エロ度★★★☆☆
DK幼馴染もの。
昔から両思いだったが、受より童貞の相談を受ける攻が、実践で教えていくことから最後までエッチしてしまいます。
ただエッチした後も、二人はお互いに告白することができず、相変わらずな幼馴染のまま。
でもお互い告白こそできないが、きたるべき女の子とのエッチに備えて「エロレッスン」の名のもとに少しずつ開発されていく受なのでした。もう早くお互い告っちゃいなヨな感じで話が進みます。女の子の登場で嫉妬したりもしますが、所詮モブ女子。基本ラブコメなので、攻・受、心のつぶやきで話が進みます。
スピオフで、二人の友達の吉田の血のつながらない兄との話も入ってます。それぞれの目線で「兄が好きだがブラコンではない」「弟を愛しているがブラコンではない」の2話が収録されてます。思いっきりブラコンです。
シーモア読み放題で読みました。
無愛想で人付き合いが苦手なサラリーマン×元モデル
エロ度は低めです。
心を寄せるカメラマンに別れを切り出されたことでモデルを辞めてニートになった雅樹。親友の真琴のすすめで真琴の兄の隆臣の元で住み込みで家事代行を行うことに。隆臣は最初は物腰が柔らかいサラリーマンだったが実は取り繕っていただけで、本来の姿は無愛想で人付き合いが苦手な人間だった。
そんな二人は最初は距離を置いていたが雅樹の気遣いができる性格と温かな人柄によって距離が縮んでいった。
心を寄せるカメラマンの宇佐美を失い、自信も失ってしまった雅樹だが、本来は才能もあり、気遣いもでる男だったため、そんな雅樹をもっと上に行かせるために宇佐美は別れを切り出したんだと思った。
モデルの仕事を再開し、自信を取り戻して行く雅樹と、雅樹の助言や支えによって徐々に雅樹に惹かれていく隆臣。
キスだけでエロいシーンはないけれど、温かい心を持てるようになったり、自信を取り戻したり、不器用ながらも二人で成長していくストーリーで、読み終えた後、心が温かくなりました。
ストーリーの展開はやや強引なところはありますが読んで良かったと思いました。
イケメン気象予報士×売れない漫画家
2023年BLアワードベストコミックランキング1位の作品です。
漫画家になる夢を諦めようと思っていたときに、大学の先輩である瀬ヶ崎に「衣食住の保証はするから俺の言うこと全部聞け」という条件のもと瀬ヶ崎と暮らすようになった棚田葉。葉は奴隷契約と思い、自分たちが恋人同士だとは思っていなかったし、性処理も含めて身の回りの世話をさせられる瀬ヶ崎に素直になれずにいた。葉の反発しながらも瀬ヶ崎に惹かれてしまう様子はヤキモキしますが、瀬ヶ崎の寵愛ぶりが葉にはなかなか伝わらないが私には伝わったので満足です。気象予報士ならではの、瀬ヶ崎が晴れ予報の前日に葉を抱く理由にたまらなく愛を感じます。
作者曰く、最後まで読んだら戻って1話を読み返してほしいとのこと。確かに改めて1話を読むと同じセリフや表情でも違った見方になります。
ゲイ×ゲイはあまり好みではないですが、攻めがイケメンなのでそれほどは気になりませんでした。
お互いにゲイってだけで惹かれあうっていうのは安易な気もしますが、ちらっとでてくる受がUFOキャッチャーのスズメのぬいぐるみを大切に持ち帰るシーンがあったので、そういう優しいところとか、あとはゲイバレはしてないけど、人に気を使わせないようにしているところに攻は惹かれたのかなと思いました。
受けが、まるで乙女のようにキュンとしてて、反応女子じゃんって思いました。
男っぽい受が好みの人にはちょっと物足りないかもしれないです。
あと、仕事ができる上司が受って、同じ部署なのに仕事しづらくないのかなーって現実的なこと考えてしまいました。
でもアラフォーになりなり保守的になってしまうことや、恋をして、二人で色々な場所やお店に行ってみたいという気持ちになって、また恋に向けて進みだすところは共感が持てました。なので、私にとってはキュンが詰まった作品というよりは、アラフォーってそうだよね!っていう共感ポイントがある作品でした。
ラムダンが男であることがウルジパパにバレてしまい二人は離れ離れに。ラムダンは自分の価値について考えます。男の子だから子供は産めないからね。家督を重んじるブルクティーン家にとっては無価値でしかない。
確かにこのままだと姫ポジでずっとウルジに守られて終わりの人生ですよね。ラムダンは男の子なので、対等でウルジで支えていきたいよね。
5巻からはラムダンの旅が始まりました。きっと自分の価値を見つける旅になるんだと思います。冒険、ワクワクします。二人が離れてしまったので、えちシーンは少な目ですが、巻末の書下ろしでちゃんと二人のえちえちを描いてくれるあたりが、読者のことを考えてくださってますね。ありがとうございます!!
ラムダンがどう成長していくのか今後がとても楽しみです。
ウルジパパのママとの話もよかったです。