お話しは自体は難しさが然程ない、切ない系オメガバースです
切ない、と言ってもドロドロに入り組んだ抗えない事情で沼る、、、という程でもなく、かと言って薄い背景でもないのでパラパラ読んでしまう、という事もないのです
良くも悪くもお話しに波がないので読みながら感情を掻き乱される、という事なく読み続けられました
激しい起伏がないからこそ2人のキャラに焦点があたって理解度が高まった所は良かったです
近江君の一途さ、麦君の儚カワイさがこれでもか!って位に心を掴んで来ます
こういうCPだからこそ味わえる守りたくなる可愛さに溢れてました
萌え心をくすぐられますね
一方、そうなるよね、、、という流れ自体が平坦というか予想外な事が起こらなかったな、という点もありました
たぶん近江君のお家事情などがもう少し突っ込まれてお話しに絡んでいたらまた展開もあったんじゃないかな?と思ってしまった所が少し物足りなかったかな?と感じました
初めて拝読した作家さんでしたので少し甘めに今回は評価しました
絵のキレイさと丁寧なエッチシーンも良かったのでそこもプラスです
番外編か続編があったら読みたいな~と思います
前巻の終わりで体の疼きがどうしようもない状態を迎えてしまったミサキ
そんなミサキの体を鎮めるように労りながらも酷く欲情してしまった仁
そしてミサキを悩ます原因が自身の行為に依るものだと理解した仁は、どうその事実をミサキに告げていいのか、、、と苦悩する日々が始まります
同時に体の熱と疼きに苦しむミサキから乞われてミサキの熱をその手で解放させる日々に抗えない仁
苦悩しながらもその誘惑に抵抗など出来る訳もなくミサキの体を何度も開く仁の劣情と煩悩に苛まれる様が切なくも迫って来ます
この2人、一体どうなるの???
という緊迫感と切なさがとても臨場感たっぷりに描かれていいます
すれ違いが埋まらぬ切なさともどかしさもありながらもクライマックスに向かってドキドキも加速!!
途中少し仁のヘタレ感に”大丈夫なのかな……。。。”と心配になりもしたのですが、やっぱり仁の男前感はホンモノ!!
決める時はキメル!!
その姿勢にすごくどきゅん♡としました
こういうストレートな愛情表現がやっぱり佳門先生はお上手だなぁ~と改めてワクワク
キャラにとても似合った素敵な気持ちの伝え合い♡
前半のドキドキとはまた違ったドキドキ♡を沢山味わえる後半
1冊を読む楽しさに溢れてました
先生の後書きによるとまだ続く模様との事
これから!が益々楽しい所で終わっている2巻なので3巻の発売も楽しみにしています
1巻より俄然満足度が高まった2巻でした(*´▽`*)‼
読んで良かったです♡