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マスターレビューアー ソムリエ合格

女性おぶもいもいさん

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目が幸せ

政略結婚が嫌で城から逃亡、出会ったばかりの男たちに付いて国を出ようとするアミルの
後先考えない行動に危なっかしさを感じずにはいられない始まりではありましたが、
その後のストーリーはすごく平和だったなという印象です。

サイもハリルも裏がない誠実な人達でもちろんアミルもものすごくいい子で、いい人たち揃いだから物騒な展開になるはずもなく。
国同士の争いや憎んだり恨まれたりというものもないので、余計なことに目を向けることなくサイとアミルの気持ちだけを見ることができたなと思います。

すんなり一緒にはなれないのでちょっぴり切なさはありましたが、一度離ればなれになってからのサプライズの婚約!にはこちらまで嬉しい気持ちにさせてもらえました。
サイはカッコいいしアミルは可愛いし、めちゃくちゃ目が幸せな作品でした…!

とろける…!

ふたりが同棲する前、真夜宅お片付け中の
エロくて甘ーくて愛のある絡みが
たっぷりつまった内容となっています。
めちゃくちゃ満足感がありました。

1巻の有償小冊子から『とろけるまよなか』
というタイトルも引き継いでいて
ふたりだけの夜のひとときを覗き見ているような
背徳感もたまりません。
本編でもしっかりエロはあるけれども、
それの比ではないくらいエロい…!
そして、荻野のオスみたっぷりなSっ気と
それを前にして乱れながらもとろけていく真夜のエロ可愛さの破壊力よ…。
どちらの魅力もたまらなすぎた…。

とにかく、何がどうなってもふたりの相性は抜群に良いんだな。ということを再確認させてくれるような、
本当にありがたい20ページでした…!

現実に立ち向かうふたりに感動

デレデレな表情の荻野、めちゃくちゃ幸せそうでいいですね〜!
まひるの配信を観ながらその先にいる真夜のことを想っていることが伝わります。
そんな幸せムードダダ漏れな表紙だったので
恋人同士の甘い日々が描かれているんだろなと思いきや、心にズーンとくる場面多めな2巻でした。

荻野と真夜の仲は前よりずっと深まっているし、仕事もプライベートも順調ではあるんですが
安定した日常を送ることで見えてくる躓きとか葛藤が真夜を苦しめてしまうんですよね。
荻野と出会ってから真夜はたくさん頑張ってきたので、
突然スイッチがオフになってしまうのも仕方ないのかな…と切なくなりました。

でも荻野は真夜がオチていても上辺だけの慰めをしないんです。
その言動から真夜をとても大切に想っていて、これからも大事にしていきたい。という大きな愛が感じられるので、
真夜の苦しみは長く続かないんだろうなと安心して読み進められました。

真夜のメンタルの変動には結構引っ張られるところがありましたが、
しっかり浮上してくれるので引きずることはなく。
甘いだけではない"現実"と向き合うふたりを見守れて幸せでした…!

奇跡に感動

大学時代に亡くなった恋人のことを12年も忘れられないままの春也の
風化することのない悲しみを見ているのが本当にツラくて、読み進めるのをためらってしまった前半部分。
でも、どこか俊を思わせる友彦との出会いは"新しい"恋ではなかった…?という思いも寄らない展開にグイグイ引き込まれて、
次々湧き上がる疑問の先を見たくて気付けば一気読みしていました…!

私はハピエンが大好物なので死に別れはかなり心が磨り減ってしまいます。
あらすじを確認してきちんと覚悟してから読んだものの春也の俊への想いを知るほどに抉られて、
友彦との恋もなんとなく応援できないような気持ちになっていました。
ところが、俊に似ている友彦の中身の正体がもしかして…?となっていく辺りからはお話自体の空気感も変わっていって
読み手にもその先にある真実を期待させてくれるような流れになっていくのです。
そしてそこに辿り着くまでの春也の悲しみが報われる結末に感動…!
また巡り会えて良かったと心から思いました。

お話はどんどんファンタジー寄りにはなるんですが、幸せそうなふたりを前にするとそんな奇跡もアリだなとストンと思えるような、すごく素敵なお話でした。

ふたりらしく、

レオとフロラのお話を読めるのを楽しみにしていたので、歓喜のスピンオフ…!
Dom/Subがあまり得意ではない私にも複雑さのない展開で読みやすく、
前作同様めちゃくちゃツボを刺激してくれた『ジョーカー』でした。

レオとフロラはDomやSwitchであることを抜きにしてもとても相性が良くて、
友達の延長線上に恋が待っているのはまったく不自然ではないなと感じたのですが
でもやっぱりそれを無視できないのがダイナミクス持ちのツラいところ。
レオはDomとして、フロラはSwitchとしての悩みや葛藤があったり過去のトラウマがあったりと
お互い同じ気持ちなのに噛み合わない部分が出てしまうのがすごくやるせなかったです。

ただ、すれ違ってもギクシャクしても大きく拗れることはなかったので
ゆっくりとふたりらしい速度で心の距離を縮めていく様子をハラハラせずに見守れたかなと思います。

始まったばかりの彼らの恋人同士としての日々がどんなモノになっていくのか、続編が今から楽しみです!

お家でまったり

『オフステージラブサイドRe』の本編のその後、
おうちでまったり過ごすふたりの様子が
描かれています。

映画鑑賞でいちゃいちゃ…かと思いきや、
トモヤがホラーをチョイスしたことでその空気が一変することに。
というのもケイがホラー苦手だったからなんですが、
それを見抜いたトモヤのいじりによって
パワーバランスが逆転しそうな空気感になり、
ケイの冷静なスン顔ににじむ焦りがなんとも可愛らしく面白い(笑)

でもそこからスムーズにセックスへと持っていけるケイのほうがやっぱり一枚上手でしたね。
がっつりなエロを存分に楽しませてもらいました。

結局トモヤには全部バレていたわけですが、彼らの関係的には結果オーライな感じで
本編では見ることができないふたりのやり取りに爆萌え。
めちゃくちゃありがたい小冊子でした…!

最高の推し活

待ちに待った続編。
まず、ふたりのお付き合いが順調なのがにじみ出ている表紙が最高に良すぎる…!
キラキラなトモヤの可愛さはもちろん、ケイのこの表情がたまりません…。
表紙を見ただけで幸せな気持ちにさせてもらいました。

前巻は何に対しても一生懸命に取り組むトモヤのことをたくさん見せてくれていましたが、
『Re』ではケイの過去や胸の内を知ることができる展開となっています。
いつも冷静でスン顔なケイの表情がほころんだり
外側からはわからない人間らしい部分が明かされていくと、彼の魅力がもっともっと増していくのです。
格好いいだけではない一面も最高すぎて、全力で彼を推しているトモヤの気持ちがわかりすぎました…!

色々な制限や制約がある中でのお付き合いなので
お互いにもどかしさを感じることもあるけれど、
その難しさには屈しないほどの想いをケイもトモヤも持っているのがしっかり伝わるのが素敵だな…と、しみじみ。
これからもずっと幸せでいてほしいなと心から思えるカップルでした。

こちらはこれで完結なのでしょうか。
できることならもっと彼らの日々を見ていたいので、続いてくれたらいいなと願います…!

感情が動き出す、

なかなか衝撃的なところで終わっていた2巻だったので
椿はどうなってしまうんだろう…??と、こわごわ読み始めたけれど。
早々に『さすが椿だな』という身体能力と治癒能力の高さを見せつけてくれるおかげで
細かいところの心配は無用で読み進めることができました。

全方向に強すぎるくらいに強い椿なので、ともすればギャグみたいな感じになりがちな展開ですが
そうならないのはそれぞれのキャラの心情が伝わってくるからなのだろうなと感じます。
椿と兜だけではなく、彩くんやイビツもしっかり意思を持って動くキャラなのでストーリーに厚みが出て、読んでいる間ずっとワクワクしていました。

兜と過ごす日々の中で自身の考えが変わり、彼に対する感情にも少しずつ変化が見えてきた椿と
独占欲から周りへの嫉妬が剥き出しになってしまう兜と。
ふたりの間にある空気が色づき出してようやくBLとしての一歩を踏み出し始めたふたりから目が離せない!という感じですが、
彼らの前に立ちはだかる壁はどうやっても高くて。
そこをどう乗り越えていくのか、今後の展開が楽しみです。

そして今巻も圧倒的画力の高さに唸らされました。
人物や背景の美しさはもちろん、キャラの性格的な部分からにじみ出る空気感も画面から伝わるのがすごすぎる…。素晴らしいの一言に尽きます。

お話はかなりヒリヒリしたところで終わっていて
この世の理に抗うのか、それとも別の道が拓けていくのか。
それがまだわからないからこそこの先への期待が高まりました。
次巻も楽しみに待ちたいと思います…!

強い想いと、切なさと

高校生の一大行事である修学旅行エピソードが盛り込まれていた今巻。
日常から離れたところでも変わらず想い合う様子にはほっこりしたけれど、
その日々をただ楽しみながら過ごしているわけではないふたりの葛藤を改めて目の当たりにした五葉でした。

これまで色々なことがあったふたりだけれど、それぞれの気持ちは少しもブレないばかりか
想いがどんどん増していっているのがよく伝わります。
同じ熱量で求め合えるのって本当にすごいことだな、としみじみ。
そして、ずっとこのまま一緒にいたいと強く願う彼らの気持ちに胸が震えました。

でも"このまま"ではいられないことも知っていて
お互いの想いが変わらないとしても未来がどうなるかわからない不安も抱えているふたりなので
恋人同士の甘くて幸せな時間の中に浸りきれていない感じが本当に切なかった…。
心変わりとか当て馬とかの心配は要らないくらいの大好き同士なのに、
どこまでもハラハラした空気が付きまとうような彼らのお付き合い。
早く本当の意味での幸せな日々が訪れてくれたらいいのにな…と思いました。

小田島の家のことや進級したあとのことなど、
こえなければならない壁はまだまだたくさん。
そして最後に登場していた嵐くんはどんな立ち位置なのかわからないので、今後も目が離せません…!
次巻も楽しみに待っています。

バーニー可愛い

タイトル通り、ゲームの中の『推し』が現実世界へ転生してきた!というファンタジー色強めのストーリー。
なのでトンデモ設定になりがちかな…?と思いきや
ドラクルが転生してきてからの彼を取り巻く環境と
ドラクル自身の努力や順応力の高さのおかげで
ものすごくリアルなお話として楽しめました。
最初は高貴な存在だったドラクルですが、
裕貴と過ごす日々の中で少しずつ人間らしくなっていくのが本当に良かった…!

実在してはいても"架空の存在"という感じは拭いきれないところもあるのだけど、
裕貴はもちろんドラクルもきちんとそれに向き合っていく、その強さに惹かれました。
そういうやり取りの中で恋心が育っていく様子にもキュン。
両想いになってからの甘さもめちゃくちゃ良かったです。

裕貴が人間不信になった原因の元同僚の言動は
胸糞だし許せなさすぎて震えましたが、
結果ふたりが心を通わせるキッカケになってくれたのでなんとか怒りを収めることができました。
当て馬キャラにも幸せを望みたい派ですが彼は例外ですね〜
あんな奴には幸せはこないだろうな。
せめてそれを受け止められる人間になればいいなと思います。

違うところで心をかき乱されてしまいましたが、
ふたり+バーニーの暮らしには癒しも萌えもたっぷりで、ものすごく満たされました。