受けと攻めの関係は、ボスとその犬というような関係性なのですがその関係性は尊いし、受けの犬っぽさがかわいかったです。
あらすじにマフィアやドラッグなど、闇を感じる単語が出てきますが、実際そうです。
ただ、受けが明るいことや、忠犬っぷりのおかげか、受けの可愛さに萌えられる感じです。
また、人という言葉があるからか攻めも受けも自分たちのことを恋人というふうに表現している場面はないのですがそこに闇を感じつつも、だからこそ2人にしかない強い繋がりや愛を感じて萌えます。
それと、目の表現が好きです。円がたくさん描かれている時と、そうでなく描かれた時(「お前はまだきれい過ぎる」と言われた後の目)とそうでなくなった時、こだわりや深さを感じました。
タイトルにも書きましたが、笑いながらヤンデレを楽しむことができました!中々このような作品はない気がします。
あらすじを読んで、コメディ要素が強いんだろうしヤンデレはそこまで堪能できないかなと思っていたのですが、そんなことありませんでした。面白くて笑っちゃいますが、ちゃんと登場人物ヤンデレです。
それとヤンデレあるあるを楽しめる作品だなと思いました。
例えば、ケチャップに何か混ざってるかもとヤンデレ好きの主人公が想像してる時に薬だけでなく血液なども想像している絵があって、ヤンデレ好きは思い浮かべそうだと思いましたし、この表現であってるか分かりませんが、ヤンデレ好きとヤンデレについて楽しく話している気分で読むことができました。
4巻目も最高に面白かったです!
すごくラブラブな3人の姿から、4巻は始まりましたが、見てるだけで幸せになれるくらいのラブラブっぷりです!好きや幸せで溢れています。
はじまりはそのような感じで、三人の愛の深さだったり、強さだったりは揺るぎないものなのですが、不穏な感じもあります。
特に最後は、受けと攻め2人、3人とも別々の場所にいるのですが、5巻目が気になりすぎる終わり方でした。
受けはおそらくですがいい知らせを聞いた感じがしましたが、攻めの1人は物語に不穏さをもたらした攻めの祖父に会っていて、もう1人の攻めはピンチな状態です。
三人がそれぞれ違う状況下にいる終わり方、気になりますがどきどきして最高です。
どのような展開になっていくのかまったく想像できずドキドキですが、5巻目を楽しみです!
攻めの受けを心配する気持ちもわかる!、でも受けがそれに怒ってしまう気持ちもわかる!という感じの喧嘩(家出)からはじまりました。
そして、喧嘩中の会話がパンツで笑いました。2人だからわかる会話というかパンツの話をしているのでそんな深刻でない感じ(受けにとっては深刻でしょうが)で読み進めていったら、深刻な雰囲気になっていってドキドキしました。
ですが、攻めの行動でいい方向に動き出してよかったです。
少し強引だなと思いつつも、その行動が受けのためで、受けにちゃんとそれが伝わって、それが受けの強さになって、受けが母親に「ありがとう」と言う流れは最高すぎます。
そして、一山乗り越えてラブラブな姿を堪能できるなと思ったラストで、ぶっ込んできました!ぶっ込んできた内容はいいことなのですが、次巻はそれが描かれると思うので楽しみです!
読み終わった後の感想は、やばいものを読んだなです。
正直物語の前半までは、あらすじなどで得た事前の情報で想像できたくらいか、それを少し超えるくらいのやばさでした。(その前半部分だけでも、十分読み応えがありました。)
物語の後半は、やばさがどんどんどんどん膨れ上がり、まったく予想してなかった方向に進みました。
受けについては伏線あったのですが、こんなふうに物語が進むとはと驚きました。
攻めの受けへの狂った愛は受けへの思いの大きさを感じ、受けのバカと言われてしまうくらいの明るさと真逆の狂っている姿には動揺させられました。
とても凄まじい作品でおすすめですが、血が苦手な人は注意な作品です。