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萌×2作品

女性ミスTyさん

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ウブなままではいられない!

 2話構成、十二支獣人と年獣のシリーズ亥年、表紙右の褐色のコが猪獣人の那特(攻)で左が年獣さま(受)です。

 かつては対立していた十二支と年獣、今では年獣が平和の使者として年の最後に十二支の村を順に訪れおもてなしを受ける風習。
 そのもてなしを行うのが「吉亜努」であり、幼い頃年獣さまに強く惹かれた那特は念願の吉亜努になる、ところが実際何を行うのか知らなかった那特、年獣さまが望んだ方法はなんと…交合(性交)だったのだ!

 もてなしを受け終えた年獣は次の年末まで眠る…ハズなのだが、何故か年獣さまが戻って来る所から始まるのが2話目。
 どうやらご懐妊のようだが他の十二支とも同じように交合を行っており、このお腹の子は誰の?と言うお話、ちなみに子が居てもお腹は大きくならないです。
 
 穏やかな雰囲気の表紙に初心な攻め、でもHシーンがかなり激しめなギャップに驚かされました!
 1話目では年獣さまをもっと喜ばせたくて頑張り、その内夢中で歯止めが利かなくなり、2話目では自分の子を身籠って欲しくてガツガツ攻める那特、可愛いだけでは終わらない「猪突猛進」でした!

 2話通して見ると変わったプレイは無いけれど、正常位、騎乗位、対面座位、バックと体位のバリエーション豊富。
 修正は甘く無いけれどごちゃごちゃしていないので見やすく液の描写も上手い、綺麗な絵で描かれる二人の表情や、肌色コントラストと肉体の絡みだけで十分楽しめました。

 後半はプレス感の強い体位が情熱的で中出ししまくり!そこからは那特の執着心と独占欲、強い想いが伝わって来る。
 犬以外ならどの一族でもいい→俺の子だといいな→俺の子を身籠ってほしい、と段々本音が出てくるけれど変にオラついたりはしない、若干圧の強さは感じるけれどただ凄く一途な終始いいコでした。
 元々美しい年獣さまはHシーンも当然美しい、クールなのにHには積極的で素直に悦びを感じ乱れていくのも好きです。
 
 1話辺り40ページ前後でシリーズの中では読み応えのある方かも、甘いのに激しいHシーンをたっぷり楽しめました♪2話の終わりのおまけ4コマも嬉しい。
 未来は未知数な結末で少し不安が残る部分もあるけれど、この二人なら上手く幸せにやっていけると信じます、年獣の赤ちゃんも可愛いねv

俺の股間のタワマンをくらえ!

 最近よく聞く「わからせ」って言葉、多少は制裁的な意味も含まれるけれど、ほぼ陵辱強姦の意味だからな!

 初っ端から地雷源になりそうな要素を含んでおり衝撃でした!倫理フィルターを外して二次元と割り切り、何が起きても大丈夫な方向けです。

 主人公の管理人(攻)は整形して表紙のビジュアルのMAWO(芸名)になります、よって5話までブサモブがイケメン達を犯す地獄絵図!(私は好きだけど)、6話目に登場する真鍋は最初からMAWOに犯されるので役得かも(笑)

 あらすじにある「白滝(表紙の受)の弱み」が狂気、いつもならせいぜい裏アカとか男とホテルから出てきて…ですが、まさかこういう事だとは思わなかったです(^-^;近親相姦とガチショタを1話目からブチ込んでくる度胸と容赦無さ!
 さすがに小太くんに無理矢理は可哀想だったかな…でもパパ相手には「僕のおま〇こ」とか「いっぱい出してぇ」とか大人顔負け過ぎて笑った。
 既婚者も多いですが、奥様の主張はほぼ無くテレビ画面のアナウンサーくらいで、ドエロインパクトで全て吹っ飛んでしまい、不倫すらも気にならなくなる安心仕様でした。
 
 おでんネームのセレブメンズ達は裏で悪い事をしているか、管理人を失礼過ぎる発言で見下す傲慢のどちらか=みんな何らかの落ち度がある。
 だからと言ってこれを「正義棒」と言われては、正義とは何かを考えさせられる事になるけれど、わからせさせられてもまぁ仕方ないかな、と思える設定のおかげで不快感や胸の痛みは皆無。
 この俺が、この僕が、とハイスペを鼻に掛けたナルシストな考えや、やっている事が極端でアホらしく、笑いしか出ませんでしたw

 エロ盛り盛りの作品が楽しいか胸焼けするかは、あらゆる表現力とバリエーションの有無にあると思う、プレイの豊富さ、表情の豊かさ、セリフや心情描写の言葉選びの個性なんかがそうだ。
 この作品は各描写に力が入っており終始楽しく読めました!特にセリフ関連が良し、管理人の言葉責めもセレブ達の心情描写も、パワーワードが多くて凝っており笑えて爽快!
 プレイも毎回違うものが含まれており、断面図、拘束、玩具、配信、テレセク、剃毛、イラマ、パイずり、脇コキ、攻めフェラ、見られそうだったり見られたりetc…終盤は尻整列「一番金出した奴に~」ってオークションまであるのかよ(違)

 奴隷は6人いるのに表紙に描かれているのは白滝親子だけだ、他の連中も管理人(MAWO)に尽くしてはいるものの、ち〇ぽのご褒美目当てに働いている感は否めない。
 白滝は管理人の身を案じて心配し仇成すものには牙を剥くような面も見せる、きっかけはち〇ぽかもしれないけれど、管理人への想いに耽る場面など所々に特別な感情を仄めかすシーンがありBLのLは損なわれていない。

 そんな白滝に対しMAWO=万生は…ひょっとして、とある事に気付く、綺麗なラブの感情とは少し違うかもしれないけれど、万生なりに他とは違う特別な感情で白滝を見始めているし、この描き下ろしがこれから始まるかもしれないラブの種のようで良かったです、もしかすると数年後には家族になっているかも…なんて思いました。
 表紙の白滝の悩ましい表情はエロい事をされて困惑している為だと思ったのですが、読み終わった後にもう一度見ると、万生に恋焦がれる男の表情にも見えました。

 奴隷一人一人について書くと凄い文字数になってしまうので、端折ってしまって申し訳無いけれど、実際は嫌なヤツしか居ないハズなのに、それぞれ個性が出ていてみんな愛おしかった、キャラが沢山出て来るお話が好きな者としても楽しめました。
 お義父さん極のようなダークさも好きだけれど、今回はパワーと勢いあるやりたい放題エロ&ストーリーが潔くて気持ち良かったです、あとがきにあった没ネームもそれはそれで気になる展開かも…とりあえずち〇ぽ帝国万歳!

タイトルが全てを物語る

 2話構成、モブレ&NTRのダブル地雷原を含むファンシーとブラックのマリアージュ、ネタバレ無し読み推奨ですがタイトルとあらすじ直球とも言えます、以下の感想はネタバレを含みます。↓


 …と言うのも、私はてっきり憧れの真名さんが黒幕だと思って読み始めたんですよ、そうしたら最後まで良い人だった!疑ってごめんよ。
 真名さんとジン(受)のBLを匂わせるデートなどのシーンはきちんとある、でも最後に選択を間違ったせいで、攻めになるハズだったその人はヒーローになれなかった、受けが望む事をせず突き放してしまった彼にも過失があるし、その報いとも取れると思います。

 嘔吐している場面が何度かあり少しだけ鬱展開、反対を押し切って通報すれば良かったのに、着ぐるみの汚れの事を相談すれば良かったのに、というかクリーニングはしないのか?…現実的に考えると変な部分もあるのですが(それやっちゃうと進まないからね)。

 相手に気を使い過ぎて遠慮している部分もあり、親密度が足りないまま間違えたフラグの繰り返しが重なり、このエンディングへと導かれてしまったかのよう。
 悪いのはもちろん着ぐるみだけど、ゲームで選択肢を間違い続けてバッドエンドに辿り着いてしまったような、しっくり感もあるような気がします。

 絶望する真名さんの過ちと後悔を含むやるせない想い、好きな男性の前で犯され淫らな全てを晒され壊れたジンの姿、叶わない想いの果て。
 結ばれない二人のもう戻れない結末に、悲壮感に浸り余韻に耽るか、可哀想は可愛いにBL的な萌えを感じるのが、きっとこの作品の正しい楽しみ方なのでしょう。

 でも私はそれらも超えて、もうモブ男とのカップリングで良いんじゃないか?とか、ビッチ化したジンも新たなメス人生のスタートとして有りか?とすら思ってしまった。
 読んでいて胸糞悪かったかと聞かれればそうでも無いような気がするのは、それが望んでいなかった形だとしても、最後にはジンが笑っているからなのかもしれない。

 …と言う訳で難無く楽しめました!無理矢理ダメゼッタイ、みたいな正しいBLオタクに生まれて来たかったです、気を付けて見ると犯人が色んなシーンの所々に居るよね…。

清々しいエロ本

 試し読みの目次を見て「牧師陥落」とあまり見ない職業が特に気になり、複数の作品を読めるのも魅力的だったので購入しました、何より試し読みの時点で物凄くエロそうだったので…。

 始まり第一声が「セックスしてみてえ」で数ページ後にはもう脱がされるハイスピードBL!その後はドエロ祭り容赦無し、ち〇ぽを伏字無しで堂々表記!…私ですらここに伏字無しで書くのは抵抗がありますぜ(^-^;
 修正は凄く甘い訳では無いけれど、いくらそうだからってこれ18禁にしなくて良いのか?ってくらい凄まじかったです。

 でも女々しいエロ表現はあまり無くて、ヤりたい盛りのパワフルな勢いあるエロ=BL!って感じが強く爽快でした!
 描き方も細かく動きを描いている箇所が多く、舌キスや乳首責めが多めなので甘さもある、特にキスの舌絡描写が生々しいのが目に留まりました、会話や心情描写も多く様々な体位を網羅した退屈しないエロでした。
 修正があっても絵の明暗で見やすい箇所が多かったです、特に表題作では穴の方の修正はあまり意味が無いかも、指入れの断面図に至っては無い所も…凄。


 表題作はノンケ同士のふざけ半分エロレクチャーから段々エスカレート、終始がっつりエロエロを楽しめた!結構体格差もあるよね。
 ラブはまだこれからなお話だけれど、キスが多く抜き合いやセックスを通じて気持ちの変化や、夢中になってのめり込んでいく姿にその要素を感じられました、ところでこんなに「ち〇ぽ」って単語が何度も出て来るBL今まであっただろうか?

 「ベッド上は無法地帯につき」は3P&二輪挿し&リバ要素あり、白兎くんの視点でお話が始まるので、勇気出して恋活したのに彼らとカップリングになれなかった白兎くんがちょっと可哀想に感じてしまった、その後も健全なお友達なのは微笑ましいけれど。
 描き下ろしは良かったです。虎尾の犬塚への想いや厄介な性格による恋愛への不安と見せたくない姿…気持ちの部分も丁寧に描かれ、そんな彼の不安を吹き飛ばしてくれるような犬塚との関係にしっかりとラブを感じられました。

 「牧師陥落」は催淫薬エロ、理性と欲望の狭間で結局欲望に傾くイワン様と、その理性をガンガン壊しにくるヨゼ、無知+飲み込みが早いの組み合わせは罪なのだなと、そして彼は将来有望ですね。
 足コキとか前半正常位→後半受けが頑張る騎乗位への変化、そんな奥まで!?な挿入も見応えがありました、ヨゼのビジュアルが可愛くて好きです。


 全体的にエロはここまでやってくれればもう天晴!ただ、表題作と牧師陥落はあとちょっとの所でラブまで届かないもどかしさが残り、もう少し先が見たくなる。

 非モテ受けシンデレラストーリーが苦手なので、同時発売のもう一冊はスルーしたのですが、非モテの白兎くんの扱いにちょっとだけダメージを受けてしまったのと、丸っと一冊同じカップルならもう少し濃いラブも期待出来そうかなと思うので…買おうかなぁ?