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めっちゃ好き

真田のかっこよさと鹿島の可愛さ増し増し巻!やっぱり好きです。この二人!

レビューする気はなかったんですが、他の方のレビュー読んで
真田に対する違和感に納得したので思わず。

顔フェチの真田が、自分の好みの顔以外に対して
かっこいいとか、かわいいとかっていう認識がないのかと思ってました。
なので、葵さんに対しての「かっこいい」がめっちゃ違和感過ぎてたけど
あーたしかに、そもそもモデルっていう選択が既に違和感だなって。
服も、着やすさ重視って言ってたし、モデルするほど好き?なのか??

ま、それ抜きにしても、増し増し満足な5巻でした。
真田の違和感を払拭できる6巻を待とう♪♫

ここにいていいんだ

パニック障害とは、
ある日突然、めまい、心悸亢進、呼吸困難といった自律神経の嵐のような
症状とともに、激しい不安が発作的に起こる病気である。
パニック障害のパニック発作は、誘因なく突然始まるのが特徴で、
場所や時など発作が起こる規則性や、因果性は解明されていない。
ただ、なかには、ある一定の場所でしかパニック発作を起こさない人も
稀にいる。

原因は、遺伝的なものや性格などの体質や、強いストレスなどの環境もあるといわれている。


電車に乗ろうとするとパニック障害を起こす、大学院博士課程の香坂。
心酔していた教授に、裏切られた時から、電車に乗れなくなった。

それでも、乗りたくて、どこかへ行きたくて、彼は一人電車に乗ろうと
リハビリをしていた。
「大丈夫?」発作を起こした彼に声を掛けてきた青年は、
同じ研究室に配属してきた後輩の熊谷だった。

この世界に自分のいる場所はないのかもしれない
パニック障害を起こした香坂が思っていたことは
熊谷が昔、人とコミュニケーションをうまく取れず、思っていたことだった。

「君はここにいていいんだ」
彼が初めて聞いた言葉は、彼の支えとなり
『いつか、必ずあの人と肩を並べて歩いて見せる』と背中を押した。

何気ない誰かの言動が、糧になるときがある。
その言動に、憧れて前を向いて生きていくことで
それが後々、自分のためになり、その誰かのためにもなる。


乗りたい、なぜ乗れないんだと思う衝動が、真面目さが
パニック障害には仇となっていたのだろうと思います。
きっかけもさることながら、結構神経質なんだろうなぁ香坂さん。。。

この作品を読んで、人間の行いってめぐるものなんだなぁって
つくづく実感させられました。
きっと香坂さんにとっては、何気ない言動だったんだろうけど
救われる人もいて、その人がまた、同じ思いでいる人を救うことができる。
まぁ、逆に、教授のようにその場凌ぎの、何気ない言動で、人を傷つけることも
あるんですが。
ちょっと、教授の言動の理解はわかりかねます。

熊谷の同期が、熊谷の昔話を聞いて、思わず笑っちゃったっていう
あのくだりが結構好きです。
あまり、熊谷が好きではなかったけれど、そこで一気に好きになりました。

「ここにいないのかもしれない」と悩んでいた二人が
お互いに、相手がいるからという気持ちで、時は違えど前を向いていく姿が
凄くよかった。”嫌い”な自分があるからこそ、その”嫌い”な自分を認めてくれる
誰かがいるだけで強くなれるんだなと。
”不安”があるからこそ、”相手を想う”気持ちも”勇気”に変わるんだなぁと
思いました。

香坂の同期の高井や、熊谷の同期たちが、これからの二人を
微笑ましく見守っていくのだろうと思うと、二人がお互いだけではなく
ちゃんと誰かに必要とされて”そこにいる”のだと描かれているのも
良かった。
二人だけじゃない空間や時間が、ちゃんと流れてて、優しくて温かい作品でした。

天然ポヤポヤ系だけど男前

幼い頃、個性的な格好でいじめられていた奏多。
そんな彼をいつも助けてくれたのは、しっかり者の龍之介だった。
「おまえ、普通の格好すればいいのに」
「だって、好きなんだもん。龍ちゃんだってロッズのユニフォーム着ると嬉しいでしょ?
あれと一緒。」

だけど、別々の大学に進んでから、二人は会っていなかった。

奏多は、喫茶店の店長となり、おっちょこちょいでドジだけど
いつか龍之介に、今の自分を見てもらいたいって思っていた。

そんな時、8年ぶりに酔っ払った龍之介と再会。
職も家もない彼と同居を始めるが、彼はいつもイライラしていて
昔、助けてくれた龍之介と様変わりしていた。

だけど
どんな君でも、一緒に居ると楽しい。

根本的なものは変わらないから、
幼馴染だからこそ、わかるものがあって、
成長して再会してもなお、居心地がいいのならそれはきっと


一見、奏多はドジでおっちょこちょいで、天然で乙女趣味で
頭の中花畑〜的な感じはありますが。
考えや生き方は、龍之介よりも男前だと思います。
かっこいいなって。

冒頭にも台詞を抜き出しましたが、小学生がいじめに屈せず
個性的な格好が出来るのは、龍之介が思ったように、根性がないとできないし
自分の好きなものを知っていて、それを行動に移して
相手に伝わる言葉で言えるってなかなかすごいなって思います。
だからこそ、助けてくれた龍之介は、奏多とってすごく大切な人で
成長しても、好きなことをしている自分を見て欲しかったんだろうな。

エッチの時の、勇気という言葉も、誘い方も
私には男前でしかなかった。。。
感じてる時のギャップがまた良かった。。。

龍之介は会えなかった8年間を、悔しいと言っていたけれど
奏多は面白いと表現してました。
なかなか言えないよ、そんなこと。

お互いが、好きなことやりたいことを、見て欲しいから
笑っていて欲しいから頑張るっていう関係がすごく好きです。

この作品読むたびに元気になるし、頑張ろうって思います。
そして、奏多みたいな前向きな考え方見習わなきゃって思います。

“好き”の言葉が出てこない恋愛

約束してないのに、「また」隣に座る
小さな映画館から始まる関係

名前も知らない、連絡先も知らない
赤の他人?友達?

「あんたに会いにきてんじゃん」金髪大学生が言うから
片道2時間弱かけて、行き慣れた邪魔しかしない君の隣で映画を見る

「会いにきてんだよ。お前に。」メガネくんがそう言うから
知らない土地の何処にいるかわからない、君を探す

「『仲良し』とは?」
性格も歳もノリも合わないのに、仲良くなりたい。
何考えてるんだろうと君を思う。



タイトル通り、「好き」と言う単語が出てきません。
お互いに名前呼びもないです。
映画好きなメガネくんが、映画のパンフレットを見て、金髪くんを思い出したり
金髪くんが、友達の会話に「メガネくん」を多発したり
ただただ、それだけで、二人が惹かれあってることがわかる作品です。

ちょっとしたところで、笑える部分もあって
DVDの返却延長費が7万超えてるとか。
メガネくん何考えてるのかなって考えてる時の金髪くんのパーカーに
「What dou you THINK?」ってプリントされてあったりとかとか。
何度読んでも、笑えてしまいます。

金髪くんの友達二人や、映画館の館長さん、常連のマキさんたちが
ただ一緒に居るだけだった二人の関係性を、進展させてるのも
なんだか微笑ましくて、こういう関係性って面白いなって思います。

一緒に居て楽しいわけじゃないのに、っていう不思議な恋愛。
きっと、二人はお互いに何処が好きとかもないんだろうなっていう
類は友を呼ぶって言うからこそ
未知だからこそ、知りたいし仲良くなりたいって思うのは、
友達じゃなくて、恋愛として好きになるって言うことなのかもなって
しみじみ思いました。

この作家さんの、間の抜けた顔の絵が好きです。

MELONSODA コミック

遠藤巻緒 

いつか願いが叶うとしたら

女装する弟、明彦。
女装する弟に恋する兄、富士哲郎。

弟が恋したのは、兄の同級生の男子、石井。
石井と明彦が付き合い始めてから、兄の富士哲郎の恋が動き始める。


かなり衝撃的な作品。
あくまでも、登場人物たちの感情に重きを置いた作品で
欠けている部分は多々あります。
そしてそこもまた、深いと思わせるほど、読み手に委ねられてる気がして
漫画なのに、本の要素が強い気がします。

感情がいつも、言葉にできるほど単純なものでなくて
辛い苦しい悲しい、で言い表されるものではなくて
それを付加するように、描かれるメロンソーダと
♪いつか願いが叶うとしたら、という歌、そして脱法ソーダ。

「恋」ではなく「願い」とした歌の歌詞は、
「僕」と称する兄の純粋過ぎる感情にマッチして、本当に切ない。
歌ってるシーンは、本当に何度も読み返してしまうほど
こんなにも純粋な想いがあるのだと、切なくなります。
人が恋に落ちるのは案外簡単なもので、
ただただ切ない心に引っ張られていくように、ただれた石井からしたら
接することのない兄の純朴なところに惹かれていったんだろう。

元々、作者さんは、バッドエンドをイメージしていたようで
そんな終わりもみてみたかったなとも思います。
と、言うのも、ハッピーエンドで終わるこの作品の裏は
バッドエンドじゃないかって気がしてならないから。

自殺未遂という行為は、果たして、親に、世間にどう受け止められるのだろう。
彼らが退院した後の教室は、果たして彼らに何を与えるだろう。
脱法ハーブの過剰摂取は、依存が強いというニュースをわざわざ、
作中でしれっと流してるけれど
彼らが過剰摂取で自殺未遂したことは、依存症状には繋がらないか?
退院してすぐの、あのシーンが、彼らのハッピーの絶頂なのでは。と。
ちょっと深く考えすぎでしょうか。

それぐらい衝撃的な作品でした。
わざと欠けさせた部分で、こうも想像を膨らませられる作品は
なかなかないのではないでしょうか。
私にとって、萌えなんて言葉では片付けられない、神としか言えない作品でした。

あれよ、あれよと作品を好きになる

絵があまり好きではないのですが、
タイトルの通り「あれよ、あれよ」と引き込まれてしまう作品です。

ヤンキーのつげくんが、ダメ父に代わり
家を継ぐために大学受験をすることになります。

断れない状況になったのは、確かですが
塾に行くお金がないから、優等生の大滝くんを巻き込んで
なんとか大学に行くための勉強をしようとするつげくん

ヤンキーなのに、憎めないんですよね

意外ですが、ヤンキーの柘植くんは童貞なのに
優等生の大滝くんは遊んでるっていう
なんか、人は見た目によらないんだなって思います

結構とんとん拍子に話は進みますが
二人の気持ちは、「とりあえず大学合格」が目標でありメイン
だから、キスはしても、大学合格発表までは
気持ちは告げたりしない
二人で花火をしながら「好きなんだろうな」って同じことを
考えているのは、あー青春!って感じです。

なにより、柘植くんの性格がいいです。
お母さんの一時退院が決まって、泣いちゃうところも
可愛いですよね。
「ばかでよかったー」
「まさしくその発想がばかだよね」
この会話のシーンが好きです。

熱烈な恋愛でも、さわやかなピュアな恋愛でもなくて
ほんと、日常を切り取ったような恋愛で
それでも、お互いが「こいつが好きだ」って思ってるのが
伝わってくる感じがいいです。

想像力って怖い

遠距離恋愛を始めた寛末と松岡の話
続きよめて幸せでした

漫画と違って、ノベルって想像だから。。。
寛末が怒ってると思って泣いちゃう松岡や
寛末の鎖骨に鼻を乗せて「一緒に住んで」とお願いする松岡とか
想像して、やばいめっちゃ可愛いって悶えました。

そして、篠崎に惚気ている松岡もたまらん好きでした
可愛い可愛い
寛末じゃなくても、思いますよね。
可愛すぎです。。。

でも、寛末優しすぎじゃなかろうか?
完全に人格が変わっている。。。
あーでも、葉子の時と比べたら変わらないんでしょうか?
葉子の時の優しさは、どちらかというと
”好きになってほしい”という盲目的願望が強かった気がするのですが
今回は、”相手を思いやる”ことと、”受け止める”こと
そして、”好きだ”っていう感情が溢れすぎてて
ちょっと戸惑いました。
甘すぎて、違和感が拭えない。
松岡が信用できないのもわかります。
あまりにも、変わりすぎて、こんなに人っていきなり変わるもの?って疑問

あとがきを読んだのですが、どうも担当者さんに言われて書き換えたのだとか?
書き換える前の寛末を読んでみたかったですな

でもまぁ、松岡が可愛かったし、それを見つめる寛末の目が
あったかくて(想像です)、ほかほかしたので
いいっか。

あとは、もうちょい、篠崎出してもよかったんじゃないでしょうか

何故か、篠崎が気になってしょうがない私。

惚れた弱み

”どんな君でも好きだよ”と言った寛末は、
大好きな葉子が、松岡だったと知って
受け止められず、松岡から距離を置くようになる
二人とも、もう会わないと思っていたのに
共通の知り合いを通じて、また出会ってしまった二人

受け止めてもらえないとわかっているのに
好きでいるのを辞めれない松岡と
同じ人だって、性別が違うだけだってわかっているはずなのに
”男”である松岡をどうしても受け入れることができない寛末

一見、寛末のほうがひどい人間に思えるけれど
すごい、”人間らしい”人だと思います
そして、”自分に素直”な人なんだと
こいつ最低だなって思いながら読んでいたけれど
ふと、感想を書こうと思って、彼を思い返すと
これぞ、”人間”だよなぁって思ってしまいました。
そう、現実に近い人間。こんなもんだよなぁ
でも、ひどいと思うのは、松岡の心情を知っているから

どんなに辛いと思っても
寛末に好かれたことがある松岡は
愛されることの心地よさと、幸せを知ってしまったから
好きで居れることを辞めれないんだろうなと思います。
私でも、あんな愛され方したら、ひどい男でも
ほだされると思います。

人間の心理描写がうまいなぁ~
”ひどい””かわいそう”だと思っても
それが人間だといわれると納得できる
きれいごとだけでは、人間は生きていけない
感情があるからこそ、汚くもひどくも、そして可哀そうにも
なれるし、人を愛して幸せを感じることもできる
うまく言葉にできないんですけど。。。

これめっちゃコミック化見たいです。

感情がぶつかりあう。。。二人の幸せって何だろう

女装した、営業課の松岡は、酔わされて襲われそうになる
被害者は松岡なハズなのに
襲った男は、松岡が”男”であると知ると、
『変態野郎』と罵り、彼を平手打ちにする
松岡は、その場を所持品を全て置いてがむしゃらに逃げ出して
どうしようもなく、ただ道端でしゃがみこんでしまう。。。
そして、彼にやさしく声を掛けてくれたのは
彼の今後の人生を変えるといっても過言ではない
総務課の寛末だった

絶対にBL小説は読まないって決めてました。
だって、絶対に面白くないし読み返さないって思ってたんです。
だけど、なんか間違って買っちゃって
しばらく放置してたけど、勿体ないから少し目を通してみるかと
読み始めたら。。。止まらなかったです。

女装した松岡も、素のままの松岡も変わらないはずなのに
寛末同様、”女の子”として見ていた時と
”男”になった時と中身は同じはずなのに、印象はこんなにも違うものなのか
と思いました。
言ってしまえば、ちょっと違和感?
同じなんだけど・・・みたいな

だからこそ、寛末の言動のほうが納得は出来る
だけど、気持ちは松岡に完全にほだされちゃって
自分の中で感情が複雑になってきちゃって
そういう感じの表現がすごいうまいなぁって

時々、”寛末”表記を”男”表記するところが
あーそうだこの二人は男同士だって認識させられる
彼らは、それで悩んでいることも。
あーうまいですよね。

ところで
寛末が鈍感なのは別にいいんだけど
冒頭にあった出来事って、気にならないもんかね?
もうちょっと使っていいネタな気がしたんですけどね?
”男”で拒否られるというか、嫌な目に合うのは2度目なわけだし
ちょっともったいない気がしないでもないですね。。。

描写がすごく綺麗

泣いている古賀を見て、動揺した田島が、

古賀にバケツの水をかけてしまう。

クラスが違ってあまり話したことなかった二人だけど

そのことをきっかけに二人は仲良くなっていく。

架け橋は、田島の家の豚猫ブー太。

そして、こいにもならない。

恋にもならない。鯉にもならない。


何とも言えず、ピュアな二人が可愛すぎるんですな。

特に田島くんの人の好さが滲み出てる感じが、たまらなく愛らしい。

姉に足蹴りにされてるとことか

ぽけーっと生きてきた幼少のころとか

愛らしい!そして、この子は絶対かっこいい男に成長するよ!

なので、その後が見たい見たいです。


そして、二人の距離感もすごい好きです。

友達の延長って感じ。

だからかな、少し幼い感じします。


この作家さんは水を描くのがうまいなぁ

枠割?っていうんですかね?描写がすごい綺麗で

猫と水と金魚と鯉が描かれるタイミングがいいんです。

絵がめっちゃ好みっていうのもあるかもですが。