好みの金髪ツンデレ受け縛りで探していたらたどり着いた作品。
最高のラブコメで、とにかく楽しかったです!
プライドの高い勇者・ケインと、感情表現が苦手な天才魔導士・レオの物語。
ケインの泣き顔がとにかくかわいくて、そんな彼を見て大興奮するレオの反応が最高でした。
1話目からぐっと引き込まれる展開で、一気に読み進めてしまいました。
ケインはプライドが高すぎて少しポンコツだけど、ちょろくて可愛くて、表情豊かなところが魅力的。
みんなから愛されている勇者様という感じがとてもよかったです。
一方レオは、自分の感情をうまく理解できないながらも、ケインへの執着や恋する表情が本当にかわいくて…。
ムカつく→好き!に変わっていく過程がとても丁寧で、ニヤニヤが止まりませんでした。
性描写はなくキスのみなので、BL初心者さんにもおすすめできる読みやすさです!
あらすじを見たとき、正直衝撃を受けました。
もふもふで可愛い動物視点でご主人様の恋を描く青春BLアンソロジー…ってどういうことだってばよ?!と思いつつ、わくわくしながら読み進めたら、ほんとに動物視点でした。
表紙にある通り、とてもライトなBLで、健全で可愛い作品が複数収録されています。BL初心者にもおすすめできる内容です。
かわいい動物たちがアシストするおかげで、ご主人様たちが仲良くなる様子を見守るのがとても楽しかったです。
参加されている作家さんも豪華なので、好きな作家さんが複数いる方には特におすすめです。
何より、かわいい動物がたくさん登場するので癒されます。ヒーリングBLを求めている方にもぴったりです。
つるいとと先生の作品って、不思議な魅力があります。万人向けではないかもしれませんが、ぐっと惹きつけられるんですよね。
今回の作品は、美容師の瀬南さん(チャラくて俺様属性ぽい?)と、新人美容師アシスタントの海くん(ちょろかわ健気)のカップリング。
海くんは、自分を変えてくれた憧れの人、瀬南さんのもとで働くことになり、でもちょっとやっかいな「酒癖ガチャ」という癖を持っています。
この酒癖ガチャが本当に楽しくて、いろいろな海くんの表情が見られるのがよかったです。
そんな海くんに振り回される瀬南さんも魅力的で、最初は余裕たっぷりだったのに、最後には海くんを追いかける展開になるのがとても面白かったです。
個人的には、海くんのいないところでぽろっと本音をこぼす瀬南さんの描写が特に好きでした。
細かいことは考えず、ほどよく甘いイチャラブを楽しみたい方におすすめです。
最高でした。
幼馴染/共依存/スパダリヘタレ攻め/不憫天然健気受け──このワードが好きな方なら確実に刺さると思います。
自分の育った養護施設で保育士をする悠馬。そんな悠馬のそばにいたくて“クズニート”を装っている健司。
お互いに深く想い合いながらも「恋人」とは言えない関係性が、あまりにも切なくて愛しい。
受けの悠馬くんの過去はしんどいけれど、それを包み込む健司の優しさがたまりません。
最初は悠馬→健司のほうが依存しているように見えるけれど、離れてみると健司のほうがずっと悠馬に依存していたんだと気づかされます。
健司が頑張れた理由が“全部悠馬だった”って、そんなのもう愛以外の何ものでもない…。
すぐにくっつくわけではなく、一度離れて“新しい関係”を築く過程が丁寧で、本当に良かったです。
約半年ぶりに再会したシーンでは、健司の重たさすら愛おしくてたまらなかった。
最後まで優しくて温かくて、2人の幸せを心から願える素敵な作品でした。
そしてえっちでした!!!!とても!!!!
面白かったです!
こういう形のDom/SubユニバースBLもあるんだ…!と新鮮な気持ちで読めました。私の中では名作認定です。
受けのミキくんはトラウマを抱えつつも、Domである森屋さんや、森屋さんのかわいい娘、しーちゃんとの交流を通して、少しずつ心を開いていきます。
森屋さんもミキくんに惹かれながらも、彼の“カラー”の意味を知っているからこそ葛藤する、そんな繊細な関係性が丁寧に描かれていてとても良かったです。
そして、トラウマの元になった相手との再会と、トラウマ相手の彼が抱えていた“秘密”が明かされる展開には「そうくるか…!」と唸りました。
単なる加害者ではなく、彼なりの苦しみや救いが描かれているのも印象的でした。
紆余曲折の末にたどり着く“笑い合えるラスト”が温かく、すごく良かったなと思える作品でした。
※トラウマ描写があるので苦手な方は注意ですが、過度なシーンはなく胸糞系ではありません。
どうしても読みたくて取り寄せ、新品で購入しました。
さすが凪良ゆう先生……おもしろすぎてページをめくる手が止まらず、さらっと読了。
胸がとても苦しくなった……でも、最後にニコが幸せになったのでそれでよし、です。
学生時代のエピソードはとにかく胸が痛くて、ニコの健気さとかわいさに泣かされました。
昔恋した榮と再会しても、榮には別の想い人がいて(しかも相手は男)。
ゲイの先輩として惚気を聞かされ、自分の好きは本気にされず、すべてのタイミングが噛み合わないまま大人になっていくニコの姿に涙が止まりませんでした。
それでも大人になってからの再会で、今度は榮が追いかける側になる展開にはぐっときました。
正直、攻めの榮のことはあまり好きになれなかったけれど、学生時代のことを思うと余計に切なくて……。
でも、ニコが今幸せならそれでいいな、と思えるラストでした。
大学生BL
ノンケのイケメン戌亥先輩に高校時代から恋している兎月くん。
ノンケの先輩に恋しても報われないと分かっている兎月くんは、ワンナイトで寂しさを紛らわせていた。
そんなある日、ストーカー化した彼女に困っているという戌亥先輩から相談を受け、ひょんなことから一緒に暮らすことに――というお話です。
とても楽しく読めました!
これまでの彼女をヤンデレ化させてきた戌亥先輩が、兎月くんを好きになってからの甘々攻撃が最高でした。
ノンケから溺愛攻めに変わる展開、個人的に大好きです。
そして長年片思いしていた兎月くんの想いが報われて、本当に良かったなと思いました。
攻めは彼女持ち(詳しい描写はありません)、
受けは少しビッチ気質なので、その点が苦手な方には合わないかもしれません。
少し切ない気持ちになりつつも、全体的に明るくて可愛く、えっちで楽しめる素敵なお話でした。
美形×平凡、そして学生BLが好きなあなたは読むべき!
攻めは自分のことが大好きなナルシスト。
そんな彼が、弟の友達陽向くんに出会ってから、気づけばめろめろに振り回されていく様子がとても楽しいです。
陽向くんにときめいていく様子がめちゃめちゃかわいい。
最初は自分大好きの祐樹先輩がどんどん人間味を出していく過程が愛おしくて、読んでいるこちらまでニヤニヤしてしまいました。
陽向くんのまっすぐさとかわいらしい笑顔、きゅるきゅるした瞳も魅力的で、2人の距離が縮まっていく描写がとても丁寧。
美形×平凡の鉄板がしっかり生きていて、学生BL好きにはたまらない一作です。
今年イチオシとさせてください!
かわいい学生BLです。
イケメンで高身長の日馬くんと、身長コンプレックスを抱える明るくてかわいい小森くんの凸凹コンビ。
先生にいやな絡まれ方をしている日馬くんを助けたことをきっかけに仲良くなる2人の関係がとても微笑ましく、仲良しから“好き”に変わる瞬間には思わずときめきました。
日馬くんから告白されたあと、小森くんが“付き合うためのありえない条件”を出すシーンもすごくかわいくて、読んでいて楽しかったです。
正直な感想としては、3話までは神。
かわいすぎて最高の学生BLに出会ってしまった…!と思いました。
ただ、4話以降は少し苦手要素があり、評価は“萌”止まりに。
癖の強い女性キャラが2人登場するのですが、1人は美人の叔母さん、もう1人が元カノ。
どちらもキャラとしては面白いのですが、立て続けに出てきたことでお話に集中しづらく感じてしまいました。
前半のかわいくてピュアな雰囲気がすごく好みだっただけに、後半は少し残念。
主役とは別の強烈なキャラクターが出てくるとどうしても意識が持っていかれてしまうので、バランスって大事だなと感じました。