ナオトの、子供の頃仲良かった子と自然消滅して思い出せない感じとか彼氏になったからと言って簡単にはっきりと好き!とならないところ恋愛感情よりも先に優越感を感じてしまっているところなどなど結構リアルだなと感じました。
一方の岸辺先生、割とコミカルに見せるシーンが多いので重く感じさせないですけど、彼の子供の頃の環境、衣食住が確保されていたとは言え悲惨だし(父親に怒鳴られているところ可哀想すぎる)、感情が麻痺するまで孤独に慣れていたところに唯一優しさと優越感(と性癖)をくれたのがナオトだけだったなら、あの執着具合もそこまでファンタジーではないのかもしれないなあと…。
時々執着攻めという言葉だけですませちゃいけない壊れ方だと感じさせる描写もあるけど、むしろ振り向かずそのまま突っ走って幸せになってほしいです。君は我に帰っちゃだめなタイプだ。
連載中の続編含め、今の所二人の温度差は金魚なら死んでしまいそうなくらいあるけど、激流に飲み込まれてパニックを起こしたまま流されていたナオトが、持ち前の性分でちゃんと向き合おうとし始めているし、今後も目が離せない二人だなと思っています。
筋肉の柔らかさが伝わってくるエロはもちろん最高です。