私がこの本と出会ったのは、母の本棚を漁ったからなのですが
題名から見て【職業、王子】ってどんな、なんだろうな…と
思ったのですが、読んでみるととても面白かったです。
話のストーリー的には王子がたまたま出会った男を連れ去り
奴隷にするという王道的な感じで、性奴隷にされた受けが周りの手をかり
日本に無断で帰ろうとするなかで、王子の命を狙う者が色々
画策するという感じですが、この話はそうも行かなかった…!!
やはり、王子受けということで攻めは性格諸々が男前で
日本に帰るのをやめ、王子の命を助けるのですが
助けられた王子は素直にならないまま、攻めを日本に返す
という場面も感動しました。
その後の展開もとてもよっかたですが
私的に次は王子がヤキモチをやくなどという続きが
でればいいなど、個人的な願望を持ちつつ締めくくらさせていただきます。
あべさんが書く他作品がとっても好きでずっと気になっていたのですが、
この度読むことになったのですが、やはりあべさんの書く主人公は
男前だと思います。
零の容姿に似合わない大人っぽいセリフは絶対に春子さん(晴=攻めの母親)に
似たものだと思います。
野生の動物に近い環境に居たからこそ、人の本質を見抜き
心にささるようなセリフを言う零はとっても格好良い受けだと思います。(中身が…)
そして、途中で出てきた攻めのことが好きな勘違い女にはビックリしましたが、
雨降って、地固まる?の如く、晴が零のことを好きだと認識できたのは
良かったと思いました。
私は5巻まで見ているのでこのようなことを言っていますが
受け取り方は読む人によって、違うので
こんな感じなのかな~ぐらいで思っておいてください。