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女性ミスTyさん

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ショタとショタコンとガチムチの健全(?)な狂宴

 読み切り短編&どうしてこうなったシリーズ、左上の美少年と右下のイケメンは同一人物、悪魔に憑かれてしまった愛しのニコラ先生(中央)を救う為、オリヴィエはガチムチ戦士に変・身!!…なんでいきなりガチムチなんだよw

 少女漫画の姉妹レーベル?だからか大変健全な内容でした、いや、ショタコンがいる時点で健全とは言い切れないか?(^-^;)
 Hはもちろん無くキスすら匂わせる程度でほぼギャグコメディ、でも全体的に様子がおかしいのである意味不健全?BLのLはきちんと存在しています。

 悪魔憑きに変化球魔法少年、いきなり始まる虚像の記憶、最初は唐突で盛り込み過ぎだなぁと思いました。
 が、これらを真面目な角度から見てみると、先生の奇行の元を悪魔が原因にする事で、ショタコンを人型ですらない人外にする事で、ショタをガチムチ化する事で、そしてその姿&現在では無い設定で恋愛シーンを描く事で、コンプラ違反になりそうな点を全て上手くスルー&セーフにしているのだ。

 レイチョ(力をくれる妖精)に倫理観ばっちりのしっかり者オリヴィエが辛辣にツッコむやり取りや、先生の想いとレイチョとの意気投合シーンが特に面白かったです、自分は共感出来ないけれどキャラとしては解らなくもないかも。

 後半に現実では無い形でBLシーンがありますが、もしかしてこっちが現実?とか、あるいは前世の記憶か未来の姿なのかな?とかちょっと期待して。
 そういうお話ならロマンチックだったんですが、そうでも無くてちょっと残念、ですが未来予想図とも言えるかも、BL的に気付いてはいけない事に気付いてしまったオリヴィエですが、彼が大人になった時どうなるのか楽しみですね。

 最後に問題、ショタになくてガチムチにあるものは何でしょう?なるほどーとなった答えは本編で!(筋肉じゃなくて)

ハムの声が聞こえる方がヤバい、とツッコんではいけない

 新規登録された作品をチェックしていて見つけました、どこからツッコんでいいか解らない怪しいタイトルに釣られてあらすじを見ると…

あ「あんなに元気に喘いでいたハムたちの声が、今はもう聞こえない。」
私「??(ハムが喘ぐだと…?)」
あ「公介は自ら豚肉になり、先輩にハムにしてもらうことに!」
私「???(何が起こっているか全く解らん(?-?))」
あ「驚愕のハムプレイをお楽しみください!」
私「????(そんな特殊プレイあるんか!?)」

 …「百聞は一見に如かず」って言葉ありますよね、あまりにも訳解らないストーリー(失礼)でしたので、この目で確かめてみる事にしました♪が、まさかのあらすじのまんまでした♪♪

 ハムに名前を付けて呼びかけ、彼らの声に答える事により美味ハムを作り上げて来た鬼久保(攻)、ところがその声が聞こえず業務が困難になり解散しようとする。
 それを止めるのが営業の公介(受)だ、公介は自分が豚肉になりきり先輩に再びハムの声を聞かせようとする!
 …部の存続のために本人達は至って真剣だと思うんですよ、でも傍から見ればどっちもヤバいイカれキャラだよな(笑)

 ハムの製造工程に倣ったプレイを行います(マジかよ)、素材を見極めてコラーゲンシートやピッケル液に燻しに肉汁etc…スモーク臭の漂う中でSEX!どんなシチュだよ前代未聞だわwどさくさに紛れて射精管理なんてマニアックな事もしてるし。
 そうしている内にハムの気持ちを理解する公介、食べ頃になった公介ハムは鬼久保先輩に美味しく頂かれちゃいます♪…先輩と一緒にハム部を続けたくて一肌脱ぐ公介と、その想いに答える先輩、開発への情熱と二人だけのハム部の絆は伝わってきました。

 2014年の作品みたいです、当時の特に電子モノはこういうぶっ飛んだタイトル&内容のBL多かったんじゃないでしょうか?
 (2025年1月現在)165円でDL出来ましたし某unlimitedでは無料で読めるようですので、令和の世に疲れた心の息抜きに、時には平成真っ只中のツッコミが止まらないアホエロBLに元気を貰うのも良いのでは。

UNKは食べないので安心してね!

 最初実写かと思ってびっくりした…CGを用いた作品のようです、専門的な知識や技術が必要だと思いますし、勉強と努力の積み重ねの上に作り上げられるものでしょう。
 そんな崇高なるものが、こんな小学生以下が盛り上がりそうな2大ワードタイトルに用いられて良いのだろうか…いや、良いのだろうな。

 大スカ性癖なので購入しましたが、やはりそれが目当てだと少し物足りないかもしれません、トイレに入ったと思ったら次のシーンではもう用を足し終わっており、している瞬間などは描かれておりません。
 
 ただ、大スカがタブー視されるBLにおいて、お便の存在を目に見える形で描いただけでも凄いかもしれない。
 座っている便器の中と上側から遠目なのと、ブツが見えるシーンが2箇所あります、凄くリアルでは無いけれど苦手な方は一応注意かな?

 1ページワンシーン、作りとしては絵本とかゲームのイベントCGみたいな感じかも、作中の半分が本編でもう半分はセリフ無しの差分。
 カラーで立体感があるCG男子の裸は見ていて少し羞恥心も覚えます、鎖骨周りの肌に浮き出た骨までうっすら見えるような細やかさも。

 転校生陰キャの倉田君と、表紙のイケメン陽キャ前山君のお話。
 弱みを握って系のストーリーを思わせるあらすじの感じがエグそうに見えますが、前山君が無知過ぎるのに加え天然入っているのか、実際は割とノリノリで穏やかに終わりその後が気になる感じです。
 脱ぐのはイケメン前山君の方だけで、HシーンはTNKを食べる(?)所までで挿入とかは無し。
 
 UNKがどうこうより、綺麗なお顔と体のイケメンCGで目を潤すのがこの作品の一番の楽しみだと思いました、コンピュータ技術が進んだ世の新しいBLの表現の形を見る事が出来ました。

自由を求め奈落へと墜ちる

 今回は闘技場モノで「迷宮」要素はあまり感じられなかったです、前半は主人公ラミーと闘士仲間グラムとの間にほんのりBL要素を匂わせながら、順風満帆に事が進むかのように見えます。

 ところが金儲けの道具として買われた者にそんな上手い話ある訳が無いのだ、最初から仕組まれたタイトルの「罠」の意味をここに来て知る事になる。
 残酷な話ですが金払ってラミーを買った側にしてみれば、自由にさせても自分が損をするだけだし、まぁ当たり前の感覚かもしれない、にしてもやり過ぎだけれど…。

 特に目立っていたのが小太りなオタク系ファンとの行為、いかにもなビジュアルとvol.1に出て来たイクスもびっくりの気色悪い言葉責めがしっくり上手い、慣らしてから挿入しキスをするなど優しさ(?)も見せ、ラミーたんが男でも愛は変わらない旨の発言、ある意味溺愛攻めなのでは?…違うか。

 順番待ちの列を成す観客パートは、あっさりとしか描かれていないのが救いかもしれません、決闘中のシーンに手書きで観客達の叫びがたくさん書かれていますが、見るからにロクでも無いヤツらですからね…。
 最後の魔物パートも短めですが、やらせ試合しかして来なかったラミーに当然勝ち目は無し、そもそも武器持って無いじゃん…触手に捕らわれ産卵する一コマはややグロテスクで芸術的でもあります。

 シリーズ3作中一番悲惨な主人公だと思いました、犯された人数がダントツ、BL要素の相手であるグラムの扱いも酷く、それ以上にモブパートの方がメインに感じられるから尚更。
 プレイのバリエーションも豊富で「ここまでするか!」と言いたくなるレベルの性暴力の嵐だ、でもこれらの延々ハードプレイを描き上げたのは見事でもあります。

 3作品通して読みましたが、それぞれ異なるタイプの迷宮&バッドエンドなのが興味深く、キャラクターの幅広さや、不気味なものも含めて豊かな表情も良かったです。

そのパーティーは地獄イキ

 タイトルから結末が解る優しい作品、オーク姦モノのように見えますがそこはあくまで行き着く先でメインはパーティーの仲間達、とは言えオーク姦パートは駆け足気味でもう少しあっても良かったかも。
 モブでは無く一人一人名前がありキャラが立っているので、列記としたカップリング要素があり、Hシーンにもそれぞれの個性や嗜好が現れているのが面白い。

 「迷宮娼婦」と言う女性達が居るのもオリジナリティある設定だなと思いました、笑顔も交えながら彼女が話していた事が、まさか全部自分に降りかかって来るとは、この時のルーアは思いもしなかったでしょう。
 …さて、ここからはイカれたパーティーメンバーを紹介するぜ!

ルーア
 ロクデナシパーティーに配置された不運な主人公、やられっぱなしで終わらず腹黒さも見せるのが良かったです。
 中の絵は髪色が濃く見え表紙と違うように感じてしまった、欲望で財宝を求めるタイプには見えず、パーティーは目的が同じもの同士で組むようなので彼の事情について知りたかったです。

シガー
 パーティーリーダーのマッチョ斧戦士、ただでさえデカい肉棒はなんとジュエリーボックス状態!私が利用しているサイトは白抜き版しか無く感想をお伝え出来ないのが残念。
 一番メインの攻めかも、欲望に任せルーアの小さな穴にデカ〇ンをブチ込み痛そうですが、ルーアを可愛がるようなセリフと、体格差好きとして体の絡み・体位は萌えに刺さる部分もある。

イクス
 H大好きお調子者の盗賊、ルーアより少し大きい体格でロン毛のキツネ目、フレンドリーで第一印象は悪く無い。
 言葉責めが得意で「愛し合おうね♡」などセリフの響だけは甘く優しく聞こえる箇所もあり、BLのLの錯覚を起こしそうになる。

ボルド
 小柄で寡黙なパーティーの荷物運び担当、個性的なキャラデザで偏った性癖で輪姦に花を添える、挿入は無し、乳首を咥える口元がかなりリアルに描かれ上手でした。

 セリフが侮辱よりはルーアのエロさを褒めているものが多めで、もはや娼婦以上に気に入られているよう、それらがこのバッドエンドストーリーを、「何故か悪く無いな」と思わせるポイントかもしれません。

 彼らが言うような「また同じメンバーで」…という未来、それはそれでルーアにとって生き地獄のバッドエンドには変わらないけれど見てみたかったです、BLのLは薄く救いようも無いですが、時にはこのような刺激物も必要だと思います。

芋茎と随喜と肉モリモリ

 「ずいき」が気になったのと、表紙から超絶爆盛り過ぎたので好奇心で購入しました。
 あらすじ通りのエロ本で二人の名前表記は無し、普段我々が見るようなガチムチキャラを超越した双方筋肉メガ盛りでド迫力。
 飛脚の青年(受)は褐色系で全体的に体毛あり、そういえば頭に巻いているやつも終始外さないチャームポイント。

 受取人の爺さん(攻)は実はお殿様、そして運ばれた荷物は肥後芋茎、桶に浮かぶそれらが何だか解らない青年の手首をいきなり縛り、その身体で芋茎を体感させていく!荷物の代金には彼自身も含まれていたのだ、ちょっとデリヘル感がするなw
 肥後芋茎は玉連鎖状タイプと棒タイプが出て来ますが、それがメインと言う感じでは無く、後半の爺さんと直接触れ合いあれこれの方が印象に残りました。

 爺さんのセリフで気付いたのですが漢字表記が二通りあるようですね、食用は「芋茎」で性具としては「肥後随喜」という漢字で表記する事が多いのかな?調べても結局よく解らなかったのだけれども。

 始まりの流れは若干無理矢理系ですが、青年が直ぐにノリノリになってきて、あまり類を見ないような超積極性で快楽を求める姿勢を見せます。
 「もっと太くて長いもの」を爺さんが提案すると「それだっ!」と超ノリ気、行為中の言動も素直に悦びを表すものが多く、欲望に忠実過ぎる姿勢が良い!フェラさせている時の爺さんの満面の笑顔も愉快。

 私が利用するストアでは白抜き版しか見当たらなかったので、修正でエロさが半減し残念ですがおもらしシーンが序盤にあり。
 もっと凄いのは最後のダイナミック液垂れ…と言うかこれは中出しされた精液を意図的に排出するシーンで、見た目は浣腸液プレイに似ているかも?マニアック要素があるエロなのも良かったです。
 ……穴の方の修正についてこっそり呟くけれど、挿れる時は修正有りなのに、玩具とか液とか出す時の方は何故か無くてケツ穴丸見えなんだけど。

 最後はおもてなしを受け、本当に旨い物を食わしてもらいほのぼの、ところがメニューが…(ごはんも筋肉に負けずとモリモリだな!)

 そもそもこの作品、本当は何層向けでこのサイトに載って私のような者がレビューして良いのかも解らないのですが、正規にお金払ってDLしているのでご容赦願います。

ローター所持し過ぎ問題

 3話構成×3作品=200ページ越え、過去に単体だった作品達のおまとめセット、気になっていた作品があったので良かったです。
 
 これでもかと盛られた丸みのある肉厚な乳と尻が最大の魅力!割れた腹筋も角ばった感じは無くバキバキ感控えめのむっちりをとことん楽しめる、チョイ目付き悪い強面フェイスも良し。
 ストーリーは全体的に性急なエロ先行で丁寧な心情描写とかは無いけれど、後半の2作品はカップリング&ラブ要素がバッチリありました。

 Hシーンは亀頭・乳首・ローターに凝っているかも?これらにあまり興味が無い私としては少々物足りない…雄っぱい星人とチクビストは必ずしもイコールでは無いのだ。
 他、穴指入れからの前立腺責め、穴舐め、エロパンツ&尻穴開帳など似たり寄ったりなパターン感は否めない、体毛肯定派なので囲まれたOラインなどは見応えがあって良かったです。
 
 細かい所で良いなと思ったのが、美味しそうな料理が所々出て来るのと、ちょい役のキャラにも名前がある、眉毛が一本線じゃなくてフサフサ感があるのも良い描き方だと思いました、以下は各作品の簡潔な概要と感想です↓


「モブ×殺し屋1~3話」
 ガチむち眼鏡にやや浅黒い肌と属性盛り盛りキャラ藤田の総受け、おしっこ出る所をこするのに拘っていた印象、いっそプジーでもブッ挿してくれりゃ喜ぶんだけれどな。

 1話目はヤバいヤツ市川×藤田までは良かったんですが、その後のモブヤクザ達と玉・乳首・竿にローターを押し当てるヌルい間抜けな絵面のプレイ…「殺スッ!」の叫びにハートも変だしちょっと好みじゃ無かったな…そして、少なくともここだけで5個もある市川組のローターのストック量が気になって仕方ない。

 3話も似たような愛撫メインでイマイチ、モブ達はノンケかもしれないし挿入なんぞしたくないからお触り系だけなのか?と言う考え方もあるけれど。
 2話目の弟とボスは良かったです、挿入シーンもあり、弟からのラブ要素にレアな眼鏡無し藤田の表情が色っぽい、ボスにより緊縛された姿もお見事でした!

「ショコラティエ1~3話&番外編」
 ガチむち眼鏡に短髪&Tバックからはみ出る体毛でこちらも属性盛り盛りキャラの榊(受)、性格は良い人過ぎて好感だけれど心配になっちゃうね(^-^;

 1話は初っ端から遠隔ロータープレイ!両乳首、亀頭、前立腺の4カ所に装着、よって三久利(攻)は4個もローターを所持していると言う事になる。
 三久利は八つ当たりのとんでもねぇ野郎ですが、自己肯定感の低い榊を励ます憎めない面もありますね。

 2話ではお店を訪れる様々な男性達との交流が描かれ、下心に気付かない榊が心配になりつつ彼らとの妄想も膨らみます、最後はもちろん三久利が登場。
 曖昧だった関係をはっきりさせようと本格的に恋が動き出す3話、テレセクなんてレアなプレイを楽しめる前半、終盤は三久利がしっかりと意思を伝える未来へ向かうラストで良かったです。
 番外編では先輩達との飲み会でいたずらされる榊、せっかくだから松井先輩とが見たかったけどなぁ。

「触って勃たせて、陥没チクビ。1~3話」
 陥没に興味が無く他の二作品が目当てでDLしたのですが、結果的にはこれが一番好きでした!当然乳首を責める描写が多いけれど、どちらかと言えばこれは治療の一環としてのシーンな印象。
 ローターも出てこないし、ベッドでの密着度の高い挿入Hシーンが多くて楽しめました、惹かれて行く過程は急でしたが、正式に恋人になる二人で最後は未来の話もしており、末永く続きそうなカップルでラブ度も一番高かったです。

 そして、作者さんの別名義の単行本で惜しくも見られなかった、ガチむちのバニー姿がここに来て拝めるとは!
 このバニー姿の裏には…未柴(受)は嫌な事もされるけれど、そこから水谷(攻)が助けに来る王道展開も有り、その後の二人の会話に愛をしっかり感じられて良かったです。
 バニー姿でのHシーン、下は着たままだからこそ丸出しの乳が強調される、パイ圧感が強く大きい方が跨るHが性癖に刺さりました!


 亀頭と乳首とローターはお腹いっぱい…でも後半に行くほどラブ要素が高いお話で楽しく読めました♪
 
 ※KindleでR18版を購入、この作品に限りませんがここのリンクが白抜き版でも、リンク先で作者名などで検索をかけるとR18版が出て来る事がありますのでお試しあれ。

鬼レンチャンSEX性欲図鑑 R18電子 コミック

これって何の性欲図鑑だったっけ?

 「秘宝館脱出ゲーム」「コンドーム1箱分の罰ゲーム」「悪女霊」「人工性器」…もはや何の特集だか解らんクセ強ラインナップに惹かれて購入。
 
 ↑イロモノに惹かれて買った私が悪いけれど、肝心の「鬼レンチャン」自体は、Hシーンがいつまでもしつこいと苦手な私には不向きな特集だったかもしれない…以下は各作品の概要や感想です、上記のような理由から簡潔で失礼します。


「秘宝館脱出ゲーム、あと何回発射すれば出られますか?」
 表紙の二人、ずばり「セックスをしないと出られない部屋」をやりきった作品。密かに一途(受)に好意を寄せている綾人(攻)、なのに一途は「女」に拘ってばかりでイライラ…秘めていた想いをここぞとばかりに爆発させる!オナホ&バイブのダブル使い、Hしながら愛の告白、一途の逆襲フェラも見所。
 半ば騙したとは言えここまでの事をした綾人の想いが強く感じられ、何だかんだ一途がノリノリで気持ち良さそうで積極的な姿勢を見せるのも良し、エロを通してBLのLもきちんとあって楽しめました。

「邪なミッション」
 好みの問題なのですが、過去の性欲図鑑で描かれていた作品の切なさや葛藤、すれ違い、命懸けなどの要素が好きだったので、ミッションが拍子抜けだったり因縁が肉体関係だったりで、比較すると物足りなく感じてしまいました、結局は二人とも一目惚れみたいな感じだったのかな。
 野獣のようで優しさも見せるデューク(攻)と、可愛い顔して強く麗しいマックス(受)の体格差&年の差ケンカップル、動きや表情の変化と修正があっても見やすい汁の描写、会話のやり取りにも萌えるHシーンは楽しめました。
 屋上で大胆に…冷たい床で見せるデュークの気遣いが良かったです。

「えっちなビデオ見てたら友人の性癖がダダ漏れでした」
 不自然な独り言でHに持って行く為の展開感が剥き出し過ぎかも、会話の流れでついポロっとだったらまた違ったかもしれません。
 その一言二言が引き金となりやってみる?で、ヤリ急ぎ過ぎでちょっと心配になってくるなぁ…まぁ若いからね。
 色んな体位を含むHシーンは濃厚で動きにコマが多く使われ丁寧、穴への棒挿入の局部アップ描写が多めなのが目に留まりました、体格良い系のイラストは上手で顔も好みなので、今後の作品に期待出来る作家さんだと思いました。

「絶倫暴走バッテリーがコンドーム1箱分の罰ゲームFUCK!」
 …ごめんこれ苦手だった、デキてる二人がひたすら部室でHしまくり、遠目から見たような小さめに描かれた絡みが多く迫力不足、絵もあまり好みでは無く飽きてきて流し読みでした…。
 会話は多いのですがごちゃごちゃ感、とにかく体位やプレイを色々網羅しようとあれこれ盛り込んでいる印象、でも二人のラブはあるし「鬼レンチャン」と言うお題を一番忠実にこなしている作品かもしれない。

「霊感バーテンダーとナカ出しファックしたら、悪女霊も退散しちゃう!?」
 最近流行り(?)の除霊H、エロエロだけれどストーリー性があり、ライト(受)の経緯がしっかり描かれ憐れみを感じる…。
 霊を祓う為なのでライトが嫌がらず素直で、最初は戸惑うけれど気持ち良さに染まっていくのが良し、サムライロックが美味しそうに描けていて飲みたくなっちゃうね。
 テクニシャンだけれど態度は紳士的で優しいソウタ(攻)も好感が持て、Hの最中も除霊のプロセスは忘れず随所に挟まれ、本人達は真剣で必死な絵面がシュール。
 責任感あるソウタにより二人は恋人に、配信者としての危機からも救われてめでたしめでたしでした♪

「ボクの心が伝わるまで、アナタを人工性器で何度でもイかせます。」
 セクサロイド攻め、セクサロイドの最終的な運命を解っていても変わっていく二人の気持ち、納品されたくない&したくないし一緒に居たいという、恋する感情の部分がちょっと切なげにしっかりと描かれていたと思います。
 鬼レンチャン度は低め、と言うかHシーンのページ数が他作品より控えめかと、でも好意的で優しいはじめ(受)と真っ直ぐに想うハル(攻)の、暖かいストーリー重視なお話で良かったです。

 巻末の過去のラインナップを見ると「鬼イカせ」と言う特集もあったようですね。

花と銀 1 コミック

高橋秀武 

なかなか進まない感じ…

 強さと美しさを兼ね備えていそうな受けに惹かれて手に取ったのですが、思った以上にほのぼの日常過ぎました。
 
 今の所派手な動きはあまり無く、若頭がちょっかい出してくる以外は基本平和で、なかなか盛り上がらず日常パートから抜け出せない、長過ぎるプロローグを見ている感じで、日常BLが好きで無い私には刺激が足りませんでした。
 ヤクザ系のお話なので、これからお話の主軸となる波乱な展開や事件が待ち受けているのかもしれないけれど、まだそれが全然見えてこない。

 主役二人もちょっとした事で相手に「嫌われている」と思い込み過ぎな気がします、結構好意的にお互い接しているハズなのに。
 特に左右田(攻)は早1話目で告白するくらい勢いがあるのに、その後は事あるごとに発言や行動を悔やんで自分を責め過ぎ逃げ腰過ぎ。
 …自分で思っている以上にヘタレ攻めが苦手なんだなぁと自覚する、花井(受)が左右田の事を飛男(若頭)くらい強引だったら…と思っているシーン、ちょっと同感かもです。

 飛男は自己中でウザい所もあるけれど、刺激要素だったので私は嫌いじゃない、彼と会長さんとの出会いのエピソードを見ると、後から来たのに贔屓されている花井を妬むのも解るしちょっと可哀想な部分もあるかな。

 ドラマなどを見ない私は、昭和レトロな世界観のネタやお約束などがよく解らないせいで、いまいちハマれなかったのもあるでしょう。
 そういうのが解る方やヘタレ攻めが好みな方にはもっと楽しめるのだと思います、二人の気持ち&会話のやり取りが丁寧に描かれているのは良かったです。

霊も逃げ出す若者パワー

 ホラーよりはキャラ&カップリング萌えを楽しむ為の作品と言った感じでした、除霊SEXがメインで不気味な雰囲気は漂うものの視覚的な怖さは控えめ、強いて言うなら3話目は少し気味の悪い姿の霊がちらほら登場するかなと言った程度。
 何より物件3件=表題作3話しかないのが物足りなかったです、もっと事故物件とスズメ(攻)×チカ(受)を見たかったよぅ…。

 イラストは個性的で題材と合っていると思います、特に歯がしっかり描かれた口元はそれ自体が若干ホラー臭を漂わせているようにすら思え、反面はっきりした豊かな表情には愛嬌が有り良い味が出ていました、主役二人のデザインにもこだわりを感じる。

 キャラも良し、若さと勢いがあり過ぎて狂気すら感じるスズメ、そもそも地下アイドルだけれど売れない上に推しが「KUTABIRE~おじ様♡コレクション~」というギャップが憐れみすら感じて面白かったw
 そんなおじ様♡コレクションに激似のチカと出逢ってしまったので、半ば強引に協力を申し出て、上手い事丸め込んで除霊Hに雪崩れ込む!若者は強いね。
 ただ流されて困惑しヒイヒイ言いっぱなしではなく、初めてで無いからこそのチカの時折見せる大人の余裕や好意的な態度、嫌々で無くて割と歓迎ムードで、除霊…という名のHに積極的な姿勢が良かったです。

 恋愛部分は一緒に行動する内に本気に…みたいな、あまり気持ちの描写も無くいつの間に?感はある、でもスズメのまずは行動!的なキャラ像なら解らなくも無い気もします。
 現実は創作物のようなロマンティックなエピソードより、一目惚れとか何となく好きになる事の方が多いんじゃないかな?この恋愛模様は今時の若者の現実寄りのノリなのかもしれない、たまにはこういうのも良いでしょう、二人のやり取りもテンポ良く楽しい♪時にはシリアスも…。

 ごめんなさい、同時収録は刺さらなかったです…なので余計に表題をもっと長く読みたかったと思ってしまいました。
 今時リア充カップルの起業企業でノリに着いて行けませんでした、短編の中に人が沢山出てきて文字数や必要性に疑問を感じるシーンが多く、Hシーンも含めてごちゃごちゃした印象。
 
 ソファがない事と内容の関連付けがイマイチピンと来なくて、当たり前の事を言っているだけに感じる部分と、伝えたい事が私の読解力では理解出来ない部分とがありました、主役カップルにも萌えず…でも顧客の女性同士のカップルは好きです。