1〜5巻まとめての感想になります。
(攻)押しかけ女房系スパダリ / 元気溌剌な年下青年 / 一途でひたむきな全力溺愛型ワンコ
(受)村を守る屈強な戦巫女 / クーデレ年上美人 / 不器用な愛し下手 兼 愛され下手
シリアスでオカルトチックでホラーなファンタジー要素をたっぷり詰め込んだBL。島の仕組み、黒海の謎、異常なほどの情報の無さ、覡の過去、不気味な首領や修道院。伏線の張り方が上手で、2人を見たくて読んでるはずなのにBLを抜きにしても真相を追いたくなって止まらないぐらい世界観が凝ってて面白い。本来男の子がいちゃいちゃしてるのはド興奮ものだけど、箱庭の背景を知れば知るほど2人が愛し合ってる姿は神聖的で痛ましくて引き込まれる。とにかく面白い。面白さと知名度が一致してない。もっと人気じゃないとおかしい。
上下巻まとめてのレビューです。
(攻)レンタルお兄さん / 爽やか年上大学生 / 甘やかし上手な溺愛タイプ
(受)強くてしっかり者の長男 / クーデレ年下高校生 / 超強面だけど頭を撫でて欲しい甘えた願望あり
好みに刺さったっていうのもあるけど、個人的にギャップの男 No.1なのではと思う。あんなにいかつくてかっこいいお顔が、照れたり、攻めのことでモヤついたり、スケベな顔になるギャップで飛べる。リアルな絵柄で表情の表現だけで読み取れる感じも最高だった。新も潤太に対して、いかつ!!ってなるものの、どんどん絆されて序盤の余裕そうな感じから嫉妬と焦りで取り繕えなくなってる"虜になってる感"がやばくて好。ただただ甘やかすだけじゃなくて、絡まれがちだけど喧嘩が強い潤太が初めて助けてもらったり潤太とっての初めてが沢山あったのも良かった。かっこいい男の子の可愛いシーンが山ほど見れて最高でした。