長編ファンタジーは飽きてしまうので得意じゃないのですが、気になり購入。一巻まで読了です。
結果は読んで正解でした!
ひとつの精霊をふたりで所有する精霊師(神獣師)。最高です。読み始めから鳥肌もの。作り込まれた設定に惹き込まれて夢中で読んじゃいます。運命の番好きの私にはたまらない関係性でした。
登場人物が多くて名前がなかなか覚えられないとか、物語の核になるメイン主人公の出生の秘密が頑なに明かされないとか、気になるところはあるのですが、そこをひっくるめてもほんと面白くて、「もう!」と思いつつも最後まで読み続けるのだろうと思います。
最近読んだBLの中で一番にオススメかもしれないです!
すごい良かった。
上下巻読んでの感想です!
めちゃくちゃだしモラルを考えるとありえないんですけど、強くて大きな虎が、びくびく震えてるねずみをいたぶってるような感じがいい。
でも実は優しいんですよ。普通とはちがうかもですけどスパダリなんです。攻めがありあまるハッキングの才能を、特に可愛くもカッコよくもないそのへんの弱っちい男だけにぞんぶんに使うんです。
そして受けくんは見た目可愛くないのに可愛いです。BLだとモブ設定や不憫でも見た目はよくて当たり前だと思うのですが、この受けくんは外見に特に魅力はないです。
なのに、それがいい。
これがほんとの可哀想カワイイなんじゃないでしょうか。
とにかく関係性が絶妙で、面白くて惹き込まれる。
上巻表紙の受けの泣き顔にキュンとくる人は好きだと思います!
素敵な表紙イラストに惹かれて購入しての感想です。
ケイトくんは先天性難聴という設定のわりには普通に喋れすぎてると思いましたが、とにかく前向きでこれまですごく苦労してきただろうに良い子で、好感度にじゅうまるでした◎!はなまるもあげたい!
一方のフジナガくんは伝わることはよろこびだと思っているわりに、自分自身の「伝えたい」ばかりで、伝える相手がどう捉えているかを考えることができない人なんだなぁと。オーディションの審査員や劇団員が言ってたことは正論に思えます。自分の思う表現に強い自信があるのであって、本物になりきるカメレオンとはすこし違うのかなとも感じます。周囲の人を観察できてないから空回りな演技して、ケイトくんのことも見てるようで全然見てない・・・けっこう難聴を忘れたように喋っていたので気になりました。
全体を通しては難聴者のコミュニティだったり、手話だったり、演技のことだったり、もりもりな内容で読み応えはたっぷりですが、正直いちばんに何を描いてるストーリーなのか軸があっちこっちいってる印象を覚えました。
個人的にはふたりが発言の受け取り方ですれ違ってしまったシーンがとてもお気に入りで、うまく設定が活かされていて、すれ違いから仲直りして想いを伝え合うところまでキュンキュンしました。
こんなふうにいっぱいすれ違って、いっぱい仲直りして、いっぱいイチャイチャしてもっとボーイズラブしてほしいです!
今後の展開も楽しみです。
上下巻まとめての感想です。
この話はたぶん下巻がメインです。
納得のいく終わりじゃないですけど、グサっと心に残りますね。そういった意味で神評価にしました。
あらすじをあまり書くと衝撃が薄くなるので、自分の目で見て確かめてほしいです。上巻を読む前に下巻の説明を読まないで。
でもなんだろーな。BLのカテゴリーじゃない方がこういうのはいいですよね。どうしても性描写とかイチャイチャしてるところとか読者が喜ぶ感じに描かなきゃいけないから。
これはそーいうのない方が良かったな。
目に見えるBL的な展開がなくても、受け攻めのふたりの心の動きとか、親密になっていく姿とか描けると思いますし。
エロなしで、ズドンと心にくる重たく深い話にして読んでみたかったです。
とても良かったので、感想だけでも書かせてください!
別作品のスピンオフだと知らずに購入し、当たり前に出だしから話がわからず、なんのこっちゃという感じだったのですが、保坂さん(攻め)の顔の美しさに心を掴まれて強引に読み進めました。
途中からは内容が掴めてきて、きゅんきゅんしながら上下巻とも一気読みです。
セリフコマの一つひとつまで面白くて、コミカルなシーンが多くクスッと笑えるのに、三好くん(受け)の悩みはリアルな感じで切なくなったり。
保坂さんがどんな時もストレートに愛情を伝えてくれるんですけど、後半読んでると保坂さんの目が憑依したかのように三好くんめちゃくちゃ可愛く見えてきます。
スピンオフもとの「ジャッカス!」を読んでみてびっくり、とてつもない変化ですよ!
保坂さんは最初から最後まで素敵でした。
あの顔で攻めだなんて反則ってくらいやばいです。
yoco先生に惹かれて買った作品。
旅と自由を愛する記者のベンは、たまたま仕事の都合で滞在していたケニアのリゾートホテルで出逢った英国の皇太子ジェイムスと恋に落ちる。記者であることがバレて一度は険悪な別れ方をしたふたりだが、偶然にも再会を果たす。
ベンはジェイムスとの関係を楽しむが自由でありたい人なので、あらゆるプライベートが制限される皇太子と本気の恋をするなんてあり得ないと思っていた。だが最終的には手離したくないと思うほどに好きになるという話でした。
物語自体はもちろんフィクション、しかし英国王室の内情などがとても詳しくリアルで、まさに現実の中の非現実という感じで面白くのめり込んで読みました!
私は物語内で交わされるふたりの会話がすべて印象的で好きでした。
こんな素敵なふたりならリバも良いなあと思わずにいられません。
気になって読んでみると何やら見覚えがある作風。以前、某人気漫画の二次作品で拝見したことがある作家さまでした!
もちろん今作とは全く別物です。
その時も抜群のセンスに引き込まれ、今作も天才的で最高でした!
偶然にもこうして商業作品でまで先生の作品を読むことができて嬉しいです。
クセ強めで気持ち悪いことしてるのに許されるうみくん(受け)の顔面はほんと可愛いです。
引きまくりで冷静なヤマくん(攻め)のかっこよさと、さりげない優しさにハマります。普段女の人が出てくる展開は好きじゃないのですが、今作品においてはむしろヤマくんの男としてのスペックの証明になっていたのでオーケーでした。
これはちゃんとBLできるの?と心配になる(でも笑える)ストーリー運びが、しっかりムフフな終わり方をします。
切ないところもあり、ふざけてるのにストーリーに重みもある。萌えもある。読了後は満足しかありません。
次回作もお待ちしております。