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エキスパートレビューアー2022

女性あきさん

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コントラスト コミック

itz 

美しい絵柄と青春に癒される

なんと言ってもこの丁寧な描写。美しいですわー。高校生の瑞々しさとか、夏の匂いとか、校舎の影、空の色、そんな青春を感じられる素晴らしい描写です。

ストーリーとしては…うーん、まず、長かったなって思いました。途中で300ページ超してることに気付いてちょっと早送りしたくらい。じっくり丁寧に進めたかった作家さんの気持ちは伝わります。でも展開の波としてはページ数のわりに少なかったかな、と。

あと、元家庭教師との関係は、ちょっと地雷に近い。高校生(その前は中学生…)だぞ?というのもあり、恋愛関係の方がまだ納得できたのにな、と思いました。

雷々来世 コミック

野白ぐり 

次の来世でもきっと幸せ

やっぱり野白先生の絵柄には中世風が似合いますね~!『前世』ではなく『来世』というタイトルも良い。某曲名を思い出したりもしますが(笑)

【前世で主従関係にあった雷央(主・受)と七星(従・攻)は、転生して日本の高校生になっていた。転生した主人に会いたくないと思っていた七星だが、雷央が七星の学校に転校してきて…】

転生ものであれば「会いたい」と願うのが普通の展開でしょう。かつての想いを遂げるため、惹かれあう2人というのが王道です。しかし、七星はあんなにも想っていた人に会いたくないのです。その理由は現世と前世を行き来するシーンとともに徐々に明らかになっていきます。

その理由を忘れている雷央は前世でやりたかったことがたくさんあったと言い、七星はその願いを叶えることで未練を断ち切ろうとします。雷央の、ときに無邪気な様子がかわいくてかわいくて…。

2人とも過去で恋愛感情があったことはおそらく分かっているんですよね。だからか、最初から両想いみたいななんとも甘い雰囲気と、その恋が叶わなかった両片想いの切なさみたいなのが、もうキューーンッとします!

七星が雷央に会いたくなかった理由は結局、壮大な痴話喧嘩だったのかなと感じました。前世で消えてしまったはずの七星の顔の傷が生まれつきだったということは、やっぱりあの約束が大事だったからではないでしょうか。会いたくない、は、会いたいの裏返しだった。最後、七星がそれに気付いてくれて良かったです。

その後、とっっってもラブラブな2人を見られて嬉しかった!なんとなく雷央が積極的な気がする(笑)七星は前世の関係もあってムッツリだと思う(笑)

全然違った

結構前に買ったのですが、表紙の感じとか、絵柄、冒頭部分で、すっごい重そうだなぁと思ってなかなか読めていませんでした。意を決して読んでみたところ……ずぇんずぇん違った!表紙暗いし、攻めの美空がヒモだし顔血だらけだし、てっきりバイオレンス展開と思ってましたわ(笑)

【8年付き合った彼氏に浮気されて降られた雪。ヒモなのに浮気をして彼女に捨てられた美空。山の中に放置された美空を雪が拾ったところから2人の関係が始まるー】

投げやりになった雪を美空が抱きますが、そこからすぐに恋愛に発展するわけでもなく、ヒモとして雪のお世話になる美空。ちょっとずつ絆される雪。雪の元カレがチラッと出てきて言い争いになり、出ていく美空。再会して元サヤに収まる2人。

といった感じでストーリーに大きなハラハラはなく、どっちかというとラブラブです。280ページ以上あるのですが、その割には薄味かなと思いました。このページ数は多分、エロシーンがガッツリあるからですよね。これがすんごくエロくって、こっちは濃厚でした!私はガッツリしたエロが好きなので、ほんとごちそうさまです。特に雪の顔がいい。泣き顔、よだれ、白目、最高ですわ。

まぁ美空は顔がいいだけのグズには違いありませんね。女の方がいいと言ったり、アイスくらいに好きと言ったり…。でも、傷付いた雪を癒してくれたことだけは確かなんですよね。浮気もしなかったし、そこは救い。最後は就職してるしね!

評価を迷ってて、星5にしたり、星4にしたり。エロだけで言ったら星5!ストーリーを考えると星4。買ったとき、どっちに期待するかにもよるかなと思います。デビュー作ということで、今後の作品での濃厚ストーリーを期待したいです。

あ、あ、あ……ありがとうございますー!!

続編描いてくださって、ありがとうございます!大島先生の作品の中でも一番好きな今作。実は紙で買ったのですが、すぐに読めるように電子でも買い直ししました。いつでも読み返せる幸せ…。

※1、2巻通しての感想です

【消防学校の同期でライバルな矢島と鳥飼。レスキュー隊研修でも同期になり、バチバチと火花を散らして訓練中。ある夜、鳥飼がゲイだと分かり、矢島と鳥飼は身体の関係を持ってしまう…】

大体ね、ライバルって関係が本当に好きなんですよね!対等な男同士、意地とプライド、想いと想いがぶつかり合う様!少年マンガの二次創作が多いのって、ライバル関係に萌えるからだと私は思うわけです。

さて、今作の二人はライバル関係からどうやって恋愛関係へと進んだのか?ここからはズバッとネタバレですが、鳥飼の矢島へのラブ…。いじらしいほどの片想いがそこにあったのです…!鳥飼の行動にニヤニヤが止まりません(笑)矢島のこと好きすぎるだろ…。

ある意味絆された矢島ですが、そこはそれ。結局は鳥飼の男としての、ライバルとしての魅力があるからなのでしょう。鳥飼が自分に負けない男であると認識しているから、人間として男に惚れる、性別を飛び越えた恋愛に繋がったのかと思います。だってそんな男が自分のことを好きなんて、自尊心も満たされちゃいますよねー。うんうん。読んでる側もノンケからの恋愛移行がスムーズで素晴らしい!

2巻では鳥飼の過去のトラウマから、自分が先にレスキュー隊配属になったことを言い出せず、それがバレてしまって2人に溝ができるのがメインの展開となります。それまでそれなりにラブラブなんですよね。だからこそ言い出せない鳥飼の気持ち…。矢島を傷付けたくなくて言えなかったのに、結果として矢島を傷付けてしまった臆病な鳥飼の心…。せ、切ない…!

矢島のプライドが金剛並みに硬くて良かった!あの、実際矢島のような自惚れ男が身近にいたら、私はちょっと嫌だなって思う方です(笑)こういう人には自分を好き好き大好き!って言ってくれる人がピッタリだと思っているので、そういう意味でも鳥飼がベストマッチだと感じるんですよね。自分にベタ惚れな上に仕事もできる人が恋人って、もうこの人しかいなくない?

2巻冒頭が番外編で、こちらは単話売りを買っておりました。なので、読んだことあるぞこれ感が強かったのですが、結局何度読んでも美味しいので問題ありませんでした(笑)

やっぱりDKには青春を感じる

2カプ入ってます。表題作は前半ですが、テーマとしてもページ数としても後半の方が重いです。

【思春期エトセトラ】
高校生カップル。寡黙ゆえに妄想がはかどる龍吉と、彼の妄想相手の乙哉。いつしか龍吉は現実と妄想の狭間が曖昧になり乙哉を襲うが、両片想いだったのでハッピーエンド!コメディ風でわりと爽やかな感じでした。

【センチメンタルドレスコード】
高校生と30代歯科医のカップル。かわいいものが好きな男子高校生のゆう。嗜好と性別のギャップに悩まされながらも、持ち前の気の強さで真っ直ぐ前を向く姿が眩しく愛おしい。

今風の、ジェンダー問題を中心としたテーマでもあり、女か男か、スカートかスボンか、かわいいかかっこいいか、どちらかを選ばないといけない違和感にキリッと立ち向かうゆうくん。ちゃんとTPOをわきまえているところも偉いなぁ。

そしてこれまで自分で何かを選ばず、流されるまま生きてきた先生がゆうくんに惹かれていきます。前カノとのエピソードは少し外れていて「?」でしたが、結局はゆうくんの真っ直ぐさが好きなんだろうなぁ。

個人的に、旅行デートでゆうくんがキメキメの女装だったのは微妙でした…。

奥様はα コミック

夏下冬 

α×αの夫夫問題は意外と大変!

今となってはお馴染みの、オメプロベースのオメガバース物語です。α×Ωではなく、α×αの夫夫(ふうふ)関係という、若干ひねったカップリング。オメプロバースだと全人類が妊娠できる設定なので、こんな夫夫もありですね。

【政略結婚で夫夫になった一昌と隆臣。お見合い結婚でも相性のいい2人だったが、お互いα性ということもあって2人とも挿入される側を許せず、なかなか子作りのステップへ進めない。焦れる一昌はセックスカウンセリングを受けることに…】

感動の美作画でバチバチの男たちが攻防しつつ愛し合う様はとにかく見物です!顔良し、身体良し、エロ良し!美しすぎて硬く感じることもありますが、乱れのない作画で素晴らしい。今読み返すと物語に少しの物足りなさを感じます。でも初見の感動を忘れられない!ので星は多め。

お話としては、政略結婚ゆえ義母に跡継ぎをと急かされる一昌の暴走でセックスカウンセリングを受け、なんだか抱かれてもいいかな~?って心境の変化を感じたり、イケメンオメガカウンセラーが義母に一服盛られて発情を誘発され、勢いでエッチに流れ込んだりと……義母大活躍です(笑)実際こんな姑いたら、クッソむかつくだろうなぁ(笑)

一昌が出産して、次は自分がという隆臣が素晴らしすぎて…愛を感じる。攻×攻って、結局は役割が固定することが多いのですが、逆になってもいいですやん!と思うことがあります。リバ好きというわけではないんですけど、この2人にはそれを感じたんですよねぇ。

続きはないですが、同作家さんの別オメプロ漫画『私立帝城学園-四逸-』の2巻番外編に2人と子どもがちょこっと出ています。

俺に優しいギャル男くん 電子 コミック

オタクくんさぁ…w

をBLで実現した良作でした!

【廃部寸前の漫研で唯一の部員である太田。そこに鰐島(ギャル男)が喫煙目的で入部したいとやってくる。オタクに優しいギャルを夢見る太田は、鰐島がそんなギャルに見えてきて…】

ギャルフェチオタク(童貞)×オタクに優しいギャル(男)ですが、筋肉的にムチムチな体型で良き。私としては途中に出てきたイン魔コスっぽい鰐島くんが最高にエロくてヤバかったです(笑)あのコスでいろいろやってほしい~…。

もうちょっと鰐島くんがオタクくんラブ~な感じがあると良かったかな。初エッチがすんなりいったのは実は練習してたからだとか、そんな妄想をしとります。

続きありそうなのに刊行されていないので、期待を込めたい!

ガッチムッチ受け+1短編集

4CP入ってます。身体が大きい受け、ありがたい(笑)最後のお話だけは普通のおじさん受けです。

全体的にエロメイン。絵が美しいです。特に身体!鍛えられた肉体が乱れる様はどうしてこんなにも滾るのでしょうね…。

短編なのもあって、ストーリーは深追いせず、という感じ。購入当初はそれでも良かったのですが、時間が経って今読み返すと多少の物足りなさがありました。

【千夜一夜ハッピーエバーアフター】
別単行本で続編もある表題作です。魔法のランプをモデルにした褐色の魔神・ジャマルがヤバいくらいに色っぽい…。善人のルトに絆される展開です。心暖まる。

【ヤリチンDJ★ヴァージンナイト】
遊び人のカムイが童貞のユキちゃんを誘ってヤっちゃいます。ユキちゃんがモサ男童貞で、意外と押せ押せなのがいい。やっぱ絆されます(笑)

【マジェスティック・サーカス】
獣人ライオンと人間パートナー。そう、やっぱりライオンが受けよね!!

【ミミペロリDear ear】
こちらがおじさん受け。攻めがイケメン。私はおじ受け好きではあるのですが、かわいいおじさんよりも色っぽいおじさんが好きなので、ちょっと趣味とは外れました。

描き下ろしは上の2編。

キュンときたーー!!

すっごい好きです!絵もお話も雰囲気にピッタリ合ってて、ファンタジー世界だけど難しい説明はなくともすんなりと入っていけました。

特に絵が!いい!!野白先生の作品は他にも読んでいますが、今作ほどには感動を覚えていませんでした。ファンタジー世界がめちゃくちゃ絵柄に似合ってます。服装とか小物とかも好みです。

さて、ストーリーは。
名家のお坊っちゃまとその家に引き取られた孤児がお互いに心を通わせ、しかし立場ゆえに離れ、それでも離れきれなくて隠れて逢い引きし、これからの人生どうするんだ?となってからのハッピーエンドです。

幼い頃の2人が可愛い…。厳しい親の元に産まれたお坊っちゃまゆえ、甘えることも甘やかされることもなかったアロイ。恵まれているのに孤独という、ほんのり不幸な感じがいいですね(性癖)

対するミカドは孤児であり、やはり孤独を抱えている。アロイに惹かれたのは見た目や性格だけではないのでしょう。ほのかな孤独を感じ取り、彼を癒すことでおそらく自分も癒されていたはず。許されるまで最後までしてないのが彼の理性と遠慮を感じます。

3年間のブランクが2人をさらに惹き付けるという展開も良かったです。切ない、一途、健気。そんな2人が幸せになってはいけないはすがない!ラスト、お母様の言動や過去の回想が、まるっと2人を包み込んでくれました。厳しい母にも愛情はあるし、許せるだけの度量も過去の悲しみもある…。

描き下ろしのアロイの嫉妬が可愛いのと、遅刻してお母様に詰められてるミカドが面白い(笑)どうみても姑にいじられる婿(笑)

ハートフルでワンダフルな第二弾!

マイリトルドギーを読み返したので、こちらも。前作に出ていた守とチャッピーも出てきます!

【製菓会社で営業をしている小林は、社長命令で子会社のペットフード会社に出向する。実は犬が苦手な小林だったが、歓迎会で社員がみんな犬に変身してしまい…】

前作の設定を引き継いで、人狼という人間にもなれる犬たちが社員を勤める会社なのです。小林、強く生きろ…。実は私も昔は犬が苦手だったので、気持ちが分かります。あんなたくさんの犬に囲まれちゃったらビビるよね…。

しかし、小林は徐々に社員(犬)たちとの距離を狭めていきます。最終的にはドーベルマンの大山支店長を好きに…!小林や社員(犬)たちの努力も実り、支店は営業成績を伸ばしていくのでした。

という、BLなんですけど犬と人間のハートフルなお話がメインです!これはマイリトルドギーでもそうでしたので、そこに不満はありません。エロなしなのですが、もはやそんな次元で語る話ではない。むしろたくさんのワンコが見られて幸せっていう(笑)

最後にマイリトルドギーの2人がメインの描き下ろしもあって嬉しかったです。チャッピーにハスハスしてる守がおもろい(笑)