上下左右読んでの感想です。
この右がいちばん幸せでほこほこしますが、これまでの過程がわかるので泣いてしまいます。
ふたりの関係の変化やとしおさんのこれまでを知った方がよりこの作品を楽しめますので上下から読まれるのをおすすめします。
としおさんがずっと可愛くて可愛くて。
進藤はめちゃくちゃ振る舞いや接し方が良いです。
進藤のことをとしおさんがたびたびかわいいと言うのが個人的にはツボです。良い!
ふたりがたくさんの幸せな思い出を積み上げて、お互いを大切にしてることが伝わってきてほっこりしました。
進藤はあまり表に出さないけど、それはそれは日々としおさんのことを思っていて、大切に大切に幸せにしたいんだなとひしひしと伝わってきて、泣けました。
いつも、としおさんの思いを優先する、素晴らしい男。包容力が半端ない。
としおさんは進藤が大好きで、ちうをせがむのも可愛い。
待ち合わせやお出かけではしゃぐのも可愛い。
料理の腕をあげ、進藤の好物を作るところもとても可愛い。
進藤が、としおさんを連れ帰ってくれて本当によかった、と思うたびに、これは純粋な恋愛ではないのかなと思って苦しかったですが、それはちがう。
進藤はとしおさんが可愛くて大切で、としおさんも進藤が可愛くて大切。つまり、2人は相思相愛です!
これはラブストーリーです!
どうかもう悲しい思いをしないで、進藤ととしおさんが幸せに生きていけますように、と願わずにはいられません。
素晴らしい愛の物語を読めて本当によかったです。
前作と同じく、おいしそうなごはんと可愛い種ちゃんに癒されつつ、豊と穣の過去の苦しみや葛藤に涙しました。
穣、お母さんのことが心配で、たまらなくて不安で仕方なかった苦しい気持ちが伝わってきて、つらい。幼い種ちゃんを抱えながらの場面はすごく苦しいものでした。
特に、ピアスを開けてと頼みに行くシーンは相手の返事を含めて本当につらくて。
穣のことを本当に思ってくれる人はそのときはいなかったのだと思ったら、豊と出会えてよかった、と思いました。
細かい事情はわからないけれど、もっと穣のことを家族も考えて欲しいって思ってしまいました。
もちろん種ちゃんは可愛いのです。
だけど、穣はお母さんのこと心配でたまらないんだから、ちゃんと話してあげてよーってなります。
話したところで、少しはやく妊娠したことがわかってあれはつわりで吐いてるんだな、とわかるくらいであんまり意味ないかな。
いや、家族ってこんなものなのかもですね。
お父さんも苦しんでいると話すシーンが前作であったし、大事な人が死んだら苦しいですよね。
だけど、穣の苦しさを強く私は感じました。
とはいえみんなの幸せを願う1人です。
種ちゃんは元気いっぱいすくすく育ってほしい。
穣は豊とめいっぱい幸せに暮らしてほしい。
3Pってすごく抵抗がありました。
一対一なら満たせ合えるけど、そこから増えると誰かが我慢しないといけなくて可哀想って思っていたんです。
いや、こんなにがっちり合う関係もあるんですね。すごいです。ありがとうございます。
特に、東間のことが可愛くて不憫だと思ってたからめちゃくちゃ助かりました。
玉森も東間もそれぞれちがうタイプの棘のある花みたいです。ベッドの上では、というか、陽介の前ではとろとろになっちゃうのがまた最高。
陽介の甘やかしたがりなところもありがたい!
セッのシーンは本当にあまあまで、癒されます。
東間にバレてやばくなったときに、陽介がする提案は、いつもの私ならなんだこいつ!酷いやつ!となるんですけど、なんかもう3人が幸せならそれがいいよ〜!と喜ぶ自分もいました。
なんやかんやで東間さんだけ離脱にならないかドキドキしてたけど、それもなくてほっとしてます。
最後の方で出た薬の話はめちゃくちゃこわかったです。あまあまで中和されて?いい感じだったと思います。
一巻の天木と春も好きですが、こっちの3人も普通に最高です!
だいぶ血に慣れてきて読んだ下巻です。
今回はいじめシーンもあります。
いじめシーンは結構しんどかったです。
そんでそのあとに教室に1人で居る佐田を見つけるシーンで泣きそうでした。
しんどいシーンの後だからか、対比しなるようにしてるのか、佐田がめちゃくちゃ美しい。
間宮も教室入ってすぐ佐田だって認識してる。
つらい思いをしてるからなのか、佐田が言ってくれる言葉を間宮は覚えている。
佐田をたまたま見かけて思い出すくらいには、心に残ってるんでしょうね。
個人的に堪らなかったのは、車の中で佐田に話しかける練習をするところです。
そんな、「普通の」始まりを間宮が考えていたと思うと、涙が止まりません。
結果的に殺されている佐田を見つけ、生き返らせることになります。このとき、研究者と言うよりは間宮自身だったのではないかと私は思います。
好きな人を死なせたくなかったのでは?と。
だけど間宮の佐田に対する思いはややこしく、無意識なものだとこの時は思います。
ただ好きな人ではちがう気がしますが、いい言葉が私の語彙力では見つかりません。
終盤の方になりますが、間宮が佐田をどう思ってるか素直に告白するシーンがあります。
そのあと、佐田も受け入れていて、上巻よりも触れ合いシーンがあります。
これ、続いて欲しい!と思いましたけど、無理でしたね。
間宮が、焦ったり動揺する表情が私は好きです。
佐田の容態が怪しくなり、研究室に入り浸る間宮。
そりゃそうです。佐田といるためには間宮が研究を頑張るほかない。大事な人を失いたくないんです!!
だけども別れの時が近いってわかるから、佐田も間宮と少しでも居たい。自分がいなくなって間宮が困らないように、話しておきたい。ご飯を食べてほしい。
めちゃめちゃ悲しいです。
まあでもゾンビで死ねずに生きるよりは救いがあると思ってもいいのかもしれない。
ゾンビでも間宮と幸せに生きて、と思ってしまうくらいには世界観にどっぷり浸かったみたいです。
でも、読んでよかったと思えます。
血とかスプラッタ系の描写が出ます。
苦手な方はご注意を!
高校教師の佐田が殺され、間宮という男に拾われるところからこの話は進み出します。
結構拷問シーンもあるので、読み進めるのはしんどいかもしれません。
ただ、朝田先生の作風だからか、私はするする読めました。なんかさっぱりしているんですよね。
佐田は気が触れてもおかしくないと思いますが、戸惑いつつ現状を受け入れていきます。
そこがまずおかしい笑。
ビジュアルがめちゃくちゃ綺麗でかっこいいのが印象に残ってます。
間宮は理屈っぽくて捻くれていますが、佐田の言葉に動揺したり、殺しの直前に震えたりと、人間らしさも垣間見れます。
すごい年齢が離れてるかと思いきや、、、。
きっと考え悩み苦しむことが多いせいなのでしょうね。
徐々に佐田が間宮について知ることになり、ふたりの関係性も少しずつ変わっていきます。
ふたりがどうなるか、下巻まで見届けてほしいです。
のばら先生は秋山くんを読んだのが初めてで、こちらは2作品目です。
秋山くんが青春、あまあまって感じだったので温度差で風邪ひくとこでした笑。
全巻読んでの感想です。
まず、この話は全体を通して重苦しいです。
ヤクザものってこういうことか!と思えました。
まったくさっぱりしていなくて、おまけにWカプだからどろっどろしてると私は感じました。
菊池と須藤の生育環境がそれぞれちがった酷さです。菊池はずっと不憫で、誰かこの子を想ってあげてよって何回思ったか、、、。
須藤は抱えている闇が深すぎて、こわいです。菊池と新谷をいじって遊んで、本当に女王様みたい。
私は菊池が推しです。
バカだけど可愛い。健気。可愛い。
最後まで読むと、3人ともまあ救いのある終わりです。
だけど、新谷の心が須藤に向いてる感があります。
ひとりで知らない家に行って新谷の頼みだからって耐えてた菊池を想ってやれよー!
いや、あれだけ重い苦しい闇を共有したら、心は持ってかれちゃうかもしれないよね、と納得する他ない。
すっきりハピエンとはいかないと思う人もいるかもです。
クセになる、重苦しい作品です。
おもしろいはおもしろいです。
表題作の「しるされしアイ」と「ヤングアンドラブリー」が収録されています。
「しるされしアイ」では、世話好きの南と喧嘩で怪我ばかりの桜田がメインです。
南は明るく、世話好き。道を踏み外そうとする友達をこちら側にひっぱり戻したりします。そんな南が一目見てタイプだったのが桜田です。
喧嘩で怪我ばかりの桜田を南は放っておけず、しかし嫌われたくもないので猫ちゃんに接するように少しずつ少しずつ、距離を詰めていきます。
ある事件がきっかけで、2人の関係は変化します。
両思いとなり、仲を深める2人ですが、あることが南はずっと引っかかっています。だけど、それがなんなのか、気づきたくない、、、。
桜田も、進路選択の時期になったことで南に対しあることが気になるようになります。
2人とも、お互いのことを想い合っているが故に苦しいです。
私の印象に残っている大好きなシーンは、南が大学受験することになり、桜田は就職することになっていつもの4人組で帰っているシーンです。
「お前なんか落っこっちまえ」と、苦しそうに頬を赤らめながら桜田が南に言うんです!
それがとても可愛くて意地らしい!
最高です!
「ヤングアンドラブリー」では、地元で同棲を始めたノンケの勇とゲイであることを隠す大樹のカップルのお話です。
これ、読んでてすごく苦しかったです。でもあたたかい話でもあります。
大樹はゲイであることをまわりに隠しているんですね。そんななのに地元で同棲はしんどすぎるだろ!って何回も思いました笑。
勇は大樹が嫌がるから言わないっていうスタンスです。それくらいだから大樹が悩むことになります。友人から勇との関係について吹っかけられるんです。意味深な言葉で。
大樹はひとりで思い悩みます。
この発端になった友人キャラが私はいまだに許せません笑。
こうならなければ勇と大樹はお互いのことを確認し合うことはできなかったかもしれないし、大樹も1人苦しむしかなかったかもだけど、本当に嫌な奴だと思ってしまいます笑。
最後は吹っ切れてすっきりした感じで終わるので後味は良いです。
あと、リバも見れます!最高です!
初めて読んだたなと先生の作品です。
全巻読んでの感想になりますが、ミサキとハルの関係性の変化に何度も悶えてしまいます。
読み返して何度も味わいたくなるんです。
というか、こんな始まりの恋愛あるか!?と。
驚きつつ読む手が止まりませんでした。
画力がすごいぶん、怪我の描写が痛々しく感じられます。でも私は慣れましたし、この作品の醍醐味なのです。痛い描写が苦手な方はご注意を。
ミサキはなんというかそんなんで大丈夫なのか?と思うくらい危機感がないです。
ハルは、普通にやばいやつです笑。でも、だんだん可愛く見えてきたりします。
それまでが酷いんですがね笑。
なかなか甘々になるまでが長いのですが、その過程さえもごちそうさまですと言いたくなります。
それくらいお互いを想い合える関係になれた2人は尊いです。
プレイの表記で少し警戒しましたが、虫歯先生の作品ならば読みたい!と思い読破しました。
結果、最高!!!
トキオが流星をこき使い、流星も喜んで応える関係なのですが、トキオのEDきっかけで体のつながりができちゃいます。
最初こそ身体からですが、知らない一面、ピンチに助けてくれたり、いろんな過程があって心もだんだん距離を縮めていきます。
このだんだん心を許していく感じがですね、とても良い!!トキオの見た目が強めなので尚更良い!!です。
読んでいる間、印象に残ってるのが流星の泣くシーンです。一度だけではないのですが、毎回はらはらと泣いております。
それが綺麗で健気で可愛いんです。推しです。
ふたりが健やかに仲良く生活していく感じのラストだったので、とてもとても癒されました。