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自分には、全く合わない

兎に角

受けの人格が受け付けませんでした。ドン引きです。
心内ドクターに向いてなすぎる。

穏やかな医者がいれば傲慢な医者もいる。
医者も人間だから悩みでイライラすることだってあるのは分かる。外科系でうまく処置が進まずにメス投げたり声荒げたりすることだってあるでしょう。
精神科医だって実は優しい性格じゃなかったり、診る患者によっては敢えて突き放す言葉を選んだりということはあるでしょう。
でも心内を専門として選んでいる以上、最低限、患者の前でだけは理性を保つべきだと思う。もちろん、セクハラ発言や暴言、暴力を受けても平然としろなんて言ってるんじゃない。悩みの内容が自分からみて下らないからキレるなんて、それこそ下らない。本当に未熟すぎる。悩みの大小と、それをどのくらいの大きさに感じるか、そして病んでしまうかは、人それぞれなのに…。
しかも、「患者より自分の方が辛い」なんて、悲劇のヒロインきどりの思春期かよ!と、心から呆れてしまいました。そんな思考をもって患者の心身と向き合うなんて、問題外…。

短気で院内にも関わらずすぐに声を荒げる心内ドクターなんてあり得ないと最初から思いつつも変態エロを読んでみたかったので我慢して読み進めましたが、
診療中に患者に暴言吐いた時点で苦痛を通り越して読むのが限界になり、エロに行き着く前に閉じました。

今後、「やっぱり変態エロが見てみたい」と思い直してまた開くことがあるかも、知れませんが、今のところは購入したことを激しく後悔しています。
心内ドクターじゃなければ、良かったのに…。なぜ心内にしたんですか…。私が知らないだけで、実際はそういう人格の心内ドクターが多いんですか…。
色々調べられているようだったのに、そもそもの所が大きくはみ出していて、残念です。わざとなんでしょうが…。
個人的に、フィクションだからと流せるレベルを超えてました。

イライラしすぎて、疲れました。

ほどほどのバカが好き…

※めっちゃネタばれです、閲覧ご注意!!※

上条は男前でロマンチストでカッコ可愛い素敵な男性でした!神津が羨ましい!

対して、神津は…頭が弱いのかな…?危機感がまるで無い。
元カレに3億円贈賄の罪を着せられていることはほぼほぼ明確なのに、「そもそも5年も付き合っていた元カレが自分をどう思っていたか確かめないと、次の恋愛に進めない!」とかいってノコノコ元カレに会いに行ってしまう…上条にきつく止められているのに!!
「それだけ恋に逆上せてる」と言ってしまえばそれまでだけれど、神津の気持ちは既に上条に向かっていてもう元カレを愛しているわけでもないのに…。
逆上せてた訳ではなく、「知りたい!!」という欲求をただ我慢出来なかっただけだよね?3億円より自分の欲求に重きを置けちゃう所が、甘い、チョロい、ビックリだわ(呆)
32歳にもなる社会人なのに、贈賄のカタが付くまで理性でぐっと抑えて待てなかったのかね?3億円だよ?ケタが違う。真犯人がどれだけなりふり構わず躍起になるか、少し考えば想像出来るのに。
主人公が首絞められる場面で、初めて「誰か来て!助けて!!」ではなく、「そりゃそうだろうよ、自業自得、バカじゃない?」と冷静に読んでしまいました。
いい年した大人が恋にバカになるお話は大好き(それこそ、上条の「まー」「ひーちゃん」には悶えました)だと改めて感じましたが、それと同時に、いい大人なのに社会的な常識を判断出来ず危機管理能力が皆無なのにはいじらしいを通り越して辟易するなーとも感じさせられた作品でした。

BLはファンタジー!

とはよく言ったもので…

お話の一番最後のセックスは、何と前戯ナシという大暴挙でしたΣ(-∀-;)
いくらなんでもやりすぎですよ~\(+_<)/ケガしちゃう…orz
そういう超ファンタジーがラブシーンの流れを壊さず綺麗で好き、という人もいるかもしれませんが、
私は思わず「オイオイ…入らないって。ゲイビ男優だってめっちゃ馴らしても、ちょっと苦しそうだよ…ケガするって…焦」と突っ込みを入れてしまい、逆に流れが壊れました(笑)
せめて軽いファンタジーレベルで、申し訳程度に指で馴らすくらいはしてほしかった(/≧◇≦\)

お話は春夏秋冬の4つに分かれてて、どれも「もうちょっと読みたいな~」って思わせる所で終わってて良かったです。

ただ、受をこの女々しい卑屈っ子にするならば、容姿は平凡にしてほしかったです~。中性的で綺麗な容姿ならば男女問わず恋愛対象として求められることも多かっただろうから、マイノリティーのコンプレックスがあったとしてもここまで卑屈にならずに済んだんじゃないかな~と思ってしまうのです。。(〃_ _)σ∥
そして突然キレるのも、ストーリーの中では「カッコいい」と表現されてますが、男前というよりは非モテっぽく見えました。。キレる時ですら、受が「自分の中だけで完結してる感」が強いからなのかもしれません。
ついでに言えば、攻の言動が何だかよく分からなかったです(笑)受を初めて受け入れた時も受への好意はよく分からなかったし(きっかけはぶっちゃけ肉欲?)、
受に対して隠し事をして不審な言動を取っているらしい所もサラッとした説明で頭に残らず、その印象が持ちにくかったです。もうちょっと他に効果的な表現の方法があったんじゃ?という感じでした。

イジイジじめじめした「自分のことなんて誰も好きになってくれない」という悲劇のヒロイン(ヒーロー)が愛を見つけて幸せになる話を読みたい気分のときに、良いと思います。

漫画にも文法は必要…

すごく丁寧に書かれていて絵が綺麗で見やすく、雰囲気もいいしエロもあるしで全体的にすごく好きな作品です。が…、タイトルに記したとおり、セリフの文法・単語の選択におかしなところが数箇所あって「ん?」と読み返してその都度流れが止まってしまったので、星3つにしました。絵だけではなく、セリフも丁寧に書いて貰えたら嬉しいなぁと思いました。

誰も(?)気にならないレベルだと思うので、本当に個人的な意見です。
セリフのネタばれなので、未読でセリフを知りたくない人は読まないでくださいませ。

まず、冒頭で「どうも俺はあの人を『そういう意味』で好きだったようで」という受け目線のナレーションがあります。尊敬している上司の結婚話で自分が男を性的な意味で好きだと気づいたようなセリフだったのでそのつもりで読み進めていたのですが、なんと受けはア○ニーをしているようで…!「え?ア○ニー?風俗に行くキャラでもないし…男が好きな自覚あったの?あれ!?」と思わず冒頭を読み返しに行ってしまいました。

そして、攻めと受けがセックスをしている時に攻めの「俺がドロドロになるまで愛してやるよ」というセリフがあるのですが、ざっと読んでいるせいか「俺がドロドロになるまで」を繋げて読んでしまい、「…いやいや違う違う、状況的にナイって分かるでしょ、俺がお前のことを、ってことでしょ、お前がドロドロになるまでってことだ、そうだそうだ私ってバカだわ」と脳内で納得させたりすることでまた流れが止まりました。
「っていうか、『俺が』って要らなくない?比較対象者も出てきてないのに…」などとまで考えてしまい(軽い逆ギレ?w)、「あー、最中に上司の話とか出てたっけ?」とまた読み返してしまいましたw

加えて、受けが職場も上司も捨てて攻めの元へやって来たときに言うセリフが「デザインしたい気持ちと―――あなたのことが離れなかった」。「…んんん?んーーと…頭から離れなかったってことだよね?うんそれしかないもんね?あ、前のページに『頭から…』ってセリフあったのかも…」と、また立ち止まり、読み返してしまいました…。
「あなたのことが、頭から…。」とかだったら、脳内で「離れないのね、うんうん」と頷いて、つまずくことなく読めたのですが…。

うーん、こんなことは初めてで、自分でも戸惑っています。

そして元恋人?の相原と攻めの関係も、よく分かりませんでした。当事者からははっきりと語られず、受けは第三者から「今はもうそういう関係じゃないと思うし」と知らされます。そして『攻めは恋愛しないしセックスに二度目はない』、ということも聞かされます。二度目がないのは、引き抜き組みに対してだけってこと?かしら??
相原は会社の創設メンバーで攻めの合鍵をいまだに持っている。「オレ以外であの部屋に入れる人間がいたとはね~」というセリフから、自分が攻めの特別である(あった)ことをよく理解している。だけど、相原と攻めがどんな恋愛してたのか全く想像つかない。相原が「昔のお前はつまんなかった」って攻めに言うってことは、恋愛というよりもセフレに近く、ある程度は割り切った関係で公私を共にする「良きパートナー」って感じだったのか?それともそれなりに恋愛してた?んーでも、攻めは「『恋人』ってのはいなかった」って言ってるし…うーん、モヤモヤ。いなかったって、いつから?攻めにとって受けは初めての恋人なの?じゃあ相原は?パートナー?モヤ…。

さ、最後に(まだあるんかいっ)、受けのセリフでどうしても萌えられなかったものがひとつ…「奥まで固いのいっぱい はめて・・・・・」
はめて かあぁぁぁ。ハメるって、自分の感覚では男×女でも男×男でも攻めが言葉攻めで使ったり、猥談で使ったりする言葉だと認識しているからか、違和感ありました。
攻めにはすごく効いたようで何よりですが…。

長々と、申し訳ないです。今まで、漫画はどちらかというと基本的に絵で読み取ってセリフは補足という感覚だったので、文法なんてよくよく読まないと気になったことはほぼなかったのですが…(今まで読んだ作品は気にならない程度には文法がきちんとされていた、ということなのかもしれませんね)。
もちろん完璧な文法なんて求めていない(自分自身も分からないし)ので、もう少し引っ掛かりがなくスムーズに読めて、関係性が明瞭だったら、神評価にさせてもらってました。まだ3作目?今後に期待いたします!

静かなる狂宴…

へ…変態ですwすごくw変態www
そして狂っています。
清明が狂っていて、その子である暁ももちろん狂っていて、暁を好きになった男もまた狂い…新たに道を踏み外す…。狂う方向性がハンパなく非現実的で、とても恐ろしいです。新たに狂った男は作中の会話だけで清明の「方法」を理解できたのだろうか。数年後の話を見れば、理解できたのだろうと推測は出来るが…。
そして清明の妻が夫と息子の関係に気づいているのならば、一番狂っているのは妻なのかもしれない…。

絵や雰囲気はとても素敵

途中まではとても良かったです。
セリフや間の取り方など、全体の雰囲気もとても好きです。ただただ思うことは…

「性癖の壁って、精神論(気持ちが通じあっていればいい)で解決できるレベルのものなのだろうか?」

ジェンダーとはまた根本が異なるけれど、飛田に普通のセックスをさせること、真澄にSMプレイで流血させることは、ゲイの人に女性を好きになれと言うくらい、本能的に違和感があることなのではないかと思うのです。

付き合うってセックスが中心ではないけれど、(出来る状況を前提として)それも込みでのお付き合いであるとするならば、果たして二人に未来は有るのか…。

そして大きな問題が残ったまま、真澄に喜んで貰うために「普通のカップルっぽいこと」をする飛田を痛々しく感じました。「この二人、これからどうなるんだろう…」と不安を覚えて読み終えました。

真澄が完全にSとして覚醒する、または愛が性癖を越えるのであれば分かりやすく飛田がノーマルなセックスでイく、という描写があれば、読後感はまた違ったのだろうと思います。

あとがきで真澄のことを「世話焼きの奧さん風」と表されていたので、お話としては作者様が狙う着地点に二人は落ち着いたのですよね。
ですが、この時点ではハッピーエンド(ガチ兄弟だろうがヤンデレだろうが二人が心身共に満足ならばハピエンと思っています笑)ではないと個人的には感じています。

問題が残ったままなので評価は中立ですが、何らかの決着がついていたら、この評価はガラッと異なっていました。
性の不一致を深刻に捉えすぎですかね…(苦笑)

次の作品に期待します。。

切なキュンキュンしたい時に…

これは愛を知らない琥藍(攻)が、愛を知る(自覚する)お話です。この物語、私にはピッタリと来ました。全て過不足なく、こんなに満足する小説は本当に稀で…。

本当はちゃんと親なりに愛情をかけて貰ったのに、それをうまくキャッチ出来ずに(親も上手に渡せなくて)、「愛ってなに。分からない。」「親にもロクに愛され無かった自分が他人に愛して貰える訳ない。」なんて一度でも考えたことがある人には是非読んで欲しい一冊です。

以外ネタバレです。
傷つかないように心を殺し続けてきた琥藍が切ないし、そんな「無」の琥藍を愛する椎名目線でも片想いの切なさで、キュンキュンです。両方を理解してしまうと矛盾なんですけどね、身動きとれずに平行線なんですけどね、、、、。

デザイナーとパタンナーという関係、ベストだと思いました。一対という感じがして。
いくら才能溢れるデザイナーでも構想を子細に理解してくれるパタンナーがいなければそのデザインが世に出ることは出来ないし(自分で1枚1枚パターンをひいてトワルを組む、というのは非効率的なのでおいといてw)、いくら腕の良いパタンナーでもデザインを書く人がいなければただの宝の持ち腐れ…。
どちらかが欠けたら成り立たない。そんな二人の作品は、これまでもこれからもずっと、二人の『愛の宝物』なんでしょう、うんうん。

琥藍があのタイミングで椎名の「裏切り」に遭うのも、ベストだと思った。それが無ければ、琥藍と織絵の和解はあり得なかった。自分の存在意義に関わるような重大なことについて意識を改めるって、余程の事がない限りは無理だと思う。やはり、同じ目に遭わないと理解出来ないものもあると思うし…。あの琥藍にはあれ以外は無かったと思う。

そして織絵の愛情の証拠も、あれがベストだったんだろうと思う。愛情は物で計るものじゃない。それでも、目に見えないものを、それ自体を信じていない人間に示すには、物は大きな材料だと思う。特に忙しい織絵が「ストーカー」レベルで息子の成長記録を丁寧に保管していたからこそ、嫌でもその愛情を理解することができた、せざるを得なかった、ということだと思うから。

というか何より何より、自分の首を絞めるにも等しい、そんな裏切り(愛情としか読めないw)を与えられる椎名の男前っぷりったら………ほんと、男前過ぎて、もう、もう、大好きな受けです。

出来れば想いが通じあった後のラブシーンをもっと見たかったのですが、琥藍、自覚が無いだけでセフレ関係でもあまあまメロメロのセックスをするので、まぁ、いっか(笑)

文句なし!!

最高に面白かったです。
高校で少しのあいだ付き合う二人ですが、些細な喧嘩を繰り返し…売り言葉に買い言葉で喧嘩別れ…。
でも嫌いで別れた訳じゃないんだから、大学で再会してお酒が入って部屋に二人きりになったら…。そりゃやけぼっくいにナントヤラ…ですよね(笑)
ここまでは男女の恋愛と変わらないけれど、そこに当て馬の女子大生が入ってきたり男同士の未来についての葛藤が出てきたり…。
グルクルしながら二人の未来を手探りで見つけていきます。
それにしても、当て馬女子大生がイイ女すぎた!!いかにも女の子~で、いつもならそんな女の子出てきたら「しっかり振ってやれー!」と思ったりしますが、そんなことは全く思わないくらいにいい子だった。
そしてこのお話、序盤は「男女の恋愛と同じやな~」と思ったけれど、最後は「男同士やから成立した話やな~」と。どっちかが女だったら大学の友達内でのドロドロ裏切り愛憎劇!!みたいになっちゃったかも(笑)
うんこれは、男同士だから書けるお話だーと改めて思いました。
表情もエロもエロエロしいし、大満足です!!(↑文章はあえて、攻め受けの主語を抜いています)

大好物…!

(1)…なんと1巻…!
2巻との間を1日でも減らそうと、読むのを待ちました。
が、やはり大好きな作家さん!これ以上待てずに読みました。

半分タレントのモデル・ヨシカ×新進デザイナー・ミチ

ミチはすっっかり忘れていたが、二人は専学時代の同級生。ミチの作った服を着るためだけに今の道を切り開き
突き進んできた、不憫な(不憫だった?不憫なう?)ヨシカ…との恋のお話……。

んー…、ヨシカはもうずっとミチにメロメロでアプローチしまくりですか、ミチがヨシカへの恋情を自覚するにはもう一歩……?

相も変わらず今回も、慕情&欲情したお顔の
何とキュンキュンさせられますこと!!特にミチは、無自覚に相手の欲情を煽りまくりですねー(笑)
そりゃーヨシカも「俺のことどうしたいの」って言っちゃうわ~(*-ω-)(-ω-*)ウンウン

ヘタレ攻め×男前受けもご健在のようで…何よりですっっ。ミチに寝落ちされた翌日のヨシカの百面相はホンット可愛かったです。

後は次巻でベッドシーンを迎えた時(勝手に決定w)に、ミチが変なことを口走りさえしないでくれたら私は幸せです。
絵&効果音w がどれだけエロエロしくても、そちらは大歓迎ですっ(笑)

どうしたって…

待っていました、緒川先生の新刊。

メインストーリーカプ:
受けの主人公は、体を売っている母親と二人暮らし(実社会で底辺)の梓。
親のように底辺で搾取される側になってたまるかと、並々ならぬ根性と図太さを持っている男。
攻めは父親が経産相で豪華な邸宅に住む(実社会で最上位の)刈野。恐らく小さいころから傅かれて育ち、親の敷いたレールを歩く日常がつまんなくてたまらないんだろうな。お家騒動があったのかなかったのかは知らないが、恵まれてるのにどこか鬱屈してるおぼっちゃまにありがちな、人を人とも思わぬ残忍な一面を持つ男。

タイトル通りのスクールカーストで、1クラスごとに突然始まるカーストゲームで主人公がアップダウンするというお話。校内にばらまかれたトランプを見つけ出し、柄が上位であればあるほどクラス内でも上位の存在になれるというもの。ストーリーの詳細はみなさまレビューされているので割愛いたします。

【感想】受けの梓は、精神的にはキングの素質を持っていると思う。素質というよりは、底辺にならないために強くならざるを得なかったのかもしれないけれども。キングから底辺に真っ逆さまでひどい扱いを受けてもかなり気丈に振る舞えるし(全然堪えていなさそう)、そこらへんのクラスメイトにはまったく怯まず。加えて、賢くて器量もよろしいし。それでも生まれながらのキングにはやはり最後のところで圧倒されて敵わないんだろうなとは思う。
逆に攻めの刈野は、いくら上辺で梓にヘコヘコしてみせても、やはり性質は生まれながらのキング。人を屈伏させることには長けている。むしろ本性を現してからの方がしっくりくる感じですね。

基本的に、現実社会ではどうしたって刈野がキングで梓は底辺。でも!そこを変えることが出来るのが恋愛!!!ですよねー。
刈野、梓の足に縋りついてくれないかしら・・・w

も一つのストーリーカプ:
受けは元底辺で敏感な体を持ついじめられっ子気質の日下部。ちょっと体を触られただけで勃ってしまう淫乱体質がおどおどとしてしまう理由なのか?
攻めは気質はキングに近く(というか、キングの器はあるけれど、欲しいものさえ手に入ればあとはどうでもいい、というタイプに見える)、小さくて弱くておどおどとした可愛いものを愛でるのが大好きな久世。周りが本気になってカーストゲームをやっているのを冷めた目で見つつ、でもちゃっかりと日下部を愛でるために上手にゲームを利用してる。
日下部が自分といてもおかしくないように、自分が持つ上位のカードを日下部に与えてあげるあたり、策士だなぁと思いますよね。肝心の愛で方については1巻では触れられておらず。猫っ可愛がりなのか変態ちっくな可愛いがり方なのかは、次巻にこうご期待でしょうか。

【感想】割れ鍋に綴蓋…。という言葉がぽわんと浮かびました。
可愛がりたい久世と、可愛がられたい日下部。次巻ではきっと、淫乱な日下部が久世によって暴かれちゃうのですね~楽しみ!
しかしながら、皆がカーストゲームに振り回されている中、この二人が一番冷静だなーと思う。日下部は見た目は色々と絡まれているけど、ちゃんと周りが見えている。

2巻で終わるのかしら?緒川先生が「ちゃんとした答えとハッピーエンドを用意するつもり」とおっしゃっているし、個人的には1巻が起承で2巻が転結と進んで欲しいなーと思います(2巻で転、3巻で結なんて、待てませんw)。