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女性そのたさん

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初々しい

※辛口のレビューなので、注意して下さい。

初々しいDKものとのことで、サラッと読めるかなと思い読み始めました。
ところが、私には読みにくくて読みにくくて、少し読んだだけですごく疲れるんです。
なかなか読み進められませんでした。

キャラや設定やストーリー自体は好きでした。
表紙のイラストそのものの雰囲気です。
だから人気なのもわかります。

しかし…
言葉選びや心理描写やその他の色々な事柄に不自然なところが多くて、一文一文読むごとに違和感を感じてしまいました。
同じ言い回しが多用されているのも気になりました。
度々読む手が止まって首をひねってしまう…
今まで読んだ小説で感じたことのない読みにくさで、今までの作者さんはみんなベテランだったんだなぁと気付きました。

今作がデビュー作だそうで…
どこかに少しずつ載せていたものをまとめて1冊にした印象です。
若い世代向けなのは間違いないですが、作者様ももしかして中高生…?
デビュー作ならではの初々しさということで、あえてたどたどしさを残して書籍化したのかもしれません。

この作品を気に入っている方たちをけなす意図はありません。
私が、自分向けではない作品を読んでしまったってことなんだと思います。

なんか新しくてかわいい

デビュー作なんですか⁉︎
信じられないくらいの安定感がありました。
キャラもストーリーも画力もすごく完成度高いです。
あと、独特のセンスで所々クスッとさせてくれます。
私は声出して笑いました。

向島だけ頻繁に頭身が縮むのもかわいくて面白いです。
普通のキャラと2頭身が同じコマにいるの新しくてかわいかった。

お気に入りの作家さんになりました。
今作は恋人になるところまでだったので、続編希望します!
他の作品も読んでみたいです!

2回読まないと

上下巻通して2回読みました。
1回目は「えっ、えっ、えっ?」と怒涛の展開に理解が追いつかず…
2回目は時系列とABを整理してメモをとりながら読んで、「そういうこと…」とやっと8割理解しました。
まだ完全にわかってないです…。

提示されるエピソードは時間が行ったり来たりし、描かれる視点も晶だったり蛍だったり、世界線もひとつじゃないので、服装などでつながりを確認しながら読む必要がありますね。
それが醍醐味でもあります。

ストーリーは非常によく作り込まれていると思います。
さすがベテランの先生という感じで安定感抜群です。
BL要素は極薄ですね。
BLジャンルじゃなくても成り立つストーリーにBL要素を足した印象でした。

総合的には、エンタメとしてすごく面白いけどBLとしては薄味、そして私にはちょっと小難しかった!

じわじわ好き

私が所有しているものと表紙が違いますが、何か違うのかな?
わからないのでこちらに評価を載せます。

「萌2」評価にしていますが、本当は「神」に変えたいくらい気に入ってます。
初めて読んだ時「うわー!」となるような衝撃はなかったんですが、繰り返し読みたくなって、何度も読むうちにじわじわ好きになっていきました。

表紙も中の絵柄もさっぱりしていて地味な印象だし、設定の割にストーリーは淡々と進むと感じました。
攻めの藤森ははじめ「変なやつ」で「嫌なやつ」。
でも、読み進めると「変なやつ」だけど「いいやつ」になりました。
本人が変わったんじゃなくて、人にはもともといろんな面があるってことに気付かされるんです。
その描き方が好きですね。
大げさじゃないところが絶妙です。
さらっとしているようでいて、すごく深いところを描いているような気がして、じわじわ感動します。
作者様の感性が好きですね。
未読の方には、ぜひ読んでみてほしいです。

甘さ控えめ重厚ストーリー

上下巻の感想です。
中世ヨーロッパ風ファンタジー世界での王子×王子がメインCP…某M/M小説を思い出したのは私だけではないはずです。
とはいえ、悪い意味じゃないです。
個人的に好きな設定なのかもしれません。
重厚なストーリーに引き込まれて上下巻一気に読みました。

上巻はひたすら痛々しいかな…
国王(攻めの父親)×受け のシーンが何度も出てきて、だいたい人前とか無理矢理とか、国王に遠慮がないうえに描写もぼかしてないので読むのがツラかったです。
メインCP2人だけのベッドシーンは本編後の後日談にしか出てきませんし、全体に甘さは控えめですね。

だけど、受けが攻めのために長い年月着々と行動しているのがわかって胸が熱くなります。
あれもこれも、このためだったのかーって。
そこが一番の見どころでしょうか。

国を巡る騒動は予想外のところに決着しました。
ちょっと無理があるかなとも思いますが、意外性は十分です。
全体として、とても読み応えがあり満足しました。
こんなに充実した読書体験は久しぶりです。

挿絵がないことについてですが、家でも外出先でも誰かに見られる心配をしなくて済むので私は歓迎です。

盛り込まれたテーマが深い

ケモ耳設定が私には違和感しかなくてこの評価になりました。
ただ、BLやオメガバースという以上に、自己決定権とかアイデンティティとか、盛り込まれたテーマが深いなと思いました。

ありのままの自分があたかも劣った存在であるように思わされてしまう周囲の目(両親を含めて)。
自分の体のことを自分で決められなかった悔しさ。
劣等感。

先天的な障害を持つ人や、後天的に体の一部を失った人の心情にそのまま置き換えられるような気がして考えさせられました。
このお話の場合、主人公が失ったのが象徴的な部位だったので、作者様の身近で婦人科の手術を受けた方がいたのかな、などと思ってしまいました。
それくらい、主人公が抱えているものをBLのスパイス的な要素としてではなく、真剣に取り扱っているという印象がありました。

あと、親が良かれと思って子どもに手術を受けさせるなんて、めちゃくちゃありそうなことじゃないですか。
我が子であっても体と人生は本人のもの。
説明と同意は大事だなーとか思ったり。

色々考えさせられるいいお話なのですが、ファンタジー世界ならともかく、現代日本にケモ耳は合ってないなーと思いました…

真面目〜なストーリー

同作者様の「のみ×しば」から本作に興味を持ち手に取りました。
作風も画風も全然違ってびっくりしました。
あの、ひたすら可愛いラブコメとは対極にあるような、真面目〜な話しでした。

ゲイとしてアイデンティティに悩むDK(吉永)の成長が中心で、クラスメイトである主人公(長谷川)は初めはただの傍観者。
次第に理解者として寄り添うようになりますが、2巻まで読んでも2人はBLしてないです。

マイノリティの生きづらさ、葛藤、不安、理解者を求める気持ち…それらがとても切実な感じです。
なんとなく重いし暗いし、セリフが多くてなかなか進まない。
さらっと読める話しじゃありません。
読者も姿勢正して読まないといけな気になります。
なんというか、娯楽のための作品じゃない感じ。
凄く心に残ります。
これは「感動」ってことだと思います。
嫌なヤツも出てきますが、主人公と仲間の誠実さや優しさに救われます。

現在2巻まで出ていますが、完結していません。
結構間が空いていますね。
止まっちゃってるのかな…?
3巻で完結予定らしいので、なんとか出してほしいです‼︎

1巻はちょっとクセが強い画風。
私としては2巻途中から読みやすくなりました。

続編希望!

かなり気に入りました。
表紙の雰囲気やタイトルと本文の雰囲気が合っていないように思うのは私だけか…?
電子書籍のリストを画像で見ても「これ、どんな話だっけ」てなります。

大学デビューした自己肯定感が低い受け。
ずっと「俺なんか」って思ってる感じですね。
攻めは素の受けくんの人柄の良さに惹かれていき、なにかと受けくんを構うようになるけど、受けくんは「なんで?」「期待して傷つきたくない」てなる。
そしてすれ違う。
よくあるといえばよくあるストーリーですが、ツボをおさえてる感じでとても安定感があります。

とにかく攻めの顔がいいです。
神評価にしたのは8割それが理由です。
何考えてるのかよくわからないところもありますが、裕福な家庭で家族に大事にされて育った人って他人の評価を気にしないから、こういう感じかもなーって思います。
そうじゃないと、受けくんが振り回されて「あいつ何考えてるのかわからない!」てなる展開が起きませんしね。

続編来そうじゃないですか?
あったら嬉しいです。
大学卒業後の2人の生活面や社会人としての奮闘とか、家族との和解とか。
特に受けくんの母親との関係は、続編の可能性を強く感じさせます。

良過ぎてびっくり

久しぶりに「すごい作品に出会った」と思いました。
人気作だけど、1巻の表紙からして「暗そうだなぁ」と敬遠していたのです。
皆さんのレビューを確認して、大丈夫そうと判断し一気読み。
疲れている日の夜中に読んでしまって途中精神にくるものがありましたが、心を揺さぶられるストーリーに引き込まれて、読み終わった時は感動と衝撃で呆然としました。
想像を超える内容でした。
もっと早く読んでいればよかった!…ような、完結してから一気読みできてよかったような。
そして眠れなくなりました。
疲れてたのにー!

社会の最底辺のようなところで生きる不器用な2人。
2人にとってのささやかな幸せが…いちいち泣けます。
BLだけどラブだけじゃないヒューマンドラマでした。
怒涛の展開で、1回読んだだけだと咀嚼できないので、言えることが少ないです…
読み込みたいですね。

電子で読んだのですが、読み終わってすぐに紙本も揃えました。
こんなこと初めてです。
普段BLを読まない人にも読んでもらいたいです。

ラブコメかと思いきや

1巻から続けて読みました。
怖いもの知らずの高校生が美人な先生にぐいぐい迫る展開。
軽いラブコメだと思って気楽に読み始めたものの…雲行きが…?

2巻の終わりではすっかりシリアスに。
チャラいDKは片想い相手を一途に待つ大人になってました。
予想外の展開でしたし賛否両論ありそうですが、私は嫌いじゃないですよ…
ここから、切なくてキュンキュンする展開が加速するに違いない!
あまり引っ張らずに、あと1巻くらいできれいにまとめてもらいたいです。