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本来神だけど4巻は中立

すごく好きな作品です。
4巻だけのレビューです。
急に風呂敷を畳み始めてしまったがために、回収し切れなかったのでは?と思うような部分が気になってしまいました。なので神ではなく中立にしました。

とても好きな作品だったが故に。。
個人的にはここはいつか説明が付く物語展開が来るかもね、などと思い込んでしまっていたシーンが前巻までに幾つかあったので、4巻での印象は急足で回収されずに置いて行かれた前巻までの細かい心の機微の描写が何故あのように描かれて意味深だったのか。雑にまとめ上げられてしまった感というか、気になってわずかにモヤモヤが取り残されてしまいました。
私が真面目に読みすぎたのかも。

個人的にはここいらで自分なりにすっぱり終わってこのシリーズを手仕舞いしたいとか、版元権利やページ数など大人の事情なのかと思わせる終わりを感じましたが、攻受の幸せな終わり方を見届けられてよかったとも思います。

味がある

初めて読んだ時はコマ割りやちょっと劇画というか、画の描き方、リアルさ、キャラクター設定に戸惑ったのですが読み進めるほどに深みにハマっていきました。
いかにも漫画らしいエッチで派手なイベントが絶え間なく起きるわけではなく、日常に起こる小さくとも印象的な時間だけを切り取って覗かせてもらっているような不思議な感覚です。
上下巻、続上下巻の4冊を一気読みましたが、続きが気になって仕方ないです。
はじめの戸惑いを越えると不思議なほど引き込まれてしまうとても良い作品でした。

アホっぽくて笑えるような面白さ

おげれつたなか先生の作品はテーマみたいなものが重たくて、表現にも少しバイオレンス要素があるものが多く、楽しく読みたい事が多い私には正直好みじゃないんですけど、いくつか作品は購入して読んだことがあります。
チョイスして買ったやつ全部が(運悪くなのか?)上記の通りで、全作品は読んでないです。

今回は表紙とタイトルからして面白そうと思ったので1〜4巻一気に購入。面白くてサクサク全巻読んでしまいました。

内容は、タイトル、表紙のまんま。
頭空っぽにしてアホっぽさを笑える面白い系の学園ものドタバタBL作品でした。

登場人物のほぼ全員にちゃんとスポットが当たるので、こっちの先輩気になるんだよなぁ→スピンオフをお楽しみに⭐︎みたいな事はなく、どのキャラにも愛着を持って読むことができました。主人公は多めにスポットが当たる事はさることながら、他の人物にもぐるっと一周スポットが当たるので知らぬ間に全員を応援してました。
1〜4巻では部長と糸目先輩の“何か裏がありそう感”がまだ不明なので気になります。1〜4巻では全体的に少しずつスポットが当たるターンの最中で、その答え合わせはまだ少し先の話になるような進度、完結はまだなのかもって思います。
主人公もどうなるのか気になります。あと何年か先に5巻出るのかな。
長々と書いちゃってごめんなさい。

3巻が1番好きでした

攻めの独占欲が今までで1番強く汚く正直に描かれていて、攻めの悪い顔がいっぱい出てきてよかった。

以下、私見と私感です。
この作品はぽわぽわ頭で天然で鈍感な受けと、大きな独占欲と執着を隠して穏やか紳士に見えるスパダリ攻めに魅力を感じてきてたのですが、、
3巻では攻めの狂気じみた想いと思惑と表情がバッチリ描写されていて面白かったです!

攻めの怖いほどの愛と狡猾さが、キラキラスパダリの皮を被ってる裏にこんなにどろっと渦巻いてるなんて。こういうの見たかったからよかった…。

受けもとっても愛が深くて、ずっとギュンギュンしっぱなし、変わらず斜め上の思考だし、天然空回りでかわいかったです。

1巻はおいおい、そんな事ないでしょ?って嫌な感じがするほど攻めも受けも言葉足らずで読んでる側が悶々としそうな危うさを感じていたのですが。たぶんそこで読むのをやめる人もいたんじゃないかと。
巻が進むにつれ良い感じに意思疎通できてきて読みやすくなってます。
とにかく3巻が1番よかった。前巻を読んでからをおすすめします。

出てくるみんなにほっこりします

攻めも受けも、周辺のキャラ全員もみんないい雰囲気で物語全体がほっこりできる作品でした。
次巻も含めてギスギス、ピリピリ、ズキズキしません(私感)。

エロさは控えめ。
1巻は控えめ。エロくなくてもクスッと笑えるBLを読みたい人におすすめです。

ギャグマンガまではいかないけど面白寄りのお話。
主人公が憧れの少女マンガの男の子になりたいあまりに出てくる態度や描写がクスッと笑えます。
ゲラゲラというより、ふふっかわいなって感じで。

加藤ススさんの作品は他に2作ほど読んでいますが、どれも少し笑いを誘う感じがして、物語のテーマの重たさとか深刻さを感じないので気楽に読めて萌萌です!

この作品、私にとって神と萌萌どっちでもあるけど、攻めも受けも萌えるかわいさなので萌萌にしました。

1巻から是非読んでほしい

1巻からの方がストーリーを楽しめると思います。
1巻は攻め受けが自分の心や立場と向き合って、受け入れて、幸せになる回かなと自分は思ってます。そこがあっての2巻のようなストーリーなので前作からをおすすめします。この巻だけでも楽しめますが…。

2巻となるこの作品はもうお互い好きすぎてしんどいくらい愛し合っている巻で、どんな当て馬も意味ないでしょうってくらいラブラブデレデレです。
一度はストーリー上、関係が切なくなる部分があるんですが、そこまで不安にならないです。不思議です。

エロが始まると充分エロく、攻めの愛もしっかり伝わってくるし、受けもちゃんととろけてます。
絵もきれいです。

きっとずっと2人は幸せだと思えるような作品です。
好みはあるかもですが、私はおすすめします。

モエモエする神

お互い内心で「(相手の)顔がいい!癒し!」と純粋に思い合っています。そこにはまだ同性愛的要素で好みとか好きとか、やりたい入れたいとかはないです。
だんだん目の保養的存在から恋心に気づいていく様をゆっくり楽しむ漫画だと思いました。

BLは好きだけどもろエロやどエロはそこまで好きじゃない。
恋する心理描写に楽しみの重きを置く方。
性的描写はエグいかなっていう初心者の方にはおすすめではないでしょうか?

ゆっくりと恋心に進みます。
エロシーンはないです。
キスは少しあります。濃くないです。

とりあえず彼らの心の声、とっても萌えがすごいです。

私個人としてはBLはエロも変態も過激なのも好きですが、こういう視覚的にはエロが少なく、雰囲気や焦ったい恋煩いでキュンキュン持ってく作品も好きなので(萌2寄りの)神と評価しました。
萌えの神。

君といる島 電子 コミック

成家慎一郎 

ゆったりした空気の流れる作品

■作品の雰囲気
離島のイメージらしい時間の流れや雰囲気も出てる。ゆっくり愛が形になるであろう感じがいい雰囲気。
■2人のキャラクター
2人ともガツガツしていなくて純朴。
■感想
この作品の攻めの恋心にじれじれするけど、心地よいじれじれです。多くのBL作品で私が時々感じる早く告れよ・抱いちゃえよという作品でなく、がんばれがんばれって一生懸命応援してしまう感じ。長く見守って行きたくなるような淡く純愛、ほんわかした流れを感じました。
とても素晴らしい作品の予感。萌すぎて神ではあるのですが…始まりということで萌2。

つい読んでしまう謎の依存性

謎の依存性があります。
攻めはちょっと強引、性欲まっしぐらで自分勝手な感じ。なのになんか憎めない。自覚なき独占欲や征服欲モリモリの台詞や表情がよかった。
受けも満更でもなさそうと言うか、つい流されると言うか。見た目によらず優しくて意外と純情で、攻めが好きって感じの態度や表情が徐々に出てきて…よい。

わたし的にはエロ度高めの作品。攻と受の見た目もレベルの高い隠キャ陽キャで新鮮でよかった。ここまでオタ臭溢れる攻めは見たことない(レベル高いのはここです)。そしてこんなに何回も読み返すと思わなかった…。