久我先生といえば漫才もの。
私も大好きですがあえてこちらの作品をレビューさせていただきます。
鉄オタのつむ君と華道家元の御曹司雪輪君とのかわいいお話です。
出会いがおばあちゃんの付き添いという時点ですでにかわいい。
つむ君の鉄の好みが地味でかわいい。
2人の育ちのよさが滲み出るのんびりした会話がとにかくかわいい。
←幼稚園からの幼馴染なのにもかかわらずずっと「君」づけ
強すぎる雪輪君からのベクトルに対し鉄しか見てないつむ君がかわいい。
そんなつむ君を心底かわいいと思ってる雪輪君がかわいい。
言ってしまえばスパダリに溺愛される地味子という王道パターンなんですが
さすが久我先生、つむ君が面白くてかわいくてめちゃくちゃいい子に描かれているので、御曹司からの溺愛にも説得力があるんですね。
気分的にしんどくてツラい展開は少しも読みたくない時でもこの作品なら絶対大丈夫!
幸せな気持ちで元気になれること間違いなしです。
久我先生のお話から幸せとときめきを沢山いただきました。
どれだけ励まされたか知れません。
宝物のようなお話の数々をこれからもずっと読み返すと思います。
本当にありがとうございました。
WEB版未読。竜が好きなので手に取りましたがとてもよかったです。
神様視点やシステムウィンドウなどゲーム要素が盛りだくさんなのにコメディぽくならないのがすごい。
作り込まれた世界観が(私には)ちょっと難しかったので読み返したのですが風景描写が美しくてむしろいつまでも読んでいたくなるほど。
センとレジーラ2人の攻め様がどっちもカッコよくて、そして2人の前だと反応が若干違うハイネがまた可愛くて。
そんなハイネは攻以外からも慕われてて確かに溺愛なんですが、ハイネにほっとけない魅力があり説得力のある溺愛なのがよいのです・・・!
おまけのセン視点にかなりボリュームがあり、綺麗系ド攻めセンの心の動きがたっぷり描かれていて、ほほう、あの時はこんなふうに思っていたのね!とクールなセンの解像度が上がり溺愛と執着にさらに説得力が増しました。
こちらは書籍版書き下ろしなのでWEB版既読のかたも絶対に読まれたほうがいいです!
次巻書き下ろしはレジーラ視点でしょうか・・・?期待しています!
楽しみにしていた竜への竜化に関しては、この巻ではハイネがセンに乗せてもらった描写と、翼だけでした。
次巻以降、竜化の様子やそれぞれの竜の色や形がわかったら嬉しいのですが。
そして表紙とイラスト。この世界観にこのキャラクターは円陣先生の本領発揮すぎでしょう!最高でした!!
昨今貴重な現代日常もの、しかも海野先生の年下攻なんてもう神評価じゃ足りない・・・!
ゲームする方なら間違いなく全員主人公にシンクロしてしまう今作、天涯孤独で無趣味な喜一が後輩からゲーム機を押し付けられ、でもまあ年末年始だしと試しにやりはじめたところあっという間に廃人になっていくのですね。もうその様相が、初心者あるあるがほほえましくて笑ってしまうのです。
海野先生の攻めというとそのおおらかな包容力が魅力だと思います。が、今作のスミは当初かなり幼く感じられ「あれ?包容力はゲーム内だけ???」と心配になるのですが喜一に恋し自分に向き合うことで着実に成長していきます。
スミの成長、そしてオンラインで知り合い初めてできた仲間たちとのやりとりを通じて喜一の人生が色づきはじめるのをほのぼのと暖かい気持ちで見守れるお話でした!
秀先生というベテラン作家様が配信者モノを書いてくださった嬉しい本作。人気ゲーム実況者とリスナーが出会うなんて楽しすぎる!秀先生はその時代に合わせたかっこいい攻め様を描くのが本当にお上手なので今作もウハウハとときめかせていただきました。
配信を見てるときの高揚感、程よいハラハラと情景描写、こんなことされたら嬉しいだろうな〜という状況がもりだくさんで、配信好きな方は絶対楽しく読めると思います!
認識されてるだけでも嬉しいのになおかつ特定までされてるなんて。。。でも昨今のSNSにおける追跡班の凄腕っぷりを見ているとリアルでもあるのかも?と思わせるシチュエーションでした。
お試し読みでピンときた方はまず買って間違いないです。そして厚さにビビることなく迷わず上下巻購入し連休初日に読み始めることを激しくおすすめします。なぜなら冒頭の面白さがもうずーっと本当に最後の最後まで続くので日常生活に支障が出るからです・・・!連載中に読まれていた方々はご無事なのでしょうか・・・
このボリュームで中だるみ一切なし。次から次へと迫り来る波乱、こまやかな人物描写、そしてなんといってもセナを愛するふたりの攻め様がどちらもいい男すぎて・・・それだけにつらいシーンは胸に迫るものがあります。
必読は上巻ラストシーン!BL史上に残る名場面だと思います。
同じ会社の総務部に勤める部下x課長のお話です。
表紙から想像していた内容とはまったく違いましたが(笑)
めちゃくちゃ面白かったので神評価とさせていただきます!
本人いたって真面目でしかもかなりの美人(自覚なし)なのに
天然すぎて少々残念な椎名課長が
副業でエロマンガ描いてる部下柏木にちょっかい出されて。
柏木が椎名に対して本気になっていくのがもう楽しくて仕方なかったです!
セリフ運びが秀逸な彩東先生。
今作品でも柏木のガバガバ敬語と、
上司ぶった椎名の口調が動揺で崩壊していくのが最高でした。
いまや貴重となってしまった現代日常ものBL。
笑えて萌えてときめいて大満足の一冊でした!
大好きな作品が電子書籍化されたのが嬉しくて初レビューです。
北上れん先生による超絶美しい挿絵も健在です!
主な登場人物は、
主人公の朝日奈、彼が通うバーで働く女装の麗人リサ。
リサを連れ戻しにきた高校の同級生、湯上。
そしてリサのDV彼氏シュウ。
性癖バレを恐れてシュウと逃げたリサと
トラウマから自己評価の低い朝日奈に
強引だけど誠実に向き合う湯上。
湯上を好きになれるかどうかで評価が分かれる作品だと思うのですが
私はとても好きです。
そしてこれは是非ネタバレなしで読んでいただきたいのですが
リサとシュウがいいんですよ〜!まんまと騙されました。
再読すると伏線に気付いてさらに楽しめます。
紙書籍が手元にないので正確に確認できないのですが
昨今の事情に伴う改訂が入り
さらに読みやすく受け入れやすくなっていると思います。
(当時は性同一性障害やLBGTなんて言葉や概念はなかったはず)