単純に面白かったです、はい‼︎
久々にここまでネチーッとしたものを拝見しましたねぇ。
人間関係は疎か身体の味覚までもを全てを自分色に変えてしまうという粘っこい執着ぶり…(どこかでもこんな話あったようなとか思いながら読んでたんですけど)私はすごく好きですよ〜こういう粘り気があるの‼︎どんどんそのまま2人の世界に堕ちていっちゃえ〜とか思ったり…←無責任?すみません
まぁ実際現実に身近に雪也氏のような方がいたらどうかと言われたらまた別の話ですが、上手く言えませんがドロドロズタボログチャグチャでとっても良かったです。
それに今回「食べる」といった単語が度々出てきましたが、受けが攻めに「食べられる」という言葉はよく見かけますが、受けが攻めのを「食べる」だとか「もぐもぐするんだよ」といった表現にエロさやヤラシさを感じ、初めて見る表現に新鮮さを感じ新たな表現がとてもお気に入りでした‼︎
また、何と言ってもただひたすら受けが攻めに攻められるのではなく、受けも攻めを求め乳首を嬲るシーンが特にとてもヤラシクて好きでした‼︎
最後に、座裏屋様の素敵な挿絵がまたよりいっそうこの作品の良さを引き立ててくれてると思います。
だってまず表紙を見てください?
数馬をまるで操ってるような…最後には自分しか見えないようにでもそんな暗示を数馬にかけていても可笑しくないような妖しい目をした雪也の表情がこのお話全てを物語ってるように思えます…素晴らしい‼︎
また一味違った新鮮感あるストーリーで、最初の出だしから読んだ瞬間まるで殴られたかのように衝撃的でしたね‼︎
イジメだ、残酷だというレビューもありますが、私は最初からあくまでフィクションだという思考で読んだので、ゲーム感覚?と一言でいえば軽薄に聞こえますが、下剋上?いいじゃないですか‼︎もっと面白くなればいい=歪んじゃえばいい、キチガイ上等‼︎なんて思いながら一気に楽しく読ませていただいちゃいましたね。
ただ唯一、どなたかも仰られてたよう、案外意外と呆気なく梓が刈野に平伏せ従順になってしまったので、その点だけはあれ?もう降参?あんなに抗ってたのにもう抵抗しないの?とちょっと物足りなさを感じましたね。
そんな私は刈野や梓より、久世クンが個人的物凄く気になります‼︎‼︎←こういう読めない人物に興味津々
まぁこれからどういう展開に、そして結末にするかで話の面白味が変わってくる…ここはこれからの緒川先生の腕にかかってると思うので、折角の勢いあるストーリーを最後まで面白く上手く活かしていただけるよう期待しております‼︎
一ノ瀬ゆま先生の作品を読んだのはこれで2冊目なのですが、giftに続きこの作品も良いですね‼︎
ストーリーがしっかりと出来ていてドラマ性があり、読み終わった時は映画を見た後のように心にグッとくるものがあり熱くなりました。
今作はまた私の好きな音楽関係の話でもあり、私個人的に憧れもあるもので、あくまでフィクションであり現実は違うのかもしれませんがやっぱりなんといってもカッコイイの一言に限りますね‼︎
勿論ただ見かけだけではなく、一ノ瀬先生の創り上げたショータや渋川の言動がカッコイイんです、うん。
双子…兄の死…罪…焦燥…誤解…と、死が絡む内容はどうしてもずるい…故人の残像とか心にくるものがあるのですが、それらを上手くミックスしてシリアスで繊細かつ色気のある雰囲気のある作品に仕上がってると思います。
あと特に印象的なのは「難しいことの方が楽しい」という作中に出てくるキーワードでしょうか。
私自身本当努力が苦手で楽に楽に生きようとする駄目人間なんで、やはりそう思えるからこそ万人に認められる…魅了する人になるのだと思ったし感心させられましたね。
最後に。。。なんといっても黒髪男前受…個人的な好みでかなり好みでどストライクでした‼︎渋川さんまじエロイ×セクシーですよ‼︎‼︎←変態すみません