神評価です。
秀逸な共依存ものです。
既出ですが、もっと評価が高くてもいい作品です。
三浦の優柔不断さはリアルでした。
そんな三浦に愛想をつかした三浦(妻)と大石が彼から離れていくのもすごく自然。
急な虚無感に打ちのめされた三浦が少しおかしくなったのも読んでて納得できてた。職場の反応もリアル。
終盤で甘ちゃんだった三浦が恥も外聞も捨てて社員の前で土下座しながら告白するシーンは、よくやった、三浦!ってな感じで気持ちよかった。
そして共依存。
Hシーンは結構あった気がしますが、飽きませんでした。
35歳の銀行員の美人なおっさんが大石の魅力にあてられながら、ダメ、ああ、でも気持ちいい、って流されちゃうのがものすごい好きでした。
大石が三浦の人でなし具合に傷つき苦悩しながら三浦を抱く様子も色っぽくてすっごい良かったです。
ストーリー、キャラの魅力ともに申し分ない作品でした。
じわじわきますね。茅島氏。
世界観がステキに独特です。
商業らしく、といったら何ですが
読者が興味をそそられる展開というかシュチュエーションをよくご存知で。という感じです。
茅島氏にぐわんぐわん振り回されました。
1~3巻通してのレビューにしますが、
澄人さん可愛くてしょうがないですっ!!
しつこく詮索してしまう自分を無作法だと恥じらったり、セックス時の恥じらいはあるものの素直な反応も愛らしい。
庭師にだけ臆病な彼はもう萌えすぎてなんかでそうなレベル。
庭師もいい具合に男前。
茅島氏と並ぶと野獣感が増しますよね。
んー素敵。
あと忘れてはいけないのは、脇キャラの面々。皆ほんとにいいキャラしてます。温かい人たちです。
ということで、平和で面白く、読みやすい本です。