私はこの『にいちゃん』が気になっている方に向けてレビューを書いてみたいと思います!笑
まず設定とあらすじだけで、普通地雷だという方がほとんどだと思います。
間違いなくBL、中〜上級者向けのお話です。
お子様がいらっしゃる方は抵抗があるかもしれません。
読んで『楽しめるか』という観点では、フィクションとして割り切れる方だと思います。
初心者の方は、ある程度数をこなしてから読んだ方が良いかも。やや重めのストーリーです。
しかしせっかくBLというジャンルに踏み込んでいるのならば、一度読んで欲しい作品だと私は思っています。
お話の詳細は皆さま書かれているので、ざっくりいうと『神作品』です。
絵柄は【やたもも(1)】や【やじるし】などと比べると、全体的にしっとりとしていて、色も暗め。ストーリーとマッチしていて素敵でした。
受けであるゆい君は、最初は瑞々しくとても可愛らしい、中盤から後半にかけては、人間味が増し、どんどん色っぽくなっていきます。
にいちゃんは、表情の一つ一つが二次元ならではのリアルです。
また激しく絵柄が変わります。ストーリーの展開上、好青年・老け顔・やつれる・凹むなど、にいちゃんの精神状態と合わせて見ると、より面白いです。
題材、といっていいのかわかりませんが、読むと大きなテーマにぶつかります。
内容が内容ですから、自分が萌えるとか、神作品としてレビューすることに悩みました。
でも、【にいちゃん】面白いですよ。
作品と一緒に悩み考えるも良し、きゃードキドキ怖いドキドキと楽しむも良し!
様々な感想があると思いますが、とっても素敵な作品です。
あとは自萌えとの戦いですかね…٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ラストは心”引”かれるものでした。
続きが出たらぜひ読んでみたいです。
ちょっと長くなってしまいましたが、
レビューを読んで頂きありがとうございました!
松本ノダ先生の初読み作品です。
第一印象は『すごい表紙…』で読み終わっても『すごい絵柄…』と思います。
男の子の瞳がほぼ黒目で、挑戦的な絵柄ですよね。
賛否あると思いますが、私はとてもしっくりきていると感じました。
お話しは短編集で、どれも仄暗い感じ。
表題の『みぃはなんにも知らない』のみぃ君は、かなり頭が幼くて、そんなみぃ君をとても可愛がるさくちゃんは普通に病んでる。
可愛がり方が美しく歪んでいます。みぃ君の無知加減もいっそ歪み気味。でも可愛い!綺麗!
ドロドロしてるはずなのに綺麗、というのはノダ先生の絵柄の力が大きいなと。
絵柄が一貫してあの目という訳では無く、みぃ君の可愛らしさをやりすぎ黒目、ウサギのような黒目で表現していて、なんというか…
敢えて普通に可愛くしない。
人間にウサギの目を付けたらおかしいじゃないですか(^-^;
でもみぃ君にはあの目ですね…
上手く表現できないんですが、絵柄と密接にマッチするストーリーが良いなぁと!(偉そうにすみません…)
もし、絵柄で購入を躊躇われている方がいらっしゃったら逆に買って欲しい作品です。
偏執愛お好きな方にも激しくオススメします。
普通じゃないBL、美しい世界です。
ネットサーフィン中にチラチラと目に入るバナーの煽りに惹かれ購入しました。
バナーの絵柄がとても好みで、またスパイシーな表紙にもグッとくるものがありました。
いざ本を開いてみても絵は一貫して美しく、本当に幸せでした、ありがたい(^人^)
なんというか、小説の挿絵が動いてるような、1枚1枚が貴重なものなんです。
短編4本で、どれもしっとりとした仄暗さが漂っています。(耽美な絵柄も手伝って)
ストーリーは1度読んだだけでは、理解しきれない部分もあり、何度かページを行ったり来たりしましたが、それを上回る画力。というか絵柄の魅力が大きいです。
今後に大いに期待を込め、評価は神にさせて頂きます。
私個人的には、表題作よりも『アダム浪漫譚』がツボにハマりました。
注目すべきはコスチューム・プレイ…!!
の、袴の内に秘められたふんどしです!!!
着物の内側にシャツを着ているところもポイントが高い…
ふんどし良かったぁ〜。こんなに美と色気を兼ね備えたふんどしプレイが見れるなんて、すぐさまコスプレ好きの友人にオススメしました。
松田うさち子先生、お名前を覚えましたよ!笑
次回作も楽しみにしています♡
私はこの作品を純粋に楽しむことができました!
事前にきっちり、ジャンルと傾向を把握していたのが幸いしたのだと思います。
変態・エロ特化のお話だと思って読むと、突き抜けていてすごく良かったと思います。
なので、同時収録で表題の前世だという『いつの日か、花の下で』には少々面食らいました。
こちらは切なく、耽美的な印象です。
この作品を楽しむにあたって、一度常識と理性は置いてきた方が良いかと思います。
あまり真面目に捉えすぎると、アイデンティティが崩壊されるかと思います。(だって吉田先生ですし←)
変態プレイや幼児言葉(?)等続々出てきますので、要所要所突っ込みを入れつつ、笠井先生の美麗イラストに惚れ惚れしながら読ませて頂きました。
父子エロに興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
皆さまが仰っています通り、勘のいい人なら”オチ”は簡単に読める作品だと思います。
私も当サイトであらすじや傾向を確認してから購入したので、”オチ”の予測は最初からできていました。
しかし、ラストシーンにがっちり心奪われました。
ラストシーンの受けの台詞には、他には無い『mother』ならではの魅力がぎっしり詰まっていると思います。
このラストを見るために読んで欲しいくらいです。
オチがわかっているからこそ、ずっとぐるぐる気持ち悪いのに、読み応えのあるエロシーンで誤魔化されそうになってしまう←
攻めはヤンデレというより、独占欲が強く我慢の効かない子供。
それが『mother』の気持ち悪さをより引き立てているのかなと思います。
同時収録で攻め視点の『child』もかなり気持ち悪く(笑)こちらもまた、印象的なラスト。
ダークな作品の王道、といったお話でしたので、興味のある方にはぜひおすすめします。
評価を中立としましたが、結論から言ってとても面白かったです。
本作は座裏屋蘭丸先生が挿絵を担当するとのことで知り、購入しました。
絵は全て言わずもがな美麗でうっとりしました。
また、作風ともとても合っていてすごく良かったです。
物語に関しまして、なんと書いて良いのか正直わかりませんが、序盤から溢れる寂寥に、どんどん引き込まれていきました。
このお話の中には、幸せっていう幸せは無いんだろうなと、感じさせるような展開が続いていきます。
なんだかとても、よくないものを見ている気分にさせられました。
またセックスの描写が艶かしく、世界観をより引き立たせていると感じました。
しかし、私はグロテスク・凄惨な描写に耐性こそあれど、特別好いている訳では無いので評価にとても迷いました。
神orしゅみじゃないの究極の選択です。
文章や世界観をとったら神。
読後感をとったらしゅみじゃない。
そこも含めて、面白い作品でした。
購入して良かったけど、もう2度と読みたく無いような、なんだかふわふわした気分。
評価は中立にさせて頂きましたが、サスペンス調のお話がお好きな方にオススメしたい作品です。
私にとって『ルームメイト』が初の翻訳blになります。
以前から翻訳モノに興味があり、SMプレイ、また挿絵が中村先生ということで期待値抜群!
だったのですが…
まず、挿絵が無かったのがとても残念でした。
表紙&口絵のみ(そちらはとても美麗でした!)で、所謂普通のblとは勝手が違うのかなぁと。
内容に関しまして、日本のお話には無い独特の雰囲気・言い回しがあり面白かったです。
あとがきで雪代先生もおっしゃっていましたが、出てくる食べ物が本当に美味しそう…!
純粋に日本のbl小説とのギャップを楽しむことができました。
SMプレイの描写は、濃いのか薄いのか、私にはよくわかりませんでした。
受けや攻めに対して萌える、といった感情が湧かず、殺伐としているというか、淡々としていて甘さ控えめな濡れ場だったという印象です。
またストーリーが途中から走り気味に感じ、読むのがつまらなくなってきて少々苦痛でした。
舞台や登場人物の設定は良いのに、なんだかお話としては味気がないなぁと思ったので、評価は『萌』にします。
とはいえ、他の翻訳blにも興味がでてきたので、どんどん読んでみたいと思います。
エロ・萌え描写重視、ストーリー的には後々読み返すと(?)となる点もありますが、斬新で勢いのあるストーリー展開でした。
ノーパン・ブラ・ディルドとエロ要素満載。
自身が重めの話を読んだばかりというのもあり、この快活青春エロはさくさく読めて良かったです。
絵に関しては好き嫌いがあると思いますが、私は春田先生の受け君がとても好きです。
性格もこざっぱりとしていて男前。あれよあれよと流されていく受け君が可愛らしくもあり、とても面白く引き込まれました。
また、素敵なお尻でした。
高校生・制服・ノーパン・ブラジャーなどの単語に興味を持たれた方は是非読むべき一冊です。
読後の爽快感はかなりのものです。