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不自然のオンパレード

全然共鳴できなかった。
大好きな作品だっただけに、とても残念。

灰賀くんの家族。
同性愛者ってわかってて招いたのに、微妙に打ち解けられない感じって。
理解できないなら呼ばなきゃいいし、両者にとってメリットないよなあ、と思った。
あと、帰省部分は説明臭い台詞が多い。前から説明台詞は多かったけど、もう少し会話寄りにした方が自然な気がする。
そして実家で発情するのもエロというよりは理性が勝つだろうから、常識的(何が常識かと言われると困るけど)にちょっと…。

次の展開、いくらNo.2だからって3年前に辞めたバイト先からもう一度働いてくれって連絡、普通来ます?社員ならまだしも2年かそこら勤めていただけなのに不自然だなあ…と。
さらにストーカー対策に店に関係ない素人使うって危なすぎするでしょう。
それでモヤモヤ抱えたままホテル入って欲情、しかもメイドコスプレでのプレイ。
情緒も何もなく、勃つに任せてヤるのは全然ドキドキしなかった。

結果何とか無事だったけど、助けてくれた人がマキさんの元彼だとして、そこからどう話を繋げるのか…。

BLは女子の妄想をふんだんに取り込んだ現実的ではない展開の作品も多い。
道端でホストを拾う・幼馴染・先輩後輩・先生生徒とか、王道の展開はもう認知されているので、道にホストは落ちてないかもしれないけど「あ、この展開か」と、すんなり入って来る。
けど、この作品は「ハァ?」と思うことだらけで、無理矢理展開を捻り出した結果、エロを受け止める前に「大丈夫か?」という気持ちになるので入り込めない、相手を思い合う愛情の前に非常識が立ちはだかってしまい、せっかくの2人の尊さが台無し、誰も得しない話に落ち着いてしまった感がある。

次巻は不自然さが減ってるといいな。

闇から出るまでの苦しみ

やっとささやかな幸せが手に入ったと思いきや、迫り来る闇。
どうしてこのままでいられないのか。
どうしていつもこうなってしまうのか。
底辺にいるからこそ希う想い。
見えていた光が消えそうな不安。

どうか幸せになりますよう、読み手も祈らずにはいられませんでした。

美しすぎる表紙

浩然は美人ですが、本文ではほとんど瞳が真っ黒に描かれています。
瞳の中まで光が入っているカットは本当に少なくて、浩然の過去や心の傷も含めて光があまり入らない世界にいる人、という描き方をしているのかなと思い末した。笑い方も変だし。
でも3巻の表紙は瞳に光が入って、今にも壊れそうな儚さもある美しい浩然の笑顔。
極端な話、こんなすごい表紙なら、中身を見なくてもいい話なんだと思える気がしました。
もちろん見事な完結で、切なさ・幸せ・愛が溢れていました。

完結巻が瞳がキラキラの浩然で本当に良かった。

美しい最後

真逆の立場から同居人となり恋人になっていく。そんなことある?つか、話繋がる?と思うけど、自然に繋がるし、その心情の変化や表情の繊細さで、読み手の心を抉ったり鷲掴みしたりされます。
ダーク(底辺)な世界だけど、下に行けば行くほど、上に上がるしかなくなるから、どん底からの幸せは些細なことでも宝石のように大切なものになる。
最後の浩然は千紘にどんな顔をしていたんだろう?
千紘はやっと会えた浩然とどんな話をするんだろう。
ラストの想像も含めて作品にする、おげれつたなか先生の見事な大作だと思います。