一巻を読み始めてから何年経ったか、最終巻まで長かった気がします。
当初はファンタジーBLでコミカルかつエロも豊富でさらりと読める内容でしたが、巻が続くにつれ物語が複雑化し登場人物もどんどん増え、新刊が出る度に一巻から読み直してました。
読みごたえはありますが、世界観やキャラの立ち位置を理解するのに時間がかかりました。
魔剣の呪いからバルドがどうなるのか、ハヴィとの関係が気になってラストまで読み、最終的にバルドの方がハヴィにメロメロになったのが意外でした。ハヴィから迫ってバルドを翻弄する関係が個人的に好きだったのですが、旅も続けば立ち位置も変わっていくよなと、微笑ましく読めました。
欲をいえば、あくまでもメインはバルドとハヴィであってほしかったなと…登場人物が多いがゆえに彼らが出ないシーンも多かったので、もっとイチャラブな二人が見たかったという気持ちもあります。
シリアスも多くありましたが、一巻からのコミカルさも残しつつ綺麗な終わりかたで良かったと思います。
最後まで読めてよかったです。
表紙に引かれ試し読みで見たところ、コミカルで面白そうだったので購入。
個人的にΩバースの設定が得意ではないのですがこちらの作品はとても楽しく読めました。
コミカルな流れですが、獣人で草食と肉食のカップル設定は新鮮で相反する種族だからこその悩みやすれ違いは切なさもあり、1冊通して喜怒哀楽の詰まった読み応えのある作品でした。
イラストも綺麗でエロも見応えありますが、獣化した時の受けの姿がとってもキュートで見ていて和みます。2人のこれからがもっと見たくなるストーリーでした。
主人公たち以外のトラブルを起こすモブキャラが最後まで悪いままでなく憎めない感じで終わってくれたのがよかったなと感じました。
登場人物の生い立ちや設定がとても丁寧に書かれている作品でした。
作中にちりばめられた要素が、後に生きていて無駄な要素がなく読み応えがあり何度も読み返したくなる作品です。
ストーリーは再会から始まる復讐劇。オンブラに復讐心があるとは知らず一緒に過ごすシリウス。次第にオンブラに惹かれていくシリウスが戸惑ったり照れたりする姿は初々しく愛らしいです。コミカルなシーンもあるので見ていて微笑ましい反面、この後どう裏切られるんだろうとハラハラもしました。
復讐するはずのオンブラがシリウスを憎みきれずに葛藤する姿は人間らしくよかったです。お互い思い合っているのに立場の違いから離ればなれになってしまう過程は切なくて胸が苦しくなりました。
けれどそこで諦めないシリウスは芯があり、しっかりとした考えを持って行動していて魅力がさらに増しました。
全編通してイラストも綺麗で見せ方も美しいです。言葉も綺麗で台詞を何度も噛みしめながら読んでいきました。
憎しみに生きて愛に救われる。切ない関係から築かれていく愛に心が温かくなる作品。
読み終わった後も2人の幸せを願わずにはいられない1冊です。
馬と恋愛ってどんなお話だろうと試し読みしたら面白そうだったので購入しました。テンポのよいストーリー展開とコミカルさもあって読みやすかったです。
Sっけな軍人中佐に気に入られた、前世が人間だった記憶を持つ馬。ある出来事をきっかけに馬の姿から人へ変化。そこから恋愛に発展していくのですが、グイグイくる中佐にほだされていく馬が可愛かったです。
ただ中佐がなにをきっかけにそんなに馬に惚れたのかなとは思いました。窮地を救ってくれたことがきっかけだとしても、人間の姿になったからと性的な感情を抱くかな?と少し恋愛に発展する過程は希薄な印象。
でも、好きなものはしょうが無いよね!と読んでいて納得してしまう中佐のかっこよさと馬の可愛さが勝ってました。
イチャシーンはじらす中佐とそれに応える馬が健気で良かったです。
全体的に終始ほのぼのとした印象。中佐は軍人設定ですが、国のいざこざや戦争等の重い設定も無いので恋愛メインで楽しめると思います。
もっと2人の関係が見たいなと思える作品でした!
試し読みで1話を読んだ印象は、受けの子の欲求や妄想がどんどん膨らんでいくシーンと攻めの子への恋い焦がれるシーンが純愛感があり、もどかしくてキュンとしました。
レビューもよかったので、全部読んでみたいと購入しましたが全話読んでみて、思っていた内容とはだいぶ違っていてました。
1~2話では好意を抱いている相手の表情や言葉に一喜一憂して恋する可愛い少年たち、すれ違いもあるけれど友達以上に進展していく過程が楽しくドキドキして読めます。
3話から攻めの子の視点が入ってくるのですがそこから別のドキドキが発生します。これは普通の純愛じゃないなと悟った辺りから、攻めの子の闇が垣間見え始めそこからは、個人的について行けない展開になってしまいました。
攻めの子の家庭環境の問題や受けの子の心理操作をするようなやや重い要素が、読んでいて暗い気持ちに…。ただ受けの子が根本的に明るくて純粋な部分があるので攻めの子の闇な部分と両立がとれて、上手いバランスにはなっているなと感じました。
エロシーンはとてもよいと思います。言葉や息づかい等の台詞の表現や描写は見応えがあったなと思いました。全話通して、キャラクターの表情も豊かで良かったです。
もっと早く読めばよかった…!いや、読めてよかった!と思える作品でした。
受けのピュアさがとにかく良い!
一コマ一コマ、可愛い。エロい。ピュアだ…!と感想を言いながら見てしまうほど。
ピュアなのは受けだけかと思いきや攻めの子までまさかピュア感に悶えました。
鈴丸先生の作品はキャラクターの心情が丁寧に書かれている印象で、セリフ一つ一つに心を揺さぶられます。キャラ同士のすれ違いは読んでいて胸が痛くなりますが、それを乗り越えた後の二人の幸せな交わりは最高に胸が熱くなります!
読みながらストーリー内の伏線に気づき、ページを戻って読み返すを繰り返し、じっくり楽しめる一冊。
ラストの電車でのシーンは思わず涙。胸がジーンとしました。
そして肝は二人の出会いの場でもあるバーのカクテル。あとがきで意味を知り鳥肌が立ちました…!
本当にこのお話が好き!と、語彙力が無くなるくらい巧みに作られた作品。人にも勧めたい一冊です!
村の風習で突然結婚させられた2人、険悪なスタートから距離が縮まり…最終的に本当に恋に落ちる過程が描かれています。
しっかりした設定は読みごたえあり!コメディ調の展開も読みやすさがありました。
ただ、恋愛に発展するまでが急だなと…。2人にとっての乗り越えるべき壁みたいなのも浅く、山場が少ない印象。
突然介入してくる受けの同僚との話も突然だなと思ってしまいました。
ラストに近づくにつれ受けの発言が段々と過激になっていくのも情緒があまりなく、個人的には最後までお話に集中できない印象でした。
こちらのコメントを読んでエロ押しのレーベルだと知り、なるほど…!となった感じです。エロが読みたい人には良いかも知れないです!
Twitterで原作者さんが出していた試し読みがたまたま流れてきて、たまたま読んでみたら、面白い…!続きが気になり即購入!買って良かった大満足な作品でした…!
現代のお話だけれど、ヒトよりオニが多い設定。オニの見た目は人間そのもの、でも角がある…そこがいい!興奮すると角が大きくなる…それもいい!
ファンタジー感もあまりなく、現代高校生のラブコメが楽しめました。
攻めの無自覚俺様感と受けの天然感もバッチリ!読み進めると待っているすれ違いの歯がゆさや、素直になった俺様の攻めかたはたまらないです…!
たっぷり一冊、読みごたえのあるストーリーでした!イラストも線が細くて読みやすく、エロシーンもナイスです!もう一回読み直します♪