新装版1巻の二人のすれ違い〜想いを確かめ合うまで、も最高だったけれども。
この2巻も、レビュータイトルどおり文(攻)の加速する愛と崇晴(受)の勇気ある行動が心にドン!と刺さって萌えて仕方なかったです。
両思い、ラブラブ状態で終わって一安心、と思った1巻でしたが、なんと!!
崇晴の仕事が忙しくて1ヶ月半も連絡つかない…と文の焦りから始まる2巻。
パートナーではあっても、もし相手に何かあった場合に俺に連絡が来ることはない、そんなこと言うのは女々しいって分かってるけど不安で仕方ない、と吐露する文の気持ち、もう痛いほど共感して辛くなってしまった…( ; ; )
で、そこで崇晴がとった行動が、もう、もうね。これぞ「愛」だよね、と。
同僚や兄(家族)にカミングアウトする、ってとても勇気がいることで、現実にはそううまくいかないことが多いだろうな、とは思うんです。
でも、普段なかなか言葉や行動で見せてくれない(分かりづらい)崇晴の今回の行動、その覚悟と男気にもう…惚れ込んでしまったーーー!!!
そしてそんな崇晴のことを誰よりも理解している文だからこそ、この行動が与えた安心感と喜びは大きかっただろうな、と。
で、また、何よりも良かったのがラスト。1巻ラストで感じた感動再び…!
千葉先生、うまいなあ…と、幸福感をじんわり噛み締めました。
電子版のおまけ漫画、数少ないセリフの中、愛し合う二人の姿も官能的で愛に溢れてて、最っ高に沁みた…
幸福感に浸りながら、もう一度読み返そうと思います。
攻めの想いに胸打たれて、なんだかもうすごくグッときてしまった…!
好きです、このお話。以下、2巻未読時点での感想となります。
両片想いの切なさ・焦ったさ、そして想いが通じ合った後の甘さ、それらを余すところなく感じることができて、読後に広がる心地よい満足感✨
こちら旧版は未読、新装版で初めて読んでみました。
千葉リョウコ先生の描かれるイケメンがとても好きです。
売れっ子ホスト兼経営者の文 × 刑事の崇晴というカプ。
高校生活の終わり頃〜大学生の数年間付き合い、臆病な気持ちから崇晴(受)からフって終わった二人の関係。フラれた文は内心愕然とし別れたくない!と思っていたけれど、それを言い出せず…
そして社会人になってから再会、お互い本心を隠しながら、流されるように体の関係を持つようになりー
と続くお話です。
攻めの文の自信のなさや、「好きだ」という本心を打ち明けたらまた離れていってしまうのではないか…と恐れる気持ちがすごく人間ぽくて、共感できて切なかった…
そしていつまでも素直になれないのかな、と思っていた崇晴の思い切った告白シーン。それに文が言葉を返し、想いが通じ合うシーンが刺さりました。
攻めの泣き顔大好きなので、「お前がいなくなったら生きていけない」のセリフwith泣き顔にやられた…好きすぎる。
その後のえちがなんともいえず甘くて、攻めフェラ→受けフェラ→69の流れも眼福すぎる。
で、そこからの…終わり方も最高で!!タイトルの意味!(回収?)あああ最高だなあとちょっと叫びそうになりました//
二人の続きが2巻でも読める喜びを噛み締めながら、週末を迎えたいと思います。読むのが楽しみだなあ…
や、これ、主人公・灰汁島(あくしま)を途中まで受けかと思っていた〜!
そうか、攻めか。とちょっとビックリはしたのですが、全然嫌な感じはせず、むしろものすごく萌えた…!
人見知りであがり症で、直接対面して話すのはほぼ編集担当のみ、の隠キャライトノベル作家・灰汁島(攻)。作品がアニメ化されることになり、顔合わせで出会ったのは、灰汁島の大大大ファンだという主役声優を務める若手人気俳優・瓜生(うりゅう・受)。
灰汁島に会えて大興奮・挙動不審となってしまい涙を流す瓜生にびっくり&戸惑いながらも、二人の仕事外での交流が始まりー
と続くお話です。
もうこれ、とにかく瓜生の熱量がすごい!!
そうそう、オタクってこういう感じよね、というのを最大限に体現してくれていて、灰汁島が当初引いてしまったのもまあ分かる笑
そんな灰汁島が、瓜生から告白された作品への思いや思い出に心打たれるシーン、自分も一緒になってじーん…としてしまいました。
自分はあくまでも読む側だけれど、作家さんの書いてくださった小説や漫画に大きな影響を受けた経験があるし、推し先生をどんどこ推したい!という気持ちも理解でき、その熱量に感激している灰汁島の反応が嬉しくて。
こちら、「恋を知らない正真正銘の童貞男」が初めての恋の喜びをするラブストーリーなんですが、お仕事描写も本格的なのがまたすごく読み応えがあり、個人的に嬉しいポイントでした。
「漫画家さんが描く漫画家マンガにはハズレがない」とよく言われますが、「小説家先生が書く小説家小説」も素晴らしいな、と。
崎谷はるひ先生、初読み作家様だったのですが既刊(特にこちらのシリーズ)を読み漁りたくなるほど、本当に面白かったです。
物語後半は、正真正銘童貞のはずなのに驚くぐらい学習能力が高く、瓜生を翻弄してしまう灰汁島に胸が高鳴りっぱなし。このカプのシリーズ、続く2冊も読むのが楽しみでなりません。
そうそう、それから。中盤に明かされた灰汁島の本名!!も〜笑っちゃうよね!うそ〜!と、思わず声が出てしまいました。ふふ。
「ぼくは恋をしらない」電子限定版SSのこちら。
シリーズ他作品(『インクルージョン』)のカプ、照映×未紘のお話でした。
本編で、寝起きのライトノベル作家・灰汁島をサイン会への移動のため東京駅まで送っていったエピソードがありましたが、その舞台裏のお話になります。
仕事を終えたお風呂上がり、のんびり過ごそうかと思っていた照映。そこへ「東京駅まで俺(編集者・未紘)と灰汁島先生を送ってください」と頼み込まれ、車を出すことになり…
というお話。
言葉が特別優しいわけではないのだけれど、無理をしがちな未紘のことを心配し、負担をかけないよう甘やかそうとする照映の心遣いがよくよく伝わってくる、優しいSSでした。胃に穴を開けてしまったこともある恋人のこと、心配になる気持ちもよく分かる。器用すぎるからこそ背負いすぎて無理してしまうタイプですよね、未紘さん。
うーん、このカプのシリーズは未読なので、本編カプのシリーズを読み終えたら、ぜひぜひ読んでみたいです◎
表題作ほか、短編1編(「兄の葬式」)が入っています。
どちらも目立った派手さはないのですが、じんわりと沁みる話でとても良かった…
表題作の「風としゃりん」は、高校の同級生もの。
継母との関係性に悩むヤンキー落ちこぼれイケメン・日和(ひより) × 車椅子に乗る優等生・向井。攻めの日和視点で進むお話です。
不良に絡まれていた向井を偶然助けたことから、彼の校内でのお世話係に任命されてしまった日和。戸惑いながらも一緒に過ごすうち、だんだんと向井に惹かれ、独占欲を持つようになっていきー
と続きます。
金髪ヤンキーで成績も良くない日和と、学年主席・品行方正な向井。自分の足で歩くことができる者と、車椅子に乗る者。
一見正反対で凸凹コンビニに見える二人だけれど、実は互いに窮屈で鬱屈した思いを抱えている似た者同士でもある。
努力に努力を重ね、「普通の幸せ」を手に入れなければ、と焦る向井の姿が切なく、胸を締め付けられました。
「障害にとらわれたくない」と言いながら、誰よりもそこに囚われている自分。そんな自分に気付いているけれど、屈折した思いをどうすることもできなくて、悩んで…
改装した映画館が車椅子対応しておらず、気になっていた女子との初デートが失敗し落ち込む向井が初めて感情を荒げて日和に当たり散らすシーン、彼の思いが胸に迫ってきて苦しかった。。
そして、そこで「おまえのこと好きなやつがここにいるって言ってんだろが!!」と思わず思いを吐露してしまう日和。もう、めちゃくちゃ好きなシーンです。
ディープなキスもセッもない作品なんですが、この直後、なんと「好きだからなんでもできるよ」と言って日和が攻めフ◯ラするんですね。日和の本気度と真剣な想いが伝わってきて、めちゃめちゃ刺さりました。
熱量のある気持ちをぶつけられ当初は戸惑っていた向井。そんな彼が卒業時に日和に正直な思いをぶつけるシーンも最高に良かった。
「アオハル」と言うと自分的にちょっと軽い感じもしてしまうんですが、もっと何かこう、心と心の繋がる瞬間や絆が生まれる瞬間、そういう繊細な人間ドラマを見たような感じがしました。
巻末に入っている「兄の葬式」は、双子の兄が結婚することになった弟が主人公の、薄暗い思いがあぶり出されていく物語。攻めは受けの年下の幼馴染です。
「二人で一つでした」と語られる言葉の重さよ…
結婚式の場面からスタートするのに、”葬式”というタイトルも秀逸だなと。
本編とは全然違うテイストの物語で、えち描写一切なしですが読み応えがありました。時折思い出しては反芻してしまいそうな、クセになるお話でした。
『手のひらサイズの君にキス』電子限定おまけ漫画のこちら。
なんと、フルカラー!! そして内容がえちえち…嬉しい、しかない( ̄∀ ̄)
女装して保の上に乗り、一生懸命腰を振る唯。
保目線の絶景が楽しめます✨
そして「たもつ…おねがい」と唯がおねだりした内容はー
と続きます。
前も触って、というおねだりもさることながら、むちっとした胸もたまらん…
保の性癖にもドッと刺さったようですが、私のヘキにもグッと来た…!
なんでだろ、女装系って自分の好みではないはずなのに、唯がしてると可愛く見える不思議。
その後は興奮した保に攻められ、2人のラブラブえちがカラーで見られるという、なんとも贅沢なおまけ漫画でした◎
綺麗な絵柄の表紙に一目惚れし、表紙買いしたこちら。
ライバル関係にある会社の御曹司×御曹司の、祖父の遺言から始まる婚約・同棲生活のお話です。
2人の婚約〜同棲生活までの流れはもう、うーんファンタジーだなー!って感じではあるのですが;
大好きな幼馴染ノンケ受け・和臣を前にすると、ちょっとタガが外れて完璧ではなくなっちゃう攻め・千寿が可愛かった…
特に序盤、受けよりモテて頭も良くて非の打ちどころのない千寿が和臣相手に必死になり、暴発→顔◯しちゃうところ!
その後の唖然として焦ってる顔までセットで可愛く、くうううっと言葉にならない萌えを噛み締めました。
で、受け君の前ではワンコになるそんな攻めも可愛いのですが、受けの和臣もまた乱れる姿や攻めに翻弄される姿が可愛い◎
不意打ちで始まる攻めフ◯ラに、「女の子にもしてもらったことないのに〜!」ってわたわた焦ってるところが、個人的なツボでした。
萌えどころは色々ありつつも、割とサラッと読めちゃう感じかな…?
もうちょっと切なさやストーリーに深みがあると尚嬉しいかなぁ、なんて思ったため「萌」としました。
とはいえ!台所えち、描き下ろしのホットオイルえちなど、いろんな種類の2人の絡みが楽しめてニヤニヤです( ̄∀ ̄)
幼馴染×婚約・結婚のほのぼの物語、楽しませていただきました・:*+.
も〜面白くて萌えて萌えて、きゅんが止まらなかった〜!
普段どちらかというと攻めに萌えるタイプかなと思うのですが、この作品の魅力はなんといっても、受けの爽磨!!
美形すぎて変質者ホイホイ、人間不信の意地っ張り受けと、世話焼き体質で霊が見えちゃう攻めとの心霊ラブコメです。
暑い夏にぴったりかな、と思って読み始めたら、ホラー要素はそれほどなくてほのぼの、受け君の可愛らしさに一人ゴロゴロしたくなる物語でした。
懐かない猫がスリスリしてくれるようになるのって、こんな感じなのかな…?
警戒心丸出しではあるのに、霊を見て怖がってジャンプ抱きつきを披露(?)してきたり、強がり発言で甘えてくる爽磨に胸キュンしまくり。
で、そこに心霊現象やらストーカーやらが絡んでくるのですが、出てくる霊たちもみんな個性豊かで面白い。
玄関のドアノブにネクタイを引っ掛けて動かないようにする、自殺したリーマンの霊。
一緒に遊びたくて爽磨の元に来た子供の霊と、シャボン玉を作って遊んでみたり。
(↑強がりながらも、霊に対しても気遣いを見せちゃう爽磨が可愛すぎる)
この二人の霊、一度きりかと思いきや重要な場面でもまた出てきてくれて嬉しい限りです。
で、そんな意地っ張り・ツンツンデレデレな爽磨の言動の裏にある気持ちをこれ以上ないほど完璧に読んで行動できる、攻めの大毅もこれまた素晴らしい。
箱根の旅館に泊まって、ちょっとずつ出てくる和食を見つめて何も言わないでいる爽磨。
それを見て「こういう料理ってしっかり分けられてるから、半分こできないんだよな」「今度またアイスを分け合って食べような」なんてサラッと言っちゃう大毅、スパダリみを感じるわ…・:*+.
分け合ってあーんしてもらって食べたかったんだよね、爽磨くん(*´艸`)
幸崎ぱれす先生の今年の新刊が面白くて既刊も少しずつ開拓してますが、こちらの作品も期待に違わず、というか期待以上に面白くきゅんきゅんさせてくれるものでした(*´˘`*)♡
攻め受け両視点で展開されるので、二人のドキドキが両面から見られるのも最高に楽しかった!
まだ読めていない既刊があるので、これから更に読んでいきたいと思います。
うだるような暑さの中、笑えてきゅんとする心霊コメディで暑気払い(?)、暑い中だけど毎日がんばろ!と前向きな気持ちになれる物語でした◎
先月のコミコミさんの復刻特典でゲットできた、「百と卍 5」特典ペーパーのこちら。
も〜〜卍兄大好きな自分にとってウハウハの内容でした。
火消し時分から、やれ色男だ伊達男だ美男児だと持て囃されてきたし思われていた卍。
そんな卍が、百の口元に付いた食べかすを優しく指で払い、目元にキスをし…
その様子を見ていた火消し仲間たの胸が、思わずドクンと高鳴っちゃうのも分かる。
あまあま、もう激甘な卍の様子に、”昔から女に絡まれてスンとした態度で流し目をしてた卍だけど、あんなの何にも本気出してなかったんだな”と理解する仲間達。
もう、蕩けるような卍の甘さに「ごちそうさまです!」と言いたくなってしまうような尊い特典ペーパーでした✨眼福!!