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女性たむやんさん

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待ちに待った第6巻!

これを読んだらまた首を長くして待つのだろうと思いながら大切に大切に読みました。
今回も本当に良かったです。

5巻で、静真のお母さんの話を聞き、同棲するために1年かけて結果を出すと決めた湊。
静真に少しでも話して、2人でどうにかする道もあると思うけど、そんな考えは湊にとっては甘えているだけなんでしょう。

そんなこんなで、静真の働く動物病院のホームページに載せる写真を撮ることになった湊。
さすがはプロ。
みんな素敵に撮ってくれるんです。
恋人が職場にいることで静真はそわそわ。
湊を目で追うけれど、目があってもスルーされる。
とは言え彼氏の普段は見ない姿に影できゅんきゅんする湊。
可愛くて良い!!

しかし今回は湊の仕事ぶりがさらに見れます。
納期前でクマを作り、作業する湊。
ボロボロで、元気そうには見えません。
納期前は毎回ボロボロなことがわかる描写もあり、体の心配をしちゃいますね。
そんななか、静真がやって来ます。
いい子で待ってて、と静真を追い返す湊ですが、静真は何を隠そうスパダリですよ!
部屋を掃除し、夏バテ対策の野菜を使ったスープを作ってくれます。
いや、こんな嬉しいことないでしょ、と思いますが、これにわーいありがとー!で終わらないのが湊。
静真の優しさを搾取してるみたいだと言います。
ちがうんだよ、してあげたくなるのよ大切だから!
静真は静真で、納期の前日に押しかけてしまったこと、口うるさく言ってしまったことを後悔します。
追い打ちをかけるように、院長にも言われちゃう。
だけどその言葉を聞いた静真は、自分の中の湊に対する気持ちを知ることになります。
いや、スパダリだけで収まらない、なんて魅力的な男なんでしょうか。
こんなに男前で体力があって明るい男にそんな面があるのは最高としか言いようがない。
でもそれにも勝る強さを持った湊。
2人でいるために、どうなるべきか、を考えている。

今回ももちろん2人の仲良しシーンを見れます。
私は、この2人の仲良しは、なんというか温泉に浸かってるように癒されるんです。
2人が本当に幸せそうで満たされあってて、最高すぎるんですよね。

あと、巽と院長の関係にも少しずつ変化が!
院長がなんでそうまでして写真の女性になりきるのか、院長はお父さんに何をされてるんだ!?と気になることはまだまだあります。
院長と巽のデートはどうなるんでしょう!
次巻も楽しみすぎます。

可愛くてハッピーなふたり

恋人のふりをすることになったかっしーと瑞稀のお話です。
作品全体が男子高校生のあほで元気できらきらした雰囲気で、癒されます。

それにしても、かっしーのギャップがすごすぎます。
それに瑞稀がキュンキュンしてるのが可愛くて、癒されました。

荒んだ心が浄化されていきます。

クズと堅物の行き先は…

木原先生の作品は2冊目です。
1冊目の「箱の中」の文庫本で心を鷲掴みにされたので、次はどれを読もう、と調べてました。
ヤマシタトモコ先生の漫画が好きで、挿絵と表紙がヤマシタ先生ということで、あらすじを読んだらなんか重そうだけど、読んでみたいぞ!とビビりつつ読み進めました。
いや、こんなに満たされるお話とは思わず!

攻めのモモはすごくクズでだらしないです。
読み始めからおいおい、と呆れながら読みました。
なんというか、考えが足りないんですよね。
ちゃんとしようって薬で捕まって3回目で思うあたりが本当にどうしようもない。
当たり前のように実家を手伝おうと思っていたところも、かつての友人に何も考えず会いに行くところも。
だけど、読み進めるうち、モモが魅力的に見えてくるから不思議です。

受けのロンちゃんは、空気が読めない堅物で警察官です。
だけど、モモを救ったのは紛れもなくロンちゃんです。
どうしようもないクズのモモを励まし、責任をとる、と彼は言います。
突き放してもいいのに、それをせず、モモの要求を受け入れるロンちゃん。
そのままラブホテルに入り、好き勝手に言われてセックスを求められます。2人がはじめてしたセックスは、甘さとは程遠いです。
だけどロンちゃんの事後の反応に、モモは驚き焦ります。
ここで、ロンちゃんがとにかく可愛い、と気付かされるんですね。

モモとロンちゃんの関係はセックスと金からセックス、そして恋愛へと変わっていきます。
いや、これが本当にですね、過程がとても良いんです。ふたりともかわいい。

だけど、それまで自分のやってきた罪、家族との別れによって、モモの自己肯定感は最低となっています。優秀な兄と比べられていたコンプレックスもあると思います。
どうにか警察官であるロンちゃんに有益な情報を教えて役に立ちたい!と考えます。
薬のバイヤーになったり、ヤクザと親しくして話を聞き出したり、自分を雑に扱います。
マジでヒヤヒヤしました。

ロンちゃんがやめろと言ってもモモがやめないのは、ロンちゃんがずっと自分といてくれるわけない、と思うから。そんな未来あるわけないって思っています。
ロンちゃんに捨てられる前提なのが、悲しくて、悲しくて。
ロンちゃんも言葉を尽くすタイプではないし、モモが初めてな相手だからどうにもうまく大切なことが伝わらない。

なにか大きなこわいことが起きない限り、気づけないんです。
こわいですね。
途中の薬に関する描写や、モモが自棄になってる場面は苦しくて辛かったです。

始まりこそ甘くない2人ですが、育んだものはお互いを思うが故の痛みを伴った愛です。

読後はほっこり。早く読めばよかったです。

ふたりにただただ幸せに過ごしてほしい

基本的に漫画しか読みませんが、こちらの作品がふと目に留まり、読み終えました。

まず、痴漢冤罪で捕まり、自分の無実を貫いたが故に刑務所に入ることとなった堂野が受けです。
この時点で胸糞なのですが、犯罪をやってない堂野は刑務所の中でもなじめず、理解者を見つけたと思ったらあれだったり、つらい現実が襲い、まわりを信じられなくなります。
彼が懲罰を受けるところは読んでいてしんどかったです。
そんななか、同じ房の喜多川に助けられます。喜多川はある過去があり、感情や言葉が乏しく、会話が独特です。
喜多川がなぜ自分に優しくするのか、堂野はそれまでのことがあり、疑うほかありません。
でも、話すうち、喜多川の年齢に見合わない子供っぽさや、人との関係の考え方に違和感を持ち、情が湧いて来ます。

心を閉ざしている喜多川が懐いて距離感がバグってくるあたり、最高ににやにやさせてもらいました。

堂野は心がつらくて体もつらくてどうしようもない時に助けてくれた喜多川を過去の話や彼の本当に献身的な対応も含めて特別になっていたんでは、と思います。
ただ、ここは刑務所で、相手は男。
痴漢冤罪になるまで市役所で普通に働いていた堂野です。
そしてずっと薄ら暗いかんじなんですよ。しんどい。

私は、喜多川がずっと可愛く感じてました。
彼の罪はわからないけど、殺人罪です。
だけど、堂野の鼻水を手で拭うところなんて本当になんだこれ!!って興奮しました。
堂野を思って見つけたくて働いて働いて探偵を雇う生活を何年もやってたところも。
やっと見つけたのに、堂野。
いや、これが普通の現実なのかもしれません。
だけど、堂野のやることが本当に喜多川のことをなんも考えてない。
いや、だから堂野を探す喜多川をみんな止めたんだよね。
堂野は本当に優しすぎて情のある人間なんだ。
喜多川が一途で好き好き堂野一直線な分、堂野があいまいではっきりしないところや、出所日を覚えていても行けないところ、その他諸々がとてもはっきり出てるのでイライラもやもやします。
でもこれが人間ですよね。
喜多川は過去の経験によってあまりに行動や思考が短絡的というか、シンプルではっきりしているのですよね。
普通に働いて生活していた堂野とはちがっても仕方ないんです。
だけど、喜多川の気持ちを知りながら蔑ろにする気もない感じで蔑ろにする感じが、すごく嫌で、だけどこれが堂野なんだなと思いました。

作品を読み終えても、ふたりが会えなかった間や最後の展開になるまでの時間が長すぎてですね。
それが切なくて切なくて。
喜多川が懲罰受けるハメになった原因はあいつだからね。それなかったらもっとふたり話せてたやろ!と怒りが。
本当に千里の道も…、と思いました。
とにかく幸せに暮らして!

可愛くて愛しくて涙が止まらない

上下左右読んでの感想です。
この右がいちばん幸せでほこほこしますが、これまでの過程がわかるので泣いてしまいます。
ふたりの関係の変化やとしおさんのこれまでを知った方がよりこの作品を楽しめますので上下から読まれるのをおすすめします。

としおさんがずっと可愛くて可愛くて。
進藤はめちゃくちゃ振る舞いや接し方が良いです。
進藤のことをとしおさんがたびたびかわいいと言うのが個人的にはツボです。良い!
ふたりがたくさんの幸せな思い出を積み上げて、お互いを大切にしてることが伝わってきてほっこりしました。
進藤はあまり表に出さないけど、それはそれは日々としおさんのことを思っていて、大切に大切に幸せにしたいんだなとひしひしと伝わってきて、泣けました。
いつも、としおさんの思いを優先する、素晴らしい男。包容力が半端ない。

としおさんは進藤が大好きで、ちうをせがむのも可愛い。
待ち合わせやお出かけではしゃぐのも可愛い。
料理の腕をあげ、進藤の好物を作るところもとても可愛い。

進藤が、としおさんを連れ帰ってくれて本当によかった、と思うたびに、これは純粋な恋愛ではないのかなと思って苦しかったですが、それはちがう。
進藤はとしおさんが可愛くて大切で、としおさんも進藤が可愛くて大切。つまり、2人は相思相愛です!
これはラブストーリーです!

どうかもう悲しい思いをしないで、進藤ととしおさんが幸せに生きていけますように、と願わずにはいられません。
素晴らしい愛の物語を読めて本当によかったです。

あったかくて苦しくてやさしい

前作と同じく、おいしそうなごはんと可愛い種ちゃんに癒されつつ、豊と穣の過去の苦しみや葛藤に涙しました。

穣、お母さんのことが心配で、たまらなくて不安で仕方なかった苦しい気持ちが伝わってきて、つらい。幼い種ちゃんを抱えながらの場面はすごく苦しいものでした。
特に、ピアスを開けてと頼みに行くシーンは相手の返事を含めて本当につらくて。
穣のことを本当に思ってくれる人はそのときはいなかったのだと思ったら、豊と出会えてよかった、と思いました。
細かい事情はわからないけれど、もっと穣のことを家族も考えて欲しいって思ってしまいました。
もちろん種ちゃんは可愛いのです。
だけど、穣はお母さんのこと心配でたまらないんだから、ちゃんと話してあげてよーってなります。
話したところで、少しはやく妊娠したことがわかってあれはつわりで吐いてるんだな、とわかるくらいであんまり意味ないかな。
いや、家族ってこんなものなのかもですね。
お父さんも苦しんでいると話すシーンが前作であったし、大事な人が死んだら苦しいですよね。
だけど、穣の苦しさを強く私は感じました。

とはいえみんなの幸せを願う1人です。
種ちゃんは元気いっぱいすくすく育ってほしい。
穣は豊とめいっぱい幸せに暮らしてほしい。

満たされる!!

3Pってすごく抵抗がありました。
一対一なら満たせ合えるけど、そこから増えると誰かが我慢しないといけなくて可哀想って思っていたんです。
いや、こんなにがっちり合う関係もあるんですね。すごいです。ありがとうございます。

特に、東間のことが可愛くて不憫だと思ってたからめちゃくちゃ助かりました。
玉森も東間もそれぞれちがうタイプの棘のある花みたいです。ベッドの上では、というか、陽介の前ではとろとろになっちゃうのがまた最高。

陽介の甘やかしたがりなところもありがたい!
セッのシーンは本当にあまあまで、癒されます。

東間にバレてやばくなったときに、陽介がする提案は、いつもの私ならなんだこいつ!酷いやつ!となるんですけど、なんかもう3人が幸せならそれがいいよ〜!と喜ぶ自分もいました。
なんやかんやで東間さんだけ離脱にならないかドキドキしてたけど、それもなくてほっとしてます。

最後の方で出た薬の話はめちゃくちゃこわかったです。あまあまで中和されて?いい感じだったと思います。
一巻の天木と春も好きですが、こっちの3人も普通に最高です!

余韻がすごい

だいぶ血に慣れてきて読んだ下巻です。
今回はいじめシーンもあります。

いじめシーンは結構しんどかったです。
そんでそのあとに教室に1人で居る佐田を見つけるシーンで泣きそうでした。
しんどいシーンの後だからか、対比しなるようにしてるのか、佐田がめちゃくちゃ美しい。
間宮も教室入ってすぐ佐田だって認識してる。
つらい思いをしてるからなのか、佐田が言ってくれる言葉を間宮は覚えている。

佐田をたまたま見かけて思い出すくらいには、心に残ってるんでしょうね。
個人的に堪らなかったのは、車の中で佐田に話しかける練習をするところです。
そんな、「普通の」始まりを間宮が考えていたと思うと、涙が止まりません。
結果的に殺されている佐田を見つけ、生き返らせることになります。このとき、研究者と言うよりは間宮自身だったのではないかと私は思います。
好きな人を死なせたくなかったのでは?と。
だけど間宮の佐田に対する思いはややこしく、無意識なものだとこの時は思います。
ただ好きな人ではちがう気がしますが、いい言葉が私の語彙力では見つかりません。

終盤の方になりますが、間宮が佐田をどう思ってるか素直に告白するシーンがあります。
そのあと、佐田も受け入れていて、上巻よりも触れ合いシーンがあります。
これ、続いて欲しい!と思いましたけど、無理でしたね。

間宮が、焦ったり動揺する表情が私は好きです。
佐田の容態が怪しくなり、研究室に入り浸る間宮。
そりゃそうです。佐田といるためには間宮が研究を頑張るほかない。大事な人を失いたくないんです!!
だけども別れの時が近いってわかるから、佐田も間宮と少しでも居たい。自分がいなくなって間宮が困らないように、話しておきたい。ご飯を食べてほしい。
めちゃめちゃ悲しいです。

まあでもゾンビで死ねずに生きるよりは救いがあると思ってもいいのかもしれない。
ゾンビでも間宮と幸せに生きて、と思ってしまうくらいには世界観にどっぷり浸かったみたいです。
でも、読んでよかったと思えます。

仄暗い、行き先がわからない危うさ

血とかスプラッタ系の描写が出ます。
苦手な方はご注意を!

高校教師の佐田が殺され、間宮という男に拾われるところからこの話は進み出します。
結構拷問シーンもあるので、読み進めるのはしんどいかもしれません。
ただ、朝田先生の作風だからか、私はするする読めました。なんかさっぱりしているんですよね。

佐田は気が触れてもおかしくないと思いますが、戸惑いつつ現状を受け入れていきます。
そこがまずおかしい笑。
ビジュアルがめちゃくちゃ綺麗でかっこいいのが印象に残ってます。

間宮は理屈っぽくて捻くれていますが、佐田の言葉に動揺したり、殺しの直前に震えたりと、人間らしさも垣間見れます。
すごい年齢が離れてるかと思いきや、、、。
きっと考え悩み苦しむことが多いせいなのでしょうね。

徐々に佐田が間宮について知ることになり、ふたりの関係性も少しずつ変わっていきます。

ふたりがどうなるか、下巻まで見届けてほしいです。

苦しいのに読み進めてしまう

のばら先生は秋山くんを読んだのが初めてで、こちらは2作品目です。
秋山くんが青春、あまあまって感じだったので温度差で風邪ひくとこでした笑。
全巻読んでの感想です。

まず、この話は全体を通して重苦しいです。
ヤクザものってこういうことか!と思えました。
まったくさっぱりしていなくて、おまけにWカプだからどろっどろしてると私は感じました。

菊池と須藤の生育環境がそれぞれちがった酷さです。菊池はずっと不憫で、誰かこの子を想ってあげてよって何回思ったか、、、。
須藤は抱えている闇が深すぎて、こわいです。菊池と新谷をいじって遊んで、本当に女王様みたい。

私は菊池が推しです。
バカだけど可愛い。健気。可愛い。

最後まで読むと、3人ともまあ救いのある終わりです。
だけど、新谷の心が須藤に向いてる感があります。
ひとりで知らない家に行って新谷の頼みだからって耐えてた菊池を想ってやれよー!
いや、あれだけ重い苦しい闇を共有したら、心は持ってかれちゃうかもしれないよね、と納得する他ない。

すっきりハピエンとはいかないと思う人もいるかもです。
クセになる、重苦しい作品です。
おもしろいはおもしろいです。