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やたもも 3 コミック

はらだ 

愛の最高峰

このやたももという作品の2.3巻を読み終えた時、愛という存在を肌に感じました。
はらださんの作品の中でもやたももは一番と言っていいほどどストレートに愛を全面に掲げている。
はらださんの作品で多い下衆屑、捻くれた愛情表現(私的勝手なイメージ)が多いです。(それが大好物なんですが)
そんなはらださんが描く「やたもも」も、モモがビッチクズのろくでなしでかなり壮絶な幼少期を過ごしてきたこと母親との葛藤過去が明かされました。ですがそんな壮絶な過去を吹き飛ばすくらいの大きな大きなやたちゃんの愛の存在。
あまりに八田の愛が大きくてあったかくて、、モモの母親から出生に纏わる話をされ真実を知ったモモがやたちゃんに抱きしめられる場面の抱擁はとても印象的でした。(2巻)
そして何と言っても3巻の「おれのこと...みすてないで..ずっと い いっしょにいて やたちゃん すきだ」
の絞り出すようにいったモモの言葉、ありきたりの言葉のはずなのに今まででみてきた漫画の中で一番の告白に思えた.....
前のクセでやたちゃん家来ちゃったり、やたちゃんが何気なくモモのほっぺ撫でたり、抱きしめたりそんな日常的で何気なく2人が本当にやってそうなことを描いてあって本当に永遠に見ていたい作品。
それと須田も大好きな登場人物の一人なのでモモを愛してたこと、「君だけが幸せってわけではないよ」と眠る子供を抱えている場面が見れてほんとよかったと。
嫉妬したり寂しくなったりそんなことを感じられるようになったモモとおっきなおっきな愛情(と巨根と絶倫噛み癖)を持つやたちゃんでいつまでも2人で仲良くいてまたいつかやたもものみんなに会いたいなぁとどうしても願ってしまう作品でした。

風と木の詩(1) 非BL コミック

竹宮恵子 

名作耽美 (ジルベールとオーギュについて)

"耽美"
この言葉がこれ程までに似合う漫画は他に存在しないのではないかとまで思わせる作品。
手の指先一本一本から香る色気、柔らかか華やかな香りがしそうな髪、挑戦的な目、美少年の象徴であるジルベール。

舞台は寄宿舎で愛情注がれて育ったセルジュと自由奔放なジルベールが出会う場面から話が始まるが私がこの話の核となっていると思うジルベールの過去編について少し綴りたい。
ジルベールの叔父として登場するオーギュスト、実は義理兄の妻とオーギュストの元に生まれたのがジルベールだったのだ。
ジルベールの純粋無垢さに惹かれ一緒に生活していくオーギュだったがある事件により暴行されたジルベール、傷心したジルベールを半ば呆れたように見せかけてジルベールとオーギュは契りを交わす。

ここで、シンプルに分かれると思うのです。あ、単純にこの話苦手だ...と思う方とそうでない方。
私はもちろん後者ですが、ここからが愛、愛憎全ての始まりであり、この風と木の詩の核なのです。
愛を感じるのに体に直接感じられなければジルベールはそれが伝わらないとここで学んでしまう。
本当に愛しているのに、お互いに。

そして、知り得たジルベールは自信に満ち溢れ、そんなジルベールにオーギュは魅力が減ったと突き放すような真似をする。
そんなオーギュにジルベールは死んでやると言っては結局オーギュが折れてとそんなことをする。

オーギュというアダルトチルドレンはジルベールは他の誰かにも取られたくないし、安堵の位置にジルベールがなって欲しくもないけど、、、でも、いなきゃいけない存在がジルベールなんですね。
愛が怖い、受け入れられない。

よっぽどジルベールの方が大人なのかもしれません。
ジルベールもジルベールでオーギュの気をひくため、オーギュのお気に入りの本だけを破ったら、壊したりしてオーギュを怒らせるんですけど、激怒して、(オーギュの)目が覚めた後に凄く愛してくれる。ここの最終段階まで予想がついてて、破ったら壊したりするんです。

アダルトチルドレン、オーギュには失ってからではないとわからない為のエンドだったのかなとも思いました。

泥中の蓮 コミック

ためこう 

本当愛はあるのか.....?

表紙に惹かれて購入しましたが、あまり内容はサラッと流れ落ちていくような話でした。
そういった意味では読みやすいのかもしれません。しかし読み終わって特に何の感情も残らなかったというのが印象です。
私的に一番この作品があまり好みじゃない理由は、結局この2人が本当に愛し合っているかがあまり感じられないなと思ってしまったからです。
確かに実は兄弟ともお互いに執着しあっていた、最後自分のものになるならそれまでの過程は気にならないほど愛してるみたいな汚い部分も愛してるという執着系、下衆系の話は私は好きです。
でも、兄貴の突然の心情の変化にちょっと急に実は俺下衆でしたーとか言われても.......へ?あっそう....なんだ。、しかならなかった。伏線が少なすぎで急に兄が執着しすぎてあっけらかんとしていた。
なので最終的にあまり、愛があるのかあまり感じられないなと感じてしまいました

やたもも コミック

はらだ 

キャラクターの心情の変化

やたももの良さはモモの心情の変化だったり生活の変化を説明口調で話すのではなくモモの表情だったり行動だったりそんなところから変化が見られるところが好きなところ。
一人一人の個性が強いのでキャラクターみんな好きで裏表紙に須田の小話があったりしてなんか須田が可愛く見えてしまう、はらだマジックにかかりました。なんか屑なことしてる変態須田男なんだけどなんかいい、、みたいな。
やたちゃんに関しては巨根で遅漏で絶倫で噛み癖ありとか最高に美味しいです。やたちゃんかなり好きなキャラです。
あの一見普通でどこにでもいそうな男の人って感じで面倒見よくてオカンなやたちゃんが床に入ってスイッチ入ると獣的なエッチ、これは最強なエロさでした。
はらださんのエッチシーンってなんだかAVみてるような感覚の動的なリアルなエロさがあるんですよね、(もちろんAVのような造られた場面ではなくちゃんとした愛のある描写で描かれていますが)コマ割りが上手いしアングルが最高なんですよね....あと擬音が特徴的であんまり他では聞かない表現があるんだけどそれがまたいい。
話は飛びますが須田との事後、須田宅から帰ろうとするシーンに映る小さいな子供用の靴だったり須田の寂しそうな背中だったり....なんだか切なくなる一コマが自然に描写されていて胸が締め付けられました。そのあとに少しやたちゃんとモモが口論してやたちゃんが早く歩いてモモを置いてく場面でモモがまってよ、やたちゃん歩くの早いよ、、「置いてかないでよ...」という場面は身震いしちゃうくらい切ないです。
最後にやたちゃんから愛しいと言われ愛され慣れてないモモがみせる表情、、、ぐうかわ可愛い可愛いそっからの愛のあるセックス描写はもう神域の美しさでした。
このやたももの作品の中でもそういったエッチ描写は結構ありますが、ちょっとずつ変わってく心情とともにセックスの描写もなんか違っていってる気がしました。
なんだか結構書き込んでしまいましたが最後に言いたいことは舐めるように隅から隅まで見ないと損する作品ですよということです。何度読んでも美味しく神作品です。