高月先生の新刊!
王太子からの”溺愛”と(溺愛大好き)”主人公が”気象予報士”という
ちょっと変わった設定に惹かれ、手に取りました☺︎
んんん〜こちら…ちょっと評価に迷いました。
というのも、ちょっと内容的に消化不良、
「そこをもっと深掘りして知りたかったー!」と思う部分があり。。
でも、攻めの溺愛に酔いしれ、今自分が必要としていた”甘さ成分”を
これでもかーーー!!! というぐらい吸収できたため、「萌2」です✨
気象予報士(お天気キャスターではありません)の受け・カイトが
黒魔法によって異世界召喚され、命からがら逃げ出し彷徨うこと2年。
そんなある日、”メイプルストーム”と呼ばれる肌をも引き裂く突風から
王太子・ハロルド(攻)を偶然救ったところ、そのまま成り行きで
ハロルドの屋敷に滞在することになり、異常気象の解明を依頼されてー
と続く、超絶男前年下王太子×意地っ張り絆され気象予報士の
異世界転移ファンタジーです。
まず、最後まで読んで「ここがもうちょっと知りたかったんだけどなあ...」と
思った点について。
紡がれる甘い言葉や垣間見える独占欲、
カイトにだけ見せる優しい微笑み...
と、溺愛止まらぬハロルドなのですが、
そもそもなんで、そんなにカイトに執着するようになったんだろう?
ということ。
一目惚れ?と思いきや、作中ハロルド自身の言葉で
「最初はそういった(恋愛の)気持ちはなかった」と語られていて。
物語終盤になるまで、ずっと自分の中でこの部分が謎で、
きっと何か転生前の世界で思わぬ関わりがあった…的なオチがあるのだな!?と
思っていたのですが、そんなことはなく。
結局、屋敷で共に過ごすうちに、惹かれていったー
ということなのだと思うのですが、カイト視点で描かれていることもあり
攻めの気持ちがそこまで重くなり、溺愛していくようになる過程を
もう少しじっくり見たかったなあ…と思いました。
もう一点気になったのは、結局、作中に出てくる異常気象の
全面的解明がなされなかったこと。
謎解きみたいでワクワク、楽しみにしていた部分でもあったので、
(一部解明はあったものの)”これからも研究は続いてゆくー”
的エンドに、おおっ;とちょっとガクッとなってしまったところは
ありました。
とはいえ!!
攻めの溺愛と独占欲爆発、紳士であろうと頑張る(けどカイトの前に陥落)姿は
”溺愛攻め”好きのハートにぐっさぐっさ刺さるポイント、多し!!です◎
黒魔法の集団に”神子”として召喚され、”捨てられた”とされたカイトですが
終盤明らかになる真実、
そしてその真実によって、ハロルドが自分に向ける愛は
心からのものではないのではないかー
とカイトの心が揺れるシーンなど、おお!と驚く展開やドキドキするパートもあり、270P弱という比較的ボリュームのある一冊を夢中で読み切っていました。
(だからこそ、攻めの溺愛に説得力がもうちょい欲しかったなー!という
思いあり)
ちょっと意地っ張りだけど根は陽気なお天気オタク(笑)お兄ちゃん・カイトが
ハロルドの真摯な求愛の前に陥落していく様子には、
終始頬が緩みっぱなしでした(*´˘`*)
先生のあとがきにあるように、
これから二人は正式に結婚して、カイトが嬉々として話す”お天気豆知識”を、
その髪を撫でながらハロルドが
うんうん…とにこやかに聞く日々が続くのだろうな//
ん〜〜、甘い!最高です(*´艸`)✨
王族攻めの溺愛、受けのピンチに颯爽と駆けつけて救い出してくれる
理想のヒーロー。
甘さに浸れる異世界トリップファンタジー、
(前半ぐずぐず色々書いてしまいましたが;)溺愛攻め好きさんに
特におすすめの一冊かと思います◎
あっ。表紙にも出てきている黒猫ちゃんも可愛くて、
ほのぼの癒されました ฅ^•ω•^ฅ✧
櫻井ナナコ先生のオリジナルオメガバース、第二弾です。
春庭(J庭57)の同人誌。
製薬会社の御曹司、年上敬語α・周(あまね、攻)と
両親に愛されることなく育った不憫Ω・凪(なぎ、受)というカプ。
1巻では国によって決められた結婚相手である二人の出会いからが描かれ、
こちらの続刊ではそんな二人の”セフレ(?)”関係が始まってから
3ヶ月目の様子が描かれています。
両親に愛情を一切注がれずに育ったことから、
”自分が子供を産んで育てられるわけがない”と結婚&出産を拒否している紺。
国の定めた”Ω保護法(実は穴だらけ)”により
強制的に結婚相手とされた二人ですが、
Ωが最終的にイエスと言わないと結婚の成立はない、という設定。
快感には弱く、意地っ張りな紺が
敬語で優しく攻めてくる周にだんだんとズブズブになっていくのが
手にとるように分かり、ニヤニヤが止まらないー...//
周とのセックスがあまりに気持ちよく、
自分で指を入れて広げながら「もっかい…」と囁く紺が
可愛すぎます。
αの傲慢さみたいなものが一切なく、
優しさ、誠実さを感じさせてくれる周だからこそ、
紺も心を預けるようになってきたのですよね(*´˘`*)
この2巻は周の兄が紺に会いにきたり(兄弟揃って陽オーラがすごい✨)、
抑制剤によって体調を崩した周に、初めて紺の方から
連絡し会いに行くー
という内容でした。
正直に
「僕は恋愛感情というものがよく分からないんです」
「あなたとのことも国が決めたから、と
割り切ってるところは確かにある」と吐露した周。
一途受けも大好きですが、攻め→→→→受けへの
激重感情大好き人の自分としては、正直ちょっと物足りないというか、
もどかしい思いもするのですが...
そこはきっと今後、溺愛執着の波が来てくれるに違いない!と、
誠実α・周のちょっと違った顔が見られるようになるのを
楽しみにしています( ̄∀ ̄)
そんな二人の微笑ましい関係の進展、そしてあまーいエッチ
(病人の周の上に跨り、懸命に腰を振る紺、溺れて蕩ける姿が
最高オブ最高です)。
最高潮に「くううぅーーー!」となったところでの、
最後の大コマ!
この”Ω保護法廃止の決定”が、
今後二人の運命をどう脅かすことになるのかー!?
今すぐ続きが読みたいーーーー....
大波乱の予感、続く3巻が待ちきれません。
辛い波が来たとしても、どうか二人に光あれ。。と
ドキドキ願いながら、3巻が読める時まで何度も読み返したいと思います…!
★修正:tn黒短冊(紙同人誌)
周の立派な太さのtn..に比べ、細くて長い紺のtnがかっわいかったです(*´艸`)
発売を楽しみに楽しみに待っていた、10DANCEの最新刊!✨
ちょっと何からどう感想を書けばいいのか分からないぐらい、
心震えました..
レビュータイトルどおり、”感無量”の一言に尽きます( ; ; )
以下、内容(特装版小冊子も含む)に触れるレビューとなりますので
未読の方、ご注意ください。
ノーマン好きの自分にとっては辛く、胸抉られる展開もあったのですが
主役二人に関してはやっと、やっと、夜が明けた…!という思いでいっぱい。
…本当に言葉になりません。。
自分にとってダンス漫画といえばこの10DANCE、
リアルタイムで追いかけることはできていなかったのですが、
徹夜して一晩でその時出ていた既刊全て読んでしまったぐらい、
タイトルを聞くだけで昂ってしまう大好きな大好きな作品です。
以下、一晩おいても興奮冷めやらぬまま
ひたすら萌え(だけ)を叫ばせていただきます...!!
電子で特装版を購入。
特装版小冊子、井上佐藤先生がXでおっしゃっていたように、
特に杉木攻め派の方々にはたまらない内容だと思う…!
(自分はどちらでもOK派なので全く問題なしですが、
杉木受け派の方、ご注意ください;)
初期構想(2003年時点)で消えてしまった設定の一つ、
杉木が3歳の娘を持つシングルの父親で、
杉木・鈴木共に豹獣人(ケモ耳尻尾ーーー!!!)、挿入...まではいかないものの
自分のtnを屈んだ杉木に見せつける鈴木、それを視姦?しながら
オナニーする杉木…という極上の絵が見られます。。
杉木の娘ちゃんの名前が「金子」というちょっと不思議ネームなのも
地味にツボ。
その他、単行本未収録カラーイラスト集もついています。(9枚)
巻末には”井上佐藤先生のことがよくわかる50問50答”も。
そんな、じっくり隅々まで楽しめる本作、
二周目を終えての感想、特に印象に残った2点だけを...叫びたい...!!
まずは序盤、競技会で顔を合わせた二人のキスの美しさ。
その表情と、杉木の足に縋り付く信也の姿に胸射抜かれました。
時間が止まったような感覚...
やっとやっと”いいこちゃん”でいることをやめ、
心の赴くままに杉木を求める信也の姿。
これを待ってたよーーー!見たかった姿だよー!と
叫び出したいのをグッと堪えました。
信也が”手”を通して、杉木への想いをアキに伝えるシーンも素晴らしかった...
(語彙力が;)
溢れ出す思い、感情がグッとこちらに伝わってくる最高オブ最高の
名シーンだと思う。。
そしてもう一つ、ノーマンーーーーー…!
自分にとっては二人の幸せよりもある意味強烈なインパクトがあり、
もう、我慢できずに泣きました。
最後までクールに気丈に振る舞い、最後のハグも「よしてくれ」と拒んだ彼が、
ひとり畳の上でむせび泣くシーン。
胸が締め付けられる( ; ; )
(マルダー、ノーマンを一人にしないでいてくれてありがとう…!)
そうしてこの巻でやっとやっと、杉木と信也のすれ違いに
ピリオドが打たれることになるのですが、、
溢れる想いを爆発させ、熱いキスを交わす二人を心から祝福する気持ちは
ありながらも、頭の片隅にノーマンのことがあり、
同じくらいの幸せと切なさを噛み締める...という複雑な感情に。
こういう気持ち、状態を「カタルシス」と言うの...?
主役二人については間違いなく”夜が明けた”展開でしたが、
ノーマンにも光あれ…!と強く強く願ってしまいます。
恋愛面以外の、二人の競技人生もまた大きく動き始めたこの8巻。
ますます目が離せない展開に、読み終えた瞬間から
「続きをーーー!」と求める心が抑えきれません...
井上佐藤先生、最高の一冊、最高の特装版を本当に本当に
ありがとうございます。
続く9巻、正座して待ってます…!
★修正:特装版小冊子 発光系白抜き(電子シーモア)
「30日でとけるまで」番外編、去年の秋庭(J庭56)頒布の同人誌です。
本編を読んでいなくても問題なく読めると思いますが、
年上攻めのクール顔を知っていた方が、こちらの番外編、
萌え度は高いかもしれません。
同人誌を整理しながら、ちょっと久々に読み返してみたら...
受けのことを考えると冷静じゃいられなく攻め、
やっぱり最高オブ最高...!✨
双子の兄で元攻めの莉生(受)と、莉生のインターン先で上司だった
直己(攻)とのお話です。
直己のセックスが激しくなくなってきていることに
不安を覚え、ディルドを使ってこっそりお尻開発にいそしむ莉生。
こそこそ何かをしている莉生の様子を見て、
直己は疑いと不安を持ちー
という、ちょっとした(?)直己の誤解のお話なのですが。。
不安と誤解解消!の後の二人のエッチ、ケツ抱きするつもりだった莉生が
「あれー...?」と意識を飛ばしてしまうほど激しく抱き潰す
独占欲丸出しの激しいセックスが、最高すぎて拳をグッと握りました。。
直己が満足しているのかどうか不安だったー
と語る莉生に、
「言っただろ お前の全部を 愛する自信があるって」
と返してキスー
から始まる、濃厚な絡み。
キスもバックも眼福なのですが、
個人的に特に萌えに萌えたのが背面座位のふたりでした。
手加減なしの容赦ないセックスに、涙目トロ顔で感じる莉生。
二人が繋がってる部分も同人誌ならではの甘め修正で、
はっきりくっきり分かる、という。。エロス…!
普段はクールな年上彼氏が見せた、不安顔&焦り顔。
そんな”レアな顔”を自分に見せてくれたことを
嬉しく感じてしまう莉生の気持ち、分かるよ〜〜(*´◒`*)
読んでる自分も、莉生と一緒に蕩けました。
「俺以外を お前のナカに挿れるな」(with切なげな顔)
って、最っっ強の口説き文句じゃないですか...
攻めから伝わる必死感、焦燥感に満たされるしかない一冊。
クールでかっこいい直己の違った一面、そのギャップに陥落でした...・:*+.
★修正:tn・結合部黒短冊(紙同人誌)
はっきりくっきり形が分かります☺︎
「初恋」編の表紙とリンクしたこちらの、「最愛」編の表紙が〜!!
幸せ溢れてる✨
レオンハルト様、ユーチアからの花束を受け取ったんですね(*´˘`*)
そんなレオンハルトに抱き上げられたユーシアも美しくて麗しくて
幸せそうで、この八千代先生の表紙だけで胸いっぱいになります。
こちらの「最愛」編。
先生があとがきに書かれているユーチアのセリフ
「”嬉ちい!と笑顔になっちゃう魔法”がいっぱいかかりまちゅように!」のとおり、
時に吹き出しながら、時にニヤニヤしながら(笑)
笑顔いっぱいで読み切ってしまうあまあま、はぴはぴな一冊でした◎
「初恋」編序盤でユーシアが襲われた、あのシーンのような
凄惨なシーン、ドキドキハラハラ感はこの”最愛”編には一切なし。
共に王都を目指すレオンハルトとユーシア(/ユーチア)。
目的は婚姻届を出すため。また突然ちびっ子化してしまう
特殊魔法の安定化の鍵となる魔素具、”ある絵本”をユーシア実家に取りにいくため。
そして、ユーシアの命を危険に晒した実家の父・義母たちに
鉄槌を下すため…!
王都の王宮で皆を驚かせる形で登場した、華麗な二人。
それに驚き、自分たちの仕組んだことが全てバレているのでは...!?と
恐れ慄くクリプシナ家のにっくき面々の姿とその後の顛末に、
溜飲が下がりました(。-∀-)
レオンハルトの一言に心揺さぶられた異母妹・ケイトリンが
態度を180度変化させたり、”絵本取り戻し大作戦”なんかは
思ったよりだいぶスムーズだったかな、という気もしますが、
もう可愛いユーチアがにこにこ幸せになれれば全てそれでよしです。個人的に...
”氷血の軍神”と呼ばれるレオンハルトが、ユーシア/ユーチアの前では
文字どおりめろっめろの溺愛。
美しきユーシアの裸体を見て、平常心を保とうと
頑張りまくる姿には爆笑〜!ꉂ(๑˃▽˂๑)
特に「紳士、紳士..」と呟き自分に言い聞かせる様子が、
流行りの”エッホ エッホ”で脳内再生されてしまい、
笑いが堪えきれませんでしたw
そして待ちに待った、二人の結婚式と初夜!!
まさかの、実家の図書室にあった『ある伯爵夫人の四十八夜』で
性技(?)を学んでいたユーチアのいろんな可愛い勘違いに笑いつつ
(伯爵夫人、本当に本の中で「オホッ」なんて言ってたのでしょうか...!?笑)
たっぷり解し、優しく愛してくれるレオンハルトとの甘い一夜、
心が満たされました✧
国王から贈られた薄桃色の魔抱卵をぷちゅっと入れられ、
蕩けるユーチアの顔を、文字を追いながら想像...
きっとレオンハルトも凝視してたんだろうな。
甘い行為の最中にも、
「レオンハルト様っ…!」とたまらず左声を上げるユーシアに
「レオンハルト、でいい。レモンタルトでなければ」なんて返すレオンハルト、
二人のやりとりに頬が緩んで仕方なく...//
全てが解決し、大団円!のエンド後の書き下ろし、
辺境伯領での”温泉旅行”をかけた「大運動会」の催しまで
しっかり笑わせてもらいました◎
ミツバチの着ぐるみを着て懸命に応援するユーチアの姿、
残念ながら挿絵がなかったのですが見たかったなあ…!
あと、い津の間にか名物になっていた
”ユーチア饅頭”、私もぜひいただいてみたいです笑
外国もののはずなのに、所々和テイスト(?)がミックスされた
どこか不思議な世界観の、不憫受け冒険譚( ̄∀ ̄)
どうしたってこの二人に笑顔にさせられてしまう、
最高にあまあまハッピーな完結編でした✨
今後は、二人の可愛い子供が生まれるのかな...?
そんな未来を予感させるラスト、その後の家族が増えた生活も
ぜひぜひいつか覗き見したいです(*´艸`)
季田ビスコ先生「なきむし赤鬼くんは先輩に視られてます」の
アニメイト特典リーフレットのこちら。
攻め・蒼の同期の来光視点の小話です。
社内で蒼&朱利の二人を見かけた来光。
「おっ 羽倉酒田コンビだ」と声をかけ、やっほ〜、とにこやかに挨拶。
「なんだその(”羽倉酒田コンビ”)言い方…?」と
蒼に聞かれ、「君らの仲良しさと仕事ぶりが他部署にも届いてるんだよ」と
答えます。
そして仲睦まじい二人の様子を見ながら、
”まるで前世から一緒みたいに息がぴったりなんだね〜”と声をかけると、
朱利が嬉しそうにニコニコしながら
「羽倉さんがいつも助けてくれるからですよ」と蒼に答える。
その様子を見て、来光は
ふたりの話を聞きたい、今度一緒に飲もうよ〜と誘うのですが...
なぜか朱利は来光から目を逸らし、気まずそうな顔。
それを察した蒼に無難に「はいはい今度なー」と流されてしまう。。
手を振りにこやかな表情を崩さない来光ですが、
”酒田くん全然俺に懐いてくれないなあ”
”てか酒田くんって明らかに鬼の匂いするんだよな〜”
と、なんと朱利の正体に気付いていたことが発覚!!
実は源家の武将の家系である来光、
それゆえ本能的に怖がられてるのかもな〜、と思う来光くんなのでしたー
という内容。
いつでもにこにこ笑顔、語尾が伸びてる来光くん、
若干のうさんくささも含めて好きなキャラです(*´艸`)
いつか、朱利は来光と普通に話せて飲みにも行けるように
なるのかな...?いつまでも怯えていそうな気がします笑
実は見鬼(けんき:鬼やあやかしが見える納涼を持つ人間)だった来光君と、
なびいてくれない朱利との小話、意外な事実にびっくりしつつ、
楽しめるお話でした◎
「ずっと君のターン」で琢磨先生の作品が大好きになり、
それから同人誌・商業作品…と少しずつ追いかけています。
こちらはDK同級生同士、攻めより受けの方が勉強ができ、
受けは攻めのライバルであり、憧れの対象…という設定。
”どう頑張っても攻めに勝てない受け”という関係性が多い中、
その逆をゆく設定が斬新で、個人的にすごく「好きだなー!」と思えました✨
電車の中で突然送りつけられてきた男同士の絡み動画に仰天、
しかし興味津々で調べてみたところ、いつの間にか
お尻開発にハマってしまった学年1の優等生・松月(しょうげつ・受)。
ある日、我慢できずに学校内の誰もいない部屋で
アナニーにいそしんでいたところ、松月をライバル視する京嶋(攻)に
それを見られてしまい、成り行きで”開発を手伝う⇄勉強を教える”という
秘密の関係が始まってー
と続く、DK同級生ものです。
後半、一部攻め視点に切り替わって明かされる
京嶋の気持ちにグッときたし、きゅんとときめきました(*´∀`*)
片思い歴長かったんだなあ…!
で!
ちょっと好み分かれるかも...!?と思ったのは、
終盤に明かされる事実の部分です。
正直なところ、それは京嶋にはして欲しくなかったなあ...と
思いつつも。。
”お尻開発に協力”なんて言いながら、ところどころから
透けて見える京嶋の想いと執着が刺さりました。
「一途健気に受けを追いかける攻め」がどタイプなので…!
優等生だけれど、人の心の機微にはちょっと疎いと思われる
天然な松月との切ないすれ違いもあり。
けれど振り返ってみれば、
それも恋が成就するまでの刺激的なスパイスだったのかも。(*´艸`)
終盤の二人のキスシーン、
「ちょっと確かめさせてよ」と言って唇を奪う京嶋ー
ここ、胸キュンがすぎて限界突破しそうでした。なんて可愛いキスシーン♡
これぞ琢磨先生!というような萌えと可愛さと切なさと、
「おっ!?そうだったの?」というびっくりの詰まった、
素敵で可愛すぎるDKラブコメでした〜・:*+.
何度も読み返して浸りたいです(*´˘`*)
★修正:ライトセーバー白抜き(結構真っ白です..)電子シーモア
誰かに背負わされたり、押し付けられた夢ではなく、
自分自身が望む夢を叶えたいー
そんな思いと現実とのギャップに苦しむ攻めを、
トラウマ持ちの受けが救済する物語。
”かっこいい攻め”を期待していると、ちょっと肩透かしかな...というのと、
終盤時間軸が急に一気に2年後に飛ぶところなど、正直「えっ」と
思うところはあり、ちょっと悩んだ末の「萌」評価です。
団長と偽り、受けの面接を受ける天才劇団員 ×スポンサー候補企業の社員
というカプ。
部下への態度も悪いし、嫌味〜な態度の高嶺(受)が
序盤はちょっと好きになれなかったのですが。。
そんな彼が終盤、巴山(はやま・攻)を情熱的に説得するシーン!
痺れたーーー...
”利益のため、金のためにしか動けない”と揶揄された高嶺が、
なぜ、なんのために金に執着するのか。
母親との悲しい記憶が明かされ高嶺というキャラの解像度が上がるにつれて、
序盤の”高慢で嫌味なだけの奴”という印象が覆されました。
個人的には、定番とも言える”攻めによる受けの救済”が好きなんですが、
こういった”受けによる攻めの救済”も、グッとくる魅力がある…!
その分やはり…と言うべきか、攻め・巴山の魅力が自分的には
ちょっといまいち薄かったかなあ。。とは思いますが;
(顔よし、才能あり、でもホームレスだし頼りがいはなし)
巴山が根無草だと分かって一夜の宿を提供するのは理解できるものの、
そのままなんと同居生活に突入ー
という急な展開にはやや驚いたかな;
幼い頃、母親に抑圧され精神的に支配されていた記憶から、
挑戦することをせずにただ、今の劇団でゆるゆると過ごせればいいー
と考えていた巴山ですが、
そんな巴山の態度について語る劇団長の言葉が、印象的でした。
そんな”なあなあ”の気持ちで演じる劇に感動して拍手を送ってくれるほど、
観客は甘くない。
これは本当にその通りだな、、と。
人一倍の努力や苦しみ、葛藤、上を目指す覚悟や気概。
苦しい道を歩んでいる/経てきたことが伝わるからこそ、
人は感動するのですよね。
巴山の目を覚ますこととなる、高嶺の真摯で力強い言葉がカッコ良かった!
ただ、その後巴山の凱旋公演が無事終わり、なんとそれから2年(!)という
唐突な空白期間、そして再会ー
という流れには「えっ」となり、いまいち感情が乗り切れずラストを迎える...
という感じでした。
せっかくの”再会”エンドなら、もっともっとじんわり来る
感動を味わいたかったーという気持ちと、
わざわざ2年後の再会にしなくても、その後の二人に(細くとも)
何かしらの繋がりを持たせても良かったんじゃないかなあ、、なんて
思ったりしました
互いに心通わせていく過程はありつつ、個人的には”友情以上恋愛未満...”な
感じにも見えてしまったかなあ。。
特に攻めの気持ちが掴みにくく、どこかで、
攻めからグイグイくる強い恋愛感情も感じたかったなと思いました。
★修正:なし(濡れ場なし)紙本
大っっっ好きなシリーズ、最新刊!
シリーズももう10冊目なのですね。そしてこの巻で”第一部、完”とのこと。
第二部は一体どんなことが有生×慶次を待ち受けているのか、
今から楽しみで楽しみで仕方ありません...!✨
はーーーー...良すぎて何から語ればいいのか。。
以下、おそらくひたすら「好き!萌えた!」と叫ぶだけのレビューとなります。。
まずは、笠井あゆみ先生の表紙と口絵の素晴らしさを!
リアル書店で購入する皆様、口絵がすんごいのと、
帯に堂々と”エロの”エロい”などと書いてありますのでご注意ください...!
慶ちゃん推しのうちわ、輝くサイリウム...
ワーワーという黄色い歓声が聞こえてきそうな観客席。
そんな中、スポットライトを浴びる慶ちゃんを守るように
しっかり抱え、左手をこちらに向ける有生。
慶ちゃんにマイクを向ける子狸、その上にいる2匹の子狼たち。
…あーーーーみんなみーーんな、まとめて可愛すぎる!!
と、読む前・読後にじっくりじっくり眺めてしまう
麗しい表紙でした✨
口絵はメイドコスの慶ちゃんで、こちらもどエロいことになっております。
こちらに向けてお尻を突き出す慶ちゃん、
なぜか狸パンツなのがもーーー笑えてしまってꉂ(๑˃▽˂๑)
有生の有生がパンツ越しにもはっきり分かるもっこり具合なのがなんとも…!
(最高です・:*+.)
と、イラストだけでも長々語れるほど萌え悶え... という感じなのですが、
本編の内容も面白さと楽しさが大爆発してました。
読みながら何度も「ブフッ...」と吹き出してしまった...
かと思えば、コミカルな流れの中の
有生×慶ちゃんとのやりとりに、”仕事観”について言及し
考えさせられる言葉がいくつもあったりして、本当に奥が深いです。
もちろん塗れ場の甘さ・えちえちさも突き抜けてる!
濡れ場が出てきたのは2回なんですが、甘く濃厚な絡みが
すんばらしくて、もう。腰にきます...
今回はなんと、瑞人が東京の芸能事務所にスカウトされ、
なんと慶ちゃんも一緒にユニットを組んでアイドルデビューするよう、
丸め込まれて!?
という、”トラブル&面白さ”の予感しかない内容の巻です(*´艸`)
天然ぽやぽや、根性だけは誰にも負けない慶ちゃんの
アイドル姿、ちょっと見たかったなあ〜( ̄∀ ̄)
瑞人は遠慮したいけど。。笑
それにしても、瑞人の”初対面の人を不快にさせる才能”が
凄すぎて笑ってしまう〜w
なんと瑞人がアイドルデビューすることが
退魔師を破滅へと導く道だと有生から聞き、動揺する慶ちゃん。
絶対に退魔師を辞めたくない・滅ぼさせたくない慶ちゃんですが、
この難局を乗り切ることができるのかー?
と、あらすじを書いてみると
なかなかにシリアスな匂いもするのですが、
全体的にはコミカル楽しい雰囲気漂う一冊◎
特に有生×慶ちゃんカプも招かれて…の終盤の狸の大集会、
最高でした〜!!
楽しそうだなあ..今度ぜひぜひ、上野恩賜公園に聖地巡礼に行きたいです...!
見えるはずもないのに、子狸や慶ちゃん・有生の姿を探してしまいそう。
そしてシリーズ安定の、有生の溺愛&執着&独占欲爆発!描写には
この巻でもニヤニヤしっぱなしでした❤︎
やーーーーーメイドコスプレエッチで、あそこまでメロメロ状態、
大興奮状態、挿れずに発射しちゃうなんて。
我慢できずに有生が自分で自分のtn...を扱いてる描写、
かああ...となりながらも文章凝視、熟読でした。
そんな執着攻め・有生も大好きだけど、
自分の”推し”は断然、”天然ぽやぽや、不器用だけど根性で生きてます!”系の
慶ちゃんです。笑
喧嘩してもいつもエッチでめろめろにされ、許しちゃう慶ちゃん、
チョロ可愛すぎる。そんな慶ちゃんを私は推してるよーー…!
最後の狸の大集会...という名の大宴会で、
無事にオタ芸をやり終え(オタ芸は”打つ”と言うんですね!勉強になった...!)
子狸と共にアオハル感を醸し出す慶ちゃんが愛おしすぎました。(*´∀`*)
そんな終始楽しい一冊でしたが、子狸が”才能”について語ったセリフ、
今回特に印象に残りました。
”才能は誰にでもあるのですぅ”
”才能があるかどうかの見分け方は簡単、「好きかどうか、楽しいかどうか」
だけなのですぅ”
”嫌いなことや辛いことをやっても、大成するわけないのですぅ”
やーーーー、シンプルだけど、シンプルだから、
ストレートに心に刺さりました。心にすとん、と落ちてきた感じ。
なんだかとても考えさせられ、
現状を変えようと踏み出す勇気がもらえる言葉だったな。。
笑ってじーんとして萌えてきゅんとして、
読後、本当に最っっ高に満たされた気分になれる一冊。
次回より開幕する第二部も、今から首をながーくして
待ってます!
ちょっと落ち込むこともあった今日この頃ですが、
エネルギーとビタミンをMAX注入していただきました(*´◒`*)✧*。
やーーーーーー本当に面白かったし、植物について色々勉強にもなって
夢中で読んでしまいました!
天涯孤独の主人公・草太(受)。
決死の覚悟で”新たな自分の家族が欲しい!”と惑星移住を決め、
コールドスリープに入るも目覚めた先は墜落した惑星の上で、
この惑星でもまた一人ぼっちに…
とスタートする惑星サバイバルBL。
最初のシーンにうねうね触手が出てきるので、
てっきり触手×草太なのか!?と思いましたが、違いました笑
ちゃんと人間の攻めがいます。(触手プレイはあり)
ばなな先生が”ゴールデンウィークのお供にどうぞ”と
Xで紹介してくださっていた、こちらの作品。
その際に購入したにもかかわらず未読のままで、
やっと今になって読んだのですが...
もっと早く読んでおけばよかったです…!
ばなな先生に良い意味で期待と予想(コミカル&えち全振りかな?という)を
裏切られました。
確かに”エロエロ”ではあるのだけれど、
不憫受け・草太(そうた)の切ない”家族”を求める気持ちに共感し、
彼が行く先々で披露してくれる植物の知識に「へええ〜!」と驚き、
グッとくるポイントが所々にあって。。
決して”エロい”だけの作品ではないっっ!!
先生のあとがきによると、このお話は麗人さんで企画採用になるまで
あちこちで却下されてきた、とのこと。
コミックス化を実現させてくれた麗人さん、ありがとうーーーー!!!と、
感謝の気持ちでいっぱいです…!だって本当に面白いよ〜〜
トマトは一株で一万以上の実がなるとか、
植物の中で一番毒性があるのは実はじゃがいもだと言われているとか、
今まで知らなかった”植物豆知識”に「へええ〜!」と何度も声を出しながら
読みました。
会社では変人扱いされていた草太だけど、
やんちゃで俺様傲慢な攻め・一零(いお)が意外と素直に興味を示し、
結果的にその植物の知識が二人をピンチから救うことにもなり…
”餅は餅屋”って、まさにこういうこと!!(かな...?)
会社では/地球では”変わった人”でしかなかったかもしれないけれど、
この惑星では草太の知識は「なくてはならないもの」。
一雫に「すごいな」と褒められて恥ずかしそう、
でも同時にとても嬉しそうな草太の姿が印象的でした。
この経験、一雫の言葉で、草太の自己肯定感は爆上がりしたんじゃないかな。
良かったね。。
宇宙人との遭遇(というか、この惑星では草太たちこそが”宇宙人”なのですが)、
生き残った他の人物との三角関係バトルなどもありつつ、
攻め受け二人が想いを寄せ合っていく過程もしっかり描かれていて、
流されやすすぎる草太に笑っちゃったりしながらも、
きゅんと萌えツボに刺さるお話でした(*´∀`*)
描き下ろしでぬるぬる触手植物?の”ちび”が、草太の体液には
激しく反応するのに一雫のにはぷいっとして見向きもしないの、
笑っちゃいましたꉂ(๑˃▽˂๑)
びっくり、意外すぎるその”触手”の効能(?)にもドキドキー
いつか二人にも”家族”が増え、
仲睦まじくこの先も暮らしていくんだろうな。(*´˘`*)
”その後の生活”、番外編でも良いですし続編でも良いので
ぜひぜひ見たいーーーー!と思ってしまいました。
先生ご自身もおっしゃっているように
ちょっと人を選ぶ設定かもしれませんが、触手等に抵抗ない方、ぜひー!
楽しくて、勉強になって、萌えもある。
一粒で三度美味しい!と思えた物語でした〜!✨
★修正:白抜き(電子シーモア)
割と真っ白な感じです...