ふばばさんのマイページ

レビューした作品

PREMIUM レビューアー

女性ふばばさん

レビュー数32

ポイント数188

今年度13位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

パララックスゲーム 電子 コミック

 

この刺激、追ってみたい

非常に刺激的な一編。

大学の映像研サークルの飲み会で、全員潰れた中夜中にふと目が覚めた大地。
すぐ横で、いつも1人でいる月島と一番のイケメン星野がセックスをしていた。
初めて男同士の行為、しかも知ってる人間の、を見て慌てる大地に月島は驚くべき事を口にする。

「ついでに混ざらない?」

思わず逃げた大地だが、後日また学内でヤる2人に遭遇し…

恋人が他の男に抱かれるところを見たり録画したい、という月島。
月島のしたい事を叶えたい星野。
2人に流される大地。
そして3人の奇妙な関係が始まるんだけど。
結局大地は2人の恋人たちが使ってみるおもちゃ/モノ、のような。
どこまで行っても月島と星野の世界は閉じていて、大地の心も存在も決して入り込めない。
だから、3PではあるけれどNTRにはなり得ない。
そして、大地が誰よりもそれを毎回突きつけられている。
この関係性の行き着く先は一体…⁉︎というサスペンス性すら感じさせます。
絵柄も素晴らしく、神というか「星x5」の刺激的で興味深いテーマです。

カワイイハッピーエロを求めると火傷する。

これ、スゴイ…
昔のトピで作品名があがっていて、中身はよく知らずになんとなく購入して積んでいたのですが、やっと読んでみて頭ブン殴られたような気分。
エロ配信のラブコメ系?かと思いきやの超重苦しさ。
紙本で分厚いな〜と想ったら、コレは内容2冊分ですよ。
そして後半が怖い。

Ωの美少年ネットアイドルMAIくんが重課金ファンだけに見せる発情アナニー配信。
MAIファンのΩ少年・南くんがオフ会に当選して、それがなんと2人っきり、そしてMAIくんに誘われてHまで…というトントン拍子のラッキーエロ。
…みたいなウキウキ展開から、急転直下。なんでこんな展開に⁉︎
ゾワゾワしながら読み進めて、ラストもモヤモヤのままなのも鳥肌です。
可愛い絵柄でドシリアスなのも違和感を増幅させている。
ともかく、可愛くてエロくてハッピーなお話を求めて読むと火傷しちゃう。メリバやダーク系に耐性がある人向けだと思う。

Dom/Subのバリエーションが読めるアンソロジー

5作品収録のDom/Subテーマのアンソロジー。
以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)

「ハチの首輪」ほわこ
幼い頃、幼馴染の凛とのペットごっこと首輪をつける行為が、多分Domであろう凛とのパートナー契約になってしまった八田(やた)。その後引っ越してしまった八田は他のDomとの行為では満たされず、ずっと薬で不安を抑えていた。
だが、大人になり教師実習生として赴任した高校になんと生徒として凛がいて…
…という再会もの。
子供のごっこ遊びも怖いな〜…
心の穴が埋まって良かったね、なんだけど、やっぱりコマンド即セックス。

「ぼくの不器用なコマンド」日野原
中学の時の検査でSubと判明し、友人達に乱暴にからかわれた事でDomに恐怖心を抱いている涼。
かかりつけの病院で会ったクラスメイトの大河と親友になってSubの悩みを共有していたのだが、実は大河はDomで…
大河は涼の事を深く想っています。優しいエンディング。キスまで。

「花の愛しかた」doji
Dom/Subプラス獣人もの。
Domの花は、獣人でSランクDomの真冬先輩と仲が良い。と言うか、真冬はいつも花をエスコートするような態度なので花はなんとなく居心地が悪いのだが。
実は花は最近体調が不安定。それはSwitchの兆候が出ているから…
花は隠していたけど真冬は気付いていて、花をパートナーにしたいと申し込みます。
このあと一冊のコミックスになっていく最初の章。

「運命ははぐらかせない」にたこ
中学生の時から大好きだったショウキさん(Dom)に告白し続け、やっとOKをもらったアラタ(Sub)。
ついにプレイとHのとき迎えるが…
アラタの想像と違って、ショウキは「抱かれる」側だった、というお話。
Dom受けものです!
まず絵柄良し。2人の性格良し。読後感良し。あ、エロも良いです。

「ミッドナイト・スウィート」m:m
オンラインゲームで知り合った雅(Dom)とリア友になった乾(Sub)。ダイナミクスの悩みも話し合えるが、泊まっても何も起きない⁉︎
雅は自分の酷くしたいDom性に悩んでいて…
雅が好きになっていた乾はプレイを持ちかけます。
プレイ中の雅はSっぽくて、遠慮がちな普段とのギャップがいい。

Column
桐式トキコ
精神科医Domxヤクザ若頭Sub。狂犬Subの快楽堕ち系は?
イイと思います!

三栖よこ
パートナーのいないSub向けに命令音声を配信するDom、は?
コレ絶対面白そう。わたしはぜひ読んでみたいです!


アンソロジーの中では収録作少なめだけど私には丁度良かった。
日野原先生作品、m:m先生作品、コラムの三栖よこ先生の発想が好きでした。

イケ攻め、乱れる!

仕事ほどほど、オトコ遊びには精を出すバリタチリーマン・楠が、遊んでやろうとしてナンパした悟にゴリゴリに掘られて作り変えられるお話。
私はリバーシブルが大好きで、そこから派生して受けに変わる攻めや攻める受け(←コッチは滅多に無い)も好きなのです。
さて本作。
冒頭が…
あれコレ、◯ンニン?
他作者様の某作品に似ちゃってるんだなぁ…
このあとこっちのニ◯ニンくんは優男にヤられて、いいように翻弄されていくわけだけど。
悪あがきするけどあっさりまたヤられちゃう楠と余裕たっぷりがちょっと憎らしい悟のワチャワチャは悪くない。
プライドを折られて怒っていた楠が心も悟に奪われていく所なんかは、わかっていても面白く読みました。
一方、悟はなんか訳アリげな様子も見せつつ結局裏も何もなかったので、ちょっと肩透かし。
絵柄はとても良い。
登場時はいかにも受けっぽかった悟も結構かっこいい攻めとして成立してるし、元々イケ攻めの楠が乱れるのが良き。
設定と顔がニnニnに似すぎてるのがな〜…「萌x2」で。

飼い犬に手を噛まれたご主人様

電子単話。
このあと続いて一冊のコミックスになる第一話です。

私はコミックスの方は未読なのでこの単話の後がどういう展開になるのか知らないのですが、本作単独でいうとかなーり薄暗い。
主人公は理央。足が悪い。
彼は成績などは良いのだけれど親から愛されてなくて(←この時点では本当に無視されているのか、自分で勝手に思い込んで僻んでいるのか不明)、子供の頃から何をしても自分にまとわりついてくる幼馴染の景をまるで犬のように「飼う」ことにする。
そうして大学生になり、気付けば自分のそばには景しかいなくなっていたわけだけど、理央の20才の誕生日に景は豹変する…
…というお話。
なぜ景は理央に従っていたのか。
景は何を考え、どう感じていたのか。
今、景は何を望んでいるのか。

景は初めから歪んでいた、といえばそれまでだけど、景なりの独占欲や執着心が昔も今もそしてこれからもずっと続く…のでしょうね。
「主人」だと思って傲慢だった理央が正に下剋上で転落して、一転何もかも支配される側になる屈辱。
でもそこにはひとかけらの安堵もある…そんな世界観の一編です。

定番だけどきちんとまとめて読ませる

事前情報無しで読み始めましたが、意外と定番なお話?
一見可愛らしい甲斐がなぜビッチぶってこんな策略を?という感じで、本当は藤井が初めから好きなのね、しかも初めてだったのね、とかなりの序盤でストーリーの向かう先はわかってしまう感はあった。
ならつまらないのか?というとそんな事はなくて、健気さ、ゲイであること、価値ある自分であることへのあがき、家族への負い目…そんな色々が甲斐を形作っていること、一方クローゼットの藤井の一見サバサバした性格の裏にずっと潜んでいる後悔と恐れ…。
そういう心理描写や、そこからくる行動原理など非常に噛み砕かれていて、スーッと沁み入ってくる感覚。
そして、藤井の同期女性・林や初恋相手でトラウマの原因的な松岡、また甲斐の妹も扱い方が巧みだと思った。わざとらしさもなく、物語の起承転結にきちんと絡んで「エピソードの不必要感」を感じさせない。
ラストも単に両想いエンドではなくて周囲に可視化する形を取るのも良かった。今風だと思う。
エロに関しては、意外や濃い目。甲斐の可愛い顔とカラダから入る関係性のギャップもgood。
絵柄は…ちょっと背景白めだったかも。

いのちと自由についての書

完結巻。正に「大作」の風格。
というのも、この作品は当初のお家騒動から命、抑圧、階級、自由、革命にまで拡がった壮大で痛ましい世界観を見せてくれたから。

研究所に監禁された真宮を伊織は救出できるのか。
その結末は、研究所所長などの闇と犀門の過去と共にまるで映画のような緊迫感で描かれます。
9巻のレビューで書いた通り、最後は個々の平安が概ね果たされる流れでの展開だったと思います。
根底にずっとあるα至上社会の転覆や、社会構造の変化までは残念ながら行きつかないある意味リアルなエンディングだと感じました。
ここは、作者様のあとがきまで含めて最終的な納得に至る感じなのかな。
そして、本作はオメガバース。
女/おっぱいを描かずに、産む性の哀しみや差別抑圧を描く舞台装置だけど、BLファンがどうしても期待してしまう恋愛面エロ面のあれこれと、非BL読者層が求めるもののポイントのズレがあって難しかったでしょうね…

伊織と真宮、有憲と麗子、麗子と惺羅、犀門が最期に得た愛。
理歩と恵馬の生きていく世界。
大切にしたい絆は結局はバース性を超えていくんだと思う。この作品のエンディングでは曖昧だけど、ハッピーエンドだと思ってます。思いたい。

恋愛操作 7 コミック

蓮川愛 

期待は裏切らない

待っておりました、の7巻。
5巻からの作品内スピンオフ的な名古屋編完結です。
誠実ノンケイケメン好青年・高橋と、小柄トラウマ持ちゲイの黒川。この2人の誤解とすれ違いにハラハラさせられた名古屋編でしたが、まあなるようになったと言いますか…
一歩進んで十歩下がる高橋も、自制しながらも耳の赤さは不随意現象な黒川にここぞとプッシュプッシュ!
ノンケとはもう…と頑なだった黒川も観念した感じなのかな。
脳内お花畑の高橋と違って、公私きっちり冷静な黒川はぱっと見ちっとも浮つきません。
だから両思いになった後も黒川の過剰な距離置き感と高橋の思い込み不安は続き、も〜う!となるけど、遂に2人は…‼︎とハッピーエンディング。めでたし。

さていよいよ「本家」に戻るらしいですが、思い返せば1巻って2006年発売。
コテコテの「ゴージャススーパー攻めとツンデレ負けず嫌いCP」や「年下俺様攻めと芯強聖母み受けCP」は定型にすぎて、2020年代にどう新鮮に読ませてくれるのか。
そこは注目の所。
と言いつつ、今度はアノ「式」にハズしてくるような気もしてますが。
ともかく、王道には王道の良さがあるし、絵柄も超絶きれい。期待は裏切らない。

センチネルは繊細さん

「Fall in Heat バースBLアンソロジー人外Ver」Renta!限定特典ページとなります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓


もづ九先生「Kー9BOND」より。

警視庁B棟食堂にてランチ?中のギルとノア。
ギルおすすめの唐揚げ定食をパクつくノア。
ギルの口元に米粒がついているのを見て、

(キスで取ったら怒られるかな…)

ギル「だーめ いくらノア君でもこの唐揚げはあげられません!」

…と言いながらノアの口に手の平を当てるギル。
一瞬でブワワワとなってしまうノア。


だってノアは触覚のセンチネルだもんね。
好きな相手でもダメな接触があるのかもしれません。

天使と悪魔の恋

「Fall in Heat バースBLアンソロジー人外Ver」共通特典ペーパーとなります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓


朝川さい先生「奇跡と運命の箱庭」より。

ルキ(サラはずるい 本当は悪い男だ オレは知っている…)

天使のくせに
天使のくせにーーー…!
オレ(悪魔)を誑かすなんてー…。


天使のサラは、事あるごとに「ルキ大好き♡」を言葉でも態度でも示してくる甘々な恋人。
ルキも口ではこんな事を言ってるけど、自分もメロメロなんでしょうね。