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展開が散らかり過ぎてて残念でした。

かさい先生の作品はすべて読んでいますが、こちらの作品はうーん…1話毎どころか1話の中でも話がぶつ切りになってしまっている部分があって全くハマることが出来ませんでした。
相変わらずのエロ度の高さやキャラデザは良かったのですが、ストーリーは話数が足らなかったのかもしれませんが小金井くんがにゃあちゃんを好きになる過程やきっかけが読み取れなかったし、最初は良い顔を見せて親しくなってから(落とすと決めてから)本性を出すという目的で描かれていたとしても前半と後半でキャラがぶれているように感じて違和感を拭えないまま読み切りました。
不完全燃焼感が強くてもやもやするので、同じく読破した方に解説をお願いしようと思います……

前作との描き分けが甘いように感じました

ううん…ストーリー、エロ描写などは良かったと思うのですが…
ときしば先生の絵って他作品との書き分けが甘いというか、全部同じような感じなのが気になってしまって今作もハマれないまま読み終えてしまいました。
標題の二人は表紙のようにカラーであれば髪の色で違うキャラクターであることが分かるのですが、モノクロになった途端ドS~と差が無い(ケモ耳がついているか否かくらい)ように感じてしまい何度も「あれ?これは康介(ドS~のキャラクター)では?」と気が散ってスラスラ読めなかったのが残念でした。せめて受け攻めの髪型を前作と似ないようにするとか髪色(トーン)を逆にするとか体格差を出すとかしていただけると良いなぁと思います。前髪の分け目程度だけではちょっと描き分けとしては甘いかなと個人的には感じました。
ただときしば先生の描かれる作品の設定はとても好きなものが多いので、今後の作品でもキャラデザに注視しつつ応援していきたいと思います。

紆余曲折、ついに初夜を迎える。

十二支憑き×猫憑きの異色ラブ2巻!

1巻で心を通わせ合った十二支憑き・正隆と猫憑き・胡太郎。
胡太郎がお休み処を訪れるきっかけとなった実家の社の再建が始まり、正隆と共に実家へ赴くことになる。そこで初めて顔を合わせた胡太郎の父に、正隆は胡太郎と共に在ることへの許しを乞う。



2巻では丑、寅、卯、辰が登場。
正隆が胡太郎の父に許しをもらい部屋でいちゃついているころ、共に胡太郎の実家へ出向いていた丑の楓は、切り株となった大木を見つけ「撫で牛」の力でまだその木が生きていることを証明しコマを喜ばせます。
そして迎えた寅の月。猫にとっては同じ猫科の大将となるとどうしてもソワソワしてしまう。意を決し、1日になったことを確認して正隆の部屋へ向かった二人は冷たくも感じる視線と態度で追い返されてしまう。子の時とはまた違った正隆の様子に戸惑う胡太郎だったが、狐狸の悪戯をきっかけに正隆と和解(?)し無事初夜を迎える。これによりコマは元の姿(人間サイズ)を取り戻す。

遂に初夜を迎えました!挿入無しでもあれだけエロクオリティが高かったのでどうなるのやらと思いましたが、夜の方でもしっかりその動物の特性が出ていてよかったです。
卯の回で「繁殖目的ではない性行為を行うニンゲンって素敵」ということが語られるシーンがあるのですが、ここ、本当に素敵だなと思いました。言われてみればそうなんですよね。動物にとっての性行為は主に繁殖のためだけれど、人間にとってもそれはそうなのですが、それとは別に愛情表現や確認のためにその行為を行う。人間特有の感覚を称賛し、だから人型になるの大好き!という卯は寂しがり屋らしい性格が良く出ていると思いつつとてもこのキャラクターを好きになりました。
また、この巻を締める胡太郎たちの社が燃えるきっかけを作った辰の虹悦のお話は悪気がなかったとはいえ気持ちの整理がつかない胡太郎たちの気持ちがとても理解でき苦しかったです。

次は第3巻。個人的に自分の干支がついに登場するのでこれまで以上の期待を抱いて読んだ感想をまた投稿できたらと思います。

十三の人格に愛される、糖度高めのラブストーリー

憑きつ憑かれつ、付き合いつつ。
十二支憑き×猫憑き!

十二支憑きの宮司・正隆が開くお休み処には、神使と呼ばれる動物たちでいつも大賑わい。そんなお休み処に、初めて猫がやってくる。
ネズミに騙され恨みを持つ猫の来訪にお休み処はたちまち騒然。胡太郎と名乗る少年は居心地の悪さに顔を顰めるがどうしても正隆を頼らねばならない事情があり……



胡太郎の家は神社で、そこに猫の神使であるタマを祀って静かな生活を営んでいました。しかし、ある日の落雷により彼らは社を失い、どうしようもなくなってお休み処を尋ねてきました。
宮司・正隆は初めての猫の神使、そして自身と同じく動物憑きの少年に出会えたことに大喜びで歓迎します。しかし、猫とネズミの確執を知るお休み処の動物たちは勘弁してくれと否定的。そんな神使たちにタマはこんなところを頼りたくないと飛び出してしまいます。胡太郎も、できることなら頼りたくはなかったが、このままではタマが消えてしまうこと、そして自身がいなくなった後タマが一人になってしまうことを危惧して訪れたことを吐露。
それを聞いた正隆はその月の大将である酉の力を使い、タマを捜索。無事保護されたコマと胡太郎はその後お休み処のお世話になることになります。

1巻では、酉・戌・猪・子の神使が正隆に憑きます。
このお話の面白いところは、月々に変わる憑く十二支によって正隆の性格が左右されるところでしょう。戌は人懐っこくてスキ!を前面に押し出すタイプ、猪は猪突猛進そのままに胡太郎に強引に迫ります。子の仲能は先祖から続く猫への畏怖から正隆も影響され、胡太郎が恐怖の対象になってしまいます。しかしそれも、タマと仲能が歩み寄ることができたことで無事仲直り。
1巻では最後まで行為は成されませんが、充分なくらいのエロ描写に大満足!自分の干支のビジュアルや性格が気になって、全3巻+蜜月の章までまとめて購入したので各巻毎にレビューを投稿したいと思います。

喧嘩ップル好きにおすすめの一作!

最強の喧嘩ップル!
硬派な空手部主将α×強気受け柔道部主将Ω

自分の身は自分で守る!書いて字の如く”強い”Ωの椿は空手部主将の石尾とは犬猿の仲。顔を合わせれば喧嘩ばかりで馬が全く合わないいけ好かない男・石尾にどうにか一泡吹かせてやろうと目論んだ椿は、あることをすると石尾が面白いくらいに反応を示すことに気が付く。
それから椿は石尾を追いかけ回し、しつこく迫って面白がっていたが、遂に我慢の限界に達した石尾の行動に驚きながらも何故か心臓はうるさく鳴っていてーー



抑制剤で完璧にヒートを抑え、且つ自身も強く、たくましくあることでΩというハンデをもろともせずに生活してきた椿。しかし石尾に項を噛まれ(ヒートではなかったため番は不成立)、自覚を促されたことをきっかけに自身のΩという性に向き合い始める。
石尾はといえば、椿が気になって気になって仕方がないといった様子だが、実は婚約者がおりそのことから椿と拗れることに……
拗れた原因は主にこの婚約者にあるわけですが、蓋を開けてみれば石尾はいつだって椿のことを一番に考えて先回りし、行動しようとしていたことに愛の深さを感じます。
また、この婚約者は女性なのですが拉致した椿の項に噛みつくシーンがあります。そしてそのままα女性に椿が抱かれてしまうかと思いきや、そこはしっかりと助けにくる石尾のキレ顔がとても良かったです。
その後、1話の自覚させるために項を噛んだ件以降、全く手を出す素振りのなかった石尾は椿を家に連れて行き初めて繋がります。ここでグッときたのは石尾の婚約者であった女性の歯形のついた項に石尾が何度も噛みつくシーン。石尾は見るからに椿大好き!ですが、ここまであまりその愛情を椿が理解し受け取れる場面がなかったのでこの独占欲と嫉妬心の見えるカットには思わずにやりとしてしまいました。
その後、高校を卒業したら番になると石尾は椿に宣言しますが、現実的にはなかなか難しかったようで実際に番になったのはそれから数年後。長い間続けてきた為、癖で薬をうっかり飲みそうになってしまう椿ですが、具合的にはヒートはもうすぐのよう。
「先に始めてようぜ」と石尾を誘う椿は男らしいものの、ベッドでは堪らなく可愛い姿を見せてくれるギャップが最高です!そうして、遂に番になった二人は、喧嘩をしつつ仲良くしつつ、素晴らしいパートナーとして歩き始めるという締め括りでした。

番が成立した後、ショーウインドウに映る項の咬み痕に嬉しそうに微笑む椿が愛おしくて、胸がギュッとなりました。というのも、その少し前のページ、石尾が椿の項を噛む前に椿が今まで自身がΩであることで苦しんだ姿が描かれています。前向きに生きてきた椿にも涙を流し、傷付いた過去があったことにとても切なくなりました。なので、石尾という最高のパートナーを見つけ、彼と番になるために今までがあったのだと言える椿は力だけでなく本当の意味の強さを持ったキャラクターなのだなと少し目頭が熱くなりました。

それにしても石尾の我慢強さは半端なかったですね!なんて硬派な男なんだ……と思いつつカバー裏を覗くと、あのシーンやこのシーンで石尾がどんな思いでいたかが読めて最高だったので私は紙推奨です!また、ときたほのじ先生の描く身体が本当に素晴らしくて……パーフェクトボディをなぞりながら「これはお前に抱かれるための身体だ」と言う椿のエロさといったら……!
絵が本当にお上手で眼福です。今後のご活躍にも期待しております!

余談ですが、椿はその後女の子を産んだそうです(先生のツイッターより)

不器用で泣き虫な彼の恋に胸キュン

ときたほのじ先生デビューコミックス!
隠れ束縛系攻め×泣き虫強面受け

その見た目から望まない喧嘩を吹っかけられる日々。クラスには馴染めず孤立していた十時は、秘密の恋をしていた。
その相手は同じクラスのイケメン、テオ。
見つめていられるだけで充分だと思っていた十時はあることをきっかけにテオと急接近し、「付き合ってみる」ことになる。



お試しから始まった恋人という関係はテオが十時を知る度に深く、本物に変わっていきます。また、元々他人想いで優しい性格の十時は、テオと共にいられることで徐々に張りつめていた緊張を解き、今まで距離を取っていたクラスの仲間たちとも打ち解けていきます。
後半、十時は過去の精算のために因縁のあった不良と対峙することとなりますが、そのことでテオは怪我をしてしまいます。十時は当然責任を感じ涙を流しますが、テオと一緒にいたい、嫌わないでほしいと願う姿は読者としてもとても心が締め付けられました。自己犠牲の精神が強く、自分を守ることが苦手で一人で完結させようとした十時にテオが「頼ってくれないと寂しい」と言ってくれたシーンは作中で一番のお気に入りです!
また、描き下ろしではテオが十時を知るきっかけとなった場面が描かれています。無愛想なヤツかと思ったらただ不器用なだけ。それを自分以外は全く気が付いていないなんて、テオが十時に興味を持った理由も頷けました。

この一冊ですっかりときたほのじ先生のファンになってしまいました!
次作の「お前の恋は俺のもの」も素晴らしかったので、先生にご興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね。