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受けが理解できない。

そもそもあらすじと本編の内容あってなくないですか?ヘタクソか…(これは多分作者さんのせいではないけれど)。富豪の一人息子って書いてあるけど、『富豪』ではないですよね?あらすじって大事だと思うんです。読む前からそこから想像を広げて楽しみにしていたのに、いざ読んだらあれあれ?みたいな。そんな小さなことからまずつまずき最後まで受けが好きになれずに終わりました。

アルファの攻めとのワンナイトでできた子供を1人で育てるんですが、その思考回路が甘ちゃん過ぎて無理。
金銭面で苦労しており体を売ることを決めるのだけど、国の支援もちゃんとあるって書いてあるのに『若いから』自分でなんとかするって意味不明すぎです…。何がしたいの…。あと個人的に子供を『お前』って呼んでるとこも無理でした……。
うーんなんか全てが噛み合わず私には合いませんでした…すみません。

愛の形は人それぞれですよね。

あー、好き!好きです!!!
絵柄、空気感、雰囲気、全てがマッチして好き以外の言葉が見つかりません。
これがデビューコミックだなんて、またすごい方が出てきてくださいました。
何故こんなに趣味じゃない評価が入っているのか全く分かりません。なぜだ……。

好きなのに好きな人と同じ熱量や方向性で触れ合えない辛さ、そんな自分が嫌になる受けのいっきくんの気持ちが切なかったし、別れ話のときプライドが邪魔して表面上は受け入れてしまう攻めの唐木田さんのひねくれた性格。でも諦めきれなくてもう一度手を伸ばしてしまうどうしようもない気持ち。めちゃめちゃ恋愛してるじゃん。確かにノンセクシャルって難しいテーマはあれど、私は単純なので2人がちゃんと思い合っていて、2人が付き合っていくために模索していく姿に、大変萌えました!

鳩川先生が描くお話をもっと読みたいです。作家買いリストに迷いなく追加しました。

自分自身で最後まで読んで評価していただきたい一作

はっきり言って本作のようなトーンの話は好みではありません。本来なら。
シリアスでドロドロしていて…読んでいて何人もの登場人物を憎みました。弟だったり攻めの猛のことだったり。一稀が可哀想で仕方ありませんでした。
感情がぐちゃぐちゃで正直萌えるという感情からは程遠かった。でも、こんなにも感情を揺さぶられることなんていつぶりだろう、と思いました。重厚で圧倒的な文章力で描かれる物語にいつのまにか引き込まれていた。
あとがきまで読んで作者様がまさに魂を削って完成させたのが本作だと知り、分かりました。本作には魂が詰まってる。作者様の熱量を確かに感じました。途中までは「趣味じゃない」評価を付けようとして思っていましたが、2人が掴み取った幸せの形、作者様の思い、全て総括して「神」評価です。

マヤの世界は中心はネムネム。

本シリーズも9巻目に突入しておりますが、巻を重ねるごとにこのカップルが好きになります!今回も最高に萌えました!前巻で確かにモヤモヤしたままでいましたが、今回の巻で圧倒的な巻き返しです!シリーズの中でも一番好きな巻になりました!

まずルカ!わかります、前巻までのルカはルカ自身がそうなるように仕向けていたので当然ですが、本当に嫌な奴ですよね。でも2人が恋人としての絆をより強くする為に必要な当て馬だったと思います。この辺り消化しきれないと確かに評価は分かれるのかも。私は大好物ですけど!当て馬なんてただのスパイス!それ以上でも以下でもありませんから!ルカという当て馬がいたからこそ、この展開があったかと思うと、いい味出してくれたよ。

展開的には「仕事と私どっちが大切なの!?」っていう感じで拗れていく、まぁ王道な感じですよね。でもケンカ、というより冷戦?から仲直りまでの過程があっぱれ!ねこ田先生さすがです。

イベントの仕事が忙しくなって、ネムをちょーと放置気味のマヤ。寝不足でついにはネムの誕生日にホテルまで行ってまさかの寝落ち!
ネム的には仕事にやりがいを感じてるのは分かるけど、僕より仕事なの!ルカさんともう会わないで!となるわけですね。
そして、距離を置くことになる2人。マヤはネムから別れを告げられるんじゃないないかと、仕事や自分のことは何も手がつかなくなるんですよ。まずこの展開が好きすぎます!
マヤみたいにイケメンでハイスペックな攻めが、ネムみたいに平凡な受けのせいでめちゃくちゃかっこ悪くなって、別れたくない!ネムと別れることになったら…と恐怖する。え?サイコーすぎません?マヤの世界はもうネム中心に回ってるんですよ。ネムがいなかったらマヤはもうマヤじゃいられないんですよ!サイコーでしょ!この時点で神!マヤのネムへの思いの強さを感じられて展開はシリアスだけど、私だけ超ハッピーでした(笑)

今回のように正直どっちも悪くはないけど、気持ちの面では折り合いがつかないってよくあるし、だからこそそれをカップル2人の中で納得する答えを見つけるって大変ですよね。
ネムももうマヤとは…って思うけど、ちゃんと思い直して、とりあえずマヤへ連絡することに。でもなんて連絡したらいいか分からないので、ルーズリーフにまとめようとするんです。そう!ルーズリーフ!8巻でマヤがネムの大学に忍び込んで筆談した時のルーズリーフです!
そこには

「キスしたい」
「バカ」
「あとでね」

……いや、もうね。あの時のルーズリーフこんないい仕事しちゃうの?
このやり取りを見てネムはやっぱりマヤの事が好き!会いたい!ってなるんですよ。あぁ〜私も好き〜。
恋愛をするってこういう日常の小さな事を積み重ねていく事で、なんでもない日常が2人にとっては大切な思い出。なんて愛おしい。ここまで思わせてくれるとはっ!ねこ田先生!
そのあとは収まるとこに収まっての仲直りエッチも最高!でも書き下ろしの「magiac word」が、最!高!なので!ここまであのマジックワードを出し渋ってのこれ!この9巻まで全腐女子に読んで頂きたい!萌えが溢れて語りたいです!

そして欲を言えば、あとがきで先生がおっしゃっているようにマヤのもっとダメダメになるとこが見たかったです!是非とも同人誌で補完していただきたい!

と、なんというか今回は大好きな展開で萌えに萌え、こんな長文のレビューに…。
今回ことでマヤの男振りがさらにパワーアップすることと思いますので、次巻も楽しみです!

GAPS hanker コミック

里つばめ 

片桐的には念願の展開…のはずなのに

ついに陥落とのコピーの通りやっと2人の初エッチでした!そこはとても感慨深い。他の方が仰っているようにお仕事BLの良さが半減とか、当て馬にはお腹いっぱいには力一杯同意しますが、正直片桐同様長谷川さん焦らしすぎ!また寸止め!と思っていたので…。
もちろんそこも含めてノンケだからの葛藤も読み取れて楽しんでいましたが、今回の巻でエッチまでたどり着けて一安心といった感じ。
エッチ描写も意外なほどのボリュームで嬉しい誤算。ここであっさり描写だったら4巻まで待った思いが消化しきれないところでした。

しかし!しかし!私が一番物申したいのはエッチ中とその後の片桐の描写。え、なんかあっさりし過ぎてない?念願の長谷川さんとのエッチだよ?なんでそんなに冷めてるのーーー!?と動揺が隠しきれません。
片桐のキャラじゃないのかもしれないけど、だからこそノンケでクズな片桐が本命を手に入れてらしくなく喜んでる姿が見たかった!

でももしあるなら今後に期待ですね。長谷川さん的には片桐が自分に本気なのは分かったけど、片桐の事だから自分の手に入れた後は飽きられちゃうかもとか、今一片桐の事を信用しきれない(これは片桐の自業自得)でモヤモヤとか、そんな煮え切らない長谷川さんにらしくなく嫉妬したりかっこ悪くなる片桐が見たいです。
ここまで書いてわかったけど、私はイケメンでカッコ良く取り繕ってる片桐が長谷川さんの前でだけかっこ悪くなる瞬間が見たいんだなぁと(クズな素顔をすでに見せてるのは置いといて)。せっかくの年下攻めなので!そう、これからだよね!だから是非続いて欲しい!先生お願いします!

欣也くんイケメン

絵津鼓先生の描くキャラではどうしてこんなにカッコよくて、雰囲気のある方々なんでしょう。今回の、攻め欣也くんもめちゃめちゃカッコいいです。でも受けのことになるとカッコ悪いとこもあって、そういう隙があるとこがズルい!好きー!

そして、受けの拓海くんもなんかちょっとズレてて可愛い。ハムスターに米、ネイチャー、そさお、と名付けるセンス。何なの、可愛すぎる。

内容に全くふれてないですが、とてもオススメの作品です。昨今のエロ重視に飽き飽きしてる方、こちらの作品でキュンとして癒されて下さい。

そして、同人誌で出していらっしゃる2人の初夜も必読ですよ!

うーん物語の中に入り込めませんでした。

内容については割愛。早速感想を。

攻めの九条先輩は一見チャラチャラしているように見えて、その実、裏では苦労していながらも、堅実で真面目。自分や家族のために努力できるいい男なんですよね。そして受けの光春の事を本当に愛してる。うん、とても好きなキャラです。

しかしながら三銃士が光春が恋をしたら占いの力を失うと思って、九条との恋をあまり良く思ってない。果てはそんな光春のことを「堕落」したなんて言っちゃうんです。最終的には三銃士は「能面」と呼ばれるほど表情の無かった光春が占いで人の役に立った時人間らしく感情を出したり、誇らしげだった事が嬉しかった。とありますが、じゃあなんで九条先輩の事を思って光春が動揺したり、光春が光春らしくいる事を悪いなんて言うの!?となんだか納得できない気持ちです。結局は自分たちのために、光春に力を失って欲しく無かったとしか読み取れませんでした。
そしてタイトルの初恋指南って?全然してないじゃん!どこ!?笑
私はてっきりイケメン三銃士たちが甘く優しく恋を知らない光春を導いてくれる物だと思っていたので、そのようなシーンが全く無く、タイトルが合ってないんじゃないかと…。読み落としていただけならすみません。

ナツ之えだまめ先生は甘々で、糖度の高いストーリーが魅力的な作家さんで好きな作品もたくさんありますが、今回は私の好みに合わなかったようです。

予想される結末に

何度も立ち止まりながら読みました。

分かってしまうんです。これからの二人の未来が。絶対に浩一が都合良く生き返るなんてあるわけもなく、そして浮かんでくるのは分かたれる二人。

だから辛くて一気に読んでしまうなんてことできませんでした。

冒頭部分はコミカルでフっと笑ってしまうような所もあります。だけどどこか違和感を感じます。それは根底にはやはり浩一が「死んでしまった」という変わりようのない悲しい事実があるからです。
この作品一冊を通してずっと涙ぐんでしまいました。

そしてなにより他の作品と違うと感じたのはエッチシーンです。

二人のそれは紛れもない崇高な愛の儀式でした。互いに相手の存在を深く刻み込む。忘れないように。忘れられないように。とっても美しい行為。涙せずにはいられない。もう本当に大号泣でした。

まだ読んでいない人は是非読んでほしい。そして私もこんなに素晴らしい作品があるのだと誰かに教えたくなりました。

なんでもない日常に涙

すばらしい作品です。
あらすじからして泣けそうだと予想はしていたのですが……
辛かった;w;
胸が痛くてたまらなかった。

普通のことがどれだけ大切か、恋人と一緒にいれる奇跡。それを実感する作品でした。

※ここからネタばれ

あめちゃんに忘れた能登先生の気持ちが痛いほど伝わってきて、涙ボロボロでした。
たった数カ月まえまで恋人だったのに、一瞬で他人へ。
二人で培ってきた時間も想い出もすべて0になってしまう。
たしかに目の前にいるのはあめちゃんなのに、あめちゃんじゃない。
これだけ辛いことはないよぉぉ…

作者さんの文章の言い回しや雰囲気もすごく好きです。
このごろエッチばっかりの小説に飽きてきていたんで、初めのほのぼのとした感じがすごく好き!

いいリフレッシュ?になったかな。