しろニコラス=絶対被害者というのが揺るぎないので、露悪的展開やレイプものが大好きという方には合うと思います。
私的には本当の意味でのマルチな展開を描いて欲しい。
ハッピールートもあったり、ニコラスの方が一枚上手の悪だったり、そういうのがある方が楽しめるように思うけど。
また、ゲームではなく「本」であるということで、読者としてはやはり描かれている順番で読むという行為に縛られると思う。そして、結局は全てのルートを読みますよね。ゲームなら必ずしも1→2→3とは進まなくていいし、すぐには入れないルートとかもあるじゃないですか。その辺は本の特性でもあり限界でもあるのかな。

構成は面白いけれどニコラスが可哀想でやりきれないので「萌」で。

賭けトランプ

「“D”〜愛を知らないビデオチャットの青年の話〜」電子限定かきおろし特典となります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



トランプゲームをしているロニーとニコラス。
①ニコラス「チクショー また負けた〜」
ロニー「ははは おまえ弱いな〜」

②ロニー「はい1ドル回収ね」
ニコラス「んー」

③ちゅ♡
ニコラス「これで1ドルの代わり… ダメ?」

④ロニー「またすぐそーゆうのを金に換算しようとする」プン
ニコラス「ご ごめん」
ロニー「今回だけ許す!」


電子特典は半分カラー。
というのは、マンガの部分はモノクロ、2人の会話の吹き出しと、枠(?)の部分がカラーになっています。
内容は、本編とは違って仲良しな2人がトランプゲームをして、ニコラスが負けてお金を払う場面。
財布を覗いたニコラスが、お金が無かったのか払うのが嫌なのか、ロニーにキスをしてお代代わりにどう?な展開。
言われたロニーは、それビッチの思考回路!みたいに思って怒ってるんだと思いますよ。でも可愛いから許しちゃう。
仲良しエンドのその後、でした。

もっとルートを!

スターシステムっていうんだこういうの。
でもこのコミックス1冊だけではシステムというほどの話数がないから、物足りない。
ゲームの方法論を落とし込むのはとても面白いと思います。
だからこそ、ロニールートとフィルルートの2択でしかも両方バッド系なのは惜しい〜。(最後にハッピーぽいエンドもあるけど、とってつけた感がありました。)
また、どっちのルートでも「強姦」になるというのも救いが無いしバリエーション足らずだと思います。
ニコラスはルックスも可愛らしいし、性格も普通の子なので痛々しさがハンパない。
特に私はモブ輪姦がかなり苦手設定なので、ロニールート内でのこの部分は読むのキツかった。
またフィルルートでも「優しいおとうさん」の仮面をかなぐり捨て〜のレイプに及ぶんだけど、こんなのわかってるでしょ自衛自衛!ってなると思うんだけど、これがいわゆる「グルーミング」なのかなぁ、と怖くなった。
ニコラスにはやっぱりセックスか、っていう視点があったけど、これ現実では疑わずに従うんだと思うんです。手懐けられるって怖いですよね。
とにかくニコラス可哀想…になってしまって。
これニコラスの造形もいくつかルートがあると良かったかな。ロニーもフィルも殺すくらいのサイコニコラスとか。

ゲームをコミックスに落とし込んでいる作品として、鹿乃しうこ先生の「ESCAPE」をおすすめ。なんと2009年発表作。

曖昧なストーリー運びが好き

中編2作品と短編1作品収録。

「オーバーテイク」
成績不振の年下の幼馴染・賢吾の家庭教師を引き受ける図書館勤務の史也。
賢吾は史也に追いつきたかったという。
それ以上にどこか熱い視線を感じる史也だが…
この賢吾くん、自分に自信がないのかな。きちんと言葉にせずに史也に無理をする。
追いつきたい、それだけで背伸びをしたり落ち込んだりする恋心。
でも史也だって。
…というお話。
絵がとても美麗。逆にストーリーに勝ってしまってますね。

「くものあみ」
高校の同級生・黒田がずっと好きな新人リーマンの伊勢。仕事に今一つ馴染めず、衝動的に休みを取って地元に帰る。
だが、久々に会えた黒田は赤ちゃんを抱いていて…
伊勢の職場の先輩も思わせぶりなんだけど、あっけなくまとまります。
ストーリーとしては多分色々未熟なのかもだけど、私は面白かった。
私は加東セツコ先生の魅力って曖昧な部分にあると思ってるんだけど、この物語は珍しくストレートな感じ。
黒田が余裕過ぎるのがちょっと憎たらしいわ。

「ミミック」
若いのに大人の息子がいるシングルファーザーの及川。
息子と同い年の部下・里見は、息子がいない日と知っていきなり及川に…!
…はいいんだけど、とにかく短いお話なので及川が言う里見の「本性」がわからない。真面目なフリして強引ってこと?
「擬態」というからには、里見にもっと焦点を当てて欲しかったかもしれない。でもこの寸止め具合が加東セツコ先生の良いところだとも思ってるから…
また、及川はくたびれ感はあるけど里見との年の差があまり見えない。絵の美麗さが邪魔しているのかな。

江ノ島での休日

「束縛志願」電子版特典SSとなります。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



タイトル「熱愛志願」

本編+書き下ろし「結婚志願」の後。
休日にいつもより少し足を伸ばして江ノ島まで遊びに来た泉と大沢。
海沿いのイタリアンレストランでランチを食べながら、大沢の方から泉に同居を提案します。
もちろん泉は大喜び。
食後に散歩するか、それとも水族館とか行ってみるか?と聞くと「部屋、探しません?」

もうほんとに泉って。
もちろん部屋探すって言ったって本当に江ノ島で住もう、ってわけじゃないんです。
ただ、海のそばに住んで朝砂浜を散歩する…毎日あなたと手を繋いで歩けたらそれが夢だ、宝くじが当たったらここに家を買います、なんてサラッと言う、言えてしまう男なんですよね。
それを聞いてなんともむず痒くなる大沢ですが、同じくムラついたらしい泉に路地の旅館に連れ込まれ…

シーサイドのラブホテルじゃなくて江ノ島の路地の旅館、てのが逆になんとも淫猥ですよ。明日はまだ日曜日。2人は旅館でしっぽりエロエロに…
…と想像をかき立てるSSでした。