これは本編に入れていただきたいほどのお話でした。
冴紗の生家で一夜を過ごした次の朝。
甲斐甲斐しく冴紗が朝食を作り、デレる羅剛王。甘い甘い、、、ゲフ
そしていよいよ母上の墓を掘り起こすのですが、冴紗が手で掘ってお手が爪が土だらけ。これには花の宮に帰宅後、女官達にやいのやいの言われてしまうのですが、その後もデレてまた良し、、ゲフゲフ
それよりも掘り返した母上の遺骸の前で羅剛王か述べる感謝の言葉が感動でした。
王家の紋章入りの布で母を包まれ冴紗は嬉し涙をこらえきれません。
これ、シリーズの中も一番の王の贈り物ではないかなと思いました。お幸せに!あ〜甘すぎてお腹いっぱいです!
久々の先生の新刊。とても楽しみでワクワクで読み始めましたが、ワタシには設定が難し過ぎた。
龍が龍母が月龍が、、、と龍にまつわる説明が多く、読んでて物語が途切れるのがツライ。
登場人物や立場的な名前も多くて理解するのが大変でした。
しかしながら天音がなかなかに天然で素直おおらか、そして皇子としての責任感もあって大変好ましい。
蒼月は自分の未来に達観的でありながら天音にどんどん惹かれていって甘々で、自覚無しで妬いてすねるとこが可愛い。最後のエロも良かったなぁぁ
脇キャラも皆魅力的。まだまだ掘り下げられそうで、スピンオフ期待してしまいます。
総じて設定は難しいけどファンタジー好きなので楽しかった!って事で続編を期待して、萌2
あ、錬金術師と不肖の弟子、大好きなのでこちらもいつか続編読めたら嬉しいです。
タイトルと明日美子先生の雰囲気ある表紙で読むの躊躇っていました。
文庫化で先生の、怖くないです、のコメントに引かれ読み始めたら面白いのなんの!!
木原作品は心に痛いところがある登場人物が、まま出てきます。それの料理の仕方が見事で読後なんとも言えない味が舌に残ります。
今作も、体に欠損のある兄弟が、、、となると差別とか偏見とかのテーマしか凡人の私には思い浮かびません。
カメラマンで、兄弟の弟、新を支える仁科もそんな悩みに囚われますが新に、なにがいけんの?、なにがいけんの?、と問われます。
枯葉剤問題や閉鎖的な小村問題が絡み、物語にグイグイ引き込まれて最後の方は、
そうだよな、なにがいけないの、みんな同じなんて気持ち悪いよな、と思いつけました。
魅力的な登場人物、タイトルからは思いもよらないお話、寝食忘れて一気読み!気持ち良かった!
今後の仁科と新、アメリカでの珍道中も覗き見したいです。