腐女子になって結構な月日が経ちましたが、この作品は間違いなく指三本に入るくらい素晴らしいです。なんで神以上の評価ができないんだ…!
人外ものは特別好きなわけでもないですが、この作品の世界観にすごく引き込まれした。そのくらい設定やストーリーを語るのが上手な作者さんです。
ここから下はネタバレになりますが、ご注意ください。
あかしびと、初めてこの字を見たときに「赤い+死人」など物騒な考えをしていましたが、(愛の)証人なんだね…!
シロが段々人な感情をわかるようになり、心臓が動く感覚、温かさを感じるようになったあたりの描写がすごく良くて、読者の私にも思わずシロやミキと一緒に嬉しくなり、二人の幸せを祈りつずつ、それでも嫌な予感をせずにはいられませんでした。
愛はあかしびとにとっての毒。身を滅ぼす覚悟でミキの愛を受け入れたシロ、そして自分の愛が愛しい人を殺す凶器になることを受け入れたミキ、死ぬとわかっても尚愛し合うことを選んだ二人の姿が本当に神々しくて、思わず見惚れてしまいました。(´;ω;`)ウゥゥ
抱きあって目覚めた朝のシーンが綺麗で悲しくて、シロが本当にあのまま逝っちゃうのかと思っていましたが、最後に最高のハッピーエンドを迎えて良かったです!!!(ずっとあかしびとと人間の寿命のことを気にしてたので、シロが人になってよかったです)
続編が出ればもちろん読みたいですが、続編がなくてもとても満足な一冊なので、本当におすすめです!!