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エキスパートレビューアー2022

女性甘食さん

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ここで終わりなんて…

今さらながら中華BLにハマって魔道祖師に続き日本語版で出ている3巻まで読みました。やはりストーリーが面白くキャラクター達が良い!

魔道祖師(→同じ作者の)と同じく過去と現在を話が行き来する展開で、しかも主役の神官の年齢が800歳以上という事で様々な過去があり、名前も違っていたり、複雑ではあるんですが、アニメ1.2期を履修してから読んだのでお互いの媒体の分かりにくかった部分を脳内補完できて、小説でもキャラクタービジュアルを想像しやすくて良かったです。

公式カプはお互い想い合ってるのはバレバレだけど、まだモダモダ期で正式に付き合ってはいない様子。まあ終始イチャコラしてますが謝憐は強いけど童貞のままじゃないと力を発揮できない神様という設定なので最後花城との仲はどうなっちゃうんだろう?と思います。

3巻通して面白い天上の神様や地上の鬼達との戦いや冒険譚といった内容で魅力的なキャラクターもたくさん出てくるのですが、この巻はラストが怒涛の展開。主役以外のお気に入りのあのキャラやこのキャラが色々大変な事に!原作は6巻みたいなのでまだまだ半分という事で日本語訳が待ち遠しいです。大作の翻訳で大変だとは思いますが終了作品なので続きをまとめてドンと読みたいです。アニメも3期4期とやってほしい。

刀に乗って飛ぶシステムは今作でも発動していました。天上の神官だから地上の仙人よりもすごいのかと思いきや神様なのに煩悩や欲があったり噂話が好きだったり人間じみている所もたくさんありました。とにかく続き読みたい。

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キャストの皆様が素敵!

よくこんなタイプの違う美しい人達をたくさん見つけたね、と思うくらいイメージぴったりの俳優さんばかりでした。演技もお上手で当時新人に近いような方々も多かったと知ってびっくりです。

主役の2人、まずウェイイン役の方は表情豊かな所と笑顔がいい!茶目っ気たっぷりなのに頼りになる兄貴分なのが素敵。上目遣いもあざとくて可愛い。

ランジャンもまた原作イメージぴったりのクールな氷の貴公子風で最高でした。真面目な彼が酔っ払ってしまう所は原作同様可愛すぎて悶えます。カッコいいのに可愛い。

推しキャラの江澄役の方も目が大きくてはっきりした顔立ちの上の2人とはまた違った可愛らしさでいかにも弟キャラな所がぴったりでした。アニメよりもクールに徹しきれず情が厚い感じに見えました。泣き虫江澄可愛い。(形容詞が可愛いしかなくてすみません)

実写の素晴らしさはセリフも演技も生身の人間がやってくれるリアルさです。あのヒラヒラした衣装でのアクションも素晴らしい。あと風景の美しさの再現の凄さ。雲深不知処は神秘的だし雲夢の蓮池は幻想的で正に仙人の里という感じでした。

忘れちゃいけないのが音楽の力。忘羨ってあんな曲だったのねと思いました。別配信のコンサート映像では主役コンビが現代に転生した姿で(実際の姿)美しい声でこの曲をデュエットまでしてるんですよ!こんな贅沢って他にあります?

藍家兄も江家姉も悪役の皆様も少年世代の弟子の皆様も皆素敵すぎて言うこと無しです。他の作品でもぜひ見てみたいと思う魅力的な方ばかりでした。ドラマの50話って時間的にアニメの100話分くらいのボリュームでしたがぜひもう一周したいと思える壮大なスケールの面白さです。

この人を愛さずにはいられない

世間の大ブームから数年遅れで小説を読み終わり配信のアニメやドラマも堪能中です。どの媒体も素晴らしいけど小説が全ての原点ですからね。

中華ファンタジーながら冒険活劇、ロードムービー、ホラー、サスペンス、ドロドロの愛憎劇、物語として面白い要素が全て詰まっててこりゃ流行るわけだわって感じで、4巻になって「あ、そういやこれBLだったわ」と思い出しました。BL好きだけどブロマンスだけでも充分満足できるのでドラマやアニメもヒットしたのでしょう。悲劇を重ねた後に残った人々の絆や希望を感じさせるストーリーが好きです。魅力的なキャラクター達も良い。

BL成分も急に始まった訳ではなく、1〜3巻で種は撒いてあったので4巻で花開きました。丁寧な作り。真面目だけど一途にウェイインを想い続けたランジャンと弱い人・困った人を見たら助けずにいられないヒーロー気質のウェイイン。素敵な公式カプです。(漢字が難しい人はカタカナ表記)

しかしタイトルにある私の最大の推しは江澄!変換しやすい名もいい。母親似の美貌と気の強い性格を持ち、密かにコンプレックスを抱えたおこりんぼツンデレ坊ちゃんが大好きです。金凌への叔父バカぶりも可愛い。共依存みたいで可愛い叔父・甥コンビも好き。江澄は仙力や人間性など何もかもウェイインに敵わないって思ってるけど江澄だけしか持っていないものがある。それは誰もが支えたい、守りたいと思ってしまう弟気質またはヒロイン気質。父親も本当は江澄可愛くて仕方なかったと思うし、家臣達も江澄を支えたくて仕方ないからあんなに早く江家を再建出来たんだと思うし、ウェイインにしても江澄が可愛いからあんなに献身的だったんだと思う。ウェイインとの憎たらしいけど心の底では愛してしまう愛憎渦巻く複雑な関係性が良いのです。姉弟3人のシーンは全て尊い。

あとアニメの江澄はキャラデザが神。三つ編みにお団子のあのヘアスタイルが特に萌えすぎます。紫もお似合いでまるで蓮の花の精。本当は大好きなウェイイン兄ちゃんといつか本当の和解ができるといいと思います。

久々のレビューが相変わらず暑苦しくほとんど江澄の萌え語りですみません。ドラマの方もレビューできる仕様のようなのでいつかしたいと思います。

みんなでさらざんまい 非BL コミック

豪華すぎる執筆陣

エロではないアンソロジー、でも公式公認でもあるということで公式のキャラデザインのミギーさんの他に商業のBL作家や少女漫画家の先生達がさらざんまいの世界を描いてくれています。どれも可愛くて素敵すぎる。漫画ではなく巻頭カラー1枚とはいえ日高ショーコ先生も参加されていたのに驚きました。中村明日美子先生はご自身の代表作の攻め受けとレオマブのビジュアルが偶然ほんの少しだけかぶってると思いました。黒髪眼鏡受けとか。

女体化しても相変わらず一稀に恋して妄想しちゃう燕太、女体化同士でもバカップルなレオマブ、あの人達はブレなくて良かったです。燕太が一稀を好きすぎて病んでるような所、好きです。

公式自体、女性キャラはお母さん、お姉ちゃん、王子つきの姫位しか出てこなくて、男性キャラはニアBLか兄弟愛(ブラコン)の関係しか出てこないので、さらざんまいはとても腐女子が楽しめるアニメだと思います。カッパは可愛すぎです。




カッコ可愛い2人の警官

ちるちるレビューでは評価低めですが、私はさらざんまいアニメ視聴直後に読んだのでとても楽しめました。2次創作ではなく公式スピンオフなので。アニメの前日譚というかエピソード0みたいな感じ。今作でレオとマブは2人で子育てしてるのですがその子供がアニメでの重要人物です。

パラレルというか不思議ワールドの雰囲気もあるのでアニメのあのノリについていけない人には厳しいかも。でもアニメではシリアスシーンもある2人が昔はこんなに明るくキャピキャピしてたのか、と思うと切なくて泣けます。特にアホ可愛かったマブが変わりすぎてて。

BL的な萌えは少ないかもしれませんが、マブ好きとしては裸エプロンとか美味しい料理をレオに食べさせたい、と頬を染めるのとか、赤ちゃんと3人家族みたいに川の字で寝てるのとか、エロのない子育てBLちっくで私は萌えられました。ナチュラルに一緒に暮らしているのが良いです。

これは…イイ!

大好きな里先生作品の新刊です。受けの吉野には私の大好きな要素いっぱいです。黒髪、元警察、そして…お兄ちゃん大好きなブラコン!なんだこれ可愛すぎる。

攻めの菊地はチャラい性格ですが、暗い過去を背負った人でした。タイトルの孤独な猫とはこの人か吉野の方かそれとも…お兄ちゃん?菊池の幼馴染みのちょっとワルな子も美形で大変よろしいです。この人の話も読んでみたい。里先生の話はカッコいい男の人がたくさん出てくる所が良い。皆ゲイではないけどなぜか男同士で自然に惹かれ合っていく話が多い。これぞBLという感じです。

残念ながら最後までは致しておりませんが、何だか初々しくて可愛らしいカップルなのでOKです。吉野はちょっと天然小悪魔でもあると思う。さすが弟キャラ。

11月には私の1番好きなDOGSシリーズ新作も出るので超楽しみです。あっちは男にモテモテの野良犬風刑事受けです。

表紙買いです

軍服?貴族っぽい衣装が素敵!スラッとしてて2人共スタイルがいいー!ということで試し読み後買ってしまいました。キャリアの長い作家さんで絵が美しいです。少女漫画も書かれているとあって女の子達のキャラクターが可愛くてキャラ立ちもしてます。でも主役のカプを腐女子のように見守る系なので2人の恋路の邪魔はしません。

攻めのアシュアスは金髪の王子様系貴族キャラ。最後まで致してないけど精神的にガンガン攻めてるし受けの唇も奪っています。あの奪い方は攻め!対して受けのデュラントは貧民窟出身だが幼い時に能力を買われて修行した黒髪魔術師。可愛い女子にメスゴリラとか言っちゃう口の悪さだけど他の男にも襲われていたし、こういう女にモテずに男にモテる男前受け大好物なので是非とも2巻で色っぽいシーンも見せてほしい。ほんの導入部分だし何より最後まで行ってないんだから絶対続きがあるはず。

キャラの良さと衣装の素敵さと(フリフリのシャツも少女漫画っぽくて可愛かった)2人の仲のこれからの進展に期待を込めての神評価です。

兄弟ラブコメ

兄弟ものです。義理なので血は繋がってませんが、エリート助教授兄27歳×ワンコ系解体業者弟20歳です。親同士の再婚で兄弟になったけど幼い頃から10年以上は普通に家族として過ごしていたので、まあちょっとお互い変態かな。

シリアスではなく終始明るいラブコメディー。兄は口が悪くていかにもSっぽい口調だけど実は甘々の溺愛体質なのが面白かったです。弟はただただ可愛いワンコですが、天然小悪魔的な所もあり時々兄を生殺し状態にさせます。

悪い人は出てこない楽しい話なので、ドロドロ系が苦手で溺愛ものが好きな方にはおすすめです。登場キャラの中で別カップルもできるのですが、そちらはスピンオフになりそうで個人的にはこちらのカプの方が好きそうです。強がりエリート受け、好物なので。

佐倉ハイジさんのイラストもエロ可愛くて素敵でした。

征四郎のキャラが良い

1951年、敗戦後の日本から進駐軍が引き上げる直前という時代設定のBLロマンス。アメリカ軍人×日本人バーテンダーのお話です。レトロで切ない雰囲気が良いです。進駐軍基地の近くのキャバレーで働く征四郎。女性目当ての店のはずなのにやたらと男にモテてしまう人です。私の好きなやつ。萌えー。

黒髪で儚げに見えてバーテンダーの制服が似合う。細身のベストで腰がキュッとしまって見えるやつ。あのスタイルの男性が出てくるだけでテンション上がります。バーテンダー受けのBLに大体ハズレはないので(個人の感想です)。男の経験もないのに積極的にゲイのジムを誘うなど大胆な所もあるのですが戦地でのトラウマを抱え夜は1人で寝られないという弱さも持ち魅力ある受けだと思います。征四郎という名前も凛々しくて好き。

ハッピーエンドというのも夢があって良い。あの後も時代的には色々困難だらけだったとは思うけど征四郎とジムの2人には図太く幸せに生きてほしいなあと思いました。あれだけ色々詰め込んで一冊にまとまってるのもすごいと思いました。

上質な一冊

90年作。帯にルビー文庫創刊!とありました。新時代の夜明け、BLという素晴らしき大海原への船出みたいなパッションに溢れていたであろうBL黎明期を勝手に想像しました。

この作家は後書きにもあるようにジュネ(JUNE)で書かれていた方で、小説としてのクオリティがとても高く、文章が上手くて話も面白いので一気読みしました。文芸作品との差があまりないようでいてちゃんとBL。ジュネってパドエンが多いイメージだけどこれは違うのがまた良かった(2作の内1作)

表題作「鼓ヶ淵」はホラーBL。終始不気味な昔の角川映画のような雰囲気が良かった。情緒がある。ミステリアスな16歳の少年「雅美」が色っぽかったです。故人である有名声優が攻めの洋ちゃん役をやっていたと知り、作品に興味を持ったのですが大当たり。その声優はBL作品のスタジオ入りする時は「今日は可愛がってやるぜ」と言っていたというハートウォームな話がWikiにありました。

同時収録の「ガーデンセール」はさらに文学的傾向が強く、森茉莉さんみたいな雰囲気があると思いました。切なくて辛くて痛い展開ですが。読んでいてヒリヒリして受けの事が心配になります。登場人物の固有名詞が出てこなくて主な登場人物は「船長」と「男」と「教授」の3人。こういうのも戯曲とかお芝居みたいでおしゃれというかよく考えられていると思う。今見ると逆に新鮮。