一読しました。とても切なくて好きな系統のお話。
でも今ひとつ泣けない。なんでかな?と思ったら、やっぱり引っかかってたのは死神の存在だと思うんですね。ファンタジーのご都合主義はいいんですけど、あの死神って誰なの?というところが引っかかって仕方ないんです。冬至と椿に似ている描写がありましたよね?なんかそこが引っかかってしまって。どなたか理解力のない私に教えてくださいませんか?(笑)
綾ちはる先生の【神様の庭で廻る】が好きだったもので、評判の良いデビュー作である今作を読んでみました。印象的なセリフもあり、書き下ろしも含めて2人の純粋な気持ちが読んでいて伝わってきます。
下巻も面白かったです。ですがBL要素はやっぱり少なめ。本音はもうちょっといちゃつくシーンも見たかったです(笑)
どこまでもカッコいい男3人。本当にいい関係だなと思いました。特に同じ事件に遭い、辛い過去を共有している一真と尚徳は支え合ってこれからも生きて行くのだろうけれども、決して依存ではない、そんな関係が素敵だと思いました。
上下巻を通して思ったことは、イラストが少し合ってない気がします。イラスト単体は本当に素敵なのですが、表紙からこのお話は想像できないし、登場人物も特に一真はなんか違う気がするんですよね。すごくもったいない。
それでも読み応えたっぷりのお話でした。
社会人のオメガバースもの。ベッドシーンは多いですが、特段激しくはなく、苦しいシーンもありません。
オメガの惇也とアルファの竜崎。
この2人は同じアパートの別部屋に住んでいて、だんだんと交流ができてきます。そして惇也は竜崎に惹かれていくのですが、惇也は竜崎のことをベータだと勘違いしているんですね。住んでるのも庶民的なアパートなので、こんなところにアルファは居るわけないよね、と。
番になれるアルファを求めている惇也が、最終的には竜崎がアルファだとわかり恋人になるのですが、竜崎がアルファだと明かすまでは竜崎の魅力って何だろうって思ってしまいました。あんまりいい男には思えなくて。なんなら惇也の友達の恋人の佐田さんが一番魅力的に思えました。
うわー切ない!綺麗事ばかりじゃない男同士の恋愛、同性愛を描いたお話でした。男女の恋愛とは違うんだと言うことが強調されていたように思います。
一読しましたが、3シーンくらい泣いちゃいましたね。本当に気持ちが揺さぶられます。
受けの美里と攻めのアキ。教え子と家庭教師の関係から恋人になります。ですが甘い蜜月は長くは続かず、力を持たない子供のふたりは別れることになるんですね。本当に切ない。美里の片思い時代から切ないんですけど、もう苦しいくらい。
こちらの【春恋】って【秋色】に続くんですよね?続編ですよね?早く読みたくてたまりません。アキと美里、くっついてくれるといいなぁ。