好きなシチュエーションが詰まりに詰まった作品。
攻めは受けのうなじがしかいにはいると、理性失うほどめちゃくちゃに興奮する。αらしくうなじを舐めて噛んで自分のものにしたくなるし、うなじは性癖。
そのうなじフェチを形成させたのが、父親(α)の不倫相手(Ω♂)。
受けはレイプされるのが好き。攻めが自分の項を見て興奮したり、フェロモン受けて平気なフリしてるけど実は勃起してましたみたいな展開に興奮するタイプ。
すれ違いがはじまると、受けがモブαに誘拐される。
よくある展開だと、受けがモブに挿入される直前に助けに入るけど、がっつりレイプされます。しかも攻めと付き合うまではレイプされたい欲強かったのにそんなに喜んでない。
モブに犯されながら攻めと電話させられるシチュがあって、神かと思った。
襲い受け、ド誘惑受け、マゾ受け、NTRが好きな人には本当にオススメです。
小中先生のオメガバ設定が大好きなんです!!
男のみにアルファ、ベータ、オメガの第二性がある。男の中でオメガだけがアルファ男性との子供を孕める。そしてアルファとオメガの間に生まれる子供はほとんどが男で、アルファ性かオメガ性が多い。
逆にヘテロ夫婦の子供は、ベータか女が生まれることが多い。
ベータは女と、アルファはオメガと番になるのが一般的。それ以外の組み合わせは、法に反してるわけじゃないけど、周囲からは歓迎されない。
アルファ性優位の社会だから、アルファを産むオメガはとても貴重。だが、ヒートやアルファを惑わすという性質上、忌むべき者とされてもいる。
余程のことがない限りは、アルファの両親もオメガの両親もどっちも男性(アルファ×オメガ)ということ。
アルファのことを父、オメガを母っていう呼び方がめちゃくちゃ好き(男がママお母さん母上って呼ばれてるのが最高)なので、この部分も性癖をぶっ刺してくれて有難い。
色んなオメガバース作品を読む度に、既に妊娠できる女にバース性いらねーだろってモヤモヤしてたので、小中先生のこの設定は本当に素晴らしい。他の小中作品にも同じオメガバース設定の本があります。
受けアンジェリンが攻めヨハネスを避けてるメインで話が進むが、その発端となった事件を匂わせるだけ匂わせて、詳細を語るのを引っ張りまくるとこは少しモヤモヤしました。(めちゃくちゃ引っ張る)
設定、ストーリー、キャラクター全部神評価の最高の一冊です。
ただ、このイラストレーターの描くキャラの髪型が昭和臭すぎるのだけが残念。
あとがきの後の特別SSで、アンジェリンがつんつんしてた頃のヨハネス視点の過去話と、現在のイチャイチャ話があります!
アンジェはひっそり恋心抱いてたけど、ヨハネスはうんざりしてたって関係性がまさに私の好きな攻め受けのシチュで最高でした。
受け 蔡優瑶(ツァイヨウヤオ)、愛称で子猫(シャオマオ)、瑶瑶(ヤオヤオ)
攻め 羅九(ルオジウ)
ルオ・ジウという区切り方なのか、地の文では「羅は〜」「羅を〜」って表記。慣れるまでは毎回「ら」って読んじゃう。
出だしから、早く優瑶を愛してくれる攻めよ現れろ! って強く念じてしまうほど、結構しんどい人生を送っている優瑶。
案の定、店を襲ってきた賊に拉致られて、監禁されてるところに羅九がやってきて優瑶を買う。
登場シーンから既に、溺愛攻めやスパダリ攻めの雰囲気があります。
世界観やキャラが好きだから、字が読めない事だけがネック。
キャラの名前や地名にチャイナネームはいいんだけど、服とかの名称に難しい漢字を使った用語を使われると、ルビがない場合ググれなくてわからないまま……。
一般向けの本を読めないので、BLでガチめの中華ファンタジーを楽しめました。
受けの孝汰がとても可愛い。少女漫画系じゃなくてシンプルに可愛い。顔や表情などのキャラデザやリアクションがとにかく可愛い。
中学時代、同級生の悪ノリで男同士でキスすることになった孝汰。「男同士のキスはノーカンだよな
」と言いながらも躊躇う孝汰に、根暗メガネの千鶴からキスされて顔真っ赤にして涙流しちゃう。
以降、同級生たちに揶揄われるわ、千鶴は転校しちゃうわで恋愛ごとにネガティブになってしまった孝汰。
顔見知りのいない土地に就職するも、インターンとしてやってきた男が、トラウマの原因となったあの千鶴。飲み会でまた千鶴にキスをされた孝汰は、俺を恨んでるからだ、と勘違いして……という入り。
攻めの千鶴が、「孝汰が俺のした事で泣いたのが可愛い。俺で感情動かされたのがグッとくる」ってめちゃくちゃ溺愛してるのが最高。
初エッチもすごく可愛い。可愛い祭り。
ショタ時代、路地で喧嘩してた受けに一目惚れしてプロポーズした攻め。
結婚してからは攻め→→→→←←←←受けってくらいお互いベタ惚れのバカップル。
12歳差で、年上受けです。
攻めもガツガツしているけど、受けにも尻で抱く系ポテンシャルを持ってる。元ヤンというのもあってえろさが増す。
セックスシーンがエロい。
受けの肉体がR18!!
攻めが受けの身体を「トロトロなエロい表情・ムチフワなおっぱい・綺麗な肌と腹筋・全く使い込まれていない綺麗なペニス・締まりバツグン縦割れアナル」と評価するほどの神ボディ。
そりゃジムの他の利用客も目が奪われる。
続編がある? と知らなかったのでとても短く感じた。ここで終わり!? もう!?
domsubの用語が全てこの作品専用の用語に変わってるのが面白い。
プレイ→嬉戯(きぎ)
セーフワード→柵
コマンド→命
プレゼント→曝露
ニール→割座
ストリップ→脱衣
サブドロップ→昏迷(多分)
グレア→睨眼
記憶に残ってる限りだが、こんな感じの用語。
危ない組織に追われてたアム(受け)を、エルドルフ(攻め)が保護……というより捕獲をする。
連れてこられた士官学校には兄弟制度があって、従者の人獣は主者の人間を「兄さん(兄さま)」と呼び慕っていた。
エルに反発心を抱いていたアムは、指名のお願い(告白)をエル以外にするが振られて、結局エルと主従関係になることに。
実の兄弟では無いことは分かっていたけど、さすがに血の繋がりがないとまでは思わなかった。義兄弟ですらない。赤の他人。
学校の兄弟制度の名を借りたとしても、それでタイトルに義兄弟って入れるのはアカン……。
あと人獣は感情が昂ると耳やしっぽが出ちゃうんですが、人間の耳をすぐ引っ込められないからその瞬間だけは四つ耳になるっぽい。なので意味の無い四つ耳じゃない設定なのはGood。
元から耳しっぽあって人間耳ないほうが好みですが。
そして人獣は、ケモ耳しっぽだけでなく獣姿になれる。犬、鳥、イルカ、シャチ。
後半、今まで出たキャラたち全員集合して始まる怒涛のアクションシーンがハラハラして楽しい。
そしてそこで判明する、アム(受け)の義兄であるエルドルフ(攻め)は狼の人獣という衝撃の事実。
なんで人獣なのに主者? となるけど、狼は犬と違って常に序列の上に立つ存在だから。理由がかっこよすぎるだろ……。
幼少時代、エルがアムに対してキュートアグレッションを起こしてるの可愛い。幼いながらに、お尻ペンペンで無意識に性癖開拓しちゃってたり、排尿プレイを覚えちゃったり。
大人になってからのお尻ペンペン描写の挿絵がめちゃくちゃエロい。
設定が細かくて新鮮だから、一冊で終わるのは勿体ない!
攻めから告白された受けが「友達からなら」と言ったせいで、攻めが一切そういう雰囲気を出してこなくて焦れる。
デート先も動物園だったり映画館だったり、そして夜になる前に解散。夕飯に誘って酒を一緒に飲んでも、ホテルに連れられることはない。受けが遠回しに「攻めの家に行きたい」と言っても「散らかってるから無理」と断られて撃沈。
告白してきたのは攻めなのに、受けの方が追いかけてる。なんなら受けが距離を詰めようとすると攻めに躱される……みたいな、ミイラ取りがミイラに状態のカプです。
今までの恋人はみんな「思ってたのと違う」って受けを振っていく。でも攻めだけはそんなこと思わなくて、って話です。
身長が高くて強面の攻めが、お酒弱くてカシスオレンジを飲んでいたり動物好きというギャップに、心の中で「可愛い可愛い」悶えてる受けが可愛い!
なんだかんだあって、ついに友達から恋人へ昇格瞬間の雰囲気のエロさ! セックスしてないのにエロい!
付き合って直ぐに難題が降りかかって、すれ違い状態になる。
相談に乗ってくれるヨシミママと圭介が良い人。
余談ですが、途中で出てきた唐揚げ専門居酒屋にすっごく行ってみたい。チーズとトマトソースのかかったイタリアン唐揚げ、マスタードとケチャップがかかったアメリカン唐揚げ、麻婆豆腐がかかった中華唐揚げ……この唐揚げ屋が現実にも欲しい。