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女性チル76さん

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ま・さ・か・の・・・!

スピオフW浮気がまさかの第2弾!!!
その名も【楚川とのセックスがやめられない。】!!
そのままーーーーー!!!
めっちゃストレート!
「やめ”ない”」んじゃなくて「やめ”られない”」!
『don't』ではなく『can't』
抗えなさが漏れ出るこのタイトル、、、
浮気の沼っぷりを感じます( ゚Д゚)

楚川と、って事はこれ要一視点かな?
とページをめくると楚川との情事に溺れる要一のモノローグ
「挿れて、こすって、めくって、こすって、こすって…」
「たったそれだけなのに…」
「きもちいい♡」「きもちいい♡」「きもちいい♡」「きもちいい♡「きもちいい♡」
だらしなく果て、一戦終え我に返った要一が気持ち良くなってしまう事に「腹が立つ!」といつもの調子で毒吐きます
それに対し楚川も「僕も不愉快」と応戦

楚川も「最大に解せない」と要一が何か仕込んでるんじゃないか?
と、先程迄自分が居たソコをいじり始める…
自分の痕跡がおりてくる・・・
→ここの何気ない愛も熱量もないやり取りがリアルで且つエロい!!!!

毒々しいやり取りから一転、カラダは素直に反応し、また2人は求め合い絡み合う
そして楚川のモノローグ
「本当にすごく不愉快・・・」なのに「ひどく…きもちいい」
そして
「ここからずっと出たくない」

このセリフ、楚川が見下ろしたアングルでほほ笑む要一の困ったような、誘っているようなその表情と重なる最終ページ

またしてもゾクっとする終わりに結局は要一も楚川もどちらもここから抜け出さないし、止める気がない事を匂わされ浮気の沼を見せつける…
「出たくない」はもう意思を持った否定
can'tではないdon't want toだ…
”抗えない”のではない、”抗わない”、のだ

どこまでも”ズルい大人たち”がココに居る
そしてそんなズルさに溺れたい時もある…


【要注意】
浮気ネタなのでモチロン読む人選びますのでそこはご理解頂き自己判断で!
本編の世界観を持ち込むと痛い目に合います!
ドラもまさみちゃんもその存在を感じたら負けです!
感じても楽しめる方、むしろそこが楽しいと思える方、またはパッキリ切り離して「浮気ネタ」を嗜む事が出来る方のみに推奨する作品でございます。

またもや評価は悩む作品ですが…
やっぱりコレは同人誌として、その仕事を見事に全うしているし、第二弾なのでこちらも浮気ネタって覚悟して読ませて頂いてますからね。その期待値にしっかり応えて下さる先生!最高&最強です!神さまです!!

紙|修正は輪郭トーン描写
作風の邪魔にならない感じではあるかな?

「つかの間」という「愛しさ」

下睫毛バッサー&垂れ目の攻めのケイちゃん
私、ビジュアル的にあまり下睫毛ある垂れ目さんって好んでなかったと思ってたんです。どちらかというと三白眼派だし…?って・・・

いやいや…イヤイヤ…?イヤイヤイヤイヤ!?
いやぁーーーー!!!
いいじゃないデスカっ!
垂れ目で下睫毛から滲み出る優しさ?包容力?!
まぁ、これは「ケイちゃん」のキャラだからこそ!
だってのは大前提なんでしょうけどね♪
胡散臭いと思っていた下睫毛&垂れ目の思わぬ魅力に素直になれました♪
ケイちゃん、ありがとう♡

と、まぁ私を攻めさまの新たな新境地に導いてくれた今作!
初読み作家さまでしたがすっごく読みやすかった!!!

お話しは夜明け属性の私には大好物の焦れモダすれ違い展開!
もう、この展開散々見たよ!って分かってても【デザートは別腹原理】でバクバクイケます!!
でも、いくら好きでも好みかどうかは生意気にもあるんです。
そんな中でも今作は「美味しい好きなデザート♡」でした!
読んで正解!

先ず、見やすいイラスト!好みが分れそうな程のアクの強さは無いけど見やすくて、そもそもデッサンがお上手!初めて作家さまだったので尚更ココは自分的に良かったです。
その上で新しく好きな攻めさまが印象深かったっていうのも良かった!
忘れないキャラクターが居るかどうかは私にとっては重要なんです♡

後は言葉のチョイスがすごい好き!
そもそも「つかの間の恋人」っていうタイトルっていうか店名っていうか、、、スゴイぴったり過ぎる…!
そしてそんな「つかの間」を惜しむようにケイちゃんがこぼす「朝にならなきゃいいのになあ」にはきゅんっ!としました♡

表紙と帯から勝手にちょっとドロドロ重め切な系かな?って思ってましたが
とっても優しくてきゅんって出来る出会いのお話しでした(*´▽`*)

ただ、ちょっとむちゃくちゃ空腹な時だと物足りなさを感じるかな?って事で大好物なデザートとして萌2評価です。
主食には後一歩及ばず…。

重い実ワールドのガイドライン

先生独特の世界観を説明するのって難しい。
あの”間”、セリフ、イラスト、違和感がいい仕事をしまくって出来るシュールな空気感…
どう説明したらいいものか…
「とりあえず作品読んでーー!」
って結局言いたくなってしまうw

そんな時にやっぱり代表的な『アホエロ』とか『愛しのXLサイズ』がパっと思い付き易いのだとは思うんだけど、どちらもなかなかの長期シリーズ。
1番最初に勧めるにはハードル高い?
じゃぁ単巻作品?
って感じになった時、単巻作品も沢山あるけどその中でも比較的ストーリーも分かり易く先生の小技が効いたシュールな表現方法も楽しめるのは今作の「放課後のYくん」が最適解!
と我ハ思ふ、に至った訳ですよ!

簡潔にこの作品を説明するなら…
【アホな(頭脳で言えば頭はイイ!)DK2人が独特な解釈の元、エロいコトをしながらきゃっきゃウフフ♡を重い実ワールドの中で繰り広げる!】
って内容。

この作品で「お!なんかおもしろい!」って思ったら『アホエロ』は絶対ハマるだろうし、「おもしろいケド何かが足りない…」って思ったら長期シリーズでじっくり読み込む事を勧めたい!
そして「ちょっと軽すぎん?」って思うなら『ビッチなスズキくん』で少し落ち着いた先生ワールドを勧められる!
今作を読んでNG懸念さえ抱かなければ次に読むべき作品が必ず浮かんでくる!

そんな訳で、私はこの作品って先生の作品のガイドライン的存在として実はスッゴイ高機能なんじゃないかな???
って思ってます♪

モチロン!ガイドラインとか関係なく、純粋に笑えるしDK達かわいいし、そしてエロいし!!!
文句なく楽しめる1冊!!

ただ、アホエロの衝撃に比べると結局アホエロに軍配があがっちゃうから評価は神寄り萌2かな?って思っていましたが、この度この「ガイドライン説」に自分なりにすごく納得しちゃったのでこの機能性も含めて神評価としました♡

重い実ワールドの架け橋に!
どうですか?Yくん、おススメです♡

片恋オペラ コミック

桂小町 

視線で語って指先で誘う!小町先生の描く男の子って色っぽい♡

青(あお)と紅(べに)は男女の眉目秀麗な双子
そんな双子と幼馴染の芥(あくた)は青曰く「片想いジャンキー」
芥は惚れっぽいが惚れる相手は男の子
結果振られて青に慰めてもらう…を10年繰り返す

芥は現在バスケ部エースのさわやかイケメン鳴海くんに片想い♪
さてさて芥の恋は?
そんな芥を見守る青の想いは?

という流れですが、、、
待って待って!
これ、小町先生の初コミックス???
そっかぁー!
デビュー当時から色っぽい子達の描き方が本当にお上手!!
視線で語って指先で誘う感じ♡
エロなシーンが少なくてもその湿度が伝わる上手さ!!
今も変わらず私はこの漏れる色気のトリコです(´▽`*)

先生愛に脱線してしまいましたが、そんな小町先生のデビューコミックスは
拗らせ幼馴染みDKの恋♡
分かり易い当て馬も居て、王道展開です。
でも、先生の描く大人になり切れない部分を2人で補ってる子達の魅力には
やっぱり惹き込まれる!
話の展開が分っててもその魅力に会いたくなって
何度もページをめくっちゃいます。
今回は女の子だけど紅ちゃんも大好きなキャラ♪

片恋オペラは文句なく「神」評価!
同時収録の「ファースト・ボーイフレンド」「ラスト・ボーイフレンド」は少女漫画的展開かな?とちょっぴりBLっぽさが少なめ。
ただ意地悪系イケメン男子の攻めが恋を知って変わっていく、というのが好きなのでそこを堪能する感じですね。受けの子の魅力はページの短さもあってか、かわいいとは思うけど、攻めくんが今迄の行動を改心する程惚れる魅力はちょっと分かんなかったな。
後、「片恋オペラ」の紅ちゃんに比べて出て来る女の子がかわいそうな扱いか嫌な感じの子しか居なかったのはちょとだけ残念。
同時収録作品だけの評価なら「萌」

この1冊としては悩むけどやっぱり小町先生のデビューコミックスって所も含めて萌2寄りでの「神」とさせて頂きました。

先のレビュアーさんも夜更けにおススメって書いて下さってますが、私もそれ、スゴク同感!!
キラキラしたお日様の下で読むっていうより夕暮れや、すこし優れない天気の日にはなぜかぴったりする漫画。
そんな本日もしっとり雨で読み返し。

私の中での隠れた名作!

ストーリーがしっかり創り込まれていて、その上で2人の心情が絡み合う。

単話買いしていたので、最初から最後迄次を楽しみにし続けて読めた作品でした。
内容は既に詳しく書いて下さっていらっしゃる方も多いので私的おススメPOINTを書かせて下さい♪

先ず、攻めの成長具合をじっくり楽しめる!!
これ、攻めがおショタ時代もチラっと出て来るので
正しく「悪辣に耽溺させられていく様」を追っていけるんです。
これを、教育(エデュケーション)と称してしまう所に
私はゾクっとさせられちゃう(≧▽≦)
2人だけのインモラルな世界観とかが好物なんでこの設定がとても美味しい♡

そして、受け!
攻めを自分の手で教育していく腹黒さや緻密さがある、なかなかの策士!
もちろんそうせざるを得ない理由っていうのもちゃんとあるから
その辺にも魅力を感じるんだけど。
まぁ「策士策に溺れる」ってヤツだよね!
抗えなくなっていく位に育った攻めの掌で
気付かぬ内に踊らされてるってのも幸せだよねー♡

そして復讐劇としてのストーリー!
この辺は緻密に練られてるって訳ではないけど、
勧善懲悪仕立てとしては十分!
しかも復讐の仕方が思いっ切りが良過ぎてこれぞ「漫画の世界」!!
エゲツナイ…!!

攻めが受けを「自身のモノ」と執着した結果、結構ピアッシングとかさせる
調教モノとしてのエッセンスも若干出てくるのも好き。
しかも最初の乳首ピアスのシーンは受けから攻めに促すのも、
攻めの嗜虐性を刺激していてゾクゾクしたなー♪

ただ、この辺の痛いシーンや攻め以外との絡みや激しめ暴力、メインCPとは無関係だけど女性との絡み描写など、気になる方は要注意です。

私的、隠れた名作♡
ただ・・・ヤクザ設定なのに背中の彫り物がトライバルってのが残念ダナ…

良くも悪くも「期待通り!」

衝撃のホテルでの1件から半年。

攻めの義崇はワンコ化、受けの慎一は素直になれずにモヤモヤ…
モヤモヤの一因は「好き」だと言う割にホテル以来エッチもしてないし、そもそも義崇が自分を求めて来ないコト。何を一体求めてるのか分からない…!

一方義崇からすれば始まりがカラダだったから「カラダ目的」ではない、ちゃんとした関係を求めているのに上手く伝わっていない。

はい!来ました!1巻に続いて分かり易い「両片想い、すれ違い」話!!
そこに加えて慎一の元カレも”正統派”ヒールな当て馬として登場したり、義崇が大学の女子同級生と居る所を慎一が偶然見てしまい……⁉など、あるある連発で話の緩急を演出。

さぁ、舞台は整った!
しっかりお互いのすれ違いを紐解いてお互いの気持ちを確認♪
確認したらいよいよカラダで証明♡
お互いをちゃんと知った上での初めてのエッチ。
うん、今回もセリフが良き良き♪
1巻よりワンコ味が出た感じだね。

と、いう事でお幸せに義崇&慎一!

話は安定的だしセリフも好きでいい意味でも悪い意味でも「期待通り!」
ただ、、、2巻は少し作画の不安定さが気になっちゃったなぁ。。。
色っぽいハズの慎一から色気が感じられない表情だったり、たまにある正面の顔描写で鼻を描かれないようなのですがその描写では美人さん具合は伝わらない…
(イギリスのあの有名な魔法学校児童書、メガネをかけた稲妻少年の最大の敵、名前を言ってはいけない「アノ人」にしか私にはもう見えない…w)

この辺が引っ掛かったので2巻は「萌」でございます。

テッパン設定!安心設計!

分かり易い『年下執着チョイ俺様攻め×強気美人ほだされ受け』

小説のコミカライズだけあって展開、2人の背景・心情変化に無理が無く
読みやすい!!

内容は既視感のある話。
それもそのハズ!だって原作小説の初版は2007年!
そりゃ既視感あって当然ダ…!
コミカライズ化は何と10年後!すごい時間経ってからのコミカライズだけど
原作がいいからなのかな?十分おもしろい♪(原作未読です)

▶ホテルで彼氏との別れ話をする受け
▶拗れる別れ話
▶近くの席の好みのイイ男に一芝居打ってもらってどうにか別れ話を切り上げる
▶こんな出会いも何かの縁!さぁ上に部屋取ってあります、Let's Gooooo!
▶…オヤ?オヤオヤ⁉
▶何?この攻め!激しい…!!
ココ迄の流れで何よりものおススメはやっぱり受けがドロドロにされちゃう
エッチシーン♡
プレイそのもの、っていうより攻めの「言葉責め」が好き♡
これは流石原作のある作品!!セリフまわしがツボ!
年上相手を煽りながらも主導権は自分!っていうちょっと意地悪感!
好みなんですよね~(*´з`)

受けちゃんもグズグズ、ドロドロにされちゃいます。
で、その後その場限りだと思ってた相手が何と「はとこ」と判って・・・

って感じで後半はお互いをしっかり認識し合ってからの仕切り直し。
明らかに受けが好きな攻め、攻めを憎からず思ってはいる受け
さぁ、こっからどうする?どうなる?
で、次巻へ続く・・・

エロ度「エロエロ」はそこ迄ではないかな???とは思いますので
王道な年下攻め×強気ほだされ受けがお好きな方はエロ度で懸念せずストーリーも楽しめるかと。
逆にエロ度に期待するとそこ迄じゃないのでお気を付けて~

BBiコレ前日譚|宇佐美カオルくん無双高校時代

既刊企画アンソロ:BOY×BOY IDOL COLLECTION【BBiコレ】の1冊目に収録されていた宇佐美カオル君の高校生時代のお話し

このタイトルです!
それはもぉカオル君のビッチっぷりやいかに・・・Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
というエロ度高めなのは否定しないのですが、それだけじゃない!!
彼は彼なりに夢があって、でも現実的な問題もあって、、、
っていう、何だか憎めないキャラクターの背景が分かった気がする内容。

まぁ、ウリでお金を稼ぐ高校生なんで基本は性に開放的なんでね。
悲壮感ゼロで本編はお愉しみ頂けますよ♪

これを読んでおいてからまたBBiコレを読むとマネージャーと早くどうにかなって欲しい!!という気持ちがまた再燃しちゃう♡

中条先生の男の裏面性のありそうな色っぽさがある攻めとちょいアホカワな受けが大好きです。
そして総じてエロで裏切られないのも推せます!!
今回はマネージャーとの直接的なエロ絡みはないですが妄想パートを
ちゃんと用意して下さる辺り、感謝しかない!!!

是非R18でこのまま続けて欲しい・・・!!
あの描き込みに修正が入るのは惜しい、惜し過ぎる・・・!!
DLsite:血管バキバキ黒棒線ゆるめ修正

14Pで3ターン!(要注意:購入サイトはBOOTH限定!)

リバップルのお2人、3度登場!!

ワニこと久嗣×オオカミこと嶺二
久嗣→嶺二、嶺二→久嗣、久嗣→嶺二
14Pでどんだけ濃厚なの、先生…
…最高です♡

ヤッテルだけかと思いきや、何か2人の「ヤルだけ」の関係性も
前作から進んでる兆し!

嶺二の調教が効いているのか久嗣は後ろもいじらないとイケないカラダにいつの間にやら変えられて。。。
そんなイケない久嗣に思う存分突きまくられたい嶺二

いざ!久嗣攻め開始!!
イケないハズの久嗣、自分の下で結腸突かれてよがりながら手を握ってくる嶺二に思わずドキッとしてドピュッ!

思わぬ速さで終了の久嗣に攻守交替!
拘束具なしでおとなしく嶺二に犯される久嗣にご褒美♡として更に攻守交替!
久嗣は嶺二に挿れながら嶺二にディルドを入れてもらう…?って所で終了。

いつもながらの美しく艶めかしいイラストでドエロを楽しめる♡
特に気の強い久嗣が嶺二に絡め獲られて堕とされていくこの流れ・・・
調教とは至極の愛と信頼の形のひとつだな!
萌える♡

アニマルマスクだけで1冊、出して欲しい・・・!!

尚、こちらの作品はBOOTHでのみの取り扱いの様ですのでご注意ください。
同人誌では破格のハイコスパ!¥150デス!!
主要電子サイトではページ数の関係で販売ないそうです。

このシリーズの順番は「ドSでドMなオオカミさんを食べたいワニさんの本」→「ワニさんを飼いならしたいオオカミさんの本」→今作
でも1番最初にアンソロのインモラル・セックスからお読みになると、より世界観は分かり易いかも。

奈落 コミック

紺色ルナ 

憑依型役者のホントのキモチ

あまい♡のにどこか仄暗く重い、そしてエロティシズムのあるお話しがお上手な紺色ルナ先生
今作はそんな先生の中では王道寄りの「拗らせ幼なじみモノ」ですね。

ただこの「拗らせ方」がクネックネにねじれておりますね。
今回はこの拗らせ具合に焦れながらも2人だけが理解し合える世界観を楽しませて頂きました♪
仄暗さや背徳感はあまり他の先生の既刊作品に比べたら少ない印象で、キャラクターを活かした過激なプレイ描写がより印象的でした♡
物語の構成が複雑なのでページ通りではキャラクターの心情理解が難しいかも知れませんね。

「奈落」の2人の話は
前半「奈落:第1~3幕」が大人になった2人の捻じれた関係性
後半「ブルー、ブルー、ブルー:前後編」で幼少期~高校生の2人+2人の現在
という作り

「奈落」の2人の背景が後半の「ブルー~」を読む迄クリアにならない事で混乱が生じるのだと思いますがこの辺がクリアになっていくと「激しめ拗らせCP」としては満足な内容ギッシリな作品です。

詳細ネタバレ含んででも分かり易くレビューを書こうと思って何回かチャレンジしたのですが結構コレが難しい…(゚Д゚;)
リアルに何回このレビューを書き直したか分からない位うまくまとめられなかった…!
でも、面白い作品ではあるので少しでも読もうかな?と思う方の助けになれば、、、と思い残しておく事にしました。
結局分かり難かったらごめんなさいではありますが…。

以下は後半部分で分かって来る2人のキャラとか含んで話すので純粋に本編を楽しみたい方はどうぞそっ閉じ下さいませm(__)m


攻め:秀二×受け:マサト

2人は小さい頃からの幼なじみ
ちょっと奔放な母親に育てられている事もあってか小さい頃から割と性への興味が高いマサト
そんなマサトは見た目もかわいく器用にそつなくなんでもこなせるタイプだが逆を言えば「自我が無い」

一方兄は居るが恐らく子供扱いされる事が嫌な自立型の弟気質だった秀二
何でもこなすマサトを羨ましいと思う気持ちと、かわいい弟のようにも思う気持ちを持ちつつ、マサトの個性=他人を真似するというコトを無自覚に見抜き、「将来は、はいゆー(俳優)だな!」とマサトの「自我を刺激する」

秀二はマサトに対し羨望と庇護欲
マサトは自分を見てくれる、見つけてくれた秀二に情景と独占欲
を幼い時より抱えてそれぞれ成長

多分ココがこの2人の根幹で、始まり
大人になったマサトは憑依型の若手の脇役としてその才能を認められます
役を自分に取り込む為に身も心も「なりきり」ます
その為にその役に合わせて激しいセックスをする事も厭わない
その相手をするのは秀二
そして役が自分に憑いた状態から戻してくれるのも秀二

この関係が「信頼・愛情」の上に成り立つ共依存と考えるのか、
「欲・マウンティング」の上の相互利用として考えるのか、
ココの捉え方が読者も、それこそ秀二とマサトも感じ方が分れる所となるんでしょうかね?
そしてマサトが「憑依型役者」であるが故の本音の分かり難さがまた拗らせる…!っていうね(笑)

私は幼少期に抱いたそれぞれの「劣情という欲が育った愛情故の行為と関係性」と考える事でこのお話しを楽しみました♪

2人の拗らせ感情が見え難いからこその楽しみ方もあり、ゆっくり読める時にはまた読み返したいと思います♡

神に限りなく近い萌2!
理由はお互いがしっかりお互いの存在意義を自覚した上でのラブいプレイがあのままお風呂で見たかったからです♡